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頂門の一針 1160号  08・04・20【日)

発行日時: 2008/4/20

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  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1160号
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         平成20(2008)年4月20日(日)


 
                                   中国の“明治維新”:平井修一

                                    お世継ぎ政治:山堂コラム212

                               海千山千を知らないと:渡部亮次郎

                                 花嫁の父やはり寂しい:馬場伯明

                               『トウ小平秘録(下)』:宮崎正弘

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


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第1160号            
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
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中国の“明治維新”
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         平井 修一

不意にひらめいた。

「ははーん、中国の“明治維新”が始まったのだ」

既にこれは誰かが言っているかもしれないが、小生には初めての思いつ
きである。

よく知られているように、明治維新の原動力は「尊皇攘夷」の狂おしい
ほどのエネルギーだった。

強烈な天皇制支持、日本の文化伝統死守という「愛国主義」と、外国の
跳梁跋扈は許さない、開国は認めないという「排外主義」であり、初め
チョロチョロ、中パッパ、赤子泣くともフタ取るな、で、一気に圧力が
高まって爆発、倒幕になった。

倒幕して薩長土肥がやったことは「開国」「近代国家」創りで、ちょん
まげも刀も俸禄も取られたから、攘夷を信じていた人々は「それゃあな
かろうが」と西南戦争などに決起したが、時代の流れに飲み込まれてし
まった。

攘夷=排外主義が、いつの間にか「列強諸国に勝てるように開国=富国
強兵=近代国家へ」と化学変化を起こしたのは、維新戦争(戊辰戦争)
で近代というもの、たとえば兵器・戦術(スナイドル銃、アームストロ
ング砲、ガトリング機関砲、歩兵操典)など、最新テクノロジーを現場
が目にし、「攘夷どころではない、貪欲に異人の技術を我が物にしない
と、日本は列強に飲み込まれる」という認識が急速に広まったためであ
ろう。

中国は、今回のチベット騒乱と、それに対する世界的な北京五輪を巻き
込んだ国際的な反発に見舞われている。情報鎖国状態の中国国民に対し
て中共は「中国はまったく悪くない、騒動の元凶はダライラマと、それ
にそそのかされた分裂主義者、欧米の諜報機関の教唆煽動だ」と喧伝し
ているから、今や空前絶後の愛国主義と排外主義が中共のプロパガンダ
により中国国内に醸成されている。

中共としては国際社会の非難に対して「我々は一切間違ったことをして
いない、中共は無謬だ」と言い続けるしかないが、結果的にそれは国民
の義和団もどきの排外主義を煽るばかりである。

中共はチベットあるいは国際世論に譲歩したら国民から「軟弱」を責め
られ、強きに振舞えば国民の排外主義は燃え盛るばかりという引くに引
けない状況だ。

この圧縮された、国境を越えることの出来ないエネルギーの圧力は日々
高まっているから、いつ「中国維新」すなわち中共転覆に化けるやもし
れない。

毛沢東の「矛盾論・実践論」にはその回答が明確に示されているのであ
る。

毛沢東曰く「思想は、ひとたび大衆に握られると、社会を改造し、世界
を改造する力となる」。

注)論理や理論以上に、大衆を捉えた世論、空気が時代を大きく動かす
の意。



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お世継ぎ政治
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       山堂コラム212

学校を卒業したあと、地方勤務を終えて東京へ。花のお江戸の政治部だ。
地震や航空機事故を現場で手伝った先輩の社会部のデスクが「おメエ裏
切ったな」―――「ん?」「政治部の記者なんざあ、夜は宴会日曜はゴ
ルフ。ろくなものにはならんぞ。赤坂ではなく一杯やるなら縄のれん。
社会部こそ世の木鐸・正義の味方・・・」

まったく仰せの通りと言いたいが、社会部だってたいした木鐸ではなか
った。社会部は取材相手が赤坂には誘ってくれないというだけ、テメエ
らで飲む時はガード下・・・

そのことよりもわが国の大手マスコミが例外なく「体制内マスコミであ
る」ということ。その現実をいやと言うほど知らされることになる。な
んたる木鐸、強いものの味方、ゴマ摺り記事。

佐藤栄作総理が「新聞記者は相手にしない、TVだけ」の退陣表明」を
した。次いで新潟3区の風雲児で土方の親分、田中角栄という御仁が総
理に就任。オラの仕事はそのヨッシャ、ヨッシャの「総理番」。

とは言っても、こちとら単なる番犬並みの総理番。表の番犬。本物の番
は砂防会館の奥、別にいた。西村ジイ(英一)さんの肩揉んだりしてい
て、我々が入れるのはそこまで。

更なる格上は更なる奥で、昭お姉さま入れてチ―ポンやってるみたいだ
った。派閥記者全盛時代。角番記者はみんな大きな顔。しかも各社で馴
れ合っている。社にあがっても鼻息荒く、部長デスクも腫れ物にさわる
が如し。

ニッカ・サントリーの実弾飛び交う激しい総裁選。その挙句というか直
後の政局。田中派でなければ政治家に非ず。田中番でなければ政治記者
に非ず。

敗けた野沢(今の福田総理の親父の家)には誰も寄り付かない。見習い
純ちゃんが庭掃除をして下足を揃えているばかり。と、そうしたKYが
永田町全体に充満していた。これホント。

自民党の「保守本流政治」がこの角さんの政権奪取で途切れた―――、
と言う人がいる。そこでいう「保守本流」とはワンマン吉田茂政治。そ
れを引き継ぐもの。つまり吉田学校門下生のことだというのだ。

たしかに田中も、それに続く三木も、さらには福田や大平も、池田や佐
藤のように直伝の吉田門下ということではあるまい。本人たちの年齢や
実績、さらには時代の変遷ということもある。

だが自民党の「保守本流」意識というか、そうした精神が田中内閣以後
希薄になったことは確か。谷垣・古賀派がいま、「ワシら池田・宏池会
の流れを汲む保守本流」などと威張ってみても、若いヤツらはキョトン。
薄笑い浮かべて「何だろう?」。何も知らんのだ。

オラに言わせれば佐藤までの保守本流というのは実は吉田門下というよ
りも「官僚主導政治」に他ならない。トップは東大を出た官僚出身者、
「官僚のなかの官僚」。官僚の大親分が総理で、すべての役人を自在に
使いこなす政治。

それが田中角栄以後崩れてしまう。途中に福田・大平・中曽根という官
僚出身者はいたがまあ亜流。そしていまや、総理は官僚出身ではなく2
世3世の単なるボンボン。「お世継ぎ政治」だ。

安倍も福田も、そして次の総裁候補といわれる谷垣だって麻生だって、
官僚ではなくみんな「お世継ぎ」。お世継ぎ政治の最大の特長は官僚を
使いこなせないということ。

いまの政治の混乱は、衆参両院の「ねじれ」もさることながら、官僚の
「特権確保」「縄張り争い」「抵抗」の影響も方がずっと大きいとオラ
は思う。

道路特定財源や日銀人事が、あれだけ揉めるのも与野党対決というより
も底流に役人のサボがあるからで、医療も年金も教育も、はたまた防衛
・外交、財政までも、為政者が官僚をきちんと押さえられないから結局
は行き詰まる。

前の晋ちゃんも随分それで手古摺ったが、いまの康っさん、それに輪を
かけてお手上げ。痛々しいばかり。官僚は「お世継ぎ政治」を舐め切っ
ているのである。(了)



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海千山千を知らないと
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         渡部亮次郎

外務大臣の秘書官だったとき、英語の通訳が「うみせん やません」の
意味を知らなくて往生したことがある。この通訳はいわゆるキャリアで
なった外交官だったが、「手練手管 てれんてくだ」も知らなかった。

なるほど灘高や東大はこんな言葉を知らない方が良いかもしれないが、
外交の現場では困る。アメリカの外交官は何回も会っているうちに「う
みせん やません」「てれん てくだ」を日本語で覚えてしまった。

「海千山千」とは蛇が山に千年、海に千年住むと龍になるというもの。
そこから『広辞苑』の説明は「世知辛い世の中の裏も表も知っていて、
老獪な人」「――海千山千の事業家」と説明している。

通り一遍の説明をしないで有名な金田一京助まで遡る三省堂の国語辞典
『新明解』は「あらゆる経験を積み、社会の表裏に通じていて悪賢い人」
となっている。

また「手練手管」について『新明解』は「うまいことを言って人を丸め
込む方法」とあり、いずれにせよ褒め言葉ではない。だが政界の寝業師
から外務大臣になった園田直氏は褒め言葉と思っていて、言われて怒ら
なかった。

蛇が千年山で住むと海に降りて蛸になるという話は各地にあり、実際に
ヘビがタコに変身するところを見た、という目撃談も数多くあるらしい
(4月だが1日では無い)。

この蛇が変身した蛸は足が8本ではなく7本しか無いと言われており、
そのため、タコを捕まえて足が7本しかなかった場合、海に帰すという
習慣が、かなりの地域に分布しているとか。

海千山千と似たものとしては「古狐」「古狸」の言葉もある。妖怪の類
と見られることも多いが、年を経た狐はお稲荷様のお使いになるという
説もあり、狐には蛇と同様の神聖な面も見られていたのでしょう。

英語にもold fox という言葉があるが、いい意味はあまりない。古狸に
ついては古狐以上に良くないイメージがあるが、日本では年を経た狸が、
病気で動けない和尚に代ってお寺の勧進をして回ったという話もあり、
狸の持つ親しみやすいイメージから、そういう方向も出てきたのかも知
れない。
http://www.ffortune.net/symbol/12si/s06/mi02.htm

日本の政界では川島正次郎、大野伴睦、三木武吉といったような人たち
はみな「海千山千」で「手練手管」に優れ「歴戦の勇士」といわれ、喜
んでいた。

彼らから一時代遅れた田中角栄、保利茂、鈴木善幸、園田直といった人
たちは、後から同じように言われて嬉しかったのだろう。実に官僚派に
対抗して地位を固めるには海千山千と手練手管で行くしかなかっただろ
う。それが多少、ずるくても、軽蔑されても官僚を使いこなした。角栄
は甘やかしたが。

今の政界には2世、3世は腐るほどいても、官僚を使いこなせる海千山千
は与野党のどこにもいない。舐められっぱなしだ。文中敬称略 
2008・04・18



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花嫁の父やはり寂しい
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          馬場 伯明

友人の長女が結婚した。正月明けに「お父さん、話がある」と持ちかけ
られたという。ここから「話」はドーンと一瀉千里に走る。

「付き合っている人がいる」「彼とその両親に会ってほしい」「もう決
めた。結納を受ける」「両家の両親・息子娘で食事」「婚約が成立した」
のが2月半ば、話から約1ヶ月。

さらに続いて「入籍」「家を決め転居・同居」、2人で「結婚式や披露
宴の手配(場所の決定、招待者選定、案内状送付)」も手際よく済ませ
た。

父親(私の友人)はすることがない。求められるままに金を出し、有力
国会議員と結婚相手の会社社長の祝電を(人を介して)手配しただけ。
あっという間に3月の結婚式・披露宴となった。私も招待を受けた。

堂々巡りの喜怒哀楽。「娘もついに結婚(喜)」「(妻は去年から知っ
ていた)なぜ俺に言わなかった(怒)」「2人を見れば(娘を盗られた
ようで)切ない(哀)」「妻子の指輪などの買物への同行は楽しい・・
・か(楽)」

手塩にかけた自慢の娘である。大学を出て銀行のキャリア(総合職)と
して働く。選ばれてアメリカの大学へ来春からの留学が決定、夫とは早
くも別居になる。だから(父は)急ぐなと言ったのだ。

新郎は芸能界にも近い業界の企業、娘は銀行だ。うまくいくのか心配だ。
二人は「合コン」で知り合った。席が真っ正面だったという偶然で一目
惚れの彼が娘に猛アタック。(彼の)至誠は天に通じたのだ。

3月吉日の夕刻から披露宴だった。出席者100人のうち両家の身内は計10
人。他は友人や職場の人たちだ。いわゆる友人婚・職場婚である。

宴会場は「シェ松尾(CHEZ MATSUO)・青山サロン」、青山
学院大学の近くの有名なフランス料理店だ。私は行ったことはなかった。

私が「シェ」で思い浮かべるのは漫画「オソ松くん」のイヤミの「シェー
!」のポーズくらいだ。また、「松尾」といえば、「誰よりも君を愛す」
の松尾和子さん、個性派の松尾伴内(大村市生まれ)。また、古くは、
松尾芭蕉。

シェ松尾の料理は一流である。真鯛(長崎県五島沖産)や黒毛和牛の料
理、それに、フレッシュ・フォアグラのソテーとやらも確かにうまかっ
た。だが、高級フランス料理は量が少ないのが玉に瑕。無芸大食の私に
とっては上品すぎた。

ところで、新婦側の主賓(上司)の挨拶はよかった。新婦の清楚な美し
さを称え、彼女が担当する経済動向の調査・分析結果の的確さを強調し
た後、一転、この日の多数派である若者に向けて舵を切った。

「私にも若い頃がありました。私はキャンディーズファン。蘭ちゃん、
好(スー)ちゃん、ミキちゃんを追っかけていたのです」「若いってこ
とは、すばらしい。二人でチャレンジを」と激励した。

KY(空気を読む)やBY(場を読む)が臨機応変にできない政治家は
今や世間に通用しないという新聞記事を思い出し、感心した。

( 2008/4/4、解散30周年記念「全国キャンディーズ連盟2008大同窓会」
【東京ドームシティホール】に、主賓の上司は馳せ参じたかな? )

新婦の友人(女性)が新婦の生の言葉を披露した。「彼は(ともかく)、
彼の周りの友だちがいいのよねえ」なかなかうまい(頭のいい)自慢の
仕方である。実際、司会をしたNHKアナウンサー、霞ヶ関の官僚の卵、
高校や大学時代の多彩な友人たちが多く出席していた。

私の友人は、物も言わず、ずっと酒(ワイン)を飲んでいる。むしろ焼
酎か熱燗の方が欲しいのでは。奥さんは末席から静かに娘たちを見守っ
ている。私はその斜め前の席で、無遠慮に(上等の)白ワインをがぶ飲
みしている。給仕スタッフが次々とグラスに注ぎ足す。

友人の気持ちを代弁する。「どれほどお前に金かけた/蝶よ花よと可愛
がり/寒い冬には抱いて風呂/湯上り風邪をひかぬかと/布団を掛けた
二度三度」

「正月明けたら悪い夢/娘をあいつに盗られたか/ぼやけど今はただ涙。
/それでも娘の幸せ願う/そんなもんかなあ/こんなもんだろうなあ」

宴はお開きになった。しかし、ほとんどの人が帰らず、ホールの別テー
ブルのデザートをいただきながら談笑していた。新郎新婦も忙しく動き
回り、出席者にお礼を告げ、いっしょに写真におさまっていた。

新婦の妹が絢爛豪華な装飾を施したホールの端のグランドピアノに向い
ショパンの「何とか」を弾きはじめた。妹から姉へのプレゼント。その
美しい音色が生の演奏であるとは気づかない人も多かった。

夜も更け、人々は帰途につき、ホールは静かになった。思えば、花嫁の
母は強く、凛として立つ。一方、哀しみを抱きしめた花嫁の父は女々し
い。

でも、やはり、私はそういう父(友人)の方に共感を覚えるのである。
そして、切ない共感とは別に、若い2人の前途に幸多かれと心から祈る。
ばば ともあき (千葉市在住2008/4/18)



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『トウ小平秘録(下)』
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         宮崎 正弘

2008.04.19 Saturday - 04:59 comments(0) trackbacks(0) by 古沢襄 

伊藤正・産経新聞中国総局長殿。

長い間の連載ご苦労様でした。連載中にも精読しましたが、取材された
多くの皆さんのご苦労が本書を通じて了解できるとともに、こうやって
大著を読み直す(再読するときも手に汗を握りながら)と、現代史のど
この部分が謎のままか、明らかになりますね。

参考文献の一覧も参考になります。次に中国へ行ったときに購入したい
書物も多くありました。

天安門事件の舞台裏は、依然として謎の深い闇にありますが、陳雲らが
武力弾圧に反対し、楊尚昆・白泳兄弟が利用され、やがてトウ小平によ
って斬られる過程など、現代中国三国志です。

解説の何清蓮女史は、短い文章の中にもトウ小平の時代とは歴史的にど
ういう意義を持つのか、考えさせられる文章が並んでいます。

この労作の完結を祝うとともに、本書に関しては別の日に詳しく書評さ
せていただきます。



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話 の 福 袋
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 ◎福田内閣、不支持が5割超=支持27.6%に続落−時事世論調査

時事通信社が11日から14日にかけて実施した4月の世論調査によると、福
田内閣の支持率は前月比3.3ポイント減の27.6%と続落し、昨年9月の
発足後初めて2割台に落ち込んだ。

一方、不支持も同4.7ポイント増の52.4%と5割を超えた。揮発油(ガ
ソリン)税の暫定税率失効や、日銀総裁人事をめぐる混乱で福田康夫首
相の指導力を問う声が高まったことに加え、後期高齢者医療(長寿医療)
制度の説明不足などが響いたとみられる。

不支持の理由(複数回答)では「期待が持てない」が同2.4ポイント増
の30.2%でトップ。これに「リーダーシップがない」27.4%、「政策
が駄目」16.5%などが続いた。

不支持は、20歳代を除くすべての年代で前月よりアップし、30歳代では
初めて6割を突破。40歳代から60歳代までの各年代で5割を超えた。男女
別では男性56.5%、女性48.0%だった。 
4月18日17時0分配信 時事通信
 
 
 ◎専門家が断層評価の甘さを指摘

東京電力が中越沖地震後に柏崎刈羽原発沖で実施した海底断層調査の結
果を議論している国の作業部会は18日、都内で会合を開き、震源断層に
つながる可能性がある「F―B断層」について、専門家から「もう少し
長く考えるべきだ」と東電の評価の甘さを指摘する声が上がった。

F―B断層の長さについて東電は3月27日、従来評価よりさらに長い30
キロと公表した。しかし、同部会の委員18日の会合で「(同断層の北東
方向の地下構造を示す)断面を見るとわずかに隆起している。隆起がで
きた理由を考えると、さらに断層は延びているとするべきだ」と述べた。
別の委員からも同様の意見が出された。

上越市沖を走る高田沖断層などについても、委員から「もう少し長く考
える必要がある」との見解が示された。

また、中越沖地震の揺れが同原発の建屋など構造物に与えた影響を議論
している国の作業部会も18日、都内で開かれた。東電が、同原発7号機
原子炉建屋のうち屋根部分を実際の揺れに基づいてコンピューター解析
をした結果、健全性は確保されていると報告した。新潟日報 19日


 ◎中村学園大 学生証使い食事データ管理 食育推進へ新食堂開設

中村学園大学(福岡市城南区別府5丁目)は、学生の食育を推進するた
めの工夫を凝らした新しい食堂「食育館」を学内に開設した。

食育館は新校舎建設に伴って7日オープンした。目玉は学生証のバーコー
ドによる個人の食事データ蓄積。館内の2台のパソコンで長期的な食事
バランスを確認することもできる。

レシートには摂取カロリーや塩分、理想的な栄養摂取の目安を図で示し
た「食事バランスガイド」を表示。食事で何が摂取できたのかも一目で
確認できる。

学生に「一汁三菜」の日替わりランチを取ってもらおうと、代金420円の
うち100円を大学が負担。栄養科学部3年の御厨麻希さん(20)は「(レ
シートを見ると)何が足りないのか分かるので参考になる」と話してい
た。

学外からの利用も可能。席数は474。営業は平日午前8時‐午後5時と土
曜日午前10時‐午後2時。第2・4土曜と日祝日は休館。
=2008/04/19付 西日本新聞朝刊=


 ◎後期高齢者医療

医師たちも反対し始めた。新制度の大幅手直し、場合によっては制度廃
止さえ必要なのではないか。75歳以上の約1300万人を対象に4月
から始まった後期高齢者医療制度。肝心の医師たちが新制度に従わなか
ったら話にならない。

既に「主治医制」拒否を決めてしまった医師会がかなりある。茨城、青
森、山形、佐賀、岡山、鳥取、広島、山口、福島、宮崎、栃木・・・。
これらの県の、一部地域の医師会が拒否ないし消極対応の意思表示をし
ている。

ネーミングの不評、年金から天引きする心無さ、保険証未着、対象外の
人から間違って天引き、算定額の誤りなどの、単なる行政側の不行き届
きや準備不足の問題だけではないのだ。医療現場からの不服従で、混乱
がさらに拡大するのは間違いない。(K)


 ◎「青い目人形」の恩人、園児に手作り人形贈る 石川・津幡の女性 

石川県津幡町津幡の生駒公子さん(94)は17日、かつて勤務していた同
町実生(みおい)保育園を訪れ、園児に手作りの人形などを贈った。

同園に保管されている「青い目の人形」の恩人として、3月のひな祭り
会に招待されたことへのお礼で、再び子どもたちと交流した生駒さんは
「元気をもらった」と満面の笑みを見せた。

生駒さんは、チラシなどを利用して昨年末から作りためたひな人形やサ
ンタ、クジャクの折り紙、手をつなぐ親子のはり絵など約50点を手に保
育園を訪れた。

保育園には、日米友好の証しとして約80年前に日本各地の幼稚園や小学
校に贈られた青い目の人形が残っている。太平洋戦争中に人形処分の声
が上がるなか、当時職員だった生駒さんが人形を守ったことから、こと
し初めて人形を披露するひな祭り会に招かれた。 

園児と握手をしたり、「折り紙を教えて」などとせがまれる生駒さんは
「捨ててしまう物でも工夫すれば、何でも作れるよ」と再利用の大切さ
も伝えた。同園では、園内に生駒さんの作品を展示するコーナーを設け
ることにしている。北国新聞 18日


 ◎中国:拡大する貧富格差の代償=治安状況悪化でボディーガード需
要高まる

【大紀元日本4月19日】ここ数年来、中国貧富の差が次第に拡大しする一
方で、暴力団・マフィア組織も増え、富裕層の危険度も高くなった。中
国の富裕層はすでに暴力団・マフィア組織のターゲットになり、ボディー
ガードの需要が急速に高まっているという。

 米ロサンゼルス・タイムズ14日付報道によると、日に日に貧富の格差が
拡大し、中国の治安状況が危ぶまれているため、近ごろ富裕層が襲われ
たり、拉致されたりする報道も目立っていることから、ボディーガード
業務への需要が高まっている。

楊盛利(Yang Shengli 音訳)が経営する「安栄ボディーガード・セキュ
リティ・コンサルタント(Anrong Bodyguard Security Consultant)」
は1年前より起業した。現在すでに約100人のボディーガードをかかえる
会社になり、スターのジャッキー・チェンも顧客の一人であるという。

個人のボディーガードを雇うと費用はどれくらいなのか?「普段の日(ピー
ク時期除く)、ボディーガードは一日8時間働き、諸経費を除いた一日の
雇用費用は少なくとも140ドル」という。 

今年51歳になった楊さんは、「この業界の需要は高まっている」とし、
中国には約2万社の個人探偵とセキュリティ会社があると話した。しかし、
ほとんどが政府の許可を得ておらず、楊さんの会社のように政府の認可
を受けているのはわずかだ。

ある成都の不動産開発業者、 36歳のデビッド.厳さん(David Yan)は、
ボディーガードを一人雇って3年になる。数年前、厳さんの友人が辺鄙な
地区に誘拐され、約6万ドルの金をゆすられてやっと釈放されるという事
件が発生した。「この事件に衝撃を受け、突然危険を感じるようになっ
た」と厳さんは述べた。 

現在、中国の富裕層に雇われているボディーガードは推定20万人。南部
の経済が発展している広東省と福建省は富裕層とマフィア組織が共に多
く存在し、誘拐事件も最も多く発生する地域とされている。
 


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反     響
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 1)大阪は長年のつきあいで「好い加減ややこしいところ」だとは承
知していましたが、府庁でこんなややこしい人を雇っていたとは・・・
・???です。

頂門の一針にもありましたが、橋下知事はこれほどの「ややこしさ」に
直面するのでは将に四面楚歌で、そのうちに投げ出さないかと心配にな
るくらいです。ノックさん辺りは「よーやってはった」と思います。
以上 前田正晶 


 2)毎号楽しませていただいております。

私はかねてより前田さんの「カタカナ語」誤用に関する喚起に賛同するも
のです。前田さんの力説にも拘わらず真意を誤解されている風なご意見
もありました。そもそも誤用が定着して「日本語」として通用している
からいいではないかという意見がありますが、ちょっと納得く出来ない
点であります。

あれほど「漢字制限」にかたくなな意見を持つ国語審議会はどのような
定見をしてきたのでしょうか。誤用が定着する前に指摘しなければなら
ないのではないでしょうか。言葉の専門家として活躍されている大学の
語学研究者や翻訳家の方々はどのように考えておられるのかお聞きした
いものです。

日本語にいい翻訳が出来ない、あるいは不適当と考えて「カタカナ語」
を提示される場合は曖昧でなく極力限られた意味を付与した「カタカナ
語」を示して欲しいと思います。さらに、もはやその読み方はヘボン式
発音では通用しない時代かとも思われます。よりネイティブの発音に近
いものでありたいと思われます。

かつて昔の文豪が残した「当て字日本語」が定着していまだに通用して
いますが、漢字の意味をうまく表しているものもあるものの、中には随
分分かりにくいものもあります。しかし文豪が使用したからという「効
能は強力」でしたからそのまま定着してしまったのでしょう。もっとも、
文豪の示した「カタカナ語」には原語の発音に近い記述も多くあります
が。

私は小学生時代から未だに解せない日本語があります。それは何故「山
茶花」がサザンカになったのか。「新しい」がアラタシイと読まれなく
なったのか。「日日新たなり」がヒビアラタナリと言われているのに。
最初に「誤用」があったのではないか。

こんなことを言うと「五月蝿い」ことを言うなと言われそうです。でも
これから先の日本には正しい日本語としての「カタカナ語」を是非定着
させていかなくてはと思います。前田さんのここでのご意見は実に貴重
であると思い賛同するものです。 4/19 安城市


 3)尾崎咢堂は「選挙民が必要とする議員は落選しない」と言ったと
いう。選挙民が「もう要らない」と思ったら落選する。まさに至言であ
る。

咢堂が「バカヤロー解散」で落選し引退した一連の歴史を主宰者の一文
に教えられ、咢堂その時の心境如何にと思いつつ、ふと、あれは尾崎咢
堂の言ではなかったかもという気にもなってきた。

十数年前、長らく咢堂の至言と思っていた詳細をふと調べる気になり、
全集など当たってみたが、はっきりしない。

憲政記念館に咢堂の研究家がいると聞き訪ねた。女性だった。そのかた
も興味を示してくれ「探しましょう」ということになった。

半月ぐらい後、「くまなく調べたが片鱗もなし」との返事。以来ナゾは
未だ解けない。

「頂門の一針」には識者も多いと拝見しています。どなたか答えをお持
ちの方いませんか。                 大谷英彦


 4)大鰐の須藤です。

町立病院の新米事務長として2週間が過ぎました。

「自治体病院の問題」は地方の財政問題と日本の医療問題が典型的に表
れている問題といえます。

財務省や厚生労働省はこれから迎える高齢化社会を乗り切るために、総
医療費(特に高齢者医療費)を抑制しようといろいろな施策を実施して
います。

平成4年に医療法を改正して「療養型病床群」という概念を創出しました。
現在「療養型病床群」は平成12年の「介護保険」の施行、平成13年の医
療法改正で、「介護保険型療養病床」と「医療保険型療養病床」の2つに
なっています。

しかし、昨年、国は2012年までに「介護保険型療養病床12万床」の廃止
と「医療保険療養病床の削減(23万床から15万床に)」を決めました。
削減分の受け皿として「療養型老健施設」と在宅療養を想定しています。

かつて、時代の趨勢に乗り遅れまいと「一般病床から療養病床」への転
換を図った病院は、今度は「療養病床」の削減を迫られていることにな
ります。

介護型病床から、療養型老健施設へ転換すれば介護報酬は2割少なくなり
ます。

また、医療費の削減のために何度か薬価の改正や診療報酬の改訂を行っ
ていますが、最近は2002年、2004年、2006年と3回連続のマイナス改定と
なっています。

02年は薬価と診療報酬合わせてマイナス2.7%、06年は合わせてマイナス
3.16%と過去最大の下げ幅となっています。2008年度は診療報酬0.38%
増、薬価等マイナス1.2%合わせてマイナス0.82%です。

自治体病院の収入は診療報酬の改定の度に下がり続けています。黒字で
あった病院が外来や入院の患者数が減っていないのに赤字に転落すると
いう場合も出てきます。

更に本体の市町村そのものの財政が苦しいため、十分な繰出金を出せな
いため、病院の赤字が大きくクローズアップされる、という悪循環にも
なっています。

「公立病院はつぶれない」と思って危機感の薄かった病院現場でもよう
やく事態の深刻さに気づいてきた、というのが本当のところでしょう。

長寿医療制度(後期高齢者医療)はマスコミが例のごとく騒いで誤った
認識を流布しています。

老人医療の自己負担が無料の時代にいくつもの病院を掛け持ちして、ドッ
サリ薬をもらってきていた、という時代がありました。

これは非常に危険なことで、患者の体質や病歴をよく知っている主治医
が診療計画、投薬の計画を立てていく、ということはとても大事なこと
です。かかりつけの医師がいれば「担当医」として申し出ができる、と
いうことです。

また、巷間、喧伝されているように、ひと月の医療が6,000円分に制限さ
れるわけではなく、病状にあわせて、6,000円を超えた治療も保険で受け
られます。

また、患者はいつでも好きな病院に行くこともできるし、担当医はいつ
でも変更できます。(一部の性悪な医師が「患者の囲い込みを始める」
という心配はあります。)

人間は不老長寿ではありません。健康で長生きできるならばそれに越し
たことはありません。そのための努力をすることは惜しむべきではない
と思います。

しかし、一方で、必ず人間は死ぬわけですから、たとえば、意識のない
平均寿命を過ぎた患者を高度医療で生かし続けることがいいことなのか?

後期高齢者医療の問題は「死」に向き合うことで「生きる」ということ
は何か、ということをわれわれに突きつけているのかもしれません。

※ 最近読者が増えたのは「竹島密約の記事」があちこちのブログ等で
引用されていることも関係あるように思います。


 5)過日,大阪府財政破綻の話題について反響欄に投稿し,家内とも
ども徹底して最後まで橋本知事を応援したい旨を語りました.箱物行政
や,民間では考えられない手当支給等を始めとした府の乱脈経営を延々
と続けてきた過去から現在に至る府知事,府庁職員,議会が先ず徹底し
て血を流すことから始動すべき改革であることは間違いありません.そ
して今日,貴誌1159号反響欄で<大阪とは無関係の選挙民>氏の府政批
判を読ませて頂きました.

さて,まず申し上げますが,斯様な「府民丸ごと一緒」の雑駁な批判は
極めて無責任と想われます.因みに,私は根っからの大阪人ではありま
せんが,今は大阪府民です.最愛の妻も3人の子ども達も大阪で生まれ
大阪で育った生粋の大阪っ子です.

そして私達家族は氏によって丸ごと非難されているわけです.「橋下さ
んを何とか応援しなくっちゃ」との想いは私や家内の知人・友人も同じ
気持ちゆえ,彼等もこの「何処にいるかわからん姿の見えない輩に罵倒
されている」ことになります.これを知ったらきっと「顔出して名乗ら
んかいっ!」と怒りまくるでしょう.

いったい,宮崎県民と大阪府民の比較に基づく氏の批判なるものは,ど
れだけの調査に基づく裏付けによって検証されたものなのでしょうか.
新聞報道で多少触れていた記事でもあったのでしょうか.

たとえそうであっても府民のごく一部の態度・言動の記述で府民全体を
アレコレ決め付ける傲慢さに憤りを感じます.それに,(私は宮崎県と
も関係が深く将来住みたいと想ったこともあるのですが)大阪府と宮崎
県の各種現状も極めて大きく異なります.

私は北陸で生まれてから,東北,関東,関西と流れて来て大阪に定着し
ましたが,人情があって余所余所しくなくて,来た途端に近所の自転車
屋さんや酒屋さんのご主人・奥さんから声をかけて頂きすぐに慣れまし
た.

大阪は滅茶苦茶な雰囲気がありますが,泣き笑いの本音の人生がチラチ
ラ見え隠れする心の温かい世界です.悪い奴もたくさんいますが,それ
は何処も同じですよね.

宮崎県の人々も優しく大らかでした.頻繁に台風にやられても明るいで
す.そう言えば,郷里も気候は厳しいものの人情は細やかで穏やかな生
活でした.やはり,地方各地から人が集まってできている東京が一番寂
しかった様な気がします.

それは地方から来た同僚や先輩も異口同音に話していた記憶があります.
寅さんみたいな人が傍にいたら全く違うでしょうけど.. 2008/4/19  
大阪



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


{中国明治維新論」は主宰者が10年ぐらい前から書いてきたところである。
やっと共鳴者が出てきてほっとしました。加えて五輪で自由世界からの
マスコミが4万人にも来たら,蟻の一穴となるでしょう。

庶民への共産党による弾圧とか取締りの強化は五輪後に酷くなるでしょ
う。近藤勇や土方歳三が跋扈するかもしれない。見ものです。

読者が3400人に達した。3月中旬の旅行中に3300を超えたと思ったら僅か
1ヶ月で100人増えて3401人。拙い編集を読んでくださり、感謝に堪えま
せん。19日午前0時現在。

19日の東京湾岸は台風並みの強風が北西から吹いた。東側の窓の結露は
真冬並みだった。北東のベランダの洗濯物は狂ったように舞い上がって
いた。洗濯物よ、ご苦労さん。

ご投稿、ご感想、ご意見を待っています。読者:3401

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