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頂門の一針 1256号  08・07・21(月)

発行日: 2008/7/21


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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1256号
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         平成20(2008)年7月21日(月)



                               合理主義万能からの脱却:古澤 襄

                               犠牲児の両親10人を拘束:宮崎正弘

                         「正論」前編集長の揺れる正論:平井修一

                                 患者様とは慇懃無礼:渡部亮次郎

                                   瑞穂の国と食糧危機:伊勢雅臣

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第1256号           
 
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
               御意見・御感想は:
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合理主義万能からの脱却
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          古澤 襄

日米戦争というのは精神文化の国家と物質文化の国家の衝突であった。
平ったくいえば金持ち国家と貧乏人国家の戦争だった。そりやー、金持
ちが勝つに決まっている、バカな戦争をしたものだと戦後日本人は考え
る。

だが、その金持ち国家が中東で貧しいイスラム教徒相手に戦争をして分
が悪い。”金持ちが勝つに決まっている”とはかぎらない。ロンドンで
イギリス人と食事をした時に、いつの間にか、そんな会話になったこと
を覚えている。

イギリス人は心の底ではアメリカ人を一ランク下にみている。歴史とか
文化とか伝統のことである。そのイギリス人をフランス人は”田舎者”
と心の底では思っている。島国に居着いた海賊の子孫だという。

”味の文化”というのがある。文化水準の高い国ほど味に凝る。海賊の
子孫であるアングロサクソンには”味の文化”がない。味の盲(めくら)
を「味盲(みもう)」というが、アングロサクソンのイギリスやアメリ
カは、味盲の国だとフランス料理を作ったフランス人は胸を張る。

世界の三大料理といえば、フランス料理、支那料理、それに日本料理で
はなかろうか。いずれも歴史が古く、伝統を重んじる国である。そのフ
ランスと支那の過去は、戦乱につぐ戦乱の歴史がある。

戦乱の中にあって、生(なま)ものを食べる習慣がないから、煮たり揚
げたりの料理法が発達した。それがフランス料理や支那料理の起源だと
いう。

刺身のような生ものを食べる日本料理は異質といえる。海に囲まれた日
本では、魚の刺身という独自の文化が発達した。

話は最初から脱線したが、ヨーロッパから新世界を求めてアメリカに行
ったアングロサクソンたちは、歴史とか伝統に煩わされない新興国家を
造りあげた。

歴史や伝統がないから、最短距離を走る合理主義が基本的な物差しにな
っている。さらにはヨーロッパを見返す気持ちが強いから、造るものは
すべて世界一を目指した。

かくしてカネの力を信じ、精神世界より物質世界に重きを置く新しい国
家が生まれた。急速な発展を遂げる過程でアフリカの黒人奴隷を使い、
迫害したのはアメリカの恥部だが、そのアメリカで建国以来初めて黒人
大統領が生まれようとしている。

戦後日本は憲法、教育、安全保障、食糧政策、社会制度など国の根幹と
なるものは、すべてアメリカ流で統一されてきた。日本のように歴史と
伝統がある国家が、新興国・アメリカの基準をすんなり受け入れたのは
希有なことだ。ヨーロッパの国家ではあり得ない。中東でもあり得ない
であろう。

それだけアメリカ流の最短距離を走る合理主義が、敗戦国・日本にとっ
て魅力あるものと映ったといえる。アメリカン・スタンダードとかグロ
ーバリゼーションといった横文字が幅をきかせた。たしかに伝統や歴史
の古さにない合理主義の魅力がある。

だが合理主義とは所詮は人間の頭で考えることだから限界がある。私は
日産の座間工場で100%オートメーションのシステムだと能率がかえって
悪くなるといわれた。オートメーションの間に人力の部分を入れると能
率があがる。

ベトナム戦争でコンピューター万能主義のマクナマラ国防長官は、彼我
の兵力をコンピューターで計算し、最小の兵力で勝てる戦術運用を行っ
たという。それが兵力の逐次投入という小出し作戦の過ちを犯している。

ラムズフェルド国防長官はイラク戦争では、戦時における部隊運用規模
をめぐり少数兵力による迅速な敵地制圧を唱えた。その合理主義の頭で
戦後の治安を行ったから、いまもってイラク情勢は混迷している。

あらゆる意味でアメリカ合理主義はひとつの曲がり角にきている。アメ
リカン・スタンダードを後生大事に守ってきた日本は、そろそろ独自の
路線を歩む時期にきている。「戦後レジームからの脱却」が必要になっ
た。

当たり前のことなのだが、日本の伝統や歴史、文化に誇りを持ち、良き
伝統文化は自信をもって継承すべきである。敗戦ボケもそろそろ返上し
なければならない。

杜父魚ブログの全記事・索引リスト(7月7日現在2022本)



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犠牲児の両親10人を拘束
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)7月17日(木曜日)
通巻第2261号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
 
 四川省「豆腐ビル」で犠牲になった子供の両親10人を拘束
   一方で「10万元やるから政府を訴えるのはやめろ」と圧力
********************************

AP(7月16日付け)が伝える。

四川省大地震は多くの「豆腐ビル」を倒壊させた。就中、小学校、中学
校の犠牲が多く、親たちは地方政府の汚職、共産党の腐敗に断固立ち上
がって抗議集会を開いてきた。『汚職が手抜き工事を生んだのだ。責任
をとれ』と。

地方政府前でハンガースト、座り込み。謝罪と補償を地方政府に要求す
る。共産党を非難する記事、激しい書き込みもネットにあらわれ、外国
マスコミが、かなり自由に取材していた。

現場から外国記者が1人去り、2人去り。

以後、「地震対策、とくに行政の対応の悪さをネットに書き込んで批判
した五十名ほどが当局に逮捕され、およそ2500のウェッブサイトが閉鎖
された」(ヘラルドトリビューン、7月17日)。

「奇妙な10日間」と後日、NYタイムズが「中国は報道の自由に向かう
のか」という予測記事を訂正して名付けた。民衆の不満のガス抜きを巧
妙に行わせながら、治安当局は抗議する人間たちを観察していたのであ
る。

これは共産党独裁の常套手段だ。

ワシントンポストの北京前支局長だったフィリップ・パンは新著『毛沢
東の影を離れて』(本邦未訳、サイモン&シェスター刊)のなかで、
「中国はいわゆる“国家”ではなく“党組織―国家”だ」と表現した。

両親の抗議集会を取材中だった共同、朝日の記者らが数時間拘束され、
取材を妨害された事件は記憶に新しい。

外国記者がほぼ現場から去って、いま何が起きているのか?

15日に徳陽市にちかい汁方(シーフェン)で1000名の両親が集まって抗
議集会を開催した。

「ラジオ・フリーアジア」が伝えたところでは集会に参加した10人の夫
婦(ともに綿州から参加)が拘束されたという。

地方政府は「(手抜き工事で)政府を訴えないという約束に署名すれば
8万元の現金と3・8万元の生命保険を供与する」と署名を迫り、徳陽市政
府は、十万元を提示したという。

民衆はうっかり署名したら最後、約束のカネが払われないことを知って
いる。

北京からの取材に、どの地方政府は「抗議行動? もう起きていません
よ」と嘯いているそうな。
       △

(註 汁方の「汁」はにんべん、方にはこざと。)
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  ♪
(読者の声1)貴誌通巻第2258号で,西部遭氏の著書『妻と僕 寓話と
化す我らの死』の評を拝読いたしました。

昔々、「朝まで生テレビ」その他で拝見し,何故かとても惹かれるもの
がありました。

当ににご指摘の「レトリックの魔術師」とともに「それ以外の何か」に
惹かれたのだと想います。他者から西部氏への批判はどうにも的を射て
いないと何時も感じておりました。

何冊か繰り返し読みました。

自分なりの理解が明確にできておらず具体的な内容はあまり記憶に残っ
ておりませんが,その後氏の様な思想家に出会えていないのは事実です。

そして,久しぶりにこの『妻と僕 寓話と化す我らの死』を読みたいと
想いました。

初めて氏の内面に触れることが出来る様な気がしております。そして,
何よりも奥様のことが大きく内在している本書に,私は家内をオーバー
ラップさせております。

それが購読したい最大の理由です。

家内は私にとって,妻であるとともに,最良の友(真の親友),師,我が
子,の如き存在で,かつ「異次元の扉」でもあります。そして,基本的
に「カカア天下」の世界であります。

西部氏がそうであるかは知りませんが,兎に角久しぶりに氏の厳粛なる
レトリックに翻弄され,もっと目を見開きたいと切実に感じた次第です。
    (OW生、大阪)


(宮崎正弘のコメント)意外なことに、いや当然というべきか、多くの
方々から「メルマガに感想を掲載はして欲しくないが、家内のことを考
えながら読んでみたい」「読んで、へぇ西部さんが愛妻家だったとは!」
とか、日頃の本誌の読者の反応とは異なる感想がいくつか寄せられまし
た。

   ♪
(読者の声2)福田もブッシュもサルゴジも、支那に批判的であった人
権国家とされる首脳も出席する北京五輪開会式。

石原知事も北京五輪開会式出席を、特別チャーター機を使用しての出席
が明らかに。

東京五輪招致のパフォーマンスとしての行動かもしれないが、私個人と
しては固辞していただきたかった。
今年、台湾を訪問した際も「四川省は原爆のメッカ」と述べていたし、
北京五輪にしても「ヒトラーのベルリン五輪と似ている」と是々非々の
発言を展開していた石原氏の発言行動と明らかに矛盾している。

今年の芥川賞選考にも欠席していた石原知事の姿勢がオリンピックとい
う政治の世界で変節したのかと奇異な目で見られる事はあれども好意的
な視線はそんなにないはずだ。
日本側のレセプションに出るだけならいいが、偶然、国家主席にあった
ら?

温家宝首相とすれ違ったら?

今でも石原知事の日本の保守層の影響力は強い為に支那にどう情報が報
じられるか少し不安であります。

個人的には作家、政治家としての石原氏を尊敬する姿勢には変わりはな
いが複雑な思いである。これまでの強行発言が水泡に帰す可能性も多分
に含んでいます。

福田にしても副官房長官を出席させる、石原知事には副知事を代理にす
る等の措置を取って頂きたかったというのが、一応人権を重んじるとさ
れる祖国日本を代表する二人に恐れながら申し上げたい言葉である。
            (DA生、多摩)


(宮崎正弘のコメント)特別機? 何様でしょうかねぇ。小生は個人的
には五輪の東京招致は反対です。あきらかにスポーツの政治利用ですか
ら。

   ♪
(読者の声3)いつも感銘を受けながら、読ませていただいています。

さて関西でも、講演会を企画されませんか?

最新の中国の情報など、大阪や京都で講演されたら嬉しいですが。私は
地方公務員ではありますが、何かご協力が出来ることがあればと思って
います。(YT生、関西読者)


(宮崎正弘のコメント)関西は先月も京都石清水へ伺いました。前に和
歌山と京都の正論懇話会にもお邪魔しました。バブルの頃は、経済団体
の例会の講師で、毎月大阪へ行っておりましたっけ。

ただ近年の講演会は会員制が多く、したがって非公開であり、企業・団
体の研修会であるため外部への公開をしていません。一般の方も参加で
きる講演会は、東京は多いのですが、なぜか関西は少ないですね。

機会がくれば、小誌でも告示します。
          @@@



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「正論」前編集長の揺れる正論
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            平井 修一

「月刊・正論」前編集長で産経新聞社編集委員の大島信三氏が、ブログ
で大分県の偽装教師への同情を表している。

<不正には、聖域なく、厳罰で臨む、というのは、正しい。正しいけれ
ど、ここは大岡裁きがほしい。なにか、特例をもって、教師としての天
分をもつ若者を教育現場に残す、いい方法はないものか。・・・

日々の勤務状態の評価は、じつに正確である。使命感があって、一定レ
ベル以上の勤務成績をあげている不正採用組への配慮はあってよいと思
う。法は、本来、あたたかい面もあわせもつもの、と思っているが、甘
すぎるだろうか。

むろん、汚職のために「不合格」となった人たちへの配慮、対策が最優
先するのは、いうまでもない>

さらに、

<今回の騒動で、不正採用教員の立場は、原理原則に照らしたとき、救
われる余地はどこにもない。あるとすれば、超法規的な、惻隠の情、と
いう情理しか残されていない。それはまた、猛反発をくらう性質のもの
である。

しかしながら、たとえ少数意見であれ、情理が、論理の世界に登場しえ
る、日本社会の柔軟性をありがたく思っている>

被害者・遺族の人権を無視して犯罪者の人権を声高に主張する輩もいる
から、こんな浅はかな声にいちいち反応するのもどうかなあとは思うが、
「惻隠の情」で放置すると、同情する衆愚が増えかねないので、以下の
コメントを送付しておいた。

<大島先生、夏呆けですか? それとも加齢による呆けですか?

日本は法治国家です。犯罪者や犯罪で不正な利得を得たものを惻隠の情
で許したら、法治国家の一分が立ちません。人治国家で賄賂と情実がま
かり通る支那とは違うのです。

天網恢恢疎にして漏らしたら、道徳が地に堕ちます。子供たちにどの面
下げてルール、規範の大切さを教えられましょうか。

偽装教師は一旦辞めさせ、教師をしたければ正々堂々と試験を受ければ
いい。これがルールであり、国家が信頼されるためには、泣いてバショ
クを斬る必要があるのです>

惻隠の情で「正論」が揺らいでどうする。ぶれず、おもねず、おごらず、
連帯を求めるも孤立をおそれずというのが「正論」ではないか。情に流
されてはいけない。



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患者様とは慇懃無礼
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         渡部亮次郎

20年近く通院している民間病院で、何時ごろからか患者を呼び出すのに
「さん」から「様」になった。患者をそんなに持ち上げなくてもいいじ
ゃないか、と思っていたら、これはどうも例のインフォームド・コンセン
トとやらと関係が有ることに気付いた。

インフォームド・コンセント (informed consent)(以下、IC) とは、
医療行為(投薬・手術・検査など)や治験、人体実験の対象者(患者や
被験者)が、治療や実験の内容についてよく説明を受け理解した上で
(informed)、治療に同意する(consent)事である。

説明の内容としては、対象となる行為の名称・内容・期待されている結
果だけではなく、副作用や成功率、予後までも含んだ正確な情報が与え
られることが望まれている。

ICの必要性を勧告したヘルシンキ宣言は、ナチス・ドイツの人体実験へ
の反省から生まれたニュルンベルク綱領をもとにしている。

日本では1997年(平成9年)の医療法改正によって、医療者は適切な説明
を行って、医療を受ける者の理解を得るよう努力する義務が明記された。

説明無き治療で害を与えた場合、刑法上での傷害罪や殺人罪に当たると
いう主張がある。一方で医療行為によって健康を増進させることは善意
と根拠に基づいて法律で保護された行為であって傷害罪の対象にならな
い、という意見があり、対立している。

このような中で、同意のない治療を行った場合に損害賠償が認められた
判決は、1980年代から相次いでいる。

このあたりから患者様という呼び方が始まったようだ。急に患者を大事
に思いはじめたわけでも、尊重し始めたわけでもないのに、「様」をつ
ければ事が済むという考えは、昔流で言えば「猪口才な!」と言うこと
になる。

猪口才(ちょこざい)=差し出がましいこと。生意気なこと。小利口。
(広辞苑)。三省堂の新明解国語辞典第4版では「ちょっとした才能しか
持っていないことを軽蔑する意味。生意気」とある。

最近は撤去されたが、昭和39年11月、佐藤栄作氏が総理大臣に指名され、
昭和天皇から認証されると言うので、車で追いかけた。ところが、皇居
内に入ったら「記者団はこちら」と案内された場所(屋外)には「車夫
馬丁」溜という看板のかかったところだった。

また、外務省では赴任する大使がつれて行くシェフのことを「従者」と
長らく言っていた。随分、人を見下すものである。天皇陛下に仕えるの
は庶民より一段上の職業だから、庶民を見下さなければ、自分を偉く見
せられないと言うわけだ。

病院では医師が絶対。それを補佐する看護師は従者扱いされるものだか
ら看護師は往々にして患者を見下し、ぞんざいな口を利いて権威を保と
うとする。患者は医師はもちろん、看護師の言いなりだ。

それが突然、医療法が改正されたからと言って、患者の呼称だけを様に
変えたって、本心が変わってないのだから、慇懃無礼(いんぎんぶれい)
そのもの。慇懃無礼=うわべは丁寧なようで、じつは尊大であること。
(広辞苑)

厚生大臣や外務大臣を何回も務めた園田直氏は、インフォームド・コンセ
ント時代の前、医者と学校の先生と銀行員は余程注意しないと馬鹿にな
る。弱い者、無学なものばかりを相手に威張っていられるからだ、と言っ
ていた。

ついでだからICの問題点などを捜そう。従来の医師・歯科医師の絶対的
権威に基づいた医療を改め、患者の選択権・自由意志を最大限尊重する
という前提に基づいている。こんな事は患者も医師も同じ人間。対等な
のだ。むしろ患者あっての医師なぐらいなのだから大昔から当然の話だ
ったはず。

説明する側は検査や治験の利点のみならず、効用の原理を平易な言葉で
説明し、副作用や合併症などの予期される危険度や、他の方法
(alternatives)についても十分な説明を行い、同意を得る必要がある。

また、同意をいつでも撤回できることが条件として重要である。こうす
ることで初めて、自由意志で治療または実験を受けられることになる。

癌の告知の際、日本では、家族に病名を告げるが本人には告げない、と
いうのが長く続く慣例であった。これはICの概念に反する。実際ICの普
及とともに癌の告知率は大きく上昇した。

一方で、癌の場合に病名を告知して欲しくないと考える人はやはり存在
し、実際に告知したことで訴訟になった事例もあるため、ここでもICの
適正な運用について議論が出ている。

患者に十分な理解力・判断力がある場合でも、数分や、長くても数時間
のICでは伝わりきらない情報はあるし、患者は最終的に、少ない知識を
基にして判断・同意を行わざるを得ない。

また、非常に稀な事象や軽微な事象を敢えて説明することが治療の本質
をぼかし、患者の満足度低下や不安の増大をきたし、治療の機会を逸す
る可能性も指摘されている。

判例を見ると、10%を超える死亡率が予測された手術に対して事前に死亡
率を伝えなかった過失が認定された例(東京高裁平成13年7月13日)があ
る。

一方、「死」という言葉を直接使わずに説明したことに対して「重大な
心理的影響を与えかねない」として過失が否定された例(東京地裁平成
15年6月27日)もある。

患者と医療従事者の双方の立場を守るために存在し、十分な認知を得た
ICであるが、日常の運用は両者の良心によって為されているに過ぎない
実情がある。これらの事例において争われる事件は増加すると考えられ
るため、法整備やガイドライン(指針)作成が望まれている。

「インフォームド・コンセント」という外来語は一般に分かりづらいた
め、様々な日本語訳が考えられている。1990年に日本医師会が公表した
報告では「説明と同意」という語が使われている。医師や看護師の本心
が変われば言葉なんかどうでもよい。

ほかに、国立国語研究所の外来語委員会は2003年4月に、「説明と同意」
に加えて「納得診療」という言い換えを提案している。フリー百科事典
『ウィキペディア(Wikipedia)』参照。   2006・10・17 (再掲)


 
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瑞穂の国と食糧危機
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        伊勢 雅臣

■1.食糧危機での新国家主義台頭■

世界の食料価格が高騰を続けている。小麦価格は2006(平成18)年1月ま
で1ブッシェル(約27・2キロ)3ドル近辺だったが、今年の2月には10
ドルを超えた。トウモロコシも同じく3ドル程度だったが、最近では8
ドルを超える。大豆は6ドル程度だったのが、15ドル以上となっている。

こうした国際穀物市場での価格高騰は、我が国の台所を直撃している。
日本は世界最大の農産物純輸入国であり、かつ穀物自給率は28%と、先
進国の中でも異様に低い水準である。

ちなみに穀物自給率で言えば、アメリカは128%、フランス142%、ドイ
ツ122%と輸出余力を持ち、また比較的自給率の低いイギリスで70%、イ
タリアで62%である。

「フラット化する世界は終わり、新国家主義が台頭した」とは、ウォー
ル・ストリート・ジャーナル紙が、地球温暖化問題での各国のエゴのぶ
つかりあいを評した言葉だが、この言葉は、食料環境にも当てはまる。

たとえば、ロシアは国内需給の逼迫による価格高騰を抑制するため、昨
年11月から大麦、小麦にそれぞれ30%、10%の輸出税を課した。

アルゼンチンは、一昨年11月から、トウモロコシや小麦の輸出規制を行
っている。各国はまず自国民の食料確保を優先し、他国への輸出は余力
がある場合のみ、という「新国家主義」が台頭しつつある。

こうした中で、我が国はどれだけ食料危機への対処ができているのだろ
うか。

■2.人口増による食料消費増に生産が追いつかない■

現在の食糧危機は人口増などに起因する需要増加に、供給の増加が追い
つかないことから生じている。それだけに一時的なものではなく、短期
的な解決の見通しもない。

     世界の穀物の消費と生産は、次のように伸びている。

                2000/01年                 2006/07年
    ・消費 19億0170万トン → 20億5022万トン
                (100%)            (107.8%)
    ・生産 18億3900万トン → 19億7450万トン
                 (100%)            (107.4%)
    ・不足    6270万トン →    7572万トン

このように生産よりも消費量が大きい。この分だけ穀物の在庫量が食い
つぶされており、在庫量は半分程度になっている。また両方とも拡大し
ているが、消費量の伸びの方がわずかに高く、不足量(すなわち在庫食
いつぶし量)も拡大している。

消費量の増加は、人口増加によるものである。国際連合人口部の統計で
は、2000年以降の人口増加率は1.2%程度で、上記の食料消費の伸びが
6年で7.8%、つまり年率1.3%なので、ほとんど人口増加率と同水
準である。

現時点でも世界で飢餓に苦しんでいる人口は8億5千万人ほどいると国
連食料農業機関(FAO)は推計している。この飢 餓人口の定義は、人
間が健康に生活するのに最低限、必要な約 2300キロカロリーをとれない
人々、である。

すなわち、近年の世界の人口増は、在庫の取り崩しによってまかなわれ
ており、やがて在庫が無くなっていくにつれ、食料価格は高騰を続け、
この飢餓人口はさらに拡大していくだろう。

■3.伸び悩む穀物生産■
    
一方、生産の方はどうか。穀物の生産は、耕地面積に単収(単位面積当
たりの収穫量)を掛けあわせる事で得られる。

耕地面積の方は70年代の7億2400万ヘクタールから、 2003年には6億
4580万ヘクタールへと、11%も減少した。これは砂漠化や、都市化・工
業化に伴う工業用地・宅地への転換によるものだ。

もう一つの要因である単収の方は、品種改良や農業の近代化(灌漑整備
や肥料・農薬の投入、機械化など)により着実に増加しているが、その
伸び率は、60年代の年平均3%が、90年代以降は1・5%程度へと低下して
きている。

60年代の収率増加は、弊誌555号で紹介した小麦や稲の品種改良による
「緑の革命」の成果である[。近年は遺伝子組み換え技術が進んできたが、
それでも単収の伸び率を押し戻すまでには至っていない。

もう一つ穀物生産の阻害要因になっているのは水不足だ。国 際灌漑管理
研究所によると世界の水の年間使用量は、この半世紀で4倍近く増加し
た。しかし、この間、人口増加や地下水の枯渇、水質汚染などにより、
人口1人あたりの水供給可能量は減少を続けている。

たとえば、中国では総給水量が減少しつつあるなかで、生活用水、工業
用水需要が急増し、全体の7割を占める農業用水が圧迫されている。水
不足に悩む農業用地は、全体の約1億ヘクタールのうち、13〜40%に達
すると見られている。

「世界は今、水戦争のまっただ中にいる」とは、全国連事務総長コフィ
・アナンの言であるが、水不足は食糧生産を直撃する問題である。
    
■4.不安定な国際穀物市場■

以上のように食料需要は増加し続け、増産の方はままならない、という
事で、食糧不足は構造的なものであり、事態はますます深刻になりつゝ
ある、ということが分かるだろう。

その状況の中で、我が国は世界最大の食料純輸入国となっているのだが、
日本が依存する国際穀物市場そのものが、以下の3つの点で不安定性を
抱えている。

第1に、国際穀物市場における取引量は総生産量の10%から12%に過ぎ
ない、ということである。基本的に各国は自国内での消費を優先し、余
剰分を輸出に回す。干ばつで不作ともなると、不足分は輸出量の減少と
なり、それが穀物価格の高騰を招く。

第2は、主要な穀物輸出国が、米国、カナダ、オーストラリ
ア、南米、中国などに限られる点である。

たとえばトウモロコシの輸出量の7割は米国1国で占める。大豆は米国、
ブラジル、アルゼンチンの3カ国で世界輸出の9割を占める、といった
具合である。したがって、米国1国でも異常干ばつに見舞われると、世
界貿易上の需給はすぐに逼迫する。

第3に、穀物輸入国も日本、韓国、台湾などアジア諸国中心
である。トウモロコシ輸入の約4割はアジアであり、その半分
が日本である。大豆に至っては、中国と日本で世界輸入の過半
を占める。

このように食料は各国の自給が前提であり、ごく一部の余裕
分が、一部の国から一部の国へと売り買いされているのが、国
際穀物市場の実態である。

前述したように我が国の穀物自給率は28%と先進国中最低の水準である
が、こういう不安定な穀物市場に依存していることの危険性を認識する
必要がある。
    
■5.農政と食糧政策の行き詰まり■

こういう国際状況の中で、我が国の農業はどういう状態になっているの
か。現在の農業の状態を規定したのは、昭和36(1961)年に施行された
「農業基本法」である。

これは基幹作物であるコメについては、農家の生産を補償するために価
格支持を導入するとともに、規模拡大による生産性の向上を図る。

トウモロコシなどの飼料作物は限られた土地の中で生産性向上にも限度
があるので輸入に依存することとした。小麦、トウモロコシ、大豆など
で日本が世界有数の輸入国となったのは、このためである。

一方、コメの方は高価格政策により、生産過剰を招き、食管赤字という
形で財政負担を増大させている。同時に消費量の方は、食の洋風化とと
もに、昭和36年頃には1人年間120キロあったコメ消費量は、現在の60
キロ台へと半減した。

またコメの生産性向上の方も着実に進み、水田1ヘクタールあたりの収量
は昭和36年時点の481キロから、昭和59 (1984)年には500キロを超えた。

需要が減少する中で、土地生産性が向上したので、平成17(2005)年時点
で、39万ヘクタールもの耕作放棄地が生じている。埼玉県や滋賀県に匹
敵する土地が放置されているのである。

また稲作1アールあたりの労働時間も、農耕機の導入などで、5分の一
近くまで減少してきており、コメの需要減とあわせて農業人口は昭和55
(1980)年の506万人から平成15(2003)年には259万人と半減し、高齢化と
後継者難の問題が生じている。

要約すれば、国際的な食料危機と不安定な穀物市場というリスクのもと
で、我が国はコメ以外の穀物はひたすら輸入に依存しおり、コメの方も
需要の減退と共に生産余剰を抱え、土地は有効活用ができず、農民も明
るい未来を描けない、という行き詰まりを迎えている。農政と食料戦略
の一大転換が必要な時期にある。
    
■6.企業の活力による農業再生■

このような農政の行き詰まりを打破するには、従来の官僚的統制から脱
却して、民間の活力を農業に導入することが近道だろう。

幸い、そのような方向での企業の動きも各分野で見られるようになった。
最近のニュースとしては、イトーヨーカ堂やセブンイレブンを保有する
セブン&アイ・ホールディングが農 業に参入する計画が報じられた。

それによると、3年以内に全国10ヶ所に農業生産法人を新設し、そこで
生産した野菜を傘下のイトーヨーカ堂全170店で販売する。店舗から出る
食品ゴミは、農業生産法人で肥料として活用し、食品資源の循環を図る、
というアイデアも面白い。

8月に設立が予定されている千葉県豊里市の農業法人は、農家から農地
を借りて、イトーヨーカ堂が派遣する社員らが農作業を行い、大根、キ
ャベツ、ほうれん草など5品目を千葉県内のヨーカ堂21店に直送する。

イトーヨーカ堂だけで、野菜・果物の販売額は年1千億円に
達するという。これだけの規模の小売りチェーンが消費者のニ
ーズに直結した食料生産を行うことは、良質安価な食料の供給
に大きな効果を上げるだろう。

また海外からの輸入野菜の品質や安定供給上のリスクを和らげ、国内の
土地や労働力の有効活用をするなど、一石三鳥、四鳥の効果がある。
    
■7.野菜工場でレタスの「28期作」■

日本のお家芸である技術革新も、農業分野で花開きそうだ。日本鋼管と
川崎製鉄が経営統合した生まれたJFEホールディングスでは、無農薬
レタス「エコ作」を作っている。

子会社JFEライフの土浦プラント(茨城県)に設けられた栽培ハウス
はまさに工場だ。巨大水槽には苗の入ったシートがびっしり浮かぶ、温
度差を微調整する製鉄技術を応用しコンピュータで室温や光量を管理す
る。

「28期作」という高い生産性が自慢で、営業部長、川崎海(60)は「年
中、安定供給できる」と語る。・・・

仮に土浦規模のハウスを約1兆1千億円で1400棟ほど建てれば、国内需
要分を生産できる。

レタスなどは天候に影響されやすく、値段の上下が激しいが、こうした
生産技術の革新により、常に良質な野菜が安定的に供 給できるようにな
る。食料の安定供給という国家安全保障の上からも、効果的である。

このような野菜工場が、前述のように近傍のスーパー・チェーン店と直
結されれば、わざわざ中国から野菜を輸入して、海上輸送によるCO2
排出をするようなムダも排除することができる。地球に優しく、また消
費者も安心できる食料供給システムができる。
    
■8.ごはんをもう1杯多く食べれば■

一方、コメ余剰と小麦、トウモロコシ、大豆などの輸入依存という矛盾
が生じたのは、食生活の洋風化が急速に進み、パン食による小麦の輸入、
肉類の消費増による飼料としてのトウモロコシの輸入、そして油を使っ
た料理のための大豆の輸入、が原因である。

「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」は、われわれが毎日ごはんを
もう一杯多く食べるだけで次のような効果がある、という試算を発表し
ている。

・食糧自給率が8%向上。
・転作された田んぼが、60万ヘクタール、水田に蘇る。
・貯水機能が12億トン(東京ドーム1000杯分)高まり、洪水、水不足を
防止する。
・稲の光合成により二酸化炭素を300万トン(東京ドーム1520杯)吸収す
る。

さらに肉や油の多い食生活は、高脂血症、糖尿病、がん、肥満などの生
活習慣病を増やし、医療費の高騰を招いている。

コメは健康増進面でも、環境保全面でも優れた作物なのである。
    
■9.瑞穂の国の再生■

そうは言っても、食習慣を戻すのは難しい。そこで今風の食生活にあう
ような形でコメを活用する、という技術が広まりつつある。たとえば、
米粉で作ったパン、うどん、ラーメン、パスタ、お好み焼きなど。

米粉は小麦粉よりも水分を多く含むため、パサパサした小麦粉のパンに
比べで、米粉パンはしっとりとした食感で、飲み物がなくても食べられ
る。同じ量でも低カロリーで、腹持ちも良い。すでに学校給食では8千
校以上で導入されている。

瑞穂の国とは古代の我が国の自称であった。青々とした水田 に豊かな稲
穂が垂れる光景は、美しく豊かな国土の象徴である。現代日本の先端技
術を活用して、コメの生産と需要を増やし、食糧自給率を高め、安心で
豊かな美しい国を作っていきたいものである。
                                         

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 日経新聞「環境力 議論する間に国沈む」、H20.05.31
2. 日経新聞「セブン&アイ、農業参入」、H20.06.19
3. 日経新聞「資源立国へ逆転の好機」、H20.06.17
4. 「ごはんもう一杯で自給率は8%上がる」『明日への選択』
   H20.6
5. 柴田明夫『食料争奪』★★、日本経済新聞出版社、H19
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352673/japanontheg01-22%22

■■ Japan On the Globe(557)■ 国際派日本人養成講座 ■■■■ から
転載。         
■転送歓迎■ H20.07.20 ■ 38,449 Copies ■ 2,898,768 Views■
  無料購読申込・取消: http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/



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話 の 福 袋
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 ◎7月降雪の異常気象=中国浙江省

【大紀元日本7月20日】中国浙江省紹興県ヤン・シン・チャオ鎮でこのほ
ど、7月に雪が舞うという異常気象が現れた。目撃者の話によると、7月12
日午後に2分間以上雪が降ったのだという。

浙江在線の報道によると、慶盛控股集団人材資源部職員の魏燕培さんが
この様子をビデオに収めたという。

7月12日午後3時ごろ、職場の同僚である男性が魏さんのいる11階のオフィ
スに入ってきた際、突然、外に降っているのは雪みたいだと驚いた声を
出し、その場にいた職員らが本当に雪なのか確かめたという。

魏さんは記録に取ることを思いつき、他の部署からデジタルカメラを持っ
てきて、11階の窓から雪の降る様子を撮影したという。撮影時間は2分22
秒。

また、他の同僚も外で車に乗っている時に雪が降っていることに気付い
たそうだ。

2007年7月30日と8月6日にも北京で雪が降る現象が確認されている。当時
は北京の東三環と海淀成府路のそれぞれ別の区域と時間に、雨に混じっ
て雪が降り、時間にして約5分間ほどだったという。 

 

 ◎<二輪車>新型投入で「回帰」狙う ガソリン高が追い風?

二輪車メーカーが、扱いやすさや整備のしやすさを追求した二輪車を相
次いで投入している。車体構造を工夫し、安心して2人乗りできるよう
改良したり、IC(集積回路)も活用。二輪車市場は縮小傾向が続いて
いるが、ガソリン高を追い風に、乗用車からの乗り換え需要も狙う。

スズキが28日に発売するスクーター「ジェンマ」(排気量250CC、67万
950円〜)は、座席の位置を66センチまで低くし、2人乗りでもバランス
を取りやすい。

ヤマハ発動機が30日投入するスクーター「XP500TMAX」(排気量
500CC、94万5000円)は自動変速機(AT)を採用。「バイク並みの高
性能エンジンを搭載しながら、手軽に運転できるようにした」(広報)
という。

ホンダが3月に発売したバイク「DN−01」(排気量680CC、123万
9000円)は、鍵にオイルの交換時期などを記録するICを内蔵。車両整
備に役立てられる。

乗用車の普及などで、国内の二輪車市場は最盛期の2割に縮小している。
しかし、二輪車は元々燃費が良く、最近のガソリン高で「二輪車への回
帰が起きるかもしれない」(ホンダの福井威夫社長)との期待も高まっ
ている。 7月19日19時8分配信 毎日新聞

 

 ◎桜美林・桑田ジュニア1年目の夏終わる 西東京大会

第90回全国高校野球選手権西東京大会(19日、桜美林1−8日大二、八
王子市民球場)先輩たちが泣き崩れるなか、真樹はグッと涙をこらえた。

4回守備から右翼で途中出場。足を滑らせながらも右飛をさばくと、6
回の打席で四球で出塁し二盗も決め、俊足ぶりも披露。2打席目は中飛
で1打数無安打。高校生として迎えた初めての夏が終わった。

「バッティングセンスがある」。父・真澄氏の勧めで、野手の道を選ん
だ。片桐監督もその打力を評価。「長打力がある。ケガがなければ…」
と右ひじ痛など、故障をかかえた真樹を先発させられなかった悔しさを
にじませた。

観戦した母・真紀さん(40)は「はじめて悔しいと思ったんじゃない?
主人の甲子園での姿を(真樹は)リアルには知らないけど、どれだけ大
変なことなのかがわかったと思う」と厳しい表情を浮かべた。

桜美林入学直後、練習にスパイクを忘れ「本当におやじの血をひいてい
るのか?」と、先輩にからかわれた。偉大な父をもちながら、それをひ
けらかすことなく天然系?な性格でチームにとけ込んだ。

初めての夏は2試合出場の3打席(四球、四球、中飛)で終わった。真
樹は、この日流した先輩たちの涙を決して忘れない。産経ニュース
2008.7.20 07:30



 ◎中国の大気汚染も反映、気象庁「スモッグ情報」発信へ

気象庁は2009年、光化学スモッグが起きやすい天気を示す「スモッグ気
象情報」を、中国大陸から流れ込む大気汚染物質も加味して発表するシ
ステム開発に着手する。

現行よりも1日早い、発生2日前に情報発信できる見通しで、10年春か
らの運用をめざす。

光化学スモッグは、車の排ガスや工場の煙に含まれる汚染物質が太陽光
に当たり、光化学オゾンが生成されて発生。屋外で運動していると、息
苦しくなったり、目がチカチカしたりする。

07年は過去最多の計28都府県で注意報が発令され、中国大陸からの越境
汚染が原因にあげられた。

新システムでは、地球全体で排出される汚染物質濃度の推計値に、風や
日射の情報を加えて、光化学オゾンの発生や動きを2日先までコンピュー
ターで計算する。これによって、中国から飛来するオゾン量も推定でき
るようになる。  7月20日11時3分配信 読売新聞



 ◎非食料でバイオ燃料 国内初の実証へ 三菱重工 
 
稲わらや麦わらを原料とするバイオエタノールの実用化を目指して、三
菱重工業(本社・東京)などが神戸造船所二見工場(明石市二見町南二
見)で、国内初の実証事業に乗り出す。

農林水産省のモデル事業に選定され、来夏にも稼働する予定。実用化の
めどが立てばプラント生産に乗り出す。バイオエタノール10%混合ガソ
リンの普及を図る環境省は「2030年まで」という目標の前倒しを検討中
で、高騰するガソリンに取って代わる「新燃料の切り札」としても期待
が高まる。

同社によると、施設は二見工場内の約千平方メートルに建設する。洗浄
したわらを粉砕。熱水に浸し、酵素を加える二段階の工程で糖に分解す
る。さらに酵母で発酵させてエタノールを精製する。牛が草を消化する
仕組みを応用したという。

わらは、東播地域を中心に4ヘクタールで約20トンを集め、年間800リ
ットルのエタノール製造を見込む。わらの確保や貯蔵をひょうご環境創
造協会(神戸市須磨区)、発酵を白鶴酒造(同市東灘区)、精製を関西
化学機械製作(尼崎市)が協力。精製までのコストを1リットルあたり
90円程度に抑えるという。

これまでバイオ燃料の原料には、糖にしやすいトウモロコシやサトウキ
ビが使われてきた。しかし、世界的な食糧高騰の一因とされ、途上国か
らは批判が続出。洞爺湖サミットでは「食糧以外の原料によるバイオ燃
料の開発」が首脳声明に盛り込まれた。

農水省によると、国内で発生するわらは年間1400万トン。飼料などに活
用されてはいるが、7割は決まった使い道がないとみられる。近畿経済
産業局の試算では、兵庫県内の稲わらや麦わらからエタノール約3000キ
ロリットルを生産できるという。

日本では、エタノール混合ガソリンの利用は、東京や大阪など一部の地
域で始まったばかり。三菱重工神戸造船所の藤田謹也先端部品・機械シ
ステム部次長は「実用化の技術を確立し、エタノールが普及する将来に
向けて、生産が拡大できる体制を整えたい」と話している。
神戸新聞 (7/20 08:55)



━━━━━━━
反     響
━━━━━━━


 1)1254号「日本独立もはや不可能」を拝読しました。文末の「さり
とて、どこへも逃げられないよ、ご同輩」を読んで、またもやメールさ
せていただきます。

本当に逃げられないのです。私はその気になれば国外移住ができるので
すが、心情的にも逃げたくありません。今まさに夏の快晴の中、蝉が鳴
き繁るこの風景を捨てることなんて私には出来ません。

また、自分と家族だけ移住しても、日本がおかしくなってしまうと、お
そらくその移住先で必ず不合理な迫害を受けるだろうことが目に見えて
います。

ユダヤの人たちがどういう目に遭ったかということや、今の極東の政治
情勢を考えるだけで、それは容易に思いつくでしょう。日本人なら自分
だけ逃げることが出来ないのです。そういう思いで、最近は一庶民であ
る自分に何が出来るのかといつも考えてます。

さて、本日付で毎日新聞社が第三者委員会とやらの検証記事を紙面とウ
ェッブページ(日・英)に掲載しました。

案の定、2ちゃんねるは火にガソリンをかけたように大炎上しています。
韓国の新聞社襲撃もあった暴動を今回の件に被せて、だれでもほぼ無責
任に書き込みが出来るネットでの動きを静観するという人も多いようで
すが、問題の本質の方はどうなのでしょうか。

これは松下電器産業株式会社のホームページのトップです。是非見てく
ださい。
<http://panasonic.co.jp/>

毎日新聞社はこの百万分の一でも、知恵と誇りがないのでしょうか?

一方で、
=========(引用始め)==========
619 名前: 可愛い奥様 

 Mail: sage 投稿日: 2008/07/20(日) 06:52:03 ID:
8fXIBZTa0 
http://www.mainichi.co.jp/20080720/0720_08.html
>作家・柳田邦男氏

>私は数年前からネットの負の側面に警鐘を鳴らしてきたが、

今回の件はネット社会の落とし穴がどこに隠れているかわからない >こ
とを示唆するものだ。ただ、失敗に対する攻撃が、ネット・ >アジテー
ションによる暴動にも似た様相を呈しているのは、 匿名ネット社会の暗
部がただごとではなくなっていると恐怖を感じる。 この問題はマスコミ
のネットとのかかわり方の教訓にすべきであろう。

ただの2ch批判ですw

623 名前: 可愛い奥様 
 Mail:  投稿日: 2008/07/20(日) 06:54:35 ID: yDaeuE1Y0 
>>619
ネット掲示板がなければ売国記事が公になる事は無かった。本件はネッ
トの正の側面で実はこれも大きなポイントです。
=========(引用終わり)==========

今回の毎日新聞社の件について、この会社の無茶苦茶なウェッブページ
のつくり(毎日小学生新聞も入っていて、そこから「ヴァギナの品格」
などというような大人向けの日本語記事にアクセスできてしまう)と内
容(今回閉鎖されたコーナー)の危険さ加減について、私は以下のコメ
ントが忘れられずにコピー保存していました。

=========(引用始め)==========
178 :名無しさん@九周年:2008/07/15(火) 12:24:37 ID:bTDA9gg30
問題です 
クラスである同級生が頼めばセックスさせてくれるという話でした。 
セックスしたいあなたは、この女の子に声をかけますか? 
↑ 
これさ。セックスを勲章に思っていて、簡単にセックスさせてくれる人 
もしくは 
すぐさせてくれる→男は単なる遊びでも女は本気→ふられる→
噂で男がつく (この繰り返し) 
こういう女って、高校の同級生には数人いたよな・・・・。 
これをみているからいうけど、男は「セックスさせてくれる」という
話や噂には弱い。 
もしこの噂を張本人である女が知らないならば、
女はぼろ雑巾のようになる。 

これをやったんだよな。 
毎日新聞は、日本の女はすぐセックスさせてくれるぞと書きたてたので、 
そりゃ、ねらう人は相当数でてくる。 

ーーーーーーーーーーーーーーーー
348 名前: 可愛い奥様  Mail:  
投稿日: 2008/07/20(日) 04:37:04 ID: VC7Fa6Y+0 
貴様らいったい何がしたいんだ。
女だからって言って良い事と悪い事があるんだぞ。
お前らがいくら騒ごうが毎日新聞が一流であることに変わりは
無いんだよ。
つまり俺が言いたいのは下の文書を見てみなさいってこった。
http://www.oas.org/atip/PDFs/Rapid%20Assessment%20(English).pdf
こんなな、「日本への人身売買の報告書」なんて重要な文書に
引用されてんだよ。ピンクチラシじゃねーんだよ。

ページは30、下の方を見てみろ。ライアンって記者の記事が引用されて
るだろ。よく見てみろ。特に日付をな。2003年7月10日の記事だ。ろくに
調べもしない貴様らと違って、責任ある人間は引用元を確認すんだよ。

普通検索すんだろ、そしたらわずか5日前に同じ記者が「日本人が海外で
レイプ、人狩、人身売買」って内容の記事を紹介してるのを目にするん
じゃねーの。こんなスクープを海外に向けて発信してる毎日新聞はやっ
ぱすげーっ

て感じるんじゃね。まったく、冗談じゃねーよ。ちなみに上の文書を出
してんのは米州機構
(OAS:Organization of American States)。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/latinamerica/kikan/gaiyo.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%B7%9E%E6%A9%9F%E6%A7%8B
追加で
http://www.oas.org/atip/atip_Reports.asp
ここの上から9番目の文書だ。なんか英語以外のもあるみたいだな。こん
なのは一例にすぎねーんだぞ。

お前らも毎日新聞がどんな重要な文書に引用されてるか調べて
「一流とは何か」を考えてみたら?引用されるってことは個人でも組織で
も信用されてる、つまり一流ってことだからな。

貴様らの中にも文献検索とか使えるやつくらいいるんだろ。無料なのも
あるしな。書いてたら背筋がぞくぞくしてきたぜ。反吐が出そうだ。冷
房切るか。ま、お前らは一生そーやってなさいってこった。がんばれよ
ー。
=========(引用終わり)==========

京都市 高○信○



◎コラムは「チェックなし」  毎日新聞が検証記事掲載
 
毎日新聞社の英文サイト「毎日デイリーニューズ」の英文コラムが「低
俗すぎる」などと批判を浴びた問題で、同社は20日付朝刊に「品性を欠
く性的な話題など、国内外に発信すべきでない記事が長期にわたり、ほ
とんどチェックなしで掲載された」とする検証記事を掲載した。

記事によると、問題となったコラム「WaiWai」は同社の英字紙
(2001年3月休刊)時代から連載。日本国内の雑誌記事などを引用しな
がら、未成年者の性に関する記事を不適切に取り上げたり、事実関係の
裏付けをしないまま引用したりしたケースが多数確認された。

日本在住の外国人が読者の中心だった英字紙が、サイト転換で海外から
のアクセスが中心となり、「性的な話題の反応が良かったので取り上げ
た」との担当記者の釈明を載せた。

その上で(1)原稿の妥当性をチェックするデスク機能がなかった(2)
紙面審査のような品質管理体制がなかった(3)記者倫理の欠如−など
複合的な要因があったとした。 2008/07/20 09:54   【共同通信】 
 
 
 

 2)貴誌1254号の前田様「百貨店に未来は無い」を読み,なるほどと
想いました.早速家内に話そうと想います.

勤め先の人事処遇制度により来春から年収が激減する為「買い物の上手
い下手」は死活問題となりますので.

前田様,情報のご提供有難うございました.2008/7/20  大阪



 3)これもすでに取り上げたTVタックルでのことだった。北野武が
「二酸化炭素の排出量どのように測るのか」を代議士たちに尋ねた。答
えは「むにゃむにゃ」であった。彼は続けて「では、排出枠の売買はど
ういう単位で?」と尋ねた。答えは同様であった。

これに関して、紙業タイムス社の週刊誌“Future”の7月28日号に面白い
記事があった。すなわち、ブラジルの製紙会社はエコ対策の投資をして、
それで削減した二酸化炭素排出枠をシカゴの気候取引所(=Chicago
Climate Exchange) で売りに出しているのだそうである。

その価格も07年12月にはトン当たり17ユーロ(Euro)であったものが、
現在では京都議定書に基づいて27.5ユーロに上昇しているとある。

ここで気になったことは、ブラジル勢はこの二酸化炭素排出枠(=
Carbon credit)売却の見込み先として欧州諸国と日本を挙げていた点だ
った。

これで明らかになったことは、売買単位がトンであったことだ。

この記事には「現在、京都議定書に基づいて国連に登録されている多く
の製紙会社のエコ対策のプロジェクトは概ね化石燃料を消費しない熱源、
すなわちボイラーを導入するものである」とされていた。

製紙の世界では新興勢力の対策が進むのはある意味で当たり前だが、そ
こで発生する排出枠を先進国が買っていると図式になっている。だが、
北野武が言っていたのは、枠を金を出して買うところがあれば「パイの
大きさは変わらないのではないか」であった。同感であるのは何故だろ
う?以上 前田正晶 



 4)先日某氏に「良くテレビを見ていますね」と褒められた?が、19
日の午後に4チャンネルの「報道特捜プロジェクト」も後半を途中から見
てしまった。なお、午前中はジムに行っていたので、午後はテレビの前
でポカリスエットを飲んでくつろいでいた。そこで、その後半の感想を。

ここで気になったのが容器包装リサイクル法(略して容リ法)関連だっ
た。そこでは「環境大臣が持ち込んだ再生プラスティックスのハンガー
が、何処で誰がどのようにして古プラスティックスを再生したかが不明
だ」と論じられていた。それを追いかけていたのである。

環境省の担当部署も解らず、ついに大臣にまで面会して追及した。その
間に色々と追求調査をしていたことも報じていた。

遺憾ながら、解ったことは回収された古プラスティックスは容リ法の定
める通りには指定の工場で再生されておらず、大量に埋め立てに産廃と
して捨てられていた点だった。

遺憾ながら、こういうことはあるものだと思っていた。このような廃棄物、
回収されたものを扱う業者や経路は非常に複雑で、部外者や素人が入っ
ていっても効果が挙がらないと思う。

その分野を、ある日突然政治的事情で環境大臣に任じられた方が一朝一
夕に業界その他の事情を把握して、統治するのは容易ではないと危惧す
る。

番組では、その辺りの行政の不手際をついて、大臣から「法を可及的速
やかに現状に即したように改正する」との言質を取ってしまった。

環境問題というものの多面性があるというか、複雑な要素が絡みあって
いるものだ。その実情と実態をご存じなくて、その任に当たられた鴨下
氏も大変だっただろう。

だが、これは綺麗事では済まされない問題であると、所轄官庁が認識し
ておられるのだろうかということが気になった。

大臣の周囲にいる者達が専門家でない方を適当にあしらっているのでな
ければよいのだが。容リ法は正しく執行されるべきである。何しろ、私
の長年の持論が「固形廃棄物の処理を誤ると、国家の命運が危うくなり
かねない」であるから。 以上 前田正晶



 5)20日、ジムのプールの傍らにあるジャクージでおばさん風の2人
がコーチに質問していた。「プールで足がつったのは何故だろう」。

コーチの答えは「それは軽い脱水症状です」。さらに、「何で水の中で
脱水症状になるのか。何分にもこの暑さだから、朝から十分にお茶もコ
ーヒーも飲んでいるのに」とおばさん。

コーチは「それはお茶もコーヒーも利尿剤ですから、水分を放出する効
果があるので」と答えた。「では何を飲めばよいのか」と続いた。

コーチは「少し塩分が入ったスポーツ・ドリンクにしてください。例え
ば大塚のポカリスエット等の」と教えていた。

当方はくつろぎながら「ナルホド」と思いながら聴いていた。

、何かのご参考までに紹介する次第。なお、飛行機の中での飲酒は水分
の放出に繋がり、医学的に薦められないのと同じ理屈かも知れないとも
思うのだが。

飲めない当方でも、ジムで全て終わってから美味そうにビールを飲んで
いる人は今でも羨ましい。以上 前田正晶 



 6)1225号拝読。

>◎燃料高に泣く夜鳴きそば 名古屋の73歳店主<

ダイアモンド・オンラインで「値上げシリーズ」を始めました


http://diamond.jp/series/rise_dw/10001/
食材高騰でも価格転嫁できず! 
廃業続出の居酒屋業界

http://diamond.jp/series/rise_dw/10002/
小麦もチーズも燃料費もアップ! 
「三重苦」に喘ぐ宅配ピザ業者

http://diamond.jp/series/rise_dw/10003/
薄利多売の菓子メーカー 
「値上げ難航」で利益圧迫不安

と、続いて居ります。(北海道)



━━━━━━━
身 辺 雑 記
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そうなのだ。炎天下の散歩中,みんなお茶のビンを携帯している。あれは
利尿作用があるのだから熱中症に関しては逆効果。わたしは「水」。ポ
カリは嫌いだから仕方がない。

ご投稿、ご感想をお待ちしています。下記。読者:3630人
ryochan@polka.plala.or.jp

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