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[SKJ]■世界キリスト教情報■第723信

発行日: 2004/10/31

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    (c)世界キリスト教情報   連絡先E-mail:cjc_skj@mcn.ne.jp
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  2004年11月1日(月)     第723信(週刊・総合版)☆☆
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              = 目  次 =
     ▼信教の自由の制限が宗教間対立を悪化、と国連警告
     ▼バチカンが「教会の社会教説の要綱」発表
     ▼米カトリックとメソジストが親交に関する共同声明草案
     ▼アドベンチストは聖書の創造説を確認
     ▼同性愛者の「結合」祝福禁止は考えられず=米聖公会
     ▼ブルガリア教会の反対派が政治的保護を要求
     ▼ナイジェリア宗教法廷が妊娠女性に死刑判決
     ▼エジプト人拉致の武装組織にキリスト者も
     ▼救世軍が首位に復帰=米国の募金活動
     ▼バチカンが聖礼典のテレビ・ラジオ放送認める
     ▼映画「ジーザス」がインターネットに
     ▼「セントバーナード」もう手に負えぬと修道会が売却計画
     ▼米神学者シャーリー・C・ガスリー氏死去
       ▼《情報レムナント》
       ▼《メディア展望》

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◎信教の自由の制限が宗教間対立を悪化、と国連警告

 【ニューヨーク=CJC】国連の「信教の自由に関する特別報告者」事務所は
国連総会社会人道文化委員会に提出した年次報告で、多くの国で宗教コミュニテ
ィ間の緊張が増大しており、それは政府が信教の自由を制限しようとしても、事
態を悪化させるだけだと警告した。
 新たに特別報告者に任命されたアスマ・ジャハンギル氏は、政府は宗教的な緊
張が暴力的な衝突に転化しないよう「微妙な役割」を果たさなくてはならない、
と指摘した。
 「様々な意見の微妙な違いの間、また宗教的な諸方向を越えて、国のレベルで
偏向が増大している。地域的また国際レベルでの対話が必要だ」と言う。
 ジャハンギル氏は、テロ対策として宗教の自由を不当に制限する例があり、そ
れがさらに不寛容を増す危険がある、と述べた。□

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎バチカンが「教会の社会教説の要綱」発表

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)の正義と平和評議会は10月25
日、「教会の社会教説の要綱」を発表した。神に与えられた人間の尊厳と全世界
の人々の公益を促進する責務は、カトリック教会に社会問題について発言するこ
とを求めている、としている。
 教会の社会教説は、公的なまた社会生活の種々相を判断する基準を提供し、「
キリスト教倫理の要求に一致させる」指針を示す、と言う。
 教説は、家庭生活に影響を与える政治、戦争、経済、環境、労働、法律に関連
するものを含んでいる。「社会教説は教会の倫理的な教示の一部であり、倫理的
教示と同等の権威がある」と言う。
 正義と平和評議会スタッフは25日の記者会見で、社会教説は教会の倫理的な
教示に関係するので教理省の検討を経て承認されたと語った。□

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◎米カトリックとメソジストが親交に関する共同声明草案

 【CJC=東京】米合同メソジスト教会とカトリック教会の対話を進める神学
者会議は、ワシントンで10月半ばに行った会合で「交わりとしての教会」に関
する共同声明草案を明らかにした。草案は「それぞれの場所と全ての場所にある
教会」と題されている。
 草案は、教会をキリストに従う者の「コイノニア」と見ている。コイノニアは
ギリシャ語新約聖書で友愛を表す。それは教会の聖書的神学的基盤を、恩寵に満
たされた秘跡の共同体だとしている。
 両教会が親交を示し、支持するため、各地域から全地球規模に至る様々なレベ
ルで、自らを理解し構築する方法で併行しているものと、異なっているものを探
っている。
 草案は、カトリック教会と合同メソジスト教会が、すでに享有している一致の
基盤の上に出来ることは何かその大要の提言、将来への挑戦、今後の対話で取り
上げられるべき諸問題の提起で締めくくられている。□

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎アドベンチストは聖書の創造説を確認

 【シルバースプリング(米メリーランド州)=RNS・CJC】セブンスデー
・アドベンチスト教会はシルバースプリングで年次会議を開催、10月14日閉
幕した。今回会議では特殊創造説と適切な礼拝音楽という二つの問題が主要テー
マとなった。
 会議では、3年にわたる討議の結果、聖書の創造説を支持する立場を再確認、
また「音楽に関するセブンスデーアドベンチストの考え」を承認した。ただ世界
規模の宗教団体として各文化の相違に配慮して詳細な規定を避けている。また同
派の成人会員は2003年の1310万人から1360万人と3・86%増加し
たことが報告された。□

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎同性愛者の「結合」祝福禁止は考えられず=米聖公会

 【CJC=東京】米聖公会(英国国教会)は昨年ニューハンプシャー教区主教
に公然同性愛者を任命して、波紋を広げたが、フランク・グリスウォルド総裁主
教は10月24日、同性愛者の「結合」祝福の停止という『ウインザー・レポー
ト』の指示は考えられないことだと思うと述べた。
 米聖公会の主教は来年1月、同性愛と教会の一致に関し、ランベス委員会が1
0月18日発表した『ウインザー・レポート』について検討する予定だ、とグリ
スウォルド氏は言う。
 『ウインザー・レポート』は、米聖公会が、全世界7700万人の『アングリ
カン・コミュニオン』(聖公会世界共同体)に連なる諸教会による「愛のきずな
の適切な規制」を破ったとし、「遺憾の意を表する」よう求めている。また、同
性間の結合を祝福する米国とカナダ教会の方針がキリスト教信仰の「正統な適用
」でないとして、その停止と陳謝を求めている。□

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◎ブルガリア教会の反対派が政治的保護を要求

 【ソフィア=ENI・CJC】ブルガリア正教会から分離したグループの41
人が首都ソフィア駐在の欧州連合加盟諸国などの大使館にこの9月末に政治的保
護を要請したことが現地紙『スタンダルト』の報道で判明した。
 41人はブルガリア正教会の指導者マキシム総主教に、正当にその地位に就い
たものではないと反対して結成した「代替教会会議」のメンバー。
 両者の対立は7月21日、政府の指示のもと警察が離脱派が占拠していた教会
数百個所を接収したことが発端となっている。□

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◎ナイジェリア宗教法廷が妊娠女性に死刑判決

 【CJC=東京】ナイジェリアのバウチ州にあるタファワ・バレワ地区政府の
レレの宗教法廷が10月13日、ハヤラ・イブラヒムさん(29)妊娠女性に投
石による死刑を言い渡した。離婚しているイブラヒムさんが婚外交渉により妊娠
したのが理由とされている。
 一方で法廷は、妊娠させた容疑のダウダ・サニ氏(35)を、証拠不十分とし
て釈放した。
 アブバカル・ベロ判事は、判決に際し、女性がダウダ・ベロという男性と交渉
を持ったと告白したことを指摘した。しかし男性側は、女性を知らないとし、交
渉を否定している。□

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◎エジプト人拉致の武装組織にキリスト者も

 【CJC=東京】イラクで武装集団の人質となり、最近、解放されたエジプト
の電話会社オラスコムの社員ムスタファ・アブデルラティフ氏(29)は10月
24日、時事通信に、犯人グループはヨルダン人テロ容疑者アブムサブ・ザルカ
ウィ氏率いる武装組織「イラクのアルカイダ聖戦機構」の関連グループで、1人
はキリスト者だったと証言した。
 イラクで最少数派のキリスト者が武装勢力に加わるケースはまれだが、アブデ
ルラティフ氏は「抵抗勢力には幅広い層が加わっているのではないか」としてい
る。□

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◎救世軍が首位に復帰=米国の募金活動

 【ニューヨーク=CJC】慈善活動専門の米「クロニクル・オブ・フィランソ
ロピー」紙によると、全米で募金に成功した上位400団体の首位に2003年
は救世軍が13億ドル(約1400億円)を集め返り咲いた。前年の首位は米赤
十字社で9・11同時多発テロ事件の影響もあり10億ドル(約1080億円)
を集めたが、今回は5億8750万ドル(約635億円)で8位に下がっている
。救世軍は今後当分は首位を続けそうだ。
 2位は前年4位から上昇した米ガン協会の7億9400万ドル(約858億円
)。
 2003年の400団体への拠金は471億ドル(約5兆円)と前年より2・
3%増加した。前年の1・2%減からすると、回復基調に入ったものと見られる
。ただ90年代は増加率が2ケタだったこともあり、米国の募金運動が全面的に
回復したとは言えない。全米の85万団体への拠金総額が2470億ドル(約2
6兆6800億円)と推定されるので、上位400団体に2割が集中したことに
なる。
 ベストテンの3位以下は次の通り。
 (3)国際ギフツ・イン・カインド、(4)YMCA、(5)ルサラン・サー
ビシズ・イン・アメリカ、(6)アメリケアズ財団、(7)フィデリティ・チャ
リタブル・ギフト基金、(8)米赤十字社、(9)フィード・ザ・チルドレン、
(10)ハーバード大学。
 「宗教団体」として分類された17団体の中でトップ200に入ったのは次の
10団体。
 (23)国際キャンパス・クルセード・フォア・クライスト、(46)ウエス
レアン教会、(98)キリスト教放送網、(104)トリニティ放送網、(10
8)ヤング・ライフ、(116)フォーカス・オン・ザ・ファミリー、(120
)ウイクリフ聖書翻訳協会、(132)ナショナル・クリスチャン財団、(17
0)ビリー・グラハム伝道協会、(180)ザ・ナビゲーターズ。□

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◎バチカンが聖礼典のテレビ・ラジオ放送認める

 【バチカン市=RNS・CJC】この10月から1年間、「聖体の年」を守る
に当たり世界各地の司教会議に宛て、バチカン(ローマ教皇庁)典礼秘跡省は、
ラジオとテレビによるミサを許容できるものの、教会へ行く方がより良いと指摘
する文書『聖体の年:示唆と提案』を発表した。
 ミサ放送が「特にミサに参加するのが不可能である人の役に立つ」とするもの
の「聖体執行をテレビ・ラジオで放送することの形式と本質」を考慮するように
、「録音の正確さ、コメントの質、疑問を広げないような執行の美と威厳」を確
保しなければならない、と同省は指摘している。□

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◎映画「ジーザス」がインターネットに

 【CJC=東京】キリストの生涯を聖書ルカによる福音書の記述に基づいて2
時間の映画にした「ジーザス」が1979年に劇場公開されてから25年、これ
までもビデオやDVDにはなっていたが、今度は日本語も含め300以上の言語
に翻訳された映画がインターネット上で視聴出来るようになった。
 米伝道団体『キャンパス・クルセード・フォア・クライスト』制作のこの映画
、これほど多数の言語に翻訳された映画はなかったのではないか、と同団体の映
画部門のジム・グリーン氏は言う。
 サイトは http://www.JesusFilm.org. 

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◎「セントバーナード」もう手に負えぬと修道会が売却計画

 【CJC=東京】スイスでもと言うより世界で一番高い所にある教会は修道会
アウグスチノ会が運営しているが、そこの修道院は救護犬「セントバーナード」
を飼育していることでも知られている。ところがその犬をオークションで売却す
る計画が明るみに出て、一騒ぎになった。
 CNS通信によると、スイス観光局マルティニ事務所のバーバラ・ジーグラー
所長は、売却計画を再考するよう求めている。「私には理解出来ない。これらの
犬は修道院の主要な収入源なのに。売ってしまう理由は全然ないではないか」と
言う。
 修道院のベアトリス・トロアレ報道担当は、現在いる34匹はその務めを十分
果たして来た、と言う。自身「スイス・セントバーナード協会」の会員でもある
が、雄のセントバーナードは最大体重100キロで、毎日2キロの肉を平らげる
。修道院は全寮制の学校も運営しており、毎年5万人も来る観光客の応接もあり
、経費の面からも犬の面倒を見切れなくなっている。この30年間は救助実績も
ないという。□

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◎米神学者シャーリー・C・ガスリー氏死去

 米コロンビア神学校で1958年から97年まで40年近く教鞭をとったシャ
ーリー・C・ガスリー氏(77)が10月23日、悪性腫瘍のため死去した。1
968年に発表された「キリスト教教義」は神学生の必修書となった。
 スイスのバーゼル大学でカール・バルトの指導の下で博士号を取得した。「バ
ルトの前ではびくびくして話すこともままならなかった。ただバルトが彼を気に
いっていたのは確かだ。バルトがただ一度1961年に訪米した時にはガスリー
に通訳させた」と、コロンビア神学校での同僚ジョージ・ストロープ氏は語って
いる。(CJC)

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 《情報レムナント》
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◎ザビエルの遺物は無事、ゴアの教会堂火事
 【CJC=東京】カトリック「UCAN」通信によると、インド・ゴアでフラ
ンシスコ・ザビエルの遺物が保管されている教会で10月21日火災が発生、群
衆が押し寄せるなど大騒ぎになったが、別棟の一部を焼いて鎮火、遺物は無事だ
った。
 教会ではザビエルの遺物を11月21日から来年1月2日まで公開する予定。
 教会関係者は漏電ではないかと言うものの、専門家は否定している。損害は約
250万ルピー(約600万円)と見られる。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(10月31日)=http://www.cwjpn.com
★新潟県中越地震=聖像や窓ガラス破損=菊地功司教ら、状況確認に被災地へ
★台風23号=教会関係施設でも浸水=京都で修練者を救援に派遣
★阪神淡路大震災から約10年=被災教会、初の献堂式=大阪教区神戸中央教会
★国際聖体大会=「深い体験」できた=メキシコ公式巡礼団マルティネス神父に
聞く

  =キリスト新聞(10月30日)=http://www.kirishin.com
★世界伝道フォーラム2004=70カ国から約1800人が参加=第3回ロー
ザンヌ会議に向け現代社会への宣教探る
★北朝鮮からも参加=東山荘会議20周年記念国際会議
★マータイ氏がノーベル平和賞受賞=WCC総幹事が称賛
★キリスト教功労者が決定=阿部志郎、鵜飼勇、大塚野百合の3氏

  =クリスチャン新聞(10月31日)=http://csd-news.gospeljapan.com
★伝道する日本ハムファイターズのトレイ・ヒルマン監督
★21世紀の緊急課題を討議=ローザンヌ世界宣教フォーラム=新国際総主事に
山森鉄直氏
★日本のローザンヌネットワーク発足
★良心の自由守る教員の闘い=日本基督教団西東京教区総会で支援決議

  =リバイバル新聞(10月31日)=休刊

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 ●世界キリスト教情報●

 ☆ご案内とお申し込みは  http://www.geocities.jp/ckoriyama/
 ☆既刊号をご覧になるには http://cjcskj.exblog.jp/(テキスト)
              http://blog.melma.com/00110137/(テキスト)
 ☆PDF版をご希望でしたら『キリスト教記者クラブ』をご利用ください。
              http://blog.livedoor.jp/cjc_skj/
 ☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用願います。
              http://www.kohara.ac/church/news/index.htm
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