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>> 2006/4/19
>> 加藤公一ジャーナル
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=====政権交代こそ真の改革=====
サラリーマン時代の私が新橋ガード下の居酒屋で政治問題を肴に
クダを巻いていたのは十数年前のことです。その頃の政治状況は、
現在とは大きく異なっていました。
当時は、政権を取る能力・気力のない非現実的な社会党と、古く
て汚い自民党と、その他一部の利益を代表した政党ぐらいしか、国
民には選択肢がありませんでした。選挙の時に、どの候補に投票す
るとどんな政権ができるのか、国民からは見えないようになってい
ました。誰が首相になるかは、自民党内の派閥の力学で決まってい
たのですから。一票の力で国を変えられる実感を持ちにくい時代だっ
たと言えます。
しかし、今は違います。自民党・民主党という二大政党があり、
それぞれが政権担当能力を持って、現実的な政策を打ち出していま
す。選挙の争点も明確化し、投票する国民の側から見れば、どの党
に投票すれば、どんな政権ができて、どのような政策が行われるか
がわかるようになってきました。総選挙を通じて、国民は、実質的
に、首相を選ぶことができるようにさえなっています。
この十数年間にわが国の政治風土に起きた変化の最大の原因は、
小選挙区制の導入です。この制度の下では、一つの選挙区で一人の
候補者しか当選できないわけですから、当然、候補者は、有権者の
半数以上に受け容れられる現実的な政策を取らなければなりません。
国民のごく一部の利益を代表する多数の政党が乱立するのではなく、
国民の意見の半数を代弁する二つの政党が争うようになるのは必然
です。
小選挙区制が導入されたのは、1994年、細川内閣の時です。
細川内閣は、自らを政治改革内閣と位置づけ、小選挙区制の導入を
最優先課題と見ていました。政治改革法案が衆議院通過後に参議院
で否決されるなどの危機的な状況に陥ったこともありましたが、最
終的に、小選挙区制の導入という目標を果たすことに成功したので
す(この時、中心的な役割を果たしたのが、現在の小沢一郎代表で
す)。細川首相は、小選挙区制と自らの政権の命とを引き換えにす
るかのように、法案成立の一ヵ月後に辞意を表明しました。
今でも、細川内閣を、短期で終わってほとんど何もできなかった
政権だと、否定的に見る人もいます。しかし、今から振り返って見
れば、このときになされた小選挙区制の導入こそが、その後の政治
風土を、少しずつ、着実に、変え、今日の二大政党制の礎石となっ
たことは明らかです(この点、道路公団の時のように看板だけを掛
け替えて派手に宣伝する割に中身は全然変わらない現在の小泉改革
とは対照的だと思います)。
細川政権の前の宮澤政権でも小選挙区の導入を主張する動きはあ
りました。実際に法案を提出するところまでは漕ぎつけましたが、
与党内の抵抗に遭い、宮澤首相は法案の成立を断念してしまいます。
やはり、本当に重要な改革、国の政治のありかたを本質的に変える
改革は、それまでの与党の枠組みの中では困難で、政権交代によっ
てしか実現しないのです。
1997年、2000年、2003年、2005年と4回の総選
挙を経た今、十余年前の改革の芽が大きく育ち、ようやく本格的な
二大政党制が実現しました。
いよいよ、次の本格的な改革の段階に移る時期です。私も、菅さん
とともに、全力で小沢体制を支えて、政権交代を実現し、真に公正
な社会を創っていきたいと思います。
民主党 衆議院議員 加藤公一
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