隔日刊 心が元気になる オンリーワン見聞録 |
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『 隔日刊 心が元気になる オンリーワン見聞録 』
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発 行 (有) 新規事業開発 代表 肝 付 博 昭
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2007年12月1日(土)
朝青龍が90日ぶりに、日本に戻ってきた。 いつもながら思うのは、空港から
降りてきたところに、叫びながらマスコミの質問が飛ぶ。 これは今回に限った
事ではないが、この節操のないヤジにも似た呼びかけは不快極まりない。 つい
でながらお詫びの会見での質問の中に、程度の低いといううか、稚拙な質問が目
立つ。 おそらく芸能関係などの記者も混じっての事なのだろうが、何とかな
らないものだろうか。
さて、この朝青龍の事だが、日本語が流暢にはなせてもモンゴル人である事、更
にひとそれぞれの固有の性格も考えれば、コミュニケーションの取り方として
は、限度がある。 あの小沢氏でも、、自分の事を「東北人なので、口べた」と
自認した事をおもえば、許されるレベルだと感じるが・・。 横審のメンバーを
見ても、偉そうな事を言えるにふさわしくない御仁もいるではないか。
親方が大関どまりで、尚且つ管理能力に問題が有った事も否めない。 横綱を
はっていない部屋から横綱がでた場合、定年で役職を解かれている元横綱に、一
定期間の個人指導を受けるシステムが必要ではないだろうか。 朝青龍でいえ
ば、記念館館長の大鵬館長が、後見人の様な形で相撲の伝統、横綱としての心が
まえを、せめて1週間に一日、数時間の対話が最も効果があると思えるのであ
る。
さて180便では、諸富祥彦氏の著書「トランス・パーソナル心理学入門」か
ら、「人間の自己成長の完全なサイクル」を取り上げている。 このサイクルの
第1段階である「個としての自分の確立」から、「自分を越えた いのちの働き
に目覚める」「自分を超えた向こうからの 呼び声を聞く」の第3段階までを
「人間の自己成長の完全なサイクル」として取り上げたが、この枠組みは、人間
性心理学の諸理論を手がかりに、諸富祥彦氏が吟味・考察されたものである。
氏は、「人はこの三段階で成熟した態度を身につけるも、不意に訪れる中年期の
危機や壮年期の危機に苦しみに、再び第1段階のプレパーソナルな状態へと下降
する。 そこでその混沌と向き合う事で、新たな自分として生まれ変わり、を体
験して再び第1段階、すなわち個としての自分を確立、そして「人間の自己成長
の完全なサイクル」が循環する」という。
特に「定年」を迎える団塊世代の人は、この危機の時期である。 その危機を乗
り越えるために、必要なのが「孤独の力」であると考えて良い その危機を乗り
越えるために、必要なのが「孤独の力」であると考えて良い。
再掲になるが、180−2便で、次の様に記述した。 「ビジネスやスポーツ、
学問の世界で、本当の意味で自己実現したという人々に、その中できわだった二
つの特徴がある。 その一つは、孤独の時間を大切にしている事。1日のうちで
必ず一人になる時間、孤独になる時間を確保している事である。 もう一つは、
自分に関心がない、という特徴である。 自分が幸せになりたいという要求への
拘りがない。 自分に与えられた使命やビジョンを実現する為に夢中で、自分の
幸せを考えている時間がなく、むしろ世界の課題、日本の課題など社会への関心
が強いからである」と。
本稿を発信しながら、「定年」という形で組織から離脱しなければならない人々
から、定年後の生き方について、問われる毎に答えているのが「オンリーワン起
業」である。 「一人で起業する事から社会との新しい接点が生まれる。 得意
の分野で『自立』をする勇気を・・」と提案しているが、殆どの人は収入目当て
の再就職、すなわち「第2の雇われる生き方」が主流となる。 これさえもまま
ならいご時世だが、それにしても「個」として生きれない人が多い。
大方の人は「誰か仲間を作って一緒に起業」等と、いい歳をしても尚、人と群れ
なければ生きてゆけないと考える弱さを持つのも、悲しい習性である。 尤もそ
の40年近くの間で培ったスキルが「社会で評価されないスキル」、平たく言え
ば「価値」がつけられないという事であれば、情けない話である。 プロ野球で
いうところの「FA宣言」する勇気を持って頂きたいものである。
最終の今回は、 諸富祥彦氏の著書「孤独であるためのレッスン」から、「充実
した孤独であるための条件」を取り上げて、締めとしたい。 この著書の発刊
は、奇しくも「オンリーワン起業」した2001年である。 氏によると今だに
ベストセラーとはいわないまでも、継続して売れているとの事。 その意味でも
お薦めの一冊である。
今日の引用資料 !
諸富祥彦:著 孤独であるためのレッスン
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/01f81932.ddccc361.02a700c9.da2dd44b/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1386860%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11012131%2f
■180 人間の自己成長の完全なサイクル
▼180−4 充実した孤独であるための条件 (FIN)
1)「わかり合えない人とは、わかり合えないままでいい」と認める勇気を持と
う。
「みんなから理解されたい」という気持ちを捨てる事。 「理解してくれる人だ
け、理解してくれれば良い」「わかり合えない人わかってくれない人はそのまま
で良い」「わかり合える人とわかり合え、ふれ合える人とふれ合えれば、それで
良い」という強い信念を持つ事。 必要ならば、人とのつながりを諦めたり、断
ち切ったりする勇気を持つ事。
2)あなたが、人間関係について暗に抱いている「歪んだ思い込みやこだわり」
に気づく事。
自分が人間関係についてどんな信念を抱いているか、意識化せよ。 人間関係に
ついて、どんな勝手な思い込みを抱き、それにとらわれているかを自覚せしよ
う。 例えば「人から見捨てられたら大変だ」とか、「仲間から外されるととて
もみじめだ」とか、「一人では、とてもやっていけない」といった思い込みを抱
いていないだろうか。 これらは全て、非合理的な思い込みである。 そしてそ
れに気づいたら、自分の思い込みに徹底的に反すうしよう。
3)自分の人生で「本当に大切な何か」「どうしても、大切にしたい何か」を見
つける事。
孤独は、あなたが自分の人生で「本当に大切な何か」と出会い、それに気づく為
に必要なものである。 だから、孤独においては、心を開いて生きる事。 大切
なものは大切と認める事。 あなたを魅了する何かに、しっかりと魅了される
事。 何かに、取りつかれてしまう事。
4)「自分は間もなく死ぬ」という厳然たる事実をしっかり見つめよう。
絶えず死の地点から、人生をとらえる視点を持っ事。 「自分もいつかは死ぬ」
「もしかすると、間もなく死んでしまうかもしれない」という厳しい現実。 こ
の現実から目を逸らさない事。 それを直視して人生のゴールの地点から人生全
体を見つめ直す視点を持つ事で、自分にとって本当に大切な何かと、捨ててよい
ものとが、はっきり違って見えてくるからである。
5)自分だけの「たった一つの人生という作品」をどうつくるか、絶えず構想し
ながら生きよう。 その為の想像力を駆使しよう。
「私は、孤独になっても生きていく事ができる」そんな覚悟をした人の多くが愕
然とするのは、自分がこれまでどれほど、他人が敷いたレールの上を歩く様な生
き方しかしてこなかったか、である。 孤独な生き方、一人の生き方とは、お
手本やモデルのない生き方。 一人になった人間に問われるのは、人生の構想力
である。
自分という人間が、一生をかけてどの様な「人生という作品」をつくるのか。
どの様な「人生という作品」を完成させる為に、この世に生まれてきたのか。
この世に生まれてきた事の意味、これから、生きていく事の意味とは何か。 自
分に問いかけながら人生を構想していく力を高めよう。 そしてその決め手とな
るのが、想像力=イマジネーションの力なのである。
6)他人の話を聴く力、他人を認める技術を身につけよう。
「孤独でもかまわない」「自分らしく生きていきたい」と決意し、他者への従属
や世間への埋没から身をひるがえして、自分の足で一歩を歩み始めた時、人は
過ってなかった輝きを放ち始める。 その人が本来秘めていた「個性的な魅力」
が光を放ち始め、自分らしい人生を生き始めているのである。
7)「この人だけは、私を見捨てない。 どこかで見守ってくれている、そう思
える人を見つけておく事。
私は、私の人生を生きていく。 こんな姿勢を貫いて、アグレッシブに人生を生
き抜いていく為に必要なものは、「この人だけは、いつも私を、どこかで見守っ
てくれている」と思える人の存在である。 そんな人の存在を、どこかで感じて
いるからこそ、強気の人生を送れるのである。
8)自分だけは、自分の味方であれ。「自分を超えた地点から自分を見守るまな
ざし」を自分の中に育てよう。
イザとなれば、誰も分かってくれなくて良い。 全ての人に見捨てられても良い
から、自分の信じた道をゆく。 そんな孤独な生き方を貫くには、自分だけは自
分の味方になってあげなくてはならない。「俺だけは、お前の味方だ。 何が
あっても、決してお前を見捨てない」 そんな視点を自分の内に育んでいる事が
できなくては、孤独にとても耐えられるものではない。 しかし、この「無条件
に自分の昧方になってくれる自分」は、実はもはや自分自身を超えた存在であ
る。 それは、自分を超えた地点から自分の全てを認め、見守る眼差し−「何
か、大いなるもの」の視点−が、自分の内に内在化して育んでいくのである。
諸富祥彦 (もろとみよしひこ)
1963年福岡県生まれ。 千葉大学助教授などを経て現在は明治大学文学部助
教授。 教育学博士。 臨床心理士。 日本トランスパーソナル学会会長。 カ
ウンセリング心理学の若手ナンバーワン。 「孤独力」「むなしさ」「生きる意
味」などをキーワードに新たな時代の生き方を提唱している。 著書に「孤独で
あるためのレッスン」(NHKブックス)「生きるのがつらい」(平凡社新書)
「人生に意味はあるか」(講談社現代新書)「上手な悩みの整理術」(三笠書
房)「ずっと彼女がいないあなたへ」(WAVE出版)ほか多数。
http://morotomi.net/
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