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[WNM 5/2]北朝鮮のシリア核協力−米政府、なぜ今 情報開示?

発行日: 2008/5/2

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[1]海外便り  ○行き過ぎた悪ふざけ(フィリピン)
[2]特集    ◆北朝鮮のシリア核協力−米政府、なぜ今 情報開示?
[3]世界の論調 ◆チベットの謎(独紙)

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[1]海外便り(ブログ http://blog.worldtimes.co.jp/ …世界おもしろニュース)
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○行き過ぎた悪ふざけ(フィリピン)

 以前、フィリピンの刑務所で撮影された囚人のダンスが動画投稿サイトの
YouTubeにアップされ話題となったが、今度は病院での手術の様子を撮影
した映像がネットに流出し大きな波紋を呼んでいる。

 問題の映像は誤ってスプレー缶を体内に入れてしまった男性の手術の様子を携
帯電話で撮影したものだ。映像では医師が患者の体内からスプレー缶を取り出す
際に「赤ちゃんが出てきた」などと冗談を言い、さらに取り出したばかりのデオ
ドラントスプレーをその場で使っておどけて見せ、見物していた大勢の看護師ら
が大爆笑する様子が収められている。映像には手術室にデジカメや携帯電話を持
ち込み手術の様子を撮影する、何人もの看護師と思われる人物の姿もあった。

 問題の映像は既にYouTubeからは削除されているが、あまりに非常識な
内容に最初は冗談で撮影した「偽手術」だと受け取られていたようだ。

 一般人が考える医療現場とは懸け離れた不謹慎な映像は、医療機関の信頼を著
しく損なう結果となり、政府が進めている外国人向けの医療観光プログラムへの
影響も懸念されている。厚生省はこの事態を深刻にとらえ、関係した医師の免許
剥奪(はくだつ)などの厳しい処分も検討している。

 どういう経緯で患者の体内にスプレー缶が入ったのか定かではないが、手術の
最中に周りでこんなばか騒ぎされた揚げ句、無許可で撮影された手術中の姿を
ネットで世界中に発信されたと知った患者のショックは計り知れず、地元メディ
アの報道によれば病院側を訴えることも検討しているという。

 いくら冗談好きのフィリピン人とはいえ、命にかかわる現場での行き過ぎた悪
ふざけは、笑って済ますわけにはいかないようだ。(F)


♪ブログでコメント
http://blog.worldtimes.co.jp/archives/51049711.html

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[2]特集…北朝鮮のシリア核協力−米政府、なぜ今 情報開示?
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●対北強硬派が主導か

 ブッシュ米政権は24日に北朝鮮によるシリアへの核開発協力に関する情報を開
示した。8日にシンガポールで行われた米朝協議での暫定合意に対し、米議会や
政府内から「大幅な譲歩」との批判が強まる中で、北朝鮮の核拡散への関与が明
らかになったことは、6カ国協議の行方に大きな影響を与えることは確実だ。
(ワシントン・早川俊行)
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●米朝暫定合意に強い批判

●「大幅な譲歩」に議会も懸念

 イスラエル軍がシリアの核施設を空爆したのは昨年9月6日。以来、7カ月以
上にわたり、米政府は空爆の目的や破壊された施設について詳細を明らかにする
のを避けてきた。その理由について、米情報機関幹部は「われわれの一番の懸念
は、中東地域で紛争が発生するのを防ぐことだった」と述べ、早期に情報を公開
していれば、シリアを対イスラエル報復行為に向かわせる危険性があったと説明
している。

 ただ、それが事実だとしても、なぜこのタイミングで公表に踏み切ったのか。
これに関して、さまざまな憶測が出ている。

 24日付のニューヨーク・タイムズ紙は、国務省が主導する対北朝鮮融和路線に
不満を抱くチェイニー副大統領ら強硬派が、現在の米朝交渉の流れを変えること
を狙って情報開示を主導した可能性を報じた。

 チェイニー氏らが「大幅な譲歩」と見なしているのは、ヒル米国務次官補(東
アジア・太平洋担当)と北朝鮮の金桂冠外務次官が8日にシンガポールで行った
協議での暫定合意だ。

 暫定合意のポイントは、抽出したプルトニウムの量とともに、核計画申告の焦
点となっていたウラン濃縮計画とシリアへの核協力について、北朝鮮が米国の懸
念を「認識する(acknowledge)」と表明することで決着を図ろうというもの。
だが、この表現では必ずしも北朝鮮がこれらの疑惑を認めたことにはならず、検
証段階で困難に直面するとの可能性が高い。

 情報公開にチェイニー氏らが実際にどの程度関与したのか定かではないが、暫
定合意に対し、米議会や政府内で批判的な見方が広がっているのは確かだ。

 ジョン・カイル、ジョン・エンサイン両氏ら、共和党の上院議員14人は23日、
ブッシュ大統領に書簡を送り、米政府の現在の北朝鮮政策に懸念を表明。シンガ
ポールでの暫定合意には言及しなかったが、米朝交渉の流れはイランやその他の
ならず者国家に間違ったメッセージを送るとの見解を示した。

 また、米保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級
研究員は「暫定合意は北朝鮮のウラン濃縮と核拡散を見逃すものだ。この欠陥の
ある合意の見返りに、米国は北朝鮮へのテロ支援国指定や対敵国通商法適用を解
除しようとしている」と批判。クリングナー氏は、ブッシュ政権がこの1年半の
間、同じパターンで譲歩を繰り返していることを指摘し、「米政府高官は厳格な
検証体制を要求すると断言しているが、ほとんど信用できない」との厳しい見方
を示した。

 暫定合意に対する批判は、強硬派だけでなく、現実派に属する元政府高官から
も浮上している。レーガン政権時代に駐中国大使、クリントン政権時代に国務次
官補を務めたウィンストン・ロード氏と、カーター政権時代に国務次官補だった
レスリー・ゲルブ氏は、26日付のワシントン・ポスト紙に連名で論文を寄稿し、
「米国が譲歩しなければならない時もあるが、今はその時ではない」と強調、北
朝鮮が過去の合意で約束した核計画の申告で妥協してはならないと主張した。

 両氏は、暫定合意で「認識する(acknowledge)」という単語が用いられたこ
とについて、「外交用語としては『acknowledge』が『accept(受け入れる)』
を意味することはまれで、通常は『われわれはあなたの言うことを聞いている』
という意味だ」と指摘し、この表現では北朝鮮がウラン濃縮計画とシリアへの核
協力を認めたことにはならないとの見方を示した。

 北朝鮮によるシリアの核開発協力に関する情報が開示されたことで、北朝鮮核
問題を取り巻く環境は大きく変化したと言える。だが、問題はブッシュ政権が対
北融和路線を軌道修正するのか、あるいは今後も継続していくのかだ。

 これについて、26日付の保守系紙ワシントン・タイムズは「残念ながら、米政
府はあくまで北朝鮮を大目に見るつもりだ」と、ブッシュ政権のスタンスに変化
は見られないとの見方を示した。

 ただ、米政府が情報開示を遅らせたことは、「議会と政府の関係を傷つけた」
(下院情報特別委員会のピーター・ホークストラ共和党筆頭理事)と、北朝鮮問
題に関する議会の態度を硬化させる要因になっている。

 同紙も「明るい材料は、議会が北朝鮮問題について監督責任を果たすことに精
力的になっていることだ」と指摘。ブッシュ政権の対北融和政策に対する議会の
批判、圧力は強まり始めており、米政府がこれまでのように譲歩を重ねるのは難
しくなる可能性もある。



★韓国・北朝鮮情報は…
http://www.worldtimes.co.jp/w/korea/korea2/korea.html
★米州・中南米情報は…
http://www.worldtimes.co.jp/w/usa/usa2/usa.html
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[3]世界の論調
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◆チベットの謎(独紙「南ドイツ新聞」)

 中国はダライ・ラマと接触する用意を示した。中国軍の発砲で死傷者を出した
ラサの事件から3週間後の4月25日、中国はダライ・ラマとの対話に入る用意を
明らかにした。中国国営の新華社通信はこの日、中国政府の代表はダライ・ラマ
の「非公式代表」との接触を受け入れる意向である、と報じた。

 これで北京五輪を3カ月後に控えた今、西側の国の一部から、政府指導者の五
輪開会式への出席見合わせを示唆されたり、表明されたりするなど、批判を浴び
ている中国政府がチベットの精神的指導者との対話の意思をようやく表明するに
至ったことになる。

 新華社の記事は、ダライ・ラマのスポークスマンが中国との交渉に入る用意が
あるという基本的な姿勢を表明した、と報じるとともに、「ダライ・ラマ側から
会談再開への要求が繰り返し出されていることに鑑み、中央政府の当該の関係部
局の担当者が今後数日内に、ダライ・ラマの私的代表者との接触ないし協議を受
け入れることになろう」としている。

 これだけでも、頑なで、外部の批判にピリピリしてきた中国政府がともかく
も、事態改善に一歩を踏み出したものと言えなくもない。きわめて宗教的なチ
ベット人はダライ・ラマを神のように崇拝している。こうした中で、北京指導部
サイドが(対話に)好意的な姿勢を見せたことで、北京五輪を契機に亡命チベッ
ト人のデモが恒常的化する危険が減ることもあるかもしれない。

 しかし、中国の姿勢が本物か、どうかを見極めるにはこれだけでは足りない。
態度表明の実質を示す説得的なシグナルが必要だ。既に一部の批判者が口にして
いるが、対話の用意は現状を糊塗する見せかけにすぎない、といったような印象
を一般に与えるようなことはまかり間違っても、あってはならない。

 中国は早急に行動を起こさなければならない。チベットでの逮捕の波、チベッ
トの僧侶に対する力づくの教育宣伝活動、ダライ・ラマに対する意図的な誹謗や
世論誘導は停止されるべきだ。そうでなければ、今回の「対話の用意」の表明は
最初から踏み倒すつもりで「前借り」したのと同じになる。

 対話の用意が本物なら、北京政府は、西側政府首脳がダライ・ラマと会談する
のを批判する根拠がなくなる。なぜ、ブッシュやサルコジやメルケルがダライ・
ラマと会うことが許されないのか。25日の態度表明が五輪向けの単なる手練手管
なのか、あるいはチベット問題の恒常的な解決に向けての第一歩なのかは、間も
なくわかるだろう。
(4月26日)


●その他…
http://www.worldtimes.co.jp/wtop/paper/main.html

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■編集後記
▼韓国でとんでもない事件が明らかになりました。大邱の小学生や中学生が同級
生を相手に性暴行を繰り返していたというものです。インターネットのアダルト
サイトをみて、同級生相手に、性的行為を強要したり、させたりしたというもの
で、その加害者・被害者の数は100人にも及ぶようだと韓国メディアは報じてい
ます。小学生が性暴行や性的行為を同級の異性だけでなく、同性にも行っていた
とはにわかに信じられませんが、いま韓国ではこの話題で騒然としています。
韓国は常々「インターネットが日本よりも発達している」ことを誇りますが、そ
れを使いこなすモラルは未発達だったようです。日本も対岸の火事と、のんきに
していられない状況ではありますが。(S)
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