世界キリスト教情報 |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
■■■■■■■ ■■■■ ■■■■ ■■■■■
■■■ ■ ■■ ■■ 世界 ■■■
■■■■ ■■■■ キリスト教 ■■■
■ ■■■ ■■ ■■ 情報 ■■■
■■■■■■■ ■■■■ ■■■■ ■■■■
(c)世界キリスト教情報 連絡先E-mail:cjc_skj@mcn.ne.jp
====================================
2004年9月13日(月) 第716信(週刊・総合版)☆☆
====================================
《連絡》今回から、『メディア展望』で紹介している各紙のインターネット・ウ
エブサイトを付記しました。ご利用ください。ただし該当記事がサイト上で読め
ないこともあります。
『キリスト教記者クラブ』という仮想の場をインターネット上に開設しました
。クラブと言っても名ばかりで、真の意味の交流の場にはほど遠いのですが、キ
リスト教コミュニケーションに関連した情報の掲示板として、当面は運用したい
と考えています。いわゆる閉鎖的なクラブではありません。「記者」といっても
専門家である必要もありません。何らかの意味で発信している方なら皆さん「記
者」として歓迎します。各情報にコメントが付けられるようになっていますので
、どうぞご発言下さい。ただ管理人(コンシエルジュ=郡山)の判断で削除させ
ていただくこともありますので、それはご了承願います。
= 目 次 =
▼中国に宗教の自由は存在するか、キリスト教世界の対応割れる
▼バチカンが中国で拘束された司教や司祭を懸念
▼ベトナムでキリスト者96家族を強制移住
▼米聖公会ロサンゼルス教区が離脱教会を訴え
▼米『メガ教会』の牧師が説教盗用見つかり辞職
▼ワールド・ビジョンがロシアの学校占拠事件の犠牲者救援
▼反アパルトヘイト闘争の象徴的存在、ベイヤーズ・ノーデ氏死去
▼ヘリ墜落でアレクサンドリア総主教ら17人死亡
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎中国に宗教の自由は存在するか、キリスト教世界の対応割れる
【CJC=東京】中国の宗教迫害をどう評価するのか、中国に宗教の自由は存
在するのか、多様な情報が中国から出て来るのに、西側キリスト教世界の対応も
様々だ。
米国の福音派系教派や団体は、中国で宗教迫害が行われているという情報を出
し、「自治、自養、自伝」の三自愛国運動を進めるプロテスタント最大組織『中
国基督教協議会』は中国政府の道具に過ぎないとする向きが多い。一方、福音派
以外のいわゆる“主流”教会は同協議会と連携し、中国に宗教の自由は存在する
という立場。中国側もそれを強調する。
カトリックでも公認の天主公教会と、教皇に忠誠を誓う地下教会があり、後者
への迫害の実態を監視する団体が情報を提供している。
ENI通信によると、バプテスト世界連盟(BWA)のデントン・ロッツ総幹
事を、中国での宗教迫害の実態を軽視している、としてカナダのキリスト教抑圧
監視団体『殉教者の声』(VOM)が9月1日非難した。同氏が8月27日、B
WAのウェブサイトに中国訪問記を掲出、政府公認の中国基督教協議会と南京金
陵神学院を支持したことに抗議したもの。
『殉教者の声』のグレン・ペネル報道担当は「善意の人々が純真にも、世界一
ひどい宗教的権利の侵犯者である共産党政府に、中国のイメージ回復のため使わ
れているのを見るのは悲惨だ。キリスト者は、かつてのソ連での経験から、公認
宗教団体が見せたり語ったことは信用できないということを学んだと思われてい
るのに」と声明で指摘した。
これに対しロッツ総幹事は、個人的な見解であり、BWAを代表して語ったも
のではないとしつつも、中国訪問に関する自らの記述を強く擁護した。
「共産主義者による抑圧の間、宣教師として東欧とソ連にいたものとして、私
は、共産主義の下でキリスト者であるということが、何を意味するかを理解して
いる。私たちは、全てのキリスト者と信仰を持つ男女のため宗教的自由が完全に
得られるために戦っており、また戦い続けるつもりだ」と言う。
ロッツ氏は、ウェブに載せたのは調査記事ではなく、中国政府の制限にもかか
わらず、礼拝する自由があることを称賛しようとしたのだ、と語った。
同氏は、完全な宗教の自由(ラジオ、テレビ、単科大学、総合大学、育児施設
、孤児施設、病院、印刷所、公開の会合などを所有すること、と自身で定義して
いる)が今日中国に存在していないことは認めている。
BWAが批判にさらされたのは、これが最初ではない。この6月には、保守派
でメンバー1600万人と米国最大のプロテスタント教派『南部バプテスト連盟
』がBWAとの関係を断絶したが、これもBWAが“自由主義”色を強めている
ことを嫌ったためとされている。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎バチカンが中国で拘束された司教や司祭を懸念
【バチカン市=ZENIT・CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が、中国で拘
束されている多数の司教や司祭の釈放を要請、また拘束中の司教1人が死去した
模様だ、と明らかにした。
ホアキン・ナバロ=バルス報道担当は、教皇庁が1カ月前の逮捕について知っ
たのは、ごく最近のことだ、と言う。
9月11日に公表された報道資料は「8月初め、保定教区司教代理のポール・
フオ・ジュンロン神父は司祭7人、神学生2人と共に警察に拘留された。ポール
・アン・ジンザオ神父とジョン=バプテスト・チャン・ゼンクアン神父は強制労
働による再教育の判決を下された。同教区に属していない3人以外の人たちは、
なお保定で拘留されている模様だ」としている。
同報道担当は「9月6日に得た情報によると、拘留されるか、自由が奪われた
保定教区の聖職者は23人いる。その中には1997年9月に消息を断ったジェ
ームズ・スー・ジミン司教、96年3月に消息を断ったフランシス・アン・シュ
シン補佐司教も含まれる。現在、秘密の場所に裁判も受けないまま拘束されてい
る」と補足した。
さらに「福州教区管理者も司祭2人、神学生1人と共に逮捕された。現在なお
釈放されていない。これらの情報が真実なら、我々は人間の基本的権利である信
教の自由に対する重大な侵害にまた直面することになる。教皇庁は、人権宣言に
よって認められたこの権利の尊重を要請し、速やかにこれら全ての人たちに自由
が回復され、それぞれのカトリック共同体で自らの司牧的な任務を実行出来るよ
うになると確信する」と、報道資料は明らかにしている。
同報道担当はまた、8月末に山東省煙台のジョン・ガオ・ケシャン司教(76
)が獄中で死去、遺体は警察によって親類に引き渡されたことも明らかにした。
同司教は90年代終わりから獄中にあったが、その間の消息が途絶えた時もあっ
たという。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ベトナムでキリスト者96家族を強制移住
【ワシントン=CJC】米ワシントンに本拠を置く人権擁護団体『国際クリス
チャン・コンサーン』によると、ベトナム・ラオカイ省でキリスト者96家族約
600人が、1000キロ南方のビンスアン省へ着のみ着のままで追放された。
全財産を残したまま、バスをチャーター出来るまでの1日は密林の中を歩かされ
たという。
ビンスアン省に到着して見ると、定住し耕作するための土地は少なく、22家
族が落ち着いただけで、残りの家族は安住の地を捜して、なおさまよっている。
定着した家族も、井戸がなく、川の水を飲まなければならず、下痢する危険があ
り、マラリアにも悩まされている。カヤも持って来なかったからだ。
これまでも政府による強制移住は行われていたが、規模としては今回が最大級
のもの。「キリスト教を根絶する」のが狙いと見られるが、政府はそのような事
実はないと否定してきた。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎米聖公会ロサンゼルス教区が離脱教会を訴え
【CJC=東京】米EP通信によると、米聖公会ロサンゼルス教区は9月7日
、離脱してウガンダ聖公会と連携した3教会を相手取って訴訟を提起した、と発
表した。
3教会はこの8月半ば、聖書の教えを逸脱したとして、教区から離脱したもの
。具体的には教区が同性愛者間の結合へ祝福することと、聖公会内部に同性愛を
公言した主教が登場したことを問題にしている。
J・ジョン・ブルーノ主教は、訴訟を「聖公会、教区、および忠実な教区民に
よって所有されている教会財産を、確保、保護する」ために起こしたと語った。
離脱したのはロングビーチのオール・セインツ教会、ニューポートビーチの聖
ジェームズ教会、ノースハリウッドの聖デビット教会。3教会側は、訴訟には「
深く失望した。各教会はこれら財産の権利書を保有しており、信徒数百世帯が土
地を取得し、会堂を建設するために献金して来た。良心に従って投票したその人
たちの権利を無情にも否定するとは驚きだ」と言う声明を発表した。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎米『メガ教会』の牧師が説教盗用見つかり辞職
【CJC=東京】米EP通信によると、ノースカロライナ州最大の教会の一つ
、シャーロットのカルバリ教会のグレン・ワグナー牧師が9月5日に突如辞職、
教会員を驚かせた。憂うつ症になり、この2年間は他人の説教を盗用していたと
言う。
同牧師は保守的なキリスト教団体『プロミス・キーパーズ』で活動した後、1
997年に同教会に着任した。
同牧師は会員に宛て書簡を作成した。不在中に読み上げられた書簡で、盗用と
いう行動は「間違っていた」とし、許しを求めて、「私の約30年にわたる宣教
で、このようなことをしたのは初めてだ」と述べている。
カルバリー教会は総工費3900万ドル(約43億円)、6000席の礼拝堂
で知られる福音派系の単立で、いわゆる『メガ教会』として知られる。日曜礼拝
には平均3000人が集まるという。
ワグナー牧師の盗用は、教会長老の1人がこの8月にラジオでそっくりの説教
を聞いたことから発覚した。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ワールド・ビジョンがロシアの学校占拠事件の犠牲者救援
【CJC=東京】米EP通信によると、国際宣教救援組織『ワールド・ビジョ
ン』は、ロシアの北オセチア共和国ベスランの武装グループによる学校占拠事件
の犠牲者を救援する、と発表した。
まず9月6日に7万5000ドル(約830万円)を送った。また薬品、医療
機器などを送るほか、犠牲者や家族のカウンセリングも行うと言う。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎反アパルトヘイト闘争の象徴的存在、ベイヤーズ・ノーデ氏死去
【CJC=東京】ベイヤーズ・ノーデ氏(南アフリカの人権活動家、オランダ
改革教会牧師)が9月7日、ヨハネスブルクの介護施設で闘病生活の末死去した
。89歳。
1960年代から反アパルトヘイト(人種隔離)活動を精力的に行った数少な
い白人聖職者。ネルソン・マンデラ前大統領と並び、反アパルトヘイト闘争の象
徴的存在だった。
人種隔離の精神的後ろ盾だったオランダ改革教会の指導者で、白人優越主義の
秘密結社『ブレーデルボンド』のメンバーでもあったが、60年のシャープビル
虐殺事件をきっかけに、反人種隔離活動に参加、教会を追放され、政府から公的
な場での演説禁止などの処分を受けた。
反アパルトヘイト闘争の先鋒だった現在の黒人与党・アフリカ民族会議(AN
C)に加わり、1994年には旧白人与党との政権交渉に、ANCから唯一の白
人として参加している。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ヘリ墜落でアレクサンドリア総主教ら17人死亡
【CJC=東京】東方正教会アレクサンドリア総主教ペトロス七世(55)が
9月11日、アテネからギリシャ北東部にある聖地アトス山に向かう途中、乗っ
ていた大型ヘリが海上に墜落し、同乗していた高位聖職者や乗員と共に死去した
。
ギリシャ正教会の指導者クリストドロス大主教は「痛苦の極み」と死去につい
て語った。
アレクサンドリア総主教座は、初代教会時代から、ローマ、コンスタンチノー
プル(現イスタンブール)、アンティオケ、エルサレムなどとともに指導的地位
にあった。現在はアフリカ大陸諸教会を管轄している。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
《情報レムナント》
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ニコライ大主教の日本滞在日記が日ロで出版
【CJC=東京】共同通信がモスクワから伝える所では、幕末から明治期にか
けての日本でロシア正教を広め、東京にニコライ堂を建てたニコライ大主教の日
本滞在日記が日ロ両国で出版され、ロシア版が9月6日、モスクワでロシア正教
の総主教アレキシー二世に献呈された。
日記は1923年の関東大震災で焼失したとされていたが、中村健之介・現大
妻女子大教授が79年にサンクトペテルブルクの中央国立歴史公文書館で、18
70年から1911年までの日記を発見した。□
◎LWF総幹事代理にオッペガアルド氏
【ジュネーブ=ENI・CJC】ルーテル世界連盟(LWF)は9月7日、ス
ヴェン・オッペガアルド総幹事代理の後任にW・アクテルステッター氏(43)
を任命した。
アクテルステッター氏は独バイエルン州の福音ルーテル教会のメンバー。20
02年以来、同連盟広報部長兼編集長を務めている。現職のまま来年1月1日に
総幹事代理に就任する。□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
《メディア展望》
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
=カトリック新聞(9月12日)=http://www.cwjpn.com
★京都=聖母学院の子どもたち=ルワンダの少女と交流=地雷をなくそう!
★韓国テジョンでアジア司教協議会連盟総会=「アジアの連帯深めた」=日本か
らの参加者に聞く
★横浜教区=神奈川県の共同宣教司牧=司祭、修道者、信徒による「推進委員会
」始動=無理せず、「出会う」ことから
=キリスト新聞(9月11日)=http://www.kirishin.com
★日本キリスト伝道会=人を捕る漁師として=“教派を超え共に進もう”
★ソウルで「日韓在日エキュメニカルティーンズ平和キャンプ」=今後の友好と
連帯を確認
★平和遺族会全国連絡会など44団体が賛同=靖国参拝の中止を石原慎太郎都知
事に要求
=クリスチャン新聞(9月12日)=http://csd-news.gospeljapan.com
★福音のせ第2の船出へ=宣教船に生まれ変わる北欧のフェリー
★教会増だが教会員数減止まらず=『クリスチャン情報ブック2005』教勢調
査=全国の教会数7910に
=リバイバル新聞(9月12日)=http://www.revival.co.jp
★日本の“鍵”沖縄にリバイバルを=「沖縄スーパーミッション」順調に進む
★葬儀で「ゴスペル」歌う=東京プロテスタント教会=最期まで福音伝えたい=
未信者にも感銘与える
★ロックフェスティバルでチャペル結婚式=石狩=数万人の若者に十字架の福音
語る
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●世界キリスト教情報●
☆ご案内とお申し込みは http://www.geocities.jp/ckoriyama/
☆既刊号をご覧になるには http://cjcskj.exblog.jp/(テキスト)
http://blog.melma.com/00110137/(テキスト)
☆PDF版をご希望でしたら『キリスト教記者クラブ』をご利用ください。
http://blog.livedoor.jp/cjc_skj/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用願います。
http://www.kohara.ac/church/news/index.htm
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
