歯の救急箱メールマガジン |
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■■■□ 「歯の救急箱 メールマガジン」
□■□□□ No22 2006/1/31
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◆ 虫歯の治療より歯周病の治療の難しいわけ
◆ 歯科医師会からのお知らせ
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◆ 虫歯の治療より歯周病の治療の難しいわけ
虫歯とは虫歯菌が出す酸によって歯が溶ける(脱灰)ことをいい、
初期の段階では削ることなくすむこともあります。進んでも悪いところを取り除き修復できます。
神経(歯髄)までいったら神経を抜いて根の治療をします。
虫歯に関しては今ではほとんどの方がこの程度の知識は持っていると思います。
しかし、歯周病についてはいまだ良く理解されていない方も結構いるようです。
歯周病は歯周病菌が出す毒素によって炎症(歯肉炎)が起こり、更に進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が
とけて歯を支えることができなくなり、グラグラし、抜けるという結果になります。
歯(歯根)に付着した歯垢(プラーク)や歯石を取り除かずにいると、悪化の一途をたどります。
ですから、骨が吸収し、根の奥につく前に歯垢をきれいに掃除することによって、歯周病の進行をとめることが可能になります。
(一般的には、、、)もう少し詳しく説明します。歯周病は次のように進行します。
歯は顎の骨(歯槽骨)に歯根膜という線維でくっついており、その表面を歯肉がおおっています。
歯肉も歯と線維でくっついていますが、その付着(歯と歯肉の)が壊れたところが、歯周病への入り口になります。
歯周病は虫歯と違って生体の免疫との戦いです。進入してくる歯周病菌に対し、生体はまず好中球と呼ばれる白血球が
歯周病菌をやっつけます。この時点で細菌を撃退できれば、歯肉炎程度で解決されます。ただ、やっつけられなければ、
次にマクロファージという大食細胞がやっつけようとします。
この細胞の中のランゲルハンス細胞は歯周病菌の情報をリンパ球という細胞に伝え、リンパ球が更に歯周病菌をやっつけようとします。
しかしマクロファージやリンパ球は自分が不利だと判断したときには、「サイトカイン」や「炎症性メディエーター」といわれる物質を放出し、
この物質により破骨細胞という細胞が骨(歯槽骨)を溶かすのです。
ですから、骨吸収は歯周病菌の出す毒素が直接起こすものではなく、生体の反応として起こるので、そこには感受性の違いから個人差も出てくるのです。
ですから、全然歯を磨いていないのに歯周病にならない人や、比較的磨けているのに歯周病になってしまう人がいるのです。
また、細菌の種類によっても、その毒性が異なるので反応も変わってきます。
歯周病の治療の難しさは、この個人差(好中球の膜表面の抗原の差やその人の持っている細胞の質など)によって
治療が同じでもその後の進行にかなりの差が出るところにあります。今は、再生医療も進歩してきました。
まだまだ医学の進歩は進みます。期待してください。
まつき
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