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ITでらくらく建設業 Vol.179
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おはようございます。森下です。
10月1日に民営郵政がスタートしました。総資産338兆83
00億円、社員数24万100人の超巨大企業です。手数料の値上
げや職員の法令順守体制の整備が遅れているなど、一般の人々がメ
リットを感じれる部分は少ない印象を受けますが、これからいろい
ろな荒波を受けて変わっていくことを期待したいです。
当然、既存金融機関もサービスやコスト改善を含めて様々な工夫
を凝らし、郵貯の切り崩しに掛かってくると思います。今までと違
い同じ土俵に乗ってきたのですから可能性は高いです。
最終的に一般の人々がメリットを受け、金融業界の国際競争力を
高めるきっかけになれば、小泉元首相が思う本当の郵政民営化が実
現するのではないでしょうか。
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・建設業を取り巻くIT(3週間に1回)
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K060 IT活用の進め方
前回、IT活用が失敗する理由として、5つの段階に応じた理由
をお話しました。具体的には
1.目的が明確でない
2.業務手順が明確でない
3.業務手順の見直しがない
4.自社のITレベルを履き違えている
5.語句や意味の統一ができず、部分最適になっている
です。結果的にITインフラ(LANやインターネット、パソコン)
は世界でもかなり進んだ環境でありながら、業務効率やIT活用度
は先進国でも落第生状態になっているのです。
今回から何回かにわたって、IT活用レベルを上げて、業務改善
を進めるにはどのような進め方をすべきかをお話していきます。
まずは、「ITシステムは道具だ」という当たり前のことをもっ
と自覚することです。自覚するのは経営者だけではありません。従
業員も含めた会社全体でその意識が無い限りまず活用は失敗します。
「ITシステムは道具のひとつである」ということも「いい道具
を買ったからといって仕事が早くなるわけではない」ということも
みなさんよく理解しているはずなのに「ITシステムを入れれば仕
事は早くなる」と勘違いしている例が後を絶ちません。すばやい計
算やミスの無い繰り返し作業をみて、「ITシステムは自分たちの
代わりをしてくれる人」だと思い込むからです。ITシステムはど
んなにがんばっても当初計画した仕組み以外のことはできません。
人間なら簡単に対応できるちょっとした修正(消費税の変更による
売値の変更)でも変更を受け付ける仕組みが存在しなければ、シス
テムは作り直しです。道具だから当たり前なのです。別の言い方を
するとたとえ、機能が少なく安価な道具でも使いこなせば機能が多
い新しい道具よりはるかにすぐれた結果を出してくれます。高いE
RPソフトを買わなくても表計算ソフトでできることはかなりあり
ます。大切なのは業務改善を行う際に「いい道具を買う」ことでは
なく「道具を上手に使いこなす」ことに重点を置いた考え方をもつ
ことなのです。
この考えを会社全体で身につけさせることは簡単ではありません。
トップダウンで「使いこなせ」といっても無駄ですし、外部講習会
で業務と関係ない例題で説明を受けても大半の方は理解できないま
ま講習費だけかかるという悲劇を繰り返しているのです。目の前に
ある業務を既存ソフトで楽になることを実践で身に着けない限り自
覚できないのです。経営者の方々は自分たちが理解できないことを
棚に上げ、「外部講習会や自助努力で何とかしろ」というのはあま
りに無理があるということに気づいてください。ではどうすればい
いのでしょう。
まずは業務をある程度知っている人の中から既存ソフトを上手に
使う人を育てる必要があります。社内で難しければ、社外から支援
してもらい核になる人を作る教育計画を立案実行するのです。当然、
業務評価とのリンクや核になることによる特典も同時に考えていか
なければなりません。外部研修や講習会をうけてもらったり、得た
IT知識を社内に広めてもらうための知識(コーチングやティーチ
ング)も身に着けてもらわなければダメです。
業務を既存ソフトで上手に使う人が育ったら、その人たちから周
囲の人たちへ便利な使い方を業務に即した形で伝えてもらいます。
そのために教えることが好きな人を最初に選ぶことが重要です。ち
ょっとITが詳しいからとか言ってそのような特性を無視した人事
をすると自分の知識として囲い込んでおしまいという結果も起きま
す。業務改善に意欲的でかつ伝える手間を惜しまない人を最初に教
育してください。
目の前で業務のミニ改善をするのですから引き受ける範囲が多す
ぎるのもだめです。おおよその目安として従業員の10人から20
人に一人以上いないとうまくいかないと思います。
遠回りに思えるかもしれませんが、このような人を育てることが
IT活用の第一歩になるのです。
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・略語勉強会
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┃このコーナーでは、建設業・ITに係わる略語をわかりやすく┃
┃説明します。 ┃
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R179
GML(ジーエムエル)
(Geography Markup Language)
GIS(地理情報システム)などで利用する情報を記述するため
の言語です。ISO19136として制定されており、日本では、
G−XMLと呼ばれているものと同じものです。地図上に他の情報
を組み合わせることで今まで見えなかった傾向や対策が見えてくる
かもしれません。
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■発行元 : MINTS(ミンツ)
■発行元URL : http://www.mint-s.jp
■執筆者 : 森下 裕史(hiroshi.morishita@mint-s.jp)
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