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頂門の一針 1145号  08・04・06(日)

発行日時: 2008/4/6

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 わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1145号
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         平成20(2008)年4月6日(日)


                           竹島「密約」のあった時代:渡部亮次郎

                             民主党は本当に勝ったのか:花岡信昭

                            懐かしのビッグアプル:山堂コラム210

                         オバマ氏のある日の演説(中):平井修一

                                   チベット騒乱の真相:服部充男

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第1145号            
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竹島「密約」のあった時代
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            渡部亮次郎

韓国人のビジネスマンが日本語で「竹島密約」という本を書き7月を目途
に東京の出版社「草思社」から出版する。韓国が「独島」と称して両国
間で領有争いが収まらない「竹島」について「共に領有を主張しない」
という密約があったことを喝破する本である。

日本政府代表を務めた佐藤内閣国務大臣河野一郎。その河野氏を担当し
て事情を知る記者は私1人になってしまった。著者ロー・ダニエルさん
の突然の来訪を受けて、事実を改めて回想する次第。7日夜、江東区内
で一献酌み交わす予定である。

ダニエルさんの書き上げた本の「プロローグ」を基に話を進める。

「竹島密約」とは、1965(昭和40)年6月に「日韓基本条約」が正式に締結さ
れる5ヶ月前、河野一郎国務大臣と丁一権韓国国務総理の間に結ばれた秘
密の取り決めを指す。公式に明らかにされた事は無い。

端的に言えば、日韓の国交正常化のために領土紛争を永久に「棚上げ」す
る「未解決の解決」が中身である。直接かかわったのは日本では河野一
郎、宇野宗佑衆院議員(後に総理)、嶋元謙郎読売新聞ソウル特派員の各
氏、韓国では丁一権、金鐘珞(金鐘泌元韓国総理の兄)。さらに密約を了
承した佐藤栄作総理大臣と朴正煕大統領の計7氏。

この事実をダニエルさんに教えたのは中曽根康弘元総理大臣で、2年前の
2006年6月のことだったという。ダニエル氏は驚きを以って裏づけ取材に
奔走、事実を確認した。

いくら当時の河野番でも、宇野氏と毎晩のように呑んだ仲の私でも知ら
されなかったこと。おそらく中曽根氏も後に総理になったが故に知った
事実であったろう。「河野派を除名する」と河野氏に嫌われていたのに、
河野氏の急死に救われた経緯があるから。

密約は永年遵守されていたが、1993(平成5)年に第14代大統領に就任した金
泳三氏が「倭(日本)の奴らの悪い行儀を直す」と公言して「わが領土独島」
に新たな接岸施設を作り「密約」を無視して問題は今日に至る。

元々1951(昭和26)年9月に調印されたサンフランシスコ講和条約では竹島
・独島は、日本が韓国に返還すべき領有権の中に含まれていなかった。

これを外交の「敗北」と受け取った当時の李承晩大統領は日本では「李
ライン」と呼ばれる「平和線」を一方的に宣言し、その領域の中に竹島
を入れた。ここから竹島・独島の領有権争いが本格化した。

しかし1961(昭和36)年5月16日、軍事クーデターによって政権を奪取し
た朴正煕大統領が目標とする「韓国の明治維新」をなすためには両国関
係の正常化と日本からの資金導入は不可避だった。

そのためには韓国ではタブーだった「親日」を敢えて恐れない朴氏と朴
氏の姪の夫でもある金鐘泌(韓国中央情報部長)は新しい日韓外交の幕を
開けた。

そこでまず1962(昭和37)年11月に池田勇人内閣の外務大臣大平正芳氏と
金鐘泌氏との間に「大平・金メモ」が作成され、残るは竹島・独島の帰属
問題となった。

とはいえ金鐘泌の失脚、日本側の窓口大野伴睦自民党副総裁の死去で交
渉のエンジンは冷えた。そこで登場するのが河野一郎氏である。

池田総理の懇願で大野後継を受諾。代行は元秘書で衆院議員に当選して
きたばかりの宇野宗佑氏を指名。

韓国側は金に代わって兄の金鐘珞氏(韓一銀行常務)が宇野氏のパートナ
ーとなった。彼が朴大統領には革命同志であり且つ日本で教育を受けた
日本通であったからである。この間実質的に両者の連絡役を務めたのが
当時、読売新聞ソウル特派員だった嶋元謙郎氏である。

嶋本氏は植民地統治時代に「京城日報」の編集長だった父の下でソウルで
中学校まで通った韓国通だったから朴政権の日本側コンサルタント役を
務め朴大統領の側近からは「VIP」と称されていた。このことは河野氏も
認めていた。

宇野、鐘珞両氏の作業は順調に進み、1965(昭和40)年1月11日、ソウルの
某財閥オーナーの邸で河野一郎作成にかかる「メモ」が宇野氏から丁一
権国務総理に渡された。嶋元氏は側でメモを取っていた。

文書は直ちに朴大統領に届けられ裁可を得た。宇野氏は嶋元氏を伴って
直ちにソウル南部の龍山にある米軍基地から特別回線を使って河野氏に
報告。

河野氏はそれをワシントン滞在中の佐藤総理に報告した。「竹島密約」
成立の瞬間、佐藤・ジョンソン声明が発表される1日前だった。しかし佐
藤氏は間もなく河野氏を内閣から追放した。

日韓基本条約は6月22日に調印されたが河野氏は7月8日に腹部大動脈瘤破
裂のため急死した。67歳だった。

韓国では朴大統領が部下に射殺された。その後、竹島密約文書を自宅に
保管していた金鐘珞氏は身の危険を感じる事件のために1980年5月17日に
連行される前にメモを燃やした。

メモの作成を日本側では逐一、椎名悦三郎外務大臣に報告されていたが
韓国側では外務長官は勿論駐日大使にも知らさなかった。だから文書は
日本にしか残っていないわけだ。

しかも竹島・独島の置かれた政治的現状を見れば日韓間には「密約を交わ
せる時代」があった、と悲観的に回顧する以外に無いのは残念だ。
2008・04・05



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民主党は本当に勝ったのか
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             花岡 信昭

ガソリン税の暫定税率を巡る与野党折衝が決裂、4月からガソリンの値
段が下がった。ここまでは「ガソリン値下げ」を政局の最大の争点とし
てきた民主党の「勝利」のように受け取られているが、本当にそうなの
か。税制を巡る本格的な「改革論」での勝負が迫られている。

国会攻防の次元で言えば、ガソリン税の暫定税率維持を含めた予算関連
法案は4月29日に参院送付後60日を迎え、衆院での再議決が可能になる。
民主党は「いったん下げたものを上げるのは政治的には不可能」として、
このまま暫定税率廃止で突き進む構えだが、そうなると2兆6000億円の
歳入欠陥が生じ、地方財政にも多大な影響が及ぶことは言われている通
りである。

再議決規定は憲法59条で定められている。民主党は再議決を強行したら、
首相問責決議案を参院で可決するとしているが、問責決議案は憲法にも
国会法にも規定はない。法的拘束力はゼロなのだ。

政治論として、問責決議を受けた首相が参院の審議に出ることは許され
ない、だから政権は立ち往生する、というのが民主党側の思惑だ。

憲法で定められた規定よりも、法的になんら裏付けのない問責決議が優
先されるのかどうか。ここは、ガソリン再値上げを巡る是非論をわきに
置いて、政治のスジ論から考え直す必要がありそうだ。

この先、怖いものない自民、分裂を危惧する民主

福田首相の周辺や自民党幹部らは「粛々と憲法の規定を踏まえて対応す
ればいい」としている。

おそらくは、4月末に与党単独可決というかたちで、衆院本会議での再
議決が行われるだろう。国民新党は暫定税率維持に理解を示しているか
ら、野党内での対応の乱れが出るかもしれない。

国会はまた混乱することになるが、予算は既に成立しており、関連法案
も成立するとなれば、与党側としてはもう怖いものはない。

極端な話、そのまま何もできずに6月15日の通常国会会期切れを迎える
ことになっても、国政は著しく停滞するが、福田政権は安泰だ。いずれ
かの時点で内閣改造をやって、国民的人気のある実力者や若手論客らを
閣内に取り込むといったイメージチェンジでも図れば、内閣支持率をな
んとか維持できるかもしれない。

前回コラムでも触れたように、福田首相がいよいよ支持率低下でバンザ
イするようなら、解散をせずに総裁選を行うという手もある。民主党と
しては、そういう展開だと困ることになる。

麻生太郎、与謝野馨、谷垣禎一、小池百合子各氏らの名前が早くも浮上
しており、そうした顔ぶれで総裁選をやったら、国民の関心がそこに集
中する。

そう考えると、「ガソリン政局」は民主党が勝ったと見るのは早計で、
むしろ、9月代表選挙を控えた民主党の党内事情のほうがより深刻な要
素を秘めている。

上述のような展開で自民党総裁選が行われれば、自民党のパワーは強化
されるが、民主党代表選の場合、経過によっては党分裂の引き金になり
かねないのだ。そこが政局の「アヤ」というものである。

首相提案は年末の税制改正を見据えている

いわれてきた「4月危機」突入後、政治攻防は新たなステージを迎えた
といっていい。そのキーポイントは福田首相が3月27日に突然、発表し
た「7項目提案」に隠されている。

町村官房長官らが同席せず、伊吹幹事長が「党の了承を得たものではな
い」と述べた記者会見だったが、この「7項目」はだれがどういう経緯
で作成したのか、詳細は依然としてナゾだ。

「7項目」の第1項目は、「20年度歳入法案の年度内成立」となってい
たから、これは実現できないまま消えた。したがって、この首相提案が
いまだに生きているのかどうかは判然としない。

だが、「道路特定財源制度は今年の税制抜本改正時に廃止し、21年度か
ら一般財源化」という項目の持つ意味合いを軽視すべきではない。

「一般財源化」は民主党の主張でもあった。民主党がここで首相提案に
乗っていたら、その後の展開はまた違ったものになったのだろうが、
「ガソリン値下げ」を最優先とした民主党はこの首相提案を蹴ってしま
った。

金融国会では「政局にしない」という対応が一定の成果をあげたのだが、
そのときとまったく逆の動き方をしてしまったのである。

年末の予算編成、税制改正は近年にない重要な意味合いを持つ。基礎年
金の国庫負担を3分の1から2分の1に引き上げるため、消費税の税率
アップの必要性が出てくるのだ。

首相提案に「今年の税制抜本改正時」とあるのは、そういう意味だ。消
費税と道路特定財源、年金財源を絡めた一大税制改正ということになる。

道路財源の見直しは「田中角栄型政治」からの脱却という歴史的意味も
持つことになる。小泉元首相が郵政分野に手を突っ込んだのも、「角福
対決」を引きずった同様の意味合いから説明する向きがあったことを想
起したい。

「歳入欠陥はほぼ消費税1%」の意味

消費税は1%で2.5兆円の税収となる。道路特定財源の暫定財率廃止で生
ずる歳入欠陥規模とほぼ同額である。そこから「税制抜本改正」は絵空
事ではなく現実的な意味を持つのだというイメージが鮮明になっていく。
その効果を見過ごすべきではない。

あの時点での首相提案は土壇場でのアリバイ工作であるかのように受け
取ることも可能だが、今後の改革政策の核心を提起したということであ
るのなら、本格的な税財政改革論の先行提示として重要な意味合いをは
らんでいる。

「ガソリン政局」といった矮小化されたレベルを超越して、政策論争の
スタート台に立ったということであれば、福田首相の投じた一石は重い。

民主党としても政権担当能力を示す上で、「一般財源化」をキーワード
とする本格的税財政改革の論争舞台に乗るべきであろう。国政を機能不
全に陥らせた不毛の政局攻防はもうたくさんだ。

【日経BP社サイト「SAFETY JAPAN」連載コラム「我々の
国家はどこに向かっているのか」弟103号・3日更新】再掲



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懐かしのビッグアプル
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          山堂コラム210
        
ニューヨークにある国連本部ビルが改築されると聞いた。外観はそのま
ま残るが、土台や骨格を補強し、空調・電気・給水設備など「全取替え」
の大改造で、6〜7年(2014年まで)かかるという。

この間、国連の事務局・各セクションはマンハッタンのあちこちに散ら
ばって「借り事務所」で夫々の執務を続けるとか。

ニューヨークの国連本部ビルといえば、初めての海外取材先(特派員)
であった。懐かしさと思い入れのある場所だ。1976年だったから今から
32年前。あの箱型の国連ビルが出来てちょうど24年目の年という計算に
なる。

当時、霞クラブ(外務省)詰めの駆け出しの記者。外務大臣に同行して
の「国連総会」取材だったが、政治家もマスコミもまだ大時代の名残り
があって「外遊」は大騒ぎ。

成田はまだで羽田からの出発。その見送りに政治部長・デスクをはじめ
多くが来た。女房・子供ら家族も見送りで、そのために自宅へハイヤー
1台を差し回してくるという今では考えられぬ「大仰な」ものだった。

取材の中身はさておき、「今では考えられない」ことがもう一つあった。
ニューヨークの滞在中、外務省の随行役人の宿泊費の一部を、われわれ
同行記者団のドネで賄うのだという。

臣秘書官や北米局長以下キャリアー課員らの旅費・宿泊費は別。そうで
ないノンキャリの事務担当者。同行記者団の取材便宜(電話やテレック
スの確保等)や大臣の内外記者会見のセティング。それらのために外務
省報道課から2人が随行した。その2人の宿泊費が「役所の規定料金で
は足りない」のだという。

宿泊したホテルは、今では1泊400ドル以上する「ウォルドルフ・アスト
リア」。当時はオラの部屋は1泊45ドルであった。そのノンキャリ2人
の規定の宿泊費がいくらであるかの説明はあったように思う。が、最終
的にオラらが負担したかどうかの記憶は定かでない。記憶していないと
いうことは負担しなかったということ。

実はこれ、その後「沖縄サミット」のあと摘発され、外務省を震撼させ
た「マツオ・ロジ担事件」の源流みたいな話。だから、ちょっと触れて
みた。今も昔も、マスコミ各社が役所から取材便宜供与を受けるのは好
ましいことではない。

1ドル360円時代。その時の取材は予定より期間が延びて実はオラのドル
も最後に底をつき、はたと困った。羽田まで見送りに来た部長以下への
土産(ジョニ黒3本、洋モク1箱まで)が買えない。

「そうか、見送りに来たのはジョニ黒のためだ・・・」ようやく気がつ
いた。仕方なく恥をしのんで支局まで借りに行った。あのころ大変な貴
重品だったジョニ黒や洋モク、いまなら戸越銀座の角のコンビニでも売
っている。

この最初のときの国連取材で「ロシアからの北方領土返還」と「わが国
の安保理常任理事国入り」の日は永遠に来ないことを確信した。30年
経った今もその確信は変わらず。

「海外派兵は国連決議にのみ基づいてやる」というイチ(民主党代表)
の主張がいかに非現実的で国民をバカにしているか、いまさら説明する
までもあるまい。

帰国する前夜、日本代表部におった康っさん(福田さんではない)が
「TOPLES BAR」なるところへ連れて行ってくれた。チップは
1ドル。

目が点になった。康っさんはやがて国際舞台で活躍、有名人になる。都
知事選にも出た。カンボジヤ他の紛争地でテレビに映る勇姿を見るたび
に、変わらない彼の秋田訛りの英語、そしてオラには酔眼朦朧の瞼の向
こうにあったオッパイボロンのあの青春が蘇る。わが懐かしのビッグア
プル(NY)・・・

「時差ボケ」というのがこの世の中にあることも、この海外取材で初め
て知った。オラの時差ボケはキツく、年をとるにつれてさらにキツくな
る。時差ボケからこのごろは次第に「ジーさんボケ」に移行しつつある。
(了)



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オバマ氏のある日の演説(中)
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             平井 修一

平井の注:オバマ氏の演説は核心に迫っていく。「ここまで言っていい
んかい」と思うほどに。へたをするとパンドラの箱を開けて、黒人と白
人の対立を煽りかねないのではないか。

・・・・

人種差別(隔離)校は昔も今も学力が劣っています。ブラウン教育委員
会がもたらした劣悪な教育制度は(公民権運動の)50年後の現在も白人
と黒人の生徒間の学力ギャップを解消していません。

合法化された差別。

そこでは黒人は、しばしば暴力的に資産を所有することから排除されて
きました。あるいはアフリカ系アメリカ人のビジネスオーナーは、事業
ローンを組むことができませんでした。

あるいは黒人の住宅所有者は抵当権設定による住宅資金の調達ができま
せんでした。あるいは黒人は組合、警察、消防から排除されてきました。

黒人家族は、将来の世代に残すわずかばかりの富を蓄えることができま
せんでした。その歴史は、黒人と白人の富と所得の格差を説明していま
す。今日の都市と地方のコミュニティには、多くの貧困集中地区が残っ
ています。

黒人男性の経済機会(就業)の不足、そして家族を養えないことから来
る恥辱と欲求不満。これは家庭の崩壊を招きます。長年、福祉政策は悪
化してきました。

多くの都市の黒人居住区の社会的基本サービス(インフラ)は不足して
います。子供が遊ぶ公園、受持ち区域を見回る警察官、定期的なゴミ収
集、建築規則監視。すべてが不足しており、この悪循環が暴力、傷害、
人命軽視のサイクルを招来し、我々を悩まし続けています。

これが、ライト師と彼の世代、アフリカ系アメリカ人が育った現実なの
です。彼らは、1950年代後半と60年代前半に成年に達しました。差別、
人種隔離がまだ現行法で有効な時代だったのです。注目に値することは、
多くが差別・隔離に直面してそれを克服したことです。多くは私のよう
に、失敗ではなく、むしろ成功しました。

しかし、アメリカンドリームを体得した一方で、それにたどり着けなか
った多くの人々がいました。差別に打ち負かされた人々。敗北の負の遺
産は将来の世代に引き継がれました。街角にたたずむか、刑務所で苦し
む青年や、あまりにも若すぎる女性たち。将来に対する望みや見通しも
ありません。

成功した黒人でさえ、人種についての疑問、人種差別主義があるのでは
ないかという疑問が、基本的に彼らの世界観を定め続けているのです。

ライト師の世代の男性と女性にとって、屈辱と疑いと恐れの記憶は消え
てはいませんでした。

また、その時代の怒りと苦(にが)さは去ってはいません。その怒りは、
白人の同僚や白人の友人の前では公然とは表明されないかもしれません。

しかし、それは床屋で、または、キッチンテーブルのまわりで聞かれま
す。時々、その怒りは、人種票を期待する政治家によって利用されたり、
あるいは政治家自身の欠点として指摘されたりします。

そして、時折、その声を日曜日の朝の教会で、説教壇で、そして教会の
席で耳にします。ライト師の説教のいくつかでその怒りの声を聞いて多
くの人々が驚くという事実は、アメリカでの暮らしの中で日曜日の朝に
最も(国民が)分裂した状態になるという、古くからの自明の理を我々
に思い出させます。

その怒りは、必ずしも生産的でありません。しばしば、それは本当の問
題を解決することから注意をそらします。怒りは我々が我々の状況の中
で真正面に考えることから遠ざけます。怒りは、アフリカ系アメリカ人
のコミュニティが本当の変化のために必要な連帯を創り出すのを妨げて
しまいます。

しかし、怒りは本物で、強力です。単に消えればいいと思うことは、そ
のルーツを理解することなく非難することに等しく、人種間に存在する
誤解の溝を広げるのに役立つだけです。

実際、(黒人と類似した)怒りが白人社会の中に存在します。主役を担
う中流階級の白人は、彼らが特に人種によって特権的だったとは感じて
いません。彼らの体験は、移民の苦労と苦渋の経験です。彼らに関する
限り、誰も彼らに何も遺産として手渡しませんでした。

彼らはゼロから資産を造っていったのです。彼らは生涯ずっと、一生懸
命に働きました。しばしば外国に彼らの仕事を奪われてきました。ある
いは彼らの年金が退職後に減額される目にもあってきました。

彼らは将来を心配しており、夢がすり抜けてゆくと感じています。停滞
した賃金と国際競争の時代には、機会はゼロサムゲームとみなされるよ
うになります。

そゼロサムゲームでは、1人の成功は他者の犠牲の上にあります。彼
ら白人が、町中の学校に黒人の子供たちをバスで運ぶように言われる時、
あるいは黒人が(採用枠で)良い仕事に就いたり、良い大学への特別入
学枠を得たりするのが、彼ら自身が決して犯さなかった不正のための黒
人優遇策だと聞くとき、また、都市近隣の犯罪についての彼らの恐れに
は偏見があると言われるとき、憤慨は時間とともに高まります。

黒人社会での怒りのように、これらの憤慨は礼節ある会社では必ずしも
表明されません。しかし、彼らは少なくとも一世代(30年)にわたって
政治の現場で寄与しました。福祉と(弱者に対する優遇策という)積極
行動についての思いは、レーガン連立(民主党から共和党へ鞍替え)を
創り出すのを助けました。

政治家は(黒人の思いを)選挙のために利用しました。テレビのホスト
と保守的な解説者は、人種差別主義のいいかげんな話を創り上げました。
一方で、人種的な不正と不平等に関する真面目な議論を退けてきました。

黒人の怒りの表明はしばしば逆効果になってしまうとわかってきました
が、ちょうどその裏側では、中流白人の鬱屈した憤慨がありました。

インサイダー取引、疑わしい会計実務、短期の貪欲な儲け優先の投資社
風。ワシントンは、ロビイストと特権に群がる人々、大衆より少数派を
優遇する経済政策によって支配されました。人種差別主義者ではなく、
まっとうな白いアメリカ人の憤慨がなくなればよいと思ってます。

これが現在、我々がまさしくいる「場」です。我々が長い間はまり込ん
だ人種問題の手詰まり状況という「場」です。私に対する黒人、白人か
らの批判があることは承知していますが、私はこれまでそう単純であり
ませんでしたし、今回の選挙、この立候補、特に私のような未熟者の立
候補であっても、人種的な境界を乗り越えることができると信じていま
す。

私はここに堅い信念を断言します。神に対する私の信仰と米国民に対す
る私の信頼です。そのふたつが一緒になることで、我々は人種的な傷の
いくらかを越えることができます。実際のところ、我々がより完全な統
合へ道を歩み続けるのならば、我々には外の選択肢はないのです。

黒人のコミュニティにとって統合への道のりは、「過去の重荷を受け入
れるものの、過去に私たちの未来を縛られない」ということを意味しま
す。それは将来のために正義を目いっぱい主張し続けることを意味しま
す。

しかし、それも我々の特定の要求、例えばより良い健康管理、より良い
学校、仕事の改善などと、すべてのアメリカ人のより大きな願い、例え
ば物価高に苦労している白人女性、レイオフされたままの白人男性、家
族を養おうとしている移民などの願いと、思いは一緒なのです 。

子供たちとより多くの時間を過ごすこと、子 供に読み聞かせること、い
じめやら差別に直面するかもしれないが決して屈してはいけないこと、
彼ら自身の運命を自らが描くことができると常に思っていなければなら
ないと彼らに教えることが大切です。(つづく)


 
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チベット騒乱の真相
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         服部 充男

騒乱発生から3週間余を経てインターネットという新しいメディアのお
かげで中共の隠そうとした真相が次々と暴露されている。中共当局はこ
の新しいメディアの威力を見くびったか古い頭には理解不能だったのか
今頃になって事態の展開に慌てていることであろう。

今回の騒乱の真相をそういうことだったのかと一目瞭然に分からせる映
像がネット上に流布している。この映像をご覧頂きたい。
http://buddhism.kalachakranet.org/chinese-orchestrating-riots-tibet.htm


ただ注意すべきはこの写真が今回の騒乱と直接関係があるのかどうか不
明という点だ。英語のキャプションを読むとどうも過去に映画撮影のた
め僧侶役として雇われた兵士一団の写真のようだ。

しかし今回の騒乱をまず中共主導で開始し、一般のチベット人を巻き込
むというシナリオだったとしても不思議はない。むしろ過去の中共のや
り口を熟知すればさもありなんと妙に納得してしまう。
そう思って中共メディアが一方的に流したTV映像をみると僧衣をまとっ
た暴徒が商店のシャッターに蹴りをいれ引っ剥がしている若い男の姿が
写し出されている。もしあれが兵士だったとすればあの元気さと暴力に
納得がいく。

また同じく中共メディアが配信した暴徒写真の中に抜き身の刀を振りか
ざした男の写真があるが、この男が警察の一員であったことがばれると
早速この男を写真から抹消してしまったというニュースがある。

嘘がばれて自分たちに都合が悪くなると無かったことにする捏造をはか
る。一方その逆もお手のもので例の南京虐殺の証拠写真なるものは全て
無かったものをあったとするデッチ上げ写真であった。

今回の騒乱が中共の自作自演だという真相は日を追うごとに明白になり
つつある。騒乱の原因を「ダライ・ラマ一派の策謀だ」と決め付けた胡
錦濤は一体どうするつもりだろう。

ダライ・ラマの返した Who is liar? という言葉が痛烈に身に突き刺さ
ることだろう。

もっとも胡錦濤の過去、つまり1988年にチベット自治区の党委員会書記
に転任し、チベットの分離独立運動を力で抑え込み、党指導部の信頼を
得た結果、今日の国家書記の地位に登りつめたという過去をみれば、自
分こそダライ・ラマに代わるチベットの首領様だという自負もあること
だろう。8月の北京オリンピックは是が非でも自らの名誉にかけて無事
開催したいのはやまやま。

そのために今やっておくべきことは何か。既に聖火リレーも始まった今、
5月にはチベットを走り抜けて、世界最高峰チョモランマを登山すると
いう計画もある。

チベット通過中に聖火に不測の事態でも発生すれば面子にかかわるとす
れば、今のうちに中共への不満分子を全てあぶり出して逮捕し、五輪終
了まで監獄にぶち込んでおきたい。さすれば聖火通過は勿論五輪も無事
開催できると考えたのではないか。

これこそが騒乱自作自演の真相だろう。



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4月期フォーラムのご案内
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■e-pros(主宰者が理事)主催 
  
後援:社団法人日本家庭生活研究協会  

協賛:エデュケーショナル ネットワーク・教育新聞社・森上教育研究


テーマ:より楽しく、より身近に感じる英語指導を目差して

日時:4月29日(昭和の日)午前10時〜午後4時15分

会場:日本教育大学院大学講義室

会費:4千円(2名以上のグループ並びにe-pros会員3,500円) 学生無


<申込み方法>

ホームページの申込み書を使用するか、「4月期フォーラム参加希望」
とご記入の上、「氏名・住所」「勤務先(学生は大学名・学年)」「e-
アドレス」「参加人数」を明記してお申込みください。優先して席を確
保いたします。メールの場合は:info@e-prosjp.com 

Fax:03ー5213ー2029まで

講師・講座名:
(1)「生徒も教師も英語学習でGEAR UP!」   
      八洲学園高校教諭  伊吹 保昌先生

(2)「生徒を英語学習に引きつける絵本の活用−多読から文法指導ま
で」      東京純心女子中学高校 荒井恵子先生

(3)特別講座「小さな国際交流」DVDによる長先生の日本文化紹介体
験       武蔵野大学大学院教授 長 勝彦先生

(4)「大学生の基礎学力と中高校からの対策」       日本リ
メディアル教育学会会長・メディア教育開発センター教授      
                         小野 博先生

(5)「公立中学校日本一の授業構成 〜発想の転換のススメ〜」
      狛江市立狛江第一中学校教諭 北原 延晃先生

NPO法人教育情報プロジェクト
〒102-0073 東京都千代田区九段北1−1−7−304
電話03−5213ー2028
URL:http;//www.e-prosjp.com

━━━━━━━
話 の 福 袋
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  ◎クリントン夫妻はお金持ち? 8年間の所得110億円

【ワシントン=小村田義之】米大統領選の民主党候補者指名を狙うヒラ
リー・クリントン上院議員の陣営は4日、クリントン夫妻の00年から07
年まで8年間の所得が約1億900万ドル(約110億円)だったと発表した。

このうち、約半分の約5200万ドルは夫の前大統領の講演収入で、夫の自
伝「マイライフ」の収入も約2300万ドルあった。クリントン氏の自伝
「リビング・ヒストリー」の収入は約1千万ドル。夫妻はこの8年間に
3300万ドル超を納税し、約1千万ドルを慈善事業に寄付した。 

同陣営はクリントン氏のファーストレディー時代のスケジュール(3月
末に公表)のほか、所得税申告の内容を公開するよう求められていた。
前大統領の記念図書館への主な寄付者リストについては、まだ公開され
ていない。 

オバマ上院議員の陣営が3月末に発表した夫妻の00年から06年まで7年
間の所得は約386万ドル。 アサヒ・コム 2008年04月05日11時39分


 ◎バイアグラなど10万錠押収 密輸粗悪品ネットに

勃起(ぼっき)不全(ED)治療薬「バイアグラ」などの模造品を大量
に不法所持したとして、愛知県警が韓国籍の女ら4人を商標法違反の疑
いで逮捕していたことがわかった。

家宅捜索で押収した、偽ED薬は約10万錠に上る見込みで、押収量は
全国で最大規模。インターネットでの販売を目的に、海外で製造された
模造品を密輸していたとみられる。今後は薬事法違反容疑(模造医薬品
の販売・貯蔵)での立件も視野に、入手ルートの解明や組織的な背景の
有無を調べる。 

生活経済課や豊橋署などの調べでは、4人は大阪府内のマンションに、
模造の錠剤、ラベル、ボトル、ふた、添付文書などを貯蔵。ネットなど
で募った顧客の注文に応じて組み立て、販売していた疑い。錠剤は中国
で密造され、主に国際郵便で個人輸入を装って日本へ密輸した可能性が
高いという。 

県警は3月中旬、容疑者の自宅や大阪府内のマンションなどを家宅捜索。
ファイザー社製「バイアグラ」の模造品などを中心に、偽ED薬約10万
錠を押収した。 

同社によると、模造品は国内外で真正品の約2・5倍の量が出回っている。
大半は中国製で、1錠当たりの仕入れ値は約20〜80円と真正品の1500円
前後に比べて約20分の1以下。

ネット上では800〜4000円で販売されている。運びやすい上、利益率が高
く、覚せい剤の販売に比べて法定刑が軽いため、密売が後を絶たないと
いう。 

財務省関税局によると、全国の税関で押収された模造医薬品は06年に10
件で4211点だったが、07年は103件で9万6591点に急増している。 

同社は模造品について、不純物や有害物質が入っている場合が多い▽不
衛生な環境で製造されている▽主成分「シルデナフィル」の含有量にむ
らがあり、効果が一定ではないと指摘。「低価格の場合は特に注意が必
要。病院で処方した物を購入して欲しい」と注意を呼びかけている。 
アサヒ・コム 2008年04月05日10時55分


  ◎スーパーにバターがない!  原料の生乳不足し品薄に

スーパーなどでバターが品薄になり、店によっては売り場から姿を消す
事態に陥っている。バターの原料となる国内産生乳が、飲用牛乳の消費
低迷の影響で減産されたところに、国際的な穀物相場高騰が酪農経営を
直撃。飼料値上がりで生乳を増産しにくい状態となり、バターの原料不
足が簡単には解消できない状況だ。

飼料高を受け生乳の価格も上昇し、雪印乳業やよつ葉乳業、森永乳業な
ど乳業各社は4月から5月にかけて、バターの希望小売価格を8−10%
程度上げる。消費者にとっては「品不足」と「値上げ」のダブルパンチ
となる。

農林水産省によると2007年4月から08年1月の国内バターの生産量は前
年同期比4・5%減。乳業会社などのバター在庫量は前年より2割程度落ち
込み、「原料を確保できないので、すぐに出荷量を大幅に増やすのは難
しい」状態だ。2008/04/05 08:33   【共同通信】 

 
 ◎20代対象に県がデートDV調査 女性4人に1人 「恋人から暴力」

熊本県が20代の未婚男女を対象に、交際相手からの暴力「デートDV
(ドメスティックバイオレンス)」について調査したところ、交際経験
がある男女の2割近くが恋人などから身体的や精神的な暴力を受けてい
たことが分かった

。特に女性は4人に1人が経験しており、後遺症で体調の不調を訴える
など「最も信頼すべき相手」からの暴力が及ぼす深刻な実態が浮かび上
がった。

■「恐怖で緊張」40%

県が若年層に絞ってデートDVの実態を調査したのは初めて。昨年12月、
県内の2500に質問冊子を郵送し、デートDVの認知度や経験について質
問。378人が回答した。

「交際経験がある」と答えた336人のうち「相手から何らかの暴力を受け
た」と回答したのは19・9%の67人。うち女性は56人を占めて、回答者
(女性)の35・6%を占めた。

67人に被害の影響(複数回答)を尋ねたところ、40・3%が「おびえや恐
怖で緊張するようになった」、38・8%が「心身に不調を感じるようにな
った」と答え、中には「死にたいと思うようになった」人も。

被害後、656・7%が「友人や知人に相談した」と答える一方、「誰にも相
談しなかった」という人も35・8%に上っている。

調査を実施した男女共同参画・パートナーシップ推進課は「認知が進ん
でいる夫婦間のDVに比べ、恋人間のデートDVはまだ認知度が低い。
さらに啓発を進め、DVの未然防止に努めたい」としている。

■将来の深刻化阻止へ 早期の啓発が必要

今回、県が初めて若年層に絞ってデートDV(ドメスティックバイオレ
ンス)の調査を実施した背景には、その延長線上に、より深刻な夫婦間
のDVが存在するからだ。県配偶者暴力相談支援センター(熊本市)な
どに寄せられたDVの相談件数は06年度で1942件と3年前の1・3倍
に増えた。

夫婦間のDVは子どもや経済面などで問題が複雑化し、表面化しにくい
とされる。同センターで相談業務にあたる県福祉総合相談所の花村陽子
女性相談課長は「DVの被害者には『交際時代から束縛を受けていた』
という人が多い。将来の深刻な事態を防ぐためにも、若年層から『いか
なる理由でも暴力はいけない』という啓発が重要」と指摘する。

県は03年度から高校生を対象に「DV未然防止教育」を実施している
が、今回の調査結果を踏まえ、新たに若者向けの啓発冊子を制作。県内
の高校や専門学校、大学などに配布し「異性との電話・メールを禁じる」
などデートDVの事例を挙げながら「自尊心を持ち、相手のことも尊重
して」と呼びかけている。=2008/04/03付 西日本新聞朝刊=


 ◎阪市職員が勤務先で甘栗販売、地方公務員法違反で処分へ

大阪市環境局の男性職員(31)が2007年末、職場で同僚らに甘栗(あまぐ
り)を売っていたことがわかった。

約4万円の売り上げがあったといい、市は地方公務員法の兼業禁止規定
違反として、近く処分する。

市によると、勤務先の東南環境事業センター(平野区)で12月30日、1
袋1500円(850グラム)と同1000円(550グラム)の甘栗を“特設会場”
の会議室で同僚二十数人に販売した。

職員は甘栗業者と知り合いで、市に「同僚から『正月用の甘栗を安く手
に入れたい』と頼まれ、昼の休憩時間に売った。業者から謝礼として
4000円を受け取った」と説明。この日は年末の特別勤務日で、職員は2
万円の割り増し手当を受け取っていた。

市の指導を受け、職員は4000円を業者に返金しようとしたが断られ、購
入した量に応じて同僚に分配したという。

(2008年4月5日14時41分  読売新聞)



━━━━━━━
反     響
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 1)小澤代表が絶対に天下り全廃と意気込んで自民党を困らせている
ようだ。正直なところ何故、天下ってはいけないのかがよく解らない。
何か物事の現象だけを捉えてその根本にあることが何かを伝えて貰わな
いと、一件再就職にしか見えないことが諸悪の根元であるとは見えてこ
ない。そこで官庁の慣習に対して敢えて暴論を展開してみよう。

申し上げて置くが、私は官僚が自省の関連先の団体、しかも複数を渡り
歩いて膨大な額の年俸や退職金を取っていくことを肯定してはいない。
民間企業が本当に必要な人材として評価し移籍を望むならば、どんどん
出せば良いではないか!

だが、何故に他に移っても未だ十分働ける年齢で辞めていく必要がある
ことが解らない。上の方に行けば同期入省者から事務次官が出れば一斉
に退官という決まりがあると承っている。これには歴史も背景もあるこ
とだろうが、まだまだ使える人ならば妙な団体に行かせることなく省内
に有能なスタッフとして残してはいけないのだろうか?

それでは後の年時で入省した者の先がつかえると言われそうだ。それな
らば毎年沢山の新卒を採用するのを中止するか、年功序列式昇進を止め
たらどうだろう?木材のような年輪が本当に組織に必要なのだろうか?
アメリカの真似をしろとは言わぬが、力がない者が抜かれるのは普通の
出来事ではないか?真に力がある者だけを年次に関係なく残して、昇進
させていったらどうだろう?

中途で退職して民間に引き抜かれていくか、自分で希望して好条件で転
進することを静かに奨励しても良いではないか?彼らは絶対に貸し倒れ
を経験し、売り込みに失敗して挫折を味わうこともない仕事ばかりして
「利益を挙げること」がどれほど大変かも知らないで過ごすことができ
るのだ。本当に能力があると自負しているならば、事務次官に昇進でき
る可能性が低いと見えたら、民間に天下るのではなく横滑りして自分を
試す気概はないのだろうか?

中央省庁こそ、年功序列か入省年次か知らないが、そのような昇進制度
を離れて、実力と能力だけで昇進させて、あぶれた者には「天下りでは
なく自力で再就職先を見付けろ」と突き放しても良い時期ではないか?
だが、これだけ官僚の出鱈目さと好い加減さが暴露されては引き取り手
がないか?そんなこともあるまいよ、民間企業でも人材不足はあるのだ
から。(前田正晶)


 2)貴誌1143号の発行者殿の「天風門下だった園田直」を拝読いたし
ました.私も以前中村天風氏の「心身統一法」に関する本を読みまして,
その中でも最も簡単な訓練法を更に簡略化して利用しています.

不精人間なので,「何かのついでにできる」という発想で,毎朝30秒〜
1分程度のごく短い時間身体の一部をちょっと動かしています.スポー
ツ選手の「イメージトレーニング」みたいなものです.

あまりに簡単過ぎ,恥かしくて具体的に説明などできませんが,そのお
陰で2年以上続いているでしょうか.因みに,「病は気から」というの
は医学的な臨床例が無数にありますし,様々な本でそれを裏付ける事実
が多々存在しています.

つまり,天風氏の心身統一法の基本は正にその点にあるので,現代では
ごく当たり前の健康維持方法かと思われます.

私の場合は,中学生時代からの持病である高血圧症が,1年ほど前から
明らかに改善してきました.何と40年ぶりの降下となります.医者に色
々質問されましたが,これ以外に特に何も変わったことはしておらず,
また環境や食事等も殆ど変化していません.

仕事が忙しく以前より慢性的に寝不足になったくらいです.これは逆効
果要因なので挙げるのも変ですが..兎に角主治医の先生は首を傾げる
ばかりです.

この現象の原因として天風氏の心身統一法がある,とは言いませんが,
どう考えても長期間続けてきたこと以外に影響する因子はないと思われ
ます.

皆さんも洗面所の鏡に向かってイメージトレーニングしてみませんか.
誰も見ていない時なら気にならないでしょう.お金も道具も一切不要の
超経済的超簡単心身健康法です.

ただしそれで効果あるかどうかは保証しません.万が一効果が出た方は
是非「頂門の一針」にご投稿をお願い致します. 2008/4/3  大阪


 3)自民党は、未経験の現在の衆参ねじれ国会を嘆くばかりでは能が
ない。今のこの機会を最大限に活用し、国内的には自党の将来を再構築
する絶好のチャンスであると思う。現在の状態から学ぶべきものは山ほ
どあり、将来の発展にプラスとなる要素も多いはずである。

更には、対外的には諸外国に日本の存在価値を知らしめ、対日関係の正
常な有り方を認識させる絶好の機会でもあると言える。

対立する民主党を非難するだけなら容易いこと、この難局から抜け出す
ためには何が必要であるかをじっくり研究するべきである。

特に若手の議員に課題を与え、日本の未来と自民党の将来展望について
のあらゆる可能性に仮説を立て、その展開を追求するべき時である。

民放のお遊び番組に出演し、タレントまがいに無様な演技をし、笑いを
誘っ歓んでいる場合ではないと考える。

対立する政党との対話の進め方もさることながら、いかにねじれ国会を
上手に乗り切るかの工夫を重ね、国益を損なわない外交術を学び取るべ
きである。

即ち、ねじれを利用した交渉術、外交術を学ぶべきである。ねじれの現
実を前にして、議論百出で手を拱いてばかりでは能がない。 与野党の国
会議員の真価が問われていることを自覚すべきである。国難を憂える一
選挙民。



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


2日間休刊したのはもっぱら時間の都合。病気ではありませんでした。
ご心配を頂き恐縮しました。有難うございます。本日から復帰しました
が、時々休刊した方が良いような気がしています。いわゆる「筆の荒れ
る」のを避ける事ができるように思います。

公園は櫻を見上げているうちに、下では躑躅が蕾を大きく膨らませ、紫
や白色が濃くなり、6日には開花しそうだ。花見の宴は花吹雪に吹かれな
がら5日の朝から展開され、江東区のタクシー運転手の労組が酔っていた。
午後の散歩時に見たら泥酔者が1人。徹夜明けだったのだろう。

ご投稿、ご感想、ご意見を待っています。
…………………………………………………………………………………
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