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>> 2003/7/4
>> 加藤公一ジャーナル
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=======サービス残業撲滅!========
先週末、労働基準法の改正案が成立しました。この法案の審議に
絡めて私が委員会で取組んでいた問題の一つに「サービス残業」が
あります。
サービス残業とは、時間外手当が支払われない超過労働のことで
す。現在の法律では、使用者が労働者に残業等の時間外労働を命じ
た場合には、その時間に応じて所定の割増賃金を支払わなければな
りません。しかし、現実には、不況のあおりを受けてか、違法なサ
ービス残業が横行しています。
連合が昨年6月に組合員約4万4000人を対象に行った実態調
査では、回答した約2万3000人のうち51・2%がサービス残
業をさせられていました。
サービス残業が増えている背景には、リストラに伴い従業員の絶
対数が減り、残った社員の負担が重くなっているという事情があり
ます。リストラの名の下に人員削減は進んだのに、業務の効率化が
後手に回った結果、残った労働者にしわよせがきているのです。
監督する体制のお粗末さも、サービス残業に拍車をかけています。
現在、労働基準監督官の数は、全国でたったの2763人しかい
ません。また、法律上も、サービス残業を強制したとしても、6箇
月以下の懲役または30万円以下の罰金という軽い罰則しか用意さ
れていないのです。
勤勉は日本人の美徳ですし、「働くのが楽しくてしょうがない」
という人ばかりであればいいのかも知れませんが、連合のアンケー
トでも、44.7%の人が「個人に課せられたノルマ達成のため」
サービス残業をしていました。実際のところ、サービス残業は、職
場にさまざまな歪みをもたらしており、企業にとっても決して得な
判断とは思えません。
まず、何時間働かせても人件費が変わらないわけですから、企業
側としては、時間あたりの生産性にあまり気を配らなくなります(
必要性の高くない業務でも、とりあえずサービス残業によって処理
されている状態では、業務の効率化を図ろうというインセンティブ
も働かない)。
また、時間外手当なしに残業させることが黙認されていれば、労
働時間が必然的に長くなり、労働者に過剰な負荷がかかります。実
際、過労死の背後に過酷なサービス残業があるケースは、少なくあ
りません。
サービス残業をなくせば、企業は、労働力を外から求めざるを得
ず、失業率も下がります(一説によると、150万人以上の雇用創
出効果があるといわれています)。また、ひとりひとりの労働者の
労働時間が減少し、これがそのまま余暇の増大につながるので、結
果として、商品やサービスの健全な消費が促され、景気への刺激に
もなります。
違法なサービス残業の撲滅は、景気や雇用にも良い影響を与え、
まさしく「豊かさを実感できる社会」への第一歩になるのです。
民主党 衆議院議員 加藤公一
http://www.katokoichi.com
*「残業代を会社に請求したい」、「サービス残業の強要をやめさ
せたい」という場合は、最寄りの労基署に直接出向くのが最善です
(匿名や投書でも受け付けています)。もし、働いた時間や場所な
どを記したメモなど証拠になる書類がある場合には、それらもお持
ちください(事実確認がしやすくなります)。
三鷹労働基準監督署(清瀬市、東久留米市を管轄)
181-0013 三鷹市下連雀3-2-11 0422-48-1161
http://www.roudoukyoku.go.jp/shisetsu/kantoku/k-map-17.htm
立川労働基準監督署(東村山市、東大和市、武蔵村山市を管轄)
190-8516 立川市錦町4-1-18 立川合同庁舎2階 042-523-4471
http://www.roudoukyoku.go.jp/shisetsu/kantoku/k-map-15.htm
その他の監督署については、こちらをご覧ください↓
http://www.mhlw.go.jp/general/sosiki/chihou/index.html
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