えかき工房ぷあんぽわん通信 |
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えかき工房ぷあんぽわん通信[NO.36]
「えかき工房ぷあんぽわん」MAKOTO.×よねやまゆうこによる情報提供誌です。
公式サイトの更新、展覧会や書籍の最新情報、コラム等、楽しくお届けします!
2007年04月10日発行
でるもなか×よねやまゆうこ
http://puanpowan.com/
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皆さんこんにちは!『えかき工房ぷあんぽわん』です。
寒暖差の激しい時期ですが、どうぞ体調には気を付けて
下さいね。
それでは、今月号をどうぞ!
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▼[Whats New?]
活動近況/お仕事や展覧会情報など
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【でるもなか×よねやまゆうこ】
▼「りくクジラ・プアンとココアタウン物語」
ロジックお絵かきタイム(フロム出版)5月号
間違い探しクイズが掲載されています
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【よねやまゆうこ】
▼「美腹、美尻、美脚…美ボディをつくる!
骨盤リセット体操」(谷玉恵/主婦の友社/1,100円)
挿絵を描かせて頂きました。
3/17より全国書店にて好評発売中!
▼「フリータイム!沖縄」初夏版(近畿日本ツーリスト)
街頭で無料配付される、旅行パンフレットの表紙イラストを
描かせていただきました。是非ご覧下さい。
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▼[Column]
01:でるもなかのセンス磨いてますかあ〜! 第 36回
『あしたのジョー』
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NHK-BS放送で、『あしたのジョー』の、TVアニメが立て続けに
放映されました。出崎統監督自身がセレクトした37話を、
5夜連続で放映したのです。
『あしたのジョー』について、今更 私がグダグダ説明するのも
おかしなくらい、日本の漫画、アニメ史上の不朽の名作です。
…NHK-BSの特集番組ではアニメ版の作画監督、出崎統氏と
原作および漫画を描かれた巨匠、ちばてつや氏との対談も有り、
『あしたのジョー』で育った世代である私には実に興味深い
プログラムでした。
…少年マガジンに梶原一騎原作、ちばてつや画『あしたのジョー』が
連載されていた当時、私は小学生でした。1968年から5年間にわたり
連載されていたのですが、その間に この作品が世の中に
巻き起こしたブーム…というか衝撃は相当なものでした。
当時、週刊少年マガジンの発行部数は600万部に及び、私も100円玉を
握り締めて(途中から110円に値上げ…)マガジンの発売日には
近所の書店に走ったものです。
1960年代から1970年代にかけて、当時の若者男性達が最も夢中に
なったのは、漫画週刊誌であった筈です。中でも『あしたのジョー』は、
その最たる存在でした。
特に男子大学生などは 大部分が読んでいたでしょう。
『あしたのジョー』ほど、団塊世代、それに続く世代の日本の男どもに
対して強い影響を与えた作品は無いでしょう。
…まぁ、『巨人の星』も可なりのものが在りましたが…。
ボクシングに、そして互いの試合に情熱を傾け尽くす矢吹ジョーや
力石徹の姿…それは多くの読者や視聴者達の日常とは かけ離れたものでした。
しかし男性であれば心の中に多かれ少なかれ、憬れを抱いていた事
でしょう。…でなければ、あれほどのセンセーションを巻き起こす
わけが無い。
私達の多くは、どちらかと言えば劇中に出て来る“マンモス西”こと、
西寛一の様な生き方を選択して生活しています。
…或いはそうせざるを得ないわけです。
…西は、ジョーの所属する“丹下拳闘クラブに所属し、ジョーとともに
ボクシングに励みますが、苦しさに耐えきれず、乾物屋の紀子と
所帯を持ち、平凡な商店の若店主としての生き方を選択するのです。
そうしながらジョーや力石の極端な生き方に憬れ、或いは畏れているのです。
…その平凡な生き方は、そのまま私達の姿を投影しています。
短い期間の中でエネルギーを燃やし尽くす生き方に何故、男は憬れるのか?
それは、強い力、強靭な精神力、才能を持った者のみが挑戦しうる
生き方であるからでしょう。
そういった能力は男どもの憬れであり、女性を惹き寄せる魔力を
秘めています。
そういった能力を持ち、激しい生き方をし、若いうちに燃え尽き、
或いは死に至る…というのは、無論、苦しい事ではありますが、
先を考えずに突っ走る事が出来るのは幸せです。
快楽的でさえあります。…難しい理屈を考える必要は無いのですから。
本当に苦しく、長い闘い…というのは、実はマンモス西の様な、
平凡な生き方なのだと思います。
長い年月、生活の中の細々とした心配をしながら、面倒な仕事や
家事に追われつつ、生きてゆかねばならない。
つまり、本当に人生を闘っているのは平凡な生き方なのだ…とも思えます。
ただ今回、NHK-BSで ジョーや力石の姿を改めて見つめているうちに、
胸の中に何かしら熱い、挑戦者の様な気持ちが静かに甦ってくるのを
感じました。
私も平凡な生き方、平凡な日々の中で『静かな挑戦』を続けています。
ジョーや力石の様な、ストイックで激しい挑戦とは次元の違う事ですが、
人はそれぞれ、何かしら挑戦する為に生きている…という考え方を、
子供の頃に育んでくれたのが『あしたのジョー』という作品であった…と
思っています。
ちばてつや氏は、市井の、どちらかと言えば生活、経済的に苦しい人々の
日常の描写に長けた人です。また、地方廻りをする草拳闘興業の生活を
描いたり、社会的に“アウトロー”と目され、つまはじきにされている者達に
対して、その様な者でも心のどこかにプライドというか、自己を保つ為の
仁義、或いは哲学、矜持を持っている…という姿を描いています。
主人公のジョーを支え、応援するドヤ街の住民達も生き生きと描かれており、
矢吹ジョーの成り上がってゆく姿も(可なり非日常的であるにもかかわらず)、
絵空事ではない、強い現実感を伴って逼ってくるのです…。
(次号に続く)
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◆でるもなか◆
神奈川県生まれ。
高校卒業後、青春を彷徨ううちにとある合唱団へ………
音楽的啓示を受け、同時に絵画表現の喜びに目覚める。
鉛筆・色鉛筆で描き始め、以来精神世界を旅する。
最近、アクリルガッシュという画材に出逢い、自分の世界観に
新たな地平線が広がって行く気配を感じ始めている。
(こういう文章ってついてけます?)
↓Blog【でるもなか のセンス磨いてますかあ〜!】バックナンバー
http://love.ap.teacup.com/puanpowan/
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▼[Column]
02:よねやまゆうこのイラストレーター物語 第 56回
『勉強しよう!著作権 その4』
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先日発表された宮崎駿監督「崖の上のポニョ」に
盗作疑惑が持ち上がりました。
盗作疑惑を訴えたのは
「とんがり帽子のメモル」「楽しいムーミン一家」
「メトロポリス」「天空の城ラピュタ」等の
作画で有名なアニメーター、元ジブリ関係者の
名倉靖博氏です。
↓名倉靖博氏・公式ブログ
『金魚姫』をジブリに盗られた。
ジブリ新作『崖の上のポニョ』の原作は自分の作品
http://blog.goo.ne.jp/ynakura/e/1339b0a30c69840f490368e2674555bd
名倉氏には、企画段階中(映像化、漫画化を検討中)の作品
「金魚姫の銀魚姫なココロ」「金魚姫のシャーベット」が
あります。2004年に発売された自らの作品集「名倉靖博の世界」
(ソフトバンククリエイティブ/2,940円)にもアイディア
(キャラクター、イメージなどの設定集)を掲載していたそうです。
それが名倉氏本人に断りもなく、先日いきなり宮崎駿監督の
新作が「金魚姫」だと発表された。
物語も名倉氏の企画と似通う部分が多々あった。
◎双方共に「人間になりたい金魚の話」である
◎双方共に「パステル調の柔らかい絵柄」である
◎金魚姫の企画、設定が掲載されている名倉氏の作品集を
ジブリ内のスタッフが購入している
名倉氏、相当ショックだった様子。
現段階では「金魚姫」というフレーズそのものは、
残念ながらそれほど独創的とは思えません。
宮崎駿監督「崖の上のポニョ」がどういう内容なのかが
明らかにされていないので比較することもできず、
どこまで真実なのかは分かりません。
ただ、ジブリ内で、諸々の決定権のある立場の人々が、
企画段階中の名倉版「金魚姫」の存在を知らなかったとは
考えにくい。
名倉版「金魚姫」に、宮崎駿監督がアイディアを
インスパイアされた(影響を受けた)のだったら、
事前に名倉氏に話を通しておけば良かったような気も
するのですが…。
それにしても最近のジブリ、盗作騒動が多いですね〜。
(映画「ゲド戦記」主題歌テルーの唄と、萩原朔太郎の「こころ」
歌詞の類似…ジブリ側が盗作を認めました 等)
アイディアに著作権はないとはいえ、名倉氏はこのまま
泣き寝入りするしかないのでしょうか…。
どちらも好きなクリエイターだから争ってほしくは
ないのですが…アカデミー賞受賞監督と、アニメーターの
立場の差を見せつけられたような気もしました。
もし真実であるならば、イメージは良くないですよね。
事態を静かに見守りたいです。
(次号に続く)
____________________________________
〔参考文献〕
●著作権の基礎
http://www.furutani.co.jp/kiso/tyosaku1.html
●はてなダイアリー著作権法とは
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2
____________________________________
◆よねやまゆうこ◆
フリーイラストライター。
ILLUSTRATOR E SPACE(略称e-space)会員。
↓Blog【よねやまゆうこのイラストレーター物語】バックナンバー
第1回〜第25回まで
http://hello.ap.teacup.com/puanpowan/
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編集後記
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■桜の花が満開です。暖かな、麗らかな日曜に、のんびりと桜を
愛でる…という、日本人の静かな幸せを、この春は味わう事が
出来ました。
(でるもなか)
■先日、でるもなか氏が39度もの高熱を出しました。
熱を出しながらも、「立て!立つんだジョー…」と
丹下段平の物真似をしながら倒れてゆきました(笑)。
ある意味、あっぱれな男です。
(よねやまゆうこ)
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【発行人】でるもなか×よねやまゆうこ
【発行】月間
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