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見聞録▼19−1 日高義樹氏の「温暖化で北極圏の資源争奪戦が始まった」

発行日時: 2008/2/27

2008年2月27日-水

ヨーロッパのルネッサンスや産業革命で、世界が大きく工業化した様に、コン
ピュータ革命がとどまることなく進み、経済発展を遂げ、エネルギーの需要が急
速に拡大。 日本人が知らない間に、北極圏では国家利益の戦いの場所になり、
世界情勢が大きく変わろうとしている。

その北極圏は、地球儀では南極や北極が小さく見えるが、実際には広大な地域で
ある。 アル・ゴア氏が「不都合な真実」で、言っている様に、北極圏の氷山の
多くが賢常な速度で解け始めており、予想外の早さで氷山がなくなりつつある。
 

アメリカの研究所の報告は「北極圏の氷が解け、大量に流れ出しているためヨー
ロッパの海域の温度が急速に下がっている。 このため、メキシコ湾から北に流
れているメキシコ暖流が届きにくくなり、2007年の夏、ヨーロッパは気温が
上がらず寒かった。 今後この状況がつづけばヨーロッパはますます寒くなる」
と。

地球儀で見ると分かる事だが、日本の雪国、札幌は北緯43度、パリは北緯48
度、ローマ北緯41度、ロンドンは北緯51度である。 昨年ロンドンに出かけた
が、どう見ても札幌よりは暖かい。 東京や大阪は、それらの都市から見れば亜
熱帯気候だ、という事を如実に実感したものである。

それらの都市が何故、札幌程に冷え込まないのか。 それは前述の様に、メキシ
コ暖流のおかげである。 温暖化を深刻に受け止めているヨーロッパ各国が、世
界の温暖化に警鐘をならすリーダーとなって、CO2削減を迫っているのは、一
にかかってこの北極圏へ流れ込む筈のメキシコ暖流が流れなくなる事の恐怖から
である。  

この点は、日本より問題の深刻度は桁が違うと言ってよい。 分かりやすく言え
ば北から南への人口大移動がはじまり、ひいては、過っての大戦の再来という恐
怖である。

しかし一方では、北極圏の米が解け始めたことから、ヨーロッパから北極圏を通
りカナダや北米を経てアジアにいたる最短距離の航路が実際に出現する可能性が
出てきたのである。

北極圏の氷がなくなれば、アラスカ沿岸の大陸棚にある資産は合わせて1兆30
00億ドル、石油だけで6500億ドルの臨時収入を棚ボタで手に入れられる
が、どこの国がその利益を受けるのか? 

アメリカ以外の国々も指をくわえて見ているだけでなく、すでに北極圏の領土争
いを始有をめぐる争いがアメリカ、ロシア、ヨーロッパの国々の間で始まってい
るのである。

この争いは、地球温暖化という大きな自然の変化によって始まった。 CO2削
減を迫りながら、ヨーロッパの現実的な国々は、地球温暖化によってもたらされ
た新しい状況によって膨大な利益を手にしようとしている。 正にしたたかな二
刀流の構えである。

「世界は大きく変わりつつある」というのは、すでに何度も聞かされた言葉だ
が、温暖化がもたらした北極圏の現在の状況は、21世紀の世界の大変動を象徴
している。 注目しなければならないのは、北極圏で新しい植民地戦争が始まっ
ているという事実である。

今週は、テレビ東京の番組「日高義樹のワシントン・リポート」で、お馴染みの
日高義樹氏の近著「資源世界大戦が始まった」から、「温暖化がもたらす資源戦
争に 日本はどうする?」と題して、この書を取り上げたい。

先ずは、日高義樹氏の「温暖化で北極圏の資源争奪戦が始まった」から入りた
い。

1月6日(日) だったと記憶しているがテレビ東京の番組「日高義樹のワシン
トン・リポート」の終了間近に「ヒラリー・クリントンは、おそらく大統領府に
はいれないだろう!」と言いきった日高義樹氏のコメントに、違和感を感じたも
のである。 今ほどに苦戦していない報道が多い時に「よくいったものだ」と
思ったが、直近の報道では、正に敗色濃厚である。 この書ではヒラリー優勢と
かかれているので、その後、昨年暮れには、その見方をかえる予兆を既に、つか
んでいたという事になる。

現在では、日高義樹氏が、国際ジャーナリストのトップといってよいのではない
だろうか。

引用資料
日高義樹:著 資源世界大戦が始まった
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/01f81932.ddccc361.02a700c9.da2dd44b/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5149939%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f12604997%2f

■192−温暖化がもたらす資源戦争に 日本はどうする?

▼19−1 日高義樹氏の「温暖化で北極圏の資源争奪戦が始まった」

本文はこちらから
MagMag http://blog.mag2.com/m/log/0000130195/?YEAR=2008&MONTH=02&DAY=26
ameba http://ameblo.jp/u-nbd/day-20080226.html
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発行者プロフィール

ペンネーム :

  • 定年後1年の再就職を経て2001年秋に独立。  経営の3大要素であるヒト・モノ・カネに無縁の「人を採用せず」「ものを仕入れず」「借金せず」の「インディペンデントコントラクター」として永年培った営業経験を元に「新規事業開発支援業務の受託」を専門に一人起業で法人化。 忙しいビジネスの合間に、日々人間として成長し続けるヒントを綴ったブログ「オンリーワン見聞録」を、隔日発行して「執筆する人生」を愉しむ。

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