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□ ☆ ワールド・ニューズ・メール ☆ 金曜スペシャル版 □
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〓The World News Mail@2005.7.8 No.590 週2回無料、火曜はグローバル〓
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[1]海外便り ○水感覚で飲むケルン・ビール/ほか
[2]特集 ◆軍事・エネルギー協力を強化する中ロ首脳
[3]世界の論調 ◆バルト3国の怒り
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////ニュースフラッシュ☆////////////////////////////////////////////////
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●連立政権へ意欲示す―韓国大統領
【ソウル】盧武鉉大統領は7日、青瓦台(大統領府)で行われた国内主要メディ
ア編集責任者との懇談会で、最近話題になっている連立構想と関連し、「連立政
権は世界的、普遍的に認められた合法的かつ正当な政治行為。韓国でも公開、非
公開に試みることができる」などと述べ、野党との連立に意欲を示した。
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/050707-202830.html
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[1]海外便り
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○水感覚で飲むケルン・ビール(ドイツ)
ドイツはミュンヘンのオクトーバーフェストで知られるように世界有数のビー
ル生産・消費国だ。しかし、最近では消費量ではチェコなどの後塵(こうじん)
を拝している。飲料全体を見ても、コーヒーとミネラルウオーターに次いで3位
に低迷している。
ベルリンなどの大都市では、居酒屋やバーに集まる人が減る一方で、オープン
テラスでカフェラッテを飲む光景が目立つようになった。
だが、西部ケルンではビールが欠かせない。ここでは、サッカー・コンフェデ
レーションズ杯ドイツ大会で日本代表がブラジル代表と引き分けながら歴史に残
る好ゲームを披露した。
コンフェデ杯開催中のケルンは、6月としては異常なほどの暑さで、ビールが
飛ぶように売れたという。レストランやカフェでは、約200ミリリットルと小さ
いグラスに入ったケルン・ビール(ケルシュ)を飲む人の姿が目立った。
ドイツのビールは地方によって味が大きく違っている。ケルシュは透き通って
いてすっきりした喉(のど)ごしが特徴だが、お隣のデュッセルドルフのアルト
ビアーは濃い色で苦みが強い。ドイツ人は、ほぼ例外なく地ビールを誇りにして
いる。
日本対ブラジル戦の前日、ケルン市観光局のスタッフと食事した。彼は約1時
間の間に10杯ものビールを飲んだ。
ケルシュは1杯約200円で水よりも安い。いくら安いといえども、10杯も飲め
ば2000円になる。結局、食費よりも高く付いたようだ。彼はそんなことお構いな
しのようだった。好天気に加え、コンフェデ杯で気分が上々だという。
ブラジル戦後の日本代表の選手たちは、決勝ラウンド進出を逃した悔しさも表
さず、意外にもさばさばした表情だった。選手やスタッフも好ゲームの後、ケル
シュで乾杯したに違いない。(T)
○人口10億人のトイレ事情(インド)------------------------------------
インドのデカン高原で夜行寝台列車に乗った。翌朝6時ごろ、目覚めてふと窓
の方に目をやると、人々が線路脇でしゃがんでいる。
誰もが水を入れたペンキ缶を片手に持っている。南アジアや東南アジアでは大
便の処理は、紙ではなく水だ。それにしてもトイレがない家がどれほど多いのか
一目瞭然(りょうぜん)だ。
南インドのマハーバリブラムのビーチリゾートでも事情は同じだった。10数キ
ロ延々と続くビーチは、砂もきれいだしホテルにしても緑の多いしゃれたリゾー
トホテルだ。
だが早朝、浜を散歩して唖然(あぜん)となった。人々が浜でしゃがんでいる。
浜の人々はペンキ缶を持ってはいなかった。砂を使うのかなと思ったが違った。
用を足すと人々は立ち上がって海岸まで歩き、改めてしゃがみ直して海水で洗っ
ていた。
なるほど天然の水洗便所というわけだ。ベンガル湾の海水はこうした汚物を処
理する能力は十分持ち合わせてはいる。だがこうしたビーチでは、男はともかく
女性が泳ぐというのはかなり無理がある。
インドでは観光産業振興に力を入れているが、まずは公衆トイレを作ることか
ら始める必要があるのかもしれない。中国でもトイレがない家は多いが大方、公
衆トイレが完備されている。
しかし、公衆トイレを作ったところで、話は簡単ではない。これまで慣れ親し
んできた習慣を変えて公衆トイレで用を足すようになるまでには、多大な公教育
と社会教育力を動員しなければならないからだ。
ミドルクラスの層が薄く、社会の底辺にうごめく人々が圧倒的多数を占める人
口10億人のトイレ事情を変えるということは大変なことだ。(I)
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[2]特集…軍事・エネルギー協力を強化する中ロ首脳
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●日米同盟切り崩しへ着々、対日包囲網の構築図る
中国の胡錦濤国家主席は3日、4日間にわたるロシア公式訪問を終え、カザフ
スタンのアスタナで上海協力機構の首脳会議に出席した後、英グレンイーグルズ
での主要国首脳会議(サミット)の関連会合に参加中だ。中国はアジアの新たな
「まとめ役」としての存在感をアピールする一方、中ロ間は国境線を画定、軍事、
エネルギー問題での協力を強化し、米一極支配に対抗。国連安保理改革案にも反
対し、日米同盟切り崩しへ揺さぶりを掛ける対日包囲網を築き始めている。(香
港・深川耕治)
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●中ソ対立清算と中ロ関係強化
中国は2008年の北京五輪に向け、日本に取って代わる「アジアの盟主」のイメ
ージを国際社会へアピールすることが有益と判断、胡国家主席はグレンイーグル
ズ・サミットで主要8カ国(G8)と中国、インドなど5カ国の対話会合に出席
して存在感を強める腹積もりだ。
中国の参加は2年前の仏エビアン・サミットに続き2回目。「途上国の盟主」
を脱皮し、日本をしのぐ「アジアの新盟主」の座を勝ち取りたい大国の自信を深
めつつあり、中国を含む「G9」を視野に、米一極体制に対抗するために日米同
盟切り崩しの突破口としたい狙いがある。
サミット直前の胡国家主席のロシア、中央アジア歴訪の動きを見れば、用意周
到に外堀を埋めて日本包囲網を築こうとの戦略的な外交姿勢が鮮明になっている。
中国がロシアとさらに関係を強化し、日米同盟切り崩しに積極的に打って出る背
景には、6月、中国がロシアとの国境画定に関する批准書を交換し、41年にわた
る紛争に終止符を打ったことが大きい。
全長4300キロの中ロ国境は1964年2月に始まった国境画定交渉以来、軍事紛争
も勃発(ぼっぱつ)し、40年にわたる協議を経て最後に残った中ロ国境の河川、
黒竜江(アムール川)にある黒瞎子島(大ウスリー島)と銀竜島(タラバロフ島)
、アルグン川にあるボリショイ島の3島の帰属問題が6月2日、批准書交換でよ
うやく解決した。
日本の北方領土問題が難航するのを尻目に、大ウスリー島とボリショイ島は中
ロで分けられ、タラバロフ島は中国側に引き渡されて最終決着した形だ。中ロは
これを弾みに原油、天然ガスなどエネルギー問題での協力を強化、20年ぶりに合
同軍事演習を8月に行うことで「大国」間の蜜月ぶりを強調。
●中国向けに傾くシベリア・パイプライン
ロシアはシベリアのパイプライン問題で、懸案となっていた日本向けよりも中
国向けの石油供給を優先する可能性を示唆し始めた。胡国家主席は3日、ロシア
の西シベリア・ノボシビルスクを訪問し、黒竜江省とシベリアの地方レベルでの
経済貿易協力の強化で合意したことで布石を打った。
4日にはカザフスタン入りし、カザフ西部の油田と中国を結ぶ石油パイプライ
ン早期完成など、エネルギー協力拡大をうたった共同声明を発表。“エネルギー
外交”を着々と進める。
中国は米国に次ぐエネルギー消費国。五割以上を占める石炭に次ぎ、約2割を
占める石油の需要はさらに拡大する傾向で、原油輸入依存度は昨年、4割を突破
し、国家発展・改革委員会の報告によると、2010年には原油輸入依存度が50%を
突破する見通しだ。
中国、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾が領有権を争って
いる南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島についても中国は3月、ベトナム、フ
ィリピンと海底油田の共同探査に乗り出すことで合意、領有権の画定を先送りし
て石油資源の埋蔵に期待を掛けている。4月にはインドと国境交渉を開始。エネ
ルギー、経済貿易、軍事で協力強化を進めている。
さらに胡国家主席は1日、プーチン・ロシア大統領との会談で米国の一極主義
に反対し、国連中心主義を提起。3日には国連の安全保障理事会常任理事国入り
を目指す日本やドイツなど4カ国(G4)の枠組み決議案に事実上反対する中ロ
共同声明を発表した。当初、反対に慎重姿勢を示していたロシアの取り込みに成
功し、国連改革議論でも発言力を増そうとしている。
●対日参戦と抗日戦勝の60周年で意気投合
胡国家主席の訪ロは5月の対独戦勝60周年記念式典出席に続き、今年2度目。
今回は、中国にとって重要な中国共産党結党記念日に訪ロの時期を選び、ロシア
重視の姿勢を示した。今年は抗日戦勝60周年に当たり、旧ソ連軍の対日参戦を踏
まえて中ロの蜜月ぶりを国際社会に示す絶好のタイミング。8月、中ロの合同軍
事演習が予定されていることは日本包囲網の着実な一歩ともみられる。
中ロ合同軍事演習は01年に提案されて以来、両国の思惑が折り合わなかった。
ロシアメディアによると、中国側がロシア辺境地域での演習を打診する一方、ロ
シア側は中央アジアでの反ロシア勢力への圧力を加える目的で中国新疆ウイグル
自治区での演習を逆提案。
これに対し、中国は台湾海峡に近い浙江省沿岸での演習を再度逆提案したが、
日米への過度な刺激を嫌うロシアは渋っていた。折衷案としてウラジオストクと
遼東半島沿岸を含む黄海上での2段階の演習に最終的には落ち着いた。
ロシアとしてはチェチェン問題やグルジア、ウクライナ、キルギスでの民衆革
命で野党が政権を奪取したことへの懸念、中央アジアでのイスラム過激派の拡大
に「待った」を掛けるためにも中国との軍事演習は早期実現しなければならない
との焦りがあった。
中ロ双方は合同軍事演習について「仮想敵はない」と言明しているが、中国は
台湾海峡への介入を示す日米双方を「仮想敵」として牽制(けんせい)している
のは明白。台湾海峡問題に介入することに極めて慎重なロシアを「共闘」の場に
引きずり出したい狙いがある。
●合同演習で武器売却の利害関係も緊密に
さらには、合同演習は「売り手」のロシア、「買い手」の中国双方にとって、
武器売買に最大のメリットがあり、中国は実戦演習でロシア製兵器の性能、精度
を確認できるだけでなく作戦情報も相互交換できることに重きを置いている。
大連紙「半島晨報」などによると、「友誼(ゆうぎ)2005」と名付けられた中
ロ合同軍事演習は8月18日から25日まで3段階で進行。ロシア軍3000人と中国軍
5000人以上の兵力を投入し、第1段階はウラジオストク周辺のロシア極東軍管区
で行い、第2段階は遼東半島沿岸と黄海上、第3段階は同地域での実戦的な実弾
射撃訓練になるという。
演習ではロシア空軍の戦略爆撃機ツポレフ(Tu)95による巡航ミサイル(射
程3000キロ)発射訓練やロシア第76空挺師団の降下訓練、ロシア第55海軍陸戦師
団の上陸訓練などが予定されている。
スホイ27SM爆撃機も使い、ロシア海軍太平洋艦隊の一部も参加する。ロシア
国防省は同演習を「反テロ戦争での連携強化の一環」としているが、中国の台湾
武力侵攻に加担しかねない同演習内容は台湾だけでなく日米にとっても脅威とな
りそうだ。
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[3]世界の論調
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◆バルト3国の怒り(ドイツ紙「フランクフルター・アルゲマイネ)
国境条約、学校教育、ロシア語を話す少数民族の役割、最近の歴史の解釈など、
バルト3国とロシアの間には対立が山積している。さらに、バルト海の天然ガス
のパイプライン、カリーニングラードの建市750年祭をめぐって、さらなる争い
が生じている。
その上、バルト諸国の怒りは、歴史的、文化的に関係の深いドイツにも向けら
れている。リトアニアの外相が、ドイツは中東欧の歴史的、政治的に敏感な点に
配慮が足りない、と批判したのだ。
経済的、政治的な利害が関わっているだけではない。西欧で意識される以上に、
バルト諸国では歴史的な経験や記憶が生々しい。ほとんどの家族が強制連行、政
治的な殺害、精神的な不自由を味合わされただけに、その苦しみを少なくとも認
めて欲しい、という気持ちが強い。
ケーラー・ドイツ大統領、ラスムッセン・デンマーク首相、欧州連合(EU)
のフェアホイゲン委員(拡大担当)のように、感情移入の強い政治家は、ロシア
の責任に明白に言及しているが、これは例外である。ナチス・ドイツの犠牲にな
ったバルト諸国の人々に、和解の意思が欠けているのではなく、ロシアとドイツ
の枢軸復活に対する心配のあまり、自分たちが押しやられ、無視されている、と
感じているのだ。
ごく最近まで、フィンランドからラトビアに至るEU加盟の小国は、ドイツを
自分たちの理解者だと思ってきた。バルト海の天然ガス・パイプラインはバルト
3国とポーランドに、安くて、環境にやさしいエネルギーを供給し、ロシアへの
エネルギー依存を減らす、と期待されてきた。
ところが、これら3国には西側からも無視され、道具扱いにされた、との不満
が出てきた。3国はEU、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を通じて、自
分たちの利益を守り、影響力を広げられる、と思ってきた。今やバルト3国から
ウクライナ、ポーランドを経て、グルジア、アルメニアに至る新しい「枢軸」が
出来上がった。毎日のように人が往来し、ベラルーシの民主化にも手を貸してい
る。
かつての勢力圏を次々と失ったロシアにとって、これは憂慮すべき動きである。
カリーニングラードにドイツ首相とフランス大統領を招きながら、隣接するポー
ランドとリトアニアの大統領を呼ばなかったことに、ロシアの意図が明確に読み
取れる。(7月4日)
●その他…
http://www.worldtimes.co.jp/wtop/paper/main.html
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■編集後記
▼インドのトイレ事情を紹介した海外便りですが、砂浜で用を足して海水で処理
することが不衛生かどうかは、海がどのくらい処理能力があるかにかかっていま
す。死んでいない海、生きている海ならば、ほとんど問題ないのでしょう。人口
900万人のニューヨーク。屎尿処理はゴミと共に行政の大きな課題です。ゴミは
スタテン島に捨て、屎尿は船で大西洋にもっていって流している。空から見ると、
大西洋に黄色い帯が出来るという話を聞きました。半分は冗談でしょうが、NY
で魚料理に手が出なくなったのはそれからです。(S)
▼2012夏季のロンドン五輪決定の喜ぶトラファルガー広場の民衆には、決選がフ
ランスだっただけに因縁めいた高揚感を感じますが、再び新聞のトップ記事をに
ぎわすロンドン地下鉄等の「同時爆発」。まさに好事魔多し。サミット主催、E
U議長国、五輪招致と英国が注目されているところに怨念めいた事件です。テロ
の可能性が濃厚と思いますが、悪辣な挑発を乗り越えて平時の発展を築いて欲し
いものです。(K)
【声の投稿・質問】 wnm@worldtimes.co.jp
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