花柳幻舟さんとあれこれ考えてみる(2008.1.25号)
発行日時: 2008/1/25
───────────
幻舟の今日のひとりごと
───────────
< 年 明 け に 思 う こ と >
□ 今年の年賀状は異常な遅れだったと、各地の知人から聞きました。
しかし、それよりも、もっとひどかったのは昨年の年賀状で、1
週間遅れだった、という人もいます。そのわけは、民営化の前年
ということで、すべてが不手際続きのためだとも、現場で働く人
がいっていました。
新年の挨拶をする年賀状を、前年に投函(とうかん)すること
自体、妙な気がするから私は年賀状を出すのは年が明けてから書
いて、投函するのが恒例です。
元日に着くという郵便局(会社)側の便宜を計っての大キャン
ペーンを尊重して、年末早ばやと、投函していただいている“ま
じめ”な方も圧倒的に多い。ところが、今年は、1月3日に年賀
状が我が家のポストに入ったのが初、年賀状。念のために、出し
てくださった知人にこの前、聞いてみましたら、なんと12月2
5日に投函したという。
郵便会社の集配能率向上のため、一般の人らに協力させ、おま
けに <再生紙はがき> などのうたい文句、実は偽装だったとい
うオチまでついて、“立派すぎる”このお仕事の段取りの悪さと
悪質性。感心して言葉も出ないような間抜けで、あきれ返る事ば
かり。
□ 元日に新年の祝電らしきものが来たのですが、これまた初体験。
留守中だったので、留守電に、“お帰りになられましたら電話×
△○※◎□‥‥”と、チョー早口。おまけにキンキンの高い声で、
窓口の番号をいっているようだ。私は10何回繰り返し聴いてみ
て、やっと判読。「も〜う、どうでもええわ」と、疲れ果てて嫌
な気分になってしまった電報。
電報の内容については、次回のホームページで、写真入りでご
披露します。
□ 単身暮らしの人が日々増加の一途。高齢化だけでなく、若い人た
ちも、親たちと暮らすのが嫌さに、単身暮らしが増えている。夫
婦の場合、女性のほうが長命で、夫を見送るというケースが、私
の周りでも圧倒的に多い。結果、女性の一人暮らしも増える。
知人から、先日電話が入って、言う。
「お年賀いただくのもうれしいけど、小さい子ども3〜4人、夫
婦そろって“ハイ、チーズ”で記念写真入りのハガキ。たったひ
とりで年末年始をひっそり迎える人間も、この世に存在すること
の配慮も教養のうち。少しは頭に入れて出してくれ!と腹立って、
年賀状の写真の目玉にボールペンの先っちょ、突き刺したろか!
と、過激になったりして、ネ」
大笑いしながらではあったが、コレ、本音。
ホンマや、わかる。暖かい部屋で幸せに過ごしている人ばっか
りではないのです。激烈な格差社会の今日の日本。
“反温暖化!エコライフ”などとエエかっこいいながら、実は
電気代を節約するため、冷蔵庫みたいな自室でコートと手袋、お
まけにスカーフで頬(ほお)かむりとマスク、もし泥棒が入って
きたら“ギャ〜、ドロボー!”と叫ばれそうな姿をしている人も
いる(私のことですヨ)。少しは、遠慮せい!遠慮も教養のうち
ジャ〜ァ!
ココで一句。
『明日はないかも、今日の幸せ』
なんちゃっテ‥‥ネ。
□ 人生は何が起きるかしれません。
野球でいうなら、9回の裏、一挙満塁ホーマー!で大逆転。な
〜んてことも人生あるのです。
あきらめが人生最大の愚行。
幸せなんて、棚ボタみたいなものです。それに酔いしれて生き
ていたんでは教養がなさすぎる。いや、必死で働いて勝ち取った
金であったり、地位、権力であったりしたとしても、それも人生
の中のわずかな現象のひとつ。現象はあくまで現象でしかないの
です。
ココで一句。
『いつまでも あると思うな 親と金。ないと思うな 恩と借金』
<詠み人知らず>
戦場のような場で、必死でひとり闘っている人間を置いてきぼ
りにして、他のものに興味を移すというのか、飽き性なのか、非
情にも逃げ去ったトンズラした人間が、わずかな間に興味の対象
が消滅する。そして、結果、すべてを失って、元も子もなし。な
んて話は、私の周りに山のようにあります(ま、私自身、常に置
いてきぼりにされる側ですが)。
しかし、置いてきぼりや裏切られた側よりも、決まってトンズ
ラ組のほうが、その後うまくいっていません、ホンマ。
人間、幸(好)運続きも、不幸続きもないし、まして苦境の人
を見捨ててトンズラしたような人間には幸(好)運は決して、な
いのです。
早い話が、人生の帳尻は必ず、どこかで合うものなのです。
□ 明日1月26日は、父、嵐 家三郎のお命日です。父がいなくなっ
て丸14年。
今でも、辛いことや切なくなるような人間に遭遇したとき、父
のお位牌の前に座り、思いきり大声を上げて、大泣きで、その出
来事を父に訴えたりすることがあります。
私が小さいころ、父に芸のことで叱られたりしたとき、子ども
ながら、私にもいい分があったら、師匠である父に向かって、口
を尖(とが)らせて、抗弁しました。しかし、感情が先走って、
泪をボロボロこぼし、泣きじゃくって言語不明。そんなとき父は
静かにいう。
「泣いてしゃべってもアカン、わからへん。泣き止むまで待って
やるから。顔ふいて、落ちついて、もっぺん、おいで」
諭(さと)され、楽屋の隅で思いきり大泣きする。泣くだけ泣
いて気が落ちついたら顔を洗っておもむろに、父が用意してくれ
た父の前の座布団に座り、泪をこらえて、自分なりの抗弁をした
のものです。
今、時折父のお位牌の前で大泣きする私を見て、
「泣いてしゃべってもアカン。落ちついて」
と、父はやさしく静かにいってくれていることでしょう。
年末年始は特に、父と二人して旅回りしていた幼いころの切な
さが、寒さと共に私の全身を包みます。
大切な人を失うという喪失感は、消えることはありません。
この間、節約しているのですから、明日は父の大好きな日本酒
とメロンを奮発して、“父と二人”酒盛りで〜ス。
本年も、全力疾走(しっそう)だったり、ゆっくり歩いたり、
立ち止まったりと、自分のペースで進みます。私の理念でもあり
ます『義と情』を大切にして。
私のホームページ、忘れずに、本年も開いてくださいね。
<あとがき>
大勢の家族に囲まれてワイワイガヤガヤの生活も楽し
いでしょうが、ひとりで過ごす暮らしにも、それなりの
面白さはあります。
自由には孤独がつきもの、その分さえ覚悟していれば、
ひとり暮らしもなかなかのもの。
他者から見て、安易に“淋しそう”とか“おひとりで
お気の毒”などといわないこと。
ひとり暮らしで困ったときは、“ちょっと手伝ってく
ださい”と素直にいうこと。両者がこのルールをしっか
りと持ち合わせていれば、それぞれ、結構楽しく暮らせ
るのではと、私は考えるのですが、皆さん、どう思われ
ます。
見下ろすような同情も、妙な強がりもなしに、真に自
由でありたいものですね。
【幻】
┌──────────────────────┐
│ 幻舟のCD │
│ 「TABIDACHI・花柳幻舟の世界」が │
│ 全国で『USEN(ユーセン)』放送に入りま │
│ した。 │
│ 幻舟のCD全10曲の内から │
│ │
│ 1.生きているのか │
│ 2.おしどり道中 │
│ 3.なみだの子守唄 │
│ 4.大正くるわ小唄 │
│ 5.おそれやま │
│ 6.まんじゅしゃげ │
│ │
│ 以上6曲がリクエストセンターに電話1本 │
│ で聴けます。 │
│ リクエストをしていただくときは、 │
│ 歌手名<花柳幻舟>と、曲名を告げてくだ │
│ さいますように。 │
│ リクエストセンターは全国共通番号 │
│ 0120(709)301 です。 │
└──────────────────────┘
☆───────────────────────────────☆
幻舟が 子どものころに 愛唱していた名曲 幻舟オリジナル曲など
生きる歓び かなしみを とうとうと唄い上げ
愛の苦しさ 切なさ 人の世の無常を語り 熱唱する!
=花柳幻舟の世界・T A B I D A C H I =
定価1,500円(税込)
●お買い求めの方法:
CD代1,500円と送料1枚分は180円を下記郵便振替口座へ払い込みく
ださい。
※なお、払い込み手数料(窓口扱い=100円、ATM扱い=60円)は、
お客様のご負担になりますので、おゆるしください(お買い上げ枚数に
よっては送料等ご相談に応じます)。
【郵便振替番号:00240-6-95909・(有)MINAえんたあぷらいず】
●お問い合わせ:花柳幻舟事務所
TEL 03-3433-7668,FAX 03-3433-2773
※その他、花柳幻舟の著書・花柳幻舟オリジナルグッズなども販売して
おります。
詳しくは・花柳幻舟ホームページ
【http://www.k5.dion.ne.jp/~genshu-h/】まで。
☆───────────────────────────────☆
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
お近くの図書館に、
幻舟さんの著書、CDのリクエストを!
相次ぐ子どもたちの不条理な死。混乱をきわめる教育
現場。社会的弱者へのいじめや暴力等々。悩みや苦し
みをひとりで抱えこんでいる人たちに、問題の解決の
ヒントが見つかり、生きる元気を与えてくれる幻舟さ
んの著書を目にするきっかけを作りたい。その願いか
ら、私たちは各地の図書館に幻舟さんの著書を置いて
もらうようリクエストをしています。
皆さんのお近くの図書館に幻舟さんの著書をぜひ注
文してください。多くの人たちに読んでもらうために、
ぜひご協力をお願いします。CDも注文すればOKで
す、重ねてリクエストを!
(幻舟さんの著書一覧はホームページ上でも紹介されて
います:
http://www.k5.dion.ne.jp/~genshu-h/books.html)
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- ワールド・ニューズ・メール
- 世界各地に滞在し、その国の空気を吸って生活しているライターが、現地の目と日本人の目で多角的に分析したレポートです。毎週2回の配信で、世界を一つかみし...
- Info Moon
- 月の総合サイト「The Moon Age Calendar」から様々な情報を毎日お届けしています。月を意識しながらの生活は、きっとあなたを変えて行く...
- 週刊アカシックレコード
- 02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家(金正日の「遺書」で始まる「中朝戦争」後の北朝鮮...
- 宮崎正弘の国際ニュース・早読み
- 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
- 暦のツボ
- 「○○の日」って、誰がどうやって決めたの?「旬の魚」って、どんな魚なの?生活や食、歴史の視点から、暦や記念日に関する疑問を一歩踏み込んでズバッと解決...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)








