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■■ ESHの解決策
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2006.1.18 No.92
企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
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■ごあいさつ
厳しい冷え込みから一転、週末から全国的に暖かい陽気となっています。過ご
しやすいのは嬉しいのですが、今度は各地で雪崩による被害が発生しているよ
うです。
雪崩や雪解けによる浸水、土砂災害、河川の増水など大雪に見舞われている地
域の方々は安全にご留意ください。
私の住む栃木県では週末、久しぶりにまとまった雨が降りました。乾燥で風邪
が流行っているので、少しホッとしました。
日本海側では大雪が続きましたが、太平洋側では降水量が少なく、全国的に死
者の出る火災が多発しているそうです。くれぐれも火の元にはご注意ください
ね。
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■環境省が環境報告書に記載すべき事項を詳細に解説した「手引き」を作成
1月16日、環境省は、環境報告書の作成・公表にはじめて取り組む事業者、
取り組んで間もない事業者向けに、環境報告書に記載すべき事項を詳しくわか
りやすく解説した「環境報告書の記載事項等の手引き」を作成し、公表しまし
た。
17年4月1日から施行された「環境情報の提供の促進等による特定事業者等
の環境に配慮した事業活動の促進に関する法律(事業者の環境配慮促進法)」
は事業者が環境報告書などを通じ、環境情報の開示を進め、その情報が社会の
中で積極的に活用されるよう促すことを目的とした法律で、次の点を規定して
います。
・国が自らの事業活動の環境配慮状況を毎年公表すること、
・自治体が自らの事業活動の環境配慮状況を毎年公表するよう努める
・独立行政法人などから「特定事業者」を指定、環境報告書公表を義務づけ
環境報告書の作成・公表が義務づけられる「特定事業者」に対しては、環境報
告書に最低限記載すべき事項をまとめた「環境報告書の記載事項等」がすでに
告示されていますが、記載項目の内容の決定など、報告書作成に役立つ、より
具体的な説明を示すことをめざしたとのことです。
ISO14001では環境報告書の発行は義務付けてはいませんが、4.4.3コミュニケ
ーションの、”著しい環境側面に関する外部コミュニケーション”において、
自発的な情報公開を意図しています。
また、エコアクション21では「環境活動レポート」として、環境報告書の発
行を義務付けています。
環境報告書の発行を検討している事業所にとっては役に立つものと思いますの
で、ご覧になってはいかがでしょうか。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6731
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■重油タンクの爆発事故
愛媛県今治市菊間町種の製油所「太陽石油四国事業所」のタンクで17日発生
し、5人が死亡した火災は、危険物を扱うタンク作業の危険性を改めて浮き彫
りにしました。
【記事より】
17日午後2時10分ごろ、愛媛県今治市菊間町種の太陽石油(本社・東京都
千代田区)四国事業所で、洗浄作業中の原油タンク(高さ24メートル、直径
75メートル、容量10万キロ・リットル)1基から出火、約1時間20分後
に消えた。
タンク内で作業を請け負っていた建設作業員、向正夫さん(58)(松山市
本谷)ら5人が全身やけどなどで死亡、2人が自力で脱出、軽いやけどを負っ
た。
県警は作業手順など安全管理に問題がなかったか業務上過失致死傷容疑で関係
者から事情を聴く。
調べでは、同日午前8時から向さんら7人は底に残っていた原油の残滓(ざん
し)をポンプで抜き出していた。タンク内は貯蔵量によって上下する屋根が2
メートルの高さまで下りた状態で、底付近に気化した原油が充満していた。作
業員の一人が「スタンド式の照明器具が倒れ、しばらくして火が出た」と話し
ており、県警は引火した可能性があるとみている。
同社の河井圀士社長は同事業所で会見し「ご迷惑をかけて申し訳ありません。
二度とこのような事故を起こさないように万全を尽くします」と苦渋の表情で
語った。
同社によると、作業員が抜き取っていた原油かすは可燃性で、タンク内には可
燃性のガスもあるため、中に入る時は検知器でガス濃度を調べてから入るとい
う。わずかな静電気や火花も防ぐため、作業着の上に静電気を防止する特別な
作業服を着て作業していた。同社の担当者は「危険ではあるが、タンク内での
火災は聞いたことがない」と困惑した様子だった。
同事業所にはタンクが大小92基あり、社員約300人が勤務。タンクの内部
の検査は壁が腐食していないかなどを調べるためで「開放検査」と呼ばれる。
原油を抜き、内部を洗浄した上で検査するため、約10年に1度行うが、毎年
いずれかのタンクで検査しているという。
作業を請け負った福崎組は同事業所の原油抜き取りと洗浄作業を最近では一手
に担っていたといい、白石講一・同事業所総務部長は「作業には慣れていたは
ずだが……」と無念そうに話した。
▲
危険物と言っても重油は引火点が高く、今回はタンク内全体が爆発したもので
はありません。あれだけの大きさのタンクが爆発したら大変な被害になってい
るでしょう。
今回はタンクを洗浄するための軽油が爆発したのではないかと思うのですが、
軽油も引火点は45〜50℃くらいで常温では爆発することはありません。
つまり、簡単に引火させることは出来ませんので、照明が倒れて加熱され爆発
に至ったのかもしれませんね。
事故の詳細な調査が待たれるところです。
危険物のうちでもアルコール、トルエン、アセトンなどの可燃性溶剤は常温で
引火点に達しており、また、着火源としては工事用の火気に加えて静電気も大
きな要因となります。
空気が乾燥して静電気が発生しやすいこの時期は、危険物の取扱いには細心の
注意を払うことが必要です。
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■今週の事故の真相
時節柄、火災事故が多発しています。火の元には十分お気をつけください。
◆今週の事故1
発泡スチロール処理場が全焼−大田市場/東京(1/11)
●事故の状況
10日午後0時半ごろ、大田区東海3、都中央卸売市場大田市場の発泡スチロ
ール処理場から出火、鉄筋コンクリート2階建て延べ約440平方メートルを
全焼した。けが人はなかった。
東京水上署や同市場によると、発泡スチロール処理業務の委託を受けている会
社の従業員4人が鉄板の溶接作業中、近くにあった発泡スチロールに引火した
らしい。
同処理場は、市場で不要になった発泡スチロール容器を、再利用するために溶
かして板状にする施設。
●考察
工事用の火気の取扱いには細心の注意が必要です。
溶接前には可燃物の撤去や防炎シートなどによる隔離など、十分な養生が必要
です。その上で消火器や水バケツを用意し、必要があれば立会者をを配置して
からの火気使用開始が大切ですね。
◆今週の事故2
くい打ち機に挟まれ死亡/千葉(1/11)
●事故の状況
10日午後7時50分ごろ、千葉市花見川区大日町で、四街道市大日の作業員、
(52)が他の作業員6人とともにくい打ち用機械をトラックの荷台に載せよう
としたところ、同機械が突然倒れ、隣にあった他のくい打ち用機械の間に挟ま
れ死亡した。事故原因を調べている。
●考察
状況が不明ですが、複数人での共同作業において連携が悪かったことも考えら
れます。
6名全員が作業するのではなく、一人が指揮をとればよかったかもしれません。
◆今週の事故3
門川町で産業廃棄物処理場が全焼/宮崎(1/11)
●事故の状況
10日午前0時ごろ、門川町加草の産廃中間処理場から出火。鉄骨平屋約50
平方メートルを全焼し、屋内外にあった廃材も焼いた。
同処理場は木くずなどを砕いてチップに加工していた。
●考察
産業廃棄物処理施設の火災は、毎年必ず数件は発生しています。
◆今週の事故4
廃材置き場で火災/福岡(1/11)
●事故の状況
10日午前2時45分ごろ、須恵町植木の廃棄物処理業の建築廃材置き場から
出火。約1600平方メートルにわたり最高20メートルの高さに積まれてい
た材木などの廃材を焼いた。
●考察
20メートルも積み上げていたとすると、相当の年月の放置なのかもしれません。
建築廃材の保管放置は各地で散見されます。
◆今週の事故5
労働安全衛生法違反容疑で書類送検/鹿児島(1/11)
●事故の状況
10日、鹿児島市の土木会社と同社の現場責任者(62)を鹿児島地検に。昨年
10月22日午後2時半ごろ、鹿児島市古里町で、のり面の工事中、後退中の
ショベルカーに男性作業員(23)がひかれて死亡する事故があった。
ショベルカーが作業員に接触する恐れがある場所に誘導者を配置したり、立ち
入り禁止とするなどの措置をしなかった疑い。
●考察
重機による事故も多いですが、誘導者の配置など困難な現場もあることでしょ
う。結果で判断されるところが厳しいですね。
◆今週の事故6
泊原発:ひび割れ新たに1カ所(1/12)
●事故の状況
北海道電力泊原子力発電所(後志管内泊村)1号機の原子炉建屋内の排気筒に
ひび割れが見つかった問題で、同社は11日、非常用排気筒に新たに1カ所の
ひび割れが確認されたと発表した。
新たなひび割れは既に3カ所確認されている非常用排気筒の補強材の溶接部に
あり、長さ3センチ。これでひび割れは主排気筒を含めて計10カ所となった。
●考察
労働災害ではありませんが、日常の保守点検が重要であることを示します。
◆今週の事故7
製材作業所が全焼/山梨(1/12)
●事故の状況
11日午後2時ごろ、南部町万沢の製材所の作業所から火が出ていると近所の
男性から通報があった。
木造平屋建て作業所約320平方メートルを全焼、中にあった加工用機械など
も焼けた。約4メートル離れた民家の壁や雨どいを焦がした。出火原因を調べ
ている。
●考察
季節柄、火災が多く、可燃物の取扱いには注意が必要です。
◆今週の事故8
雪下ろし作業中に屋根から転落し男性重傷/山形(1/12)
●事故の状況
11日午前10時45分ごろ、米沢市窪田町窪田の会社工場屋根で、同市花沢
町、会社員が同僚と2人で雪下ろし作業をしていたところ、足元の雪とともに
約5メートルの高さから転落。顔の骨を折るなどの重傷を負った。
●考察
雪による死者は100名を超えましたが、労働災害となるケースもあるのですね。
◆今週の事故9
アルミ鋳造工場でぼや/山形(1/12)
●事故の状況
11日午前8時50分ごろ、山形市蔵王成沢のアルミ鋳造業の工場煙突付近か
ら異様な煙が出ているのを従業員が発見。
鉄骨一部2階建て工場の壁8平方メートルを焼失した。けが人はなかった。発
生当時はアルミの鋳造作業中だった。
●考察
アルミと言えば粉じん爆発ですが、大事故に至らなかったのは幸いです。
◆今週の事故10
収集車にひかれ、運転手が死亡−津の工場/三重(1/13)
●事故の状況
12日午前11時半ごろ、津市安濃町安濃の工場の敷地内で、鈴鹿市国府町の
運転手(46)が同工場のごみを収集中、突然動きだした収集車(約2トン)に
ひかれ、内臓破裂などで間もなく死亡した。
津署の調べでは、被災者が収集車を緩やかな坂道に駐車。サイドブレーキをか
け忘れていたため動きだし、止めようとしたが支えきれず、車の下敷きになっ
たらしい。
●考察
廃棄物の収集中の事故も毎年発生しています。サイドブレーキの掛け忘れによ
る事故も過去にもありましたが、短時間での収集作業で余裕がないためでしょ
うか。作業者に対する繰り返しの教育が重要です。
◆今週の事故11
新潟大停電:送電線の接触と塩害の複合発生が原因(1/14)
●事故の状況
昨年12月に新潟県で発生した大規模停電の原因について東北電力新潟支店は
13日、雪と風の影響で送電線同士が接触する「ギャロッピング現象」による
ショートと、塩分を含んだ雪が絶縁体に付着する「塩害」による漏電が複合的
に起こったと発表した。
同支店によると、県内の主要な10本の送電ルートのうち、最初の1本が同現
象によってショート。5分後に残る9ルートのうち1本が塩害によって漏電し、
他の8ルートに波及した。復旧用に確保していたルートもギャロッピング現象
で故障し、広範囲で長時間の停電となった。
●考察
ギャロッピング現象とは難しい言葉ですね。労働災害ではありませんが、ご参
考までに掲載します。
◆今週の事故12
作業現場で労災事故死/神奈川(1/14)
●事故の状況
12日午後3時40分ごろ、横浜市青葉区青葉台1の作業所で、可動式足場を
組んでいた下請け会社の作業員(61)が約3メートルの高さから転落、頭を強
く打って間もなく死亡した。
足場の最上段で手すりを設置していた被災者が、バランスを崩して落下したら
しい。
●考察
足場組立て中の最上階での転落ですが、困難ではあっても命綱は必要と言うこ
とですね。
◆今週の事故13
工場の作業員が死亡/群馬(1/14)
●事故の状況
前橋市上大島町の段ボール製造工場で12日午後4時ごろ、従業員(48)が集
じん機のプロペラに頭などを挟まれ死亡した。
集じん機は段ボールの紙片を取り除く設備。事故原因を調べている。
●考察
非定常作業ではありますが、状況は不明です。集塵機の運転を停止することは
出来なかったのでしょうか。
◆今週の事故14
倉庫1棟を全焼/埼玉(1/14)
●事故の状況
13日午前10時50分ごろ、騎西町外田ケ谷、鋳物業の倉庫から出火、木造
平屋建て1棟約150平方メートルを全焼した。けが人はなかった。
●考察
倉庫ですと通常は火気はない筈ですが、状況は不明です。
◆今週の事故15
三豊市庁舎予定地で火事/香川(1/14)
●事故の状況
12日午後4時ごろ、三豊市豊中町本山甲、旧松下寿電子成形工場から出火、
鉄筋2階建て約5500平方メートルのうち2階の約900平方メートルが燃
えた。
観音寺署の調べでは、同工場は解体中で、機械表面に潤滑油などが染み付いて
いた。現場は三豊市の庁舎予定地。
●考察
解体中ということで、溶断のバーナーや高速カッターなどが火気源かもしれま
せん。
◆今週の事故16
工場など3棟を全焼/埼玉(1/15)
●事故の状況
14日午前1時半ごろ、戸田市本町5の金属加工会社から出火、木造平屋建て
工場約100平方メートル▽同2階建て倉庫約110平方メートル▽同平屋建
て倉庫約10平方メートルの計3棟を全焼した。
出火当時、工場、倉庫とも無人でけが人はなかった。目撃証言などから工場東
側の敷地内から出火したとみられ、詳しい原因を調べている。
●考察
これも無人の施設からの出火です。
◆今週の事故17
工事現場の落石で1人重体/長野(1/15)
●事故の状況
14日午前9時半ごろ、中川村大草四徳の砂防ダム工事現場で、松川町元大島、
アルバイト作業員(31)が、約3メートル上から落下してきた高さ43センチ、
幅65センチ、奥行き42センチ大の岩石にぶつかり、全身を強く打ち意識不
明の重体。
ほかに4人の作業員がいたが無事だった。
●考察
防ぐことが難しい事故だと言えるでしょう。被災者の回復をお祈りします。
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