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[SKJ]■世界キリスト教情報■第724信

発行日: 2004/11/8

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    (c)世界キリスト教情報   連絡先E-mail:cjc_skj@mcn.ne.jp
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  2004年11月8日(月)     第724信(週刊・総合版)☆☆
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              = 目  次 =
     ▼米大統領選で露わになった民主・共和両党間の「神ギャップ」
     ▼同性間結婚を禁止する憲法修正案を米11州が承認
     ▼2009年には女性主教も=英国国教会レポート
     ▼ロシア正教会とバチカンの関係不安続く
     ▼スラウェシでキリスト者村長が首はねられる
     ▼ビリー・グラハム氏が11月7日で86歳に
       ▼《情報レムナント》
       ▼《メディア展望》

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◎米大統領選で露わになった民主・共和両党間の「神ギャップ」

 【ワシントン=RNS・CJC】ジョージ・ブッシュ米大統領が再選された今
回の選挙で「信仰」が影響したことは確か。「出口調査」に基づく分析では、民
主・共和両党間の「神ギャップ」とでも言うべきものが浮き彫りになった。主要
な宗教グループのほとんでに共和党支持が広がり、これまでは民主党の強力な支
持層だった黒人プロテスタントにまで共和党が食い込んでいる。
 公共放送PBSテレビの「週刊・宗教と倫理ニュース」番組のために行われた
出口調査によると、礼典によく出席する人ほど、ブッシュ氏に投票する傾向が見
えた。一方、自分を「世俗的」とした人や無宗教の人はほとんどがジョン・ケリ
ー氏に投票した。これは前回2000年の選挙で示された傾向を踏襲している。
 「宗教ギャップが一層明確になった。これは今後数年間の米政治の特色になろ
う」と、アクロン大学のジョン・C・グリーン教授が同番組で語った。同氏は宗
教と政治に関する専門家。今回の選挙でブッシュ氏の勝利は、福音派とミサに常
に参加するカトリック信徒を中心にした広範な「宗教連合」の支持を取り付けた
ことにあり、さらにそれ以外の宗派の支持も得ているという。
 白人の「ボーンアゲイン・プロテスタント」の大部分(78%)はブッシュ氏
に投票した。1週間に一度以上教会に通う福音派の約86%もブッシュ氏支持だ

 ただグリーン氏は、さらにブッシュ氏が主流プロテスタントの取り込みにも成
功している、と指摘する。過半数がブッシュ氏に票を投じた。ただ実数としては
2000年の時よりは微減した。「実際のところブッシュ氏は、1カ月に数回教
会へ行く穏健・リベラルな白人プロテスタントを取り込むのに成功したようだが
、これはケリー氏が欲しい層なのだ」と言う。
 大きな変化が起こったのは黒人プロテスタント。これまでは圧倒的に民主党支
持の伝統があった。
 全体的に見るとブッシュ氏に投票したのはアフリカ系市民の約11%だけだが
、黒人プロテスタントと認めた人で見ると16%に上っており、これは2000
年から倍増。そして1週間に一度以上教会に通う人では22%と劇的に増加して
いる。
 「接戦だったことからすると、民主党支持の中心グループに食い込んだのが印
象的だ」と、グリーン氏は言う。
 カトリック票を見ると、今回ブッシュ氏は52%を獲得、自身カトリックのケ
リー氏は48%だった。2000年の選挙では、バプテストのアル・ゴア氏がカ
トリック票の半分を獲得し、ブッシュ氏は46%だったことからも、注目される
数字だ。ケリー氏に対するカトリックの支持度合いは、同じくカトリックだった
ジョン・F・ケネディ大統領をはるかに下回っている。
 ミサにきちんと行く人の中では、数字はさらに明確だ。1週間に一度以上教会
に通うカトリック信徒の58%はブッシュ氏に投票した。ケリー氏を多く支持し
たのは、ミサに決して行かないと言うカトリック信徒か、年間数回だけミサに出
席すると言う人たちだけ。
 伝統的に民主党支持のスペイン系カトリック信徒の票の58%はケリー氏が獲
得した。しかしブッシュ氏はここでも前回の僅か30%から39%と大きく得票
を伸ばしている。
 「価値観の問題がブッシュ氏に有利に働いたのではないか。これはスペイン系
カトリック信徒、特にニューメキシコやコロラドのような場所では非常に重要視
されている」と、グリーン氏は言う。
 同様に民主党の有力基盤であるユダヤ人社会にも共和党が食い込んでいる。前
回、ブッシュ氏の得票は2割だったのが24%に上昇した。
 最も劇的な変化はイスラム教徒にの動向。92%がケリー氏に投票、ブッシュ
氏が僅か6%だった。
 2000年の選挙では、イスラム教徒の大部分がブッシュ氏に投票していたが
、9・11事件以後の社会不安の責任を不当にも押しつけられた、と感じている
のが変化の要因と見られる。イスラム教徒は現在登録者の1%を占めるだけだが
、今後さらに政治的な影響力を増しそうだ。
 選挙登録者の約2%を構成するモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)
の信徒は圧倒的な共和党支持で、8割がブッシュ氏に投票した。
 ブッシュ氏の宗教界取り込みが広がる中で、福音派と保守的なカトリック信徒
が決め手だ、と専門家は見ている。
 「ロナルド・レーガン大統領が始めた福音派プロテスタントの政治的動員は、
この4半世紀に米国の選挙戦に起きた最も重要な変化だ。信仰者の多くが、自分
たちの要求や関心を受け止めてくれる唯一の党は共和党だと見なすようになった
」と、クレムソン大学のローラ・オルソン准教授は言う。
 多くのアナリストが、民主党と宗教界の大グループとの食い違い深刻化の証拠
が数字に現れている、と指摘する。
 「米国人の約4割が毎週教会に通うことからすれば、民主党は、その人たちの
関心にもっと敏感にならなければ、大統領を選出に苦労することだろう」と、キ
ャルビン大学「キリスト教と政治に関するヘンリー研究所」のスティーブン・モ
ンスマ氏は言う。「民主党がそのような道をたどりつつ、なおリベラルな立場を
保つことは可能だが、ただそれはよほどうまくやらなければならない」と見てい
る。
 それに対してテキサス大学オースティン校のマーク・レグネルス教授は、民主
党が国政選挙に勝てる唯一の方法は、妊娠中絶や同性愛者間結婚などの社会問題
で、基本路線を再考することだ、として「党員にはショックをかもしれないが路
線を修正すべきだ。今回の傾向から見ると、中絶反対の民主党だったら、多くの
宗教保守派、特にカトリック信徒を取り込めただろうに、逆に民主党は彼らをか
み砕いて、吐き出し続けた」と語っている。□

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◎同性間結婚を禁止する憲法修正案を米11州が承認

 【CJC=東京】米EP通信によると11月2日、11州で同性間結婚を禁止
する憲法修正案が投票に付され、有権者の圧倒的多数の賛成で承認された。
 承認されたのは、アーカンザス、ジョージア、ケンタッキー、ミシガン、ミシ
シッピー、モンタナ、ノースダコタ、オクラホマ、オハイオ、オレゴン、ユタの
各州。□

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◎2009年には女性主教も=英国国教会レポート

 【CJC=東京】英国国教会は11月7日、女性聖職に関するレポートを発表
した。レポートは、女性の進出に関する様々な方策を提起する一方、現状を維持
することは不可能と警告している。その提案を採用した場合、遅くとも2009
年までに女性主教が登場する可能性もある。
 レポートは、英国国教会ではこの10年間、女性を司祭に叙階して来たが、さ
らに主教にまで女性を任命する場合に教会が考慮すべき一連の条件をまとめたも
の。289ページに及ぶレポートは一本化した提案はせずに、様々な選択肢を示
している。それには現状維持から、主教職のすべてに女性を叙階する、異議のあ
る教会(パリッシュ)は男性主教の裁治を受ける、女性聖職や男性であっても女
性聖職によって叙階された人の権威を認められない教会にはヨークとカンタベリ
ー大主教のもとの組織と並行する別個の組織結成を認める、といったことが含ま
れている。
 ロチェスター主教のマイケル・ナジル=アリ氏が長となって3年がかりの作業
の結果、まとめられたレポートには、すぐさま保守的福音派の過激グループから
聖書に反すると糾弾の声が上がったが、教会の女性は歓迎している。
 ナジル=アリ主教は、国教会44教区の中で女性を聖職に叙階した主教39人
の中の1人で、初めて大執事に女性を昇進させた。□

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ロシア正教会とバチカンの関係不安続く

 【CJC=東京】ロシアのインターファクス通信は、ロシア正教会とバチカン
の関係が、幾つかの問題に関しては断絶同様の事態を招いている、とアレキシー
二世総主教が11月1日語った。
 モスクワで外交問題を専攻している学生との会合で語ったもの。
 主な問題は、ロシア正教会の信徒をカトリックに改宗させること、教勢拡大、
ウクライナ西部での正教会とギリシャア典礼カトリック教会の関係などだ、と言
う。□

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎スラウェシでキリスト者村長が首はねられる

 【CJC=東京】インドネシア東部のスラウェシ島ではキリスト者に対するイ
スラム教過激派の襲撃が続発している。当局の捜査も進展していない。
 11月5日には、ピネダパ村のサルミナリス・エンデレ村長(48)の遺体の
一部が発見された。同村長はキリスト者。
 ポソ市の給油所でイスラム教徒のグループが座って会話をしていたところに、
通りがかりのトラック(ピックアップ)から黒いポリ袋が放り出された。それを
見ると中に人間の頭部があったという。警察の調べでエンデレ村長のものと分か
った。残りの遺体は同日午後にマサニ村の近くで発見された。同地のキリスト者
に対する一連のテロ攻撃の最新のものと見られる。□

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◎ビリー・グラハム氏が11月7日で86歳に

 【CJC=東京】米国の著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏が11月7日、
86歳の誕生日を迎えた。同氏は18日から21日までロサンゼルス郊外パサデ
ナのローズボウルで「グレーター・ロサンゼルス・クルセード」を行う計画。そ
の最終的な準備中だった。
 毎年この時期、グラハム氏は休息の時だが、今年は転倒事故で入院したことも
あり、2回予定されていたクルセードも6月のカンザスシチーを10月に、そし
て7月予定のロサンゼルスを11月に繰り下げたもの。
 ただ伝道意欲は衰えず、2005年6月にはニューヨークでクルセードを行う
計画。□

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 《情報レムナント》
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◎教会の寒さが原因か=ドイツで女性がつかみ合い
 【CJC=東京】ドイツ西部カイゼルスラウテルンの教会で11月5日、集会
の最中、寒さからかある女性が絶えずくしゃみをしているのに立腹した別の女性
が、教会を出た所で相手を侮辱したことから、つかみ合いのけんかとなった。
 居合わせた人たちが2人を引き離したが、くしゃみの女性は目の周囲にアザが
出来た。もっともこの女性、風邪かも知れないのに、相手におしりをさらすとい
う元気ぶりだった。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(11月7日)=http://www.cwjpn.com
★新潟県中越地震=寒さの中、続く余震=救援金窓口はカリタスジャパン
★司祭の平均年齢61歳=司教協広報が統計発表
★新発田教会=建築家協会が表彰=「風雪に耐え美しく維持」
★「夢実現は新たなスタート」= 難病の子の願いかなえる=メイク・ア・ウイッ
シュ 

  =キリスト新聞(11月6日)=http://www.kirishin.com
★賀川豊彦記念講演会=憲法問題で宮田光雄氏講演=外圧による押しつけ否定
★無教会全国集会=独自の個性持ち始め=改憲に危機感も=有志の会が声明発表
★新潟県中越地震=待たれる救援活動=教会にも被害及ぶ=10万人が避難生活
★カトリック「正義と平和」全国集会東京大会=今日的課題を考え=“共生”へ
の道探る

  =クリスチャン新聞(11月7日)=http://csd-news.gospeljapan.com
★新潟県中越地震=教会堂にひび=修理は不可能=信徒訪問したいができず
★世界福音同盟が祈りの課題=迫害下の教会覚え祈ろう=イラク教会爆破、スー
ダン虐殺
★ビジネスパーソンのコミュニティサイト=BMPが発足
★世界宣教センター 福島に開設=訓練、ケア、出版…多角

  =リバイバル新聞(11月7日)=http://www.revival.co.jp
★新潟県中越地震=小千谷と長岡の教会に被害=震源地付近の20教会、信徒の
無事確認
★兵庫県豊岡市=台風23号で教会関係に被害=しかし、神への感謝を捧げる信

★イラク人質事件で日本基督教団が声明=香田証生さん、両親はクリスチャン
★神への祈り「呪い」砕く=足首故障のシリング投手が力投=困難の中、キリス
ト者の証

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              http://blog.melma.com/00110137/(テキスト)
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              http://blog.livedoor.jp/cjc_skj/
 ☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用願います。
              http://www.kohara.ac/church/news/index.htm
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