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頂門の一針

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頂門の一針 662号

発行日: 2006/12/17

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      渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第662号
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              平成18(2006)年12月17日(日)

 
                           合理的は正しいか:渡部亮次郎
                                  仏の顔も3度:毛馬一三
                                松坂の高額契約:前田正晶
                         天孫・島国根性:山堂コラム:145
                           謀議はここから(4)平井修一
                                         話 の 福 袋
                         反    響
                       身 辺 雑 記
          e-pros12月英語教育フォーラムのご案内

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第662号            発行周期 不定期(原則日曜日発行)
           御意見・御感想はchomon_ryojiro@yahoo.co.jp

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       http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm
    バックナムバーは http://www.melma.com/backnumber_108241/



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合理的は正しいか
━━━━━━━━


          渡部亮次郎

合理的が真理と考えている人が案外、多いが、「合理的」に反対するこ
とが日本の労働運動の主流を形成していた時期があったことをご存知か。

戦後、、工場におけるロボット反対闘争のことである。労働を無条件に
際限なくおこなうロボットが職場に導入されれば、低賃金に喘ぐ労働者
は排除されると言う誤れる論理に根ざした労働運動の流れだった。

言葉の面白い引例で解説する辞書で有名な「新明解 国語辞典」によれ
ば合理化とは「人員整理・労働強化や具術導入により生産性を向上させよ
うとすること」とずばり言っている。

労働組合はアメリカ製憲法を遵守せよと合理を迫りながら経営者にはロ
ボット導入による合理化には断固反対と矛盾した要求を続けたものだ。

間違いだったから、跡形もなく消えたが、「合理化」はアメリカの思想
として日本でも生きき続けている。労働の合理化はロボットに代わられ
ると言う総評の主張も狂っているが、経営者側も確実に反論できなかっ
た事は情ない。

合理化という言葉は日本にはもともと無かった言葉だったからではない
か。日本人は言うなればすべて以心伝心で意思伝えてきた。「目は口ほ
どにものを言い」で用が足りてきた。

ところがアメリカとの戦争に負けた。日本人が戦争に負けるのは有史以
来初めてだったから、進駐軍としてのアメリカを平穏のうちに迎えたが、
進駐軍の持ち込んだ哲学こそが「合理的」だったように思う。

合理的。!)道理や理屈にかなっているさま !)物事の進め方に無駄が無
く能率的であること。(広辞苑)

物事の進め方に無駄が無く能率的であること、という思考は戦前の日本
人には無い価値観だった。中にはこのように考える人もいたろうが、大
部分は「長いものには巻かれろ」「泣く子と地頭には勝てない」であり、
処世の術として「合理的」とは誰も持出さない論理だった。

握手と言うのも戦後、アメリカが持ってきたものだ。あれは狩猟民族が
森の中で出合った人間に敵愾心も武器も用いないことを身をもって示す
ために出来上がった習慣。日本人はお辞儀で済ました。

アメリカ大陸に渡った狩猟民族は農耕民族に衣替えしながら握手の習慣
が治らなかった。ついでに曇天の欧州では想像もつかなかった太陽の眩
しさに閉口してサングラスを手放せなくなった。

馬鹿な日本の若者は、必要にないはずなのに、風俗と誤解して戦後、こ
ぞってサングラスを掛けだした。今では己の容貌の醜さを隠す必需品ら
しいが。

アメリカは土方(どかた)の飯場(はんば)みたいな非文化的な国だと思
うが、人種の坩堝(るつぼ)と言われるほどの多民族国家であるから、社
会生活を共にするキーワードは単純明快な言葉でなければいけない。多
数決がその最たるもの。

「理に適っている」合理化こそはそれに適合した言葉だったのだ。

raisonal。これほど公平で無差別な言葉はなかった。俺もお前も同じ条
件。とはいえ人間はもともと平等なんかではない。無理して平等をルー
ルにしているだけだ。

人間は気候風土に左右されて多様な文化を作り、それぞれに似合った宗
教を持ち、言語を持つ。それなのにイラクにも民主主義が合理的だと押
し付けようとした結果がイラク戦争の現状ではないか。あの砂漠の砂嵐
の中では悠長な話し合いなどはできない。アメリカはそれに気付けばイ
ラクを見捨てるだろう。

脈略のない話だが、礼儀だって民族で異なる。「有難う」を英語では
thank you 汝に感謝す と言うが 有難うはこの世に有り難いほどの感
謝の意であって tank you 程度の感謝ではない。

「済みません」だって I am sorry だけではない。これは相手に迷惑
を掛けた自分の非を認め「償い済まない」ことを詫びる律儀で美しい心
根を示しているのである。合理的ではない美しさを持っている。

アメリカは人種の坩堝なら文化も坩堝上になった。しかしてそれらが円
満に暮して行くためには、単純な価値基準でお互いを規制する以外にな
い事は納得できる。それがアメリカ式合理性であり民主主義ではないか。

逆にいえば民主主義こそは歴史と伝統に根ざさないアメリカ人を平均的
に納得させるだけの方便であって、アメリカ向けの合理性に過ぎない。

それなのにアメリカ式がすべて合理的で正しいと決めてかかる事は
まったく合理的でない。

ところで現状の日本で合理的な日々なんてあるだろうか。アメリカでは
考えることすら出来ない義理人情、しがらみがすべてではないかと思え
るほど非合理の日々である。2006.12.12



━━━━━━
仏の顔も3度
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             毛馬一三

3知事逮捕の官製談合が摘発されたばかりなのに、今度は大阪府で「裏金」
問題が発覚、またもや露呈した自治体の不祥事に眉を顰める人が多い。

公金を「裏金」に摩り替えた金額は、15日現在府庁10部局で、既に使わ
れた1338万円を含め約3413万円に上るといわれる。まだ増えることは確
実視される。

広辞苑によると「裏金」とは、<取引などを有利にとり運ぶため、表向
きとは別につかませる金銭>といわゆる賄賂のことを指しているが、不
正な金の運用であることは同義であっても、この場合若干ニュアンスを
異にする。

つまり府庁各部局に予算化された公金を、カラ出張やカラ残業などの偽
装支出で捻出し、秘蔵プールした「影の金」のことだ。

報道各社は、この「裏金」問題を97年度に発覚した13億3300万円に続く2
度目の事件としているが、それは違う。本当は3度目なのである。1度目
は、80年に府水道部で起きた。市町村から徴収した水道供給料金からカ
ラ出張費名目などで5000〜6000万円近い「裏金」を捻出、概ね幹部職員
の飲食代や接待費に供された。

この時出納を担当する総務係員の内部告発で事件にまで発展し、それ以
来「裏金」が自治体の不祥事用語として認知される不名誉なキッカケと
なった。しかし、最初のこの「裏金」事件は、その職にいた幹部が巧妙
に仕組み専ら私的に共用したものだったため、組織としての府の責任を
追及される事態に発展はしなかった。

このことが罪悪感を府庁内に定着させない原因に繋がり、その結果先述
の2回目の「裏金」事件と結びついていったのである。

2回目の「裏金」事件は、巧妙に仕組まれた。当時存在した府営「国際
ホテル」を拠点にして、各部局がカラ出張・カラ残業で捻り出した「裏
金」を集められ、ここから出金された。

当時は国庫交付金が自治体の財政基盤を支える時代で、このために国の
役人接待が行われ、陳情先の各省庁の担当者へ手土産用としてビール券
・商品券などが運ばれたと、府庁幹部OBが証言する。

「我が口を癒す裏金ではなく、府民を守るための秘蔵金」という感覚で
公然と組織を挙げて行われたという。とは言いながらその陰で、深夜帰
宅のタクシー代、食事代、転勤お祝い金、激励会費などにも供していた
のだから、いかに綺麗事を並べ立てようとも、納税者意識とは完全にズ
レていたかが分かるというものだ。

この事件が発覚すると横山ノック元知事は、管理職全員による13億3300
万円の「裏金」全額返還を求めた。このため大阪府職員互助会が翌年全
額を肩代わりして府庁に返還。以後、部長クラスが200万円、課長クラス
が100万円、係長クラスが80万円、一括または03年までの分割で大阪府職
員互助会に返納したのである。

その13億3300万円の「裏金」枠に組み入れられず、部局の金庫に隠し置
かれた秘蔵金が今回対象となった3回目の「裏金」だった訳だ。なぜ2回
目の摘発の折にそれが漏れたのか、全貌は調査結果を待つしかない。

タクシー代や親睦会費用に使ったと説明している部もあるが、局によっ
ては「裏金」の残滓とは気づかなかったと言っている。しかし局の片隅
の小さな金庫の中に積まれた分厚い札束の正体を、何年も庶務担が知ら
ないでいられる筈はない。嘘にきまっている。

今回は、紛れも無く各部局で隠蔽工作が行われている。しかも2回目から
わずか7年しか経っていない。最終的に弁済が完了してからはまだ3年し
か経っていないのだ。許される筈のない組織的犯罪だったと、昔話をす
るほどの時間も経過していない。

「仏の顔も三度」、一向に止むことの無い「裏金」事件の続発に、府議
会の批判は強まっている。「横山元知事時代の名残で、私には関係ない」
との素振りが見え隠れする大田房江知事の対応に、憤慨する議員も多い。

そういえば、府内部の改革より、他府県に先んじる先駆的な事業推進を
好む知事に、この「裏金」の実態を悉く明らかにする胆力と行動力があ
るだろうかと、かって身を挺して行った府政運営に関する諌言を、「わ
たしのテーマにあらず」と一蹴された経験のある府特別職OBも、知事
の実行力を疑問視する。

だとすれば、「裏金」問題を払拭するには、職員による「告発」を待つ
以外に方法が無いというおぞましい時代に入っていくのだろうか。何に
してもこれからは、官製談合といい知事が試される時代というのは、確
かなようだ。
 


━━━━━━━
松坂の高額契約
━━━━━━━

 
          前田正晶

マスコミは挙って5,200万!)の契約に大騒ぎである。騒ぎたくなる気持ち
は解らないでもない。だが、通訳・マッサージ師、家族の交通費、お手
伝いさん等の費用まで球団持ちとなることを論うのは一寸どうかと思わ
ざるを得ない。

それはアメリカと日本の「費用」や「経費」の負担についての考え方が
まるで違うことに触れていないからである。それは当方が得意とする
「文化の違い」に他ならないのだ。

アメリカの会社、メージャー・リーグ:当方は以前からアメリカの会社
では出張の際の旅費が「実費制」(=ad valorem)であり、日本のよう
な日当・宿泊費(役職者であるかないかで額が異なる)を規定した制度
(=per diem)ではないことは承知していた。

その実費制である理由というか根拠を尋ねると「出張は会社の業務のた
めにすることであるから、その間の費用が会社負担であることは当然」
と、恰も愚問であるかのように答えて貰えた。

これをもう少し詳細に解説すると、出張した先で宿泊するホテルとは
「会社として年間何泊以上を保証するから」との条件で”Corporate
rate”なる特別な”Room rate”が設定されている。言うまでもないが
「格安」という意味である。

それも日本的基準で言えば所謂一流ホテルと契約が成立している。(そ
こにはアメリカで一流の会社の社員たるものは、その会社の格に相応し
いホテルに泊まれという思想がある)

だが、時にはそのレートの部屋が空いていない場合にはスイートルーム
に泊まっても良いことになる。お客様の接待で1人当たり何百!)もかかる
レストランで会食しても構わないことになる、会社の仕事であるから。

自分でレンタカーをしないでタクシーに乗っても構わないのである。経
費の使い方は全て良識で判断すればよいと解釈していた。

但し、旅費の精算の際には例えば1回で25!)以下の費用についての領収証
は不要だが、全ての出費には領収証を添えて請求することになる。この
出費にはホテルのボーイ等に渡すチップも含まれるのである。

こういう考え方の違いを知らないで論ずると、いかにもアメリカの会社
は贅沢で、金満会社ばかりに聞こえるという気がするのだが。要するに
出費や経費に見合う利益や売上高を達成できるならば、そのための経費
を惜しまないのが彼らの思想である。

そういう観点に立てば、メージャー・リーグの選手があのような待遇を
受けるのはそれほど騒ぎ立てたり、感心したりするべきことではないと
解りはしないか。

すなわち、松坂を雇えばレッド・ソックスは強くなり得て、ワールド・
シリーズも制覇可能と判断したのだろう。その彼の国内外の移動や体の
メンテナンスは彼自身の必要性だけですることではないから、球団の負
担になるとは考えられないか?

会社の話に戻ろう。アメリカの大手企業某社の話を聞いて驚いたことが
あった。それは米国全土だけではなく一応世界各地に展開している企業
なので、国内外の電話が全部「内線でかけられる」ネットワークが出来
上がっていたことだ。

解りやすく言えばワシントン州の本社(だろう)に本局を置く電話回線
網が設けられていて、ペンシルベイニア州の事務所にかける際はある一
定のコードを押した後で内線番号を押せばよいし、ニューヨークの外部
の取引先にはNYのコードを入力した後でその会社の電話番号を押せばNY
の公衆電話と同額で通話できる仕掛けになっていた。

この一聴Too muchではないかと思わせる仕組みは「当初の投資は莫大か
もしれないが、オペレーティング・コストが節約できるので結局は経費
削減である」と説明された。

しかも会社のシステム適用外の宿泊したホテルから市外電話をする場合
には、旅費規程には「ホテルが多額の追加費用を請求する市外通話は、
各人与えてあるATTのカード番号を使ってかけ、市内電話代だけの出費に
せよ」とある。会社はATTと市外電話の費用については話し合いが成立し
ていると考えていた。

一見豪華に旅費を使わせているようで、節約するところは厳しく節約す
る手段を講じてある。

日本の文化:倹約や節約が美徳であることは言うまでもなく、我が国で
はその範囲内というか、そういう精神で旅費規程が設けられていると思
う。

慎ましやかに所謂ビジネス・ホテルに泊まっているからと言って、取引
先や同業他社が真っ向から非難・批判することはないだろう。

これは以前から論じてきたことだが、日本では「ここにもう少し余計に
予算を与えればより立派になるのだが」という場合には、その「もう少
し」を節約する傾向がある。

また、その節約を他社と他者が賞賛する場合が多いと思う。営利会社で
は「予算は倹約するためにある」のだ。勿論、組織内には倹約しないで
よい階層にある人も沢山いるが。

だが、当方には課長だから宿泊費が一般社員よりも多くなるのは理解で
きなかった。ホテル側は宿泊するお客の肩書きに応じた部屋を設けてあ
るわけがないのではないか。日当にしても同じで、同じ人間がする食事
に地位と身分で差が出来るのは「民主的ではない」(平等ではない)と
思っていた。

だが、このような規定はあくまでも文化の違いであって、何れの国の制
度が優れているとか云々の問題ではあるまい。

結び:松坂の契約を大騒ぎするのは勝手だ。だが、その文化的相違点の
背景と、高額な契約を結ぶことはその期待に応えられなかった場合にど
うなるかを少し論じておかないと、徒に大衆を混乱させるだけではない
かと懸念するのだが。

121606(禁無断転載・転送)



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天孫・島国根性
━━━━━━━


        山堂コラム145

         
イラクが内戦状態になったので「ブッシュは苦境に陥った」とするのは
単純な見方だという。

専門家を自称するある訳知りは、「ブッシュ政権とそれを取り巻く米石
油資本財閥が目論んだもの。それは内戦だろうが外戦であろうが中東
(イラク)に混乱を惹き起こすこと、その混乱に乗じて石油を掠め取る
ことだった」のだという。その目的のためなら「実は何でもあり」だと
いうのだ。

つまりイラク国内の宗派対立による混乱・内戦はむしろ彼らの思惑どお
り、どっちに転んでも思う壺。特に米国の庇護を受けているイスラエル
にとっては願ったり叶ったりということになる。自ら手を汚さなくても
イスラム教宗派同士の殺し合いで疲弊弱体化するのであるから。

65年前、12月8日の「真珠湾攻撃」(三菱・静嘉堂文庫の原徳三氏によ
ると「真珠湾」ではなく「真珠港」というのが正しいとか)。米国ルー
ズベルトが「ハルノート」で日本の横っ面を引っぱたいておいて、一方
でハワイオアフ島に「裸のあひる(おとり)」を並べて待つ・・・日本
軍の騙し討ちを誘ったという説。当メルマガでも詳細に紹介されている。

そのデンではないのだが、今世紀の9・11も「米国の陰謀」ではない
か。ブッシュは9・11アタックを知っていたからこそ自らは航空機で
上空退避していたのではないかというのだ。

65年前のパールハーバーは「日本の騙まし討ち」ではなく「日本の騙
され討ち」だという説、米国ではすでに戦争中からあった。それはそれ
で面白いし興味を惹く。しかしだからと言って、「騙したのは日本では
なく米国の方だ」といくら主張しても、それで当時の日本の戦争指導者
らの責任を不問にするということにはならない。

騙すよりも騙される方が本当はもっとアホなのであって、そうした説で
責任回避を企もうとすることは、われわれ日本人が単に軽率単純オッチョ
コチョイの天孫島国根性から抜け出せていないことを告白しているよう
なものだ。

300年も鎖国を続けていた日本が戦争や外交の駆け引きで欧米列国に
適うはずがない。紅毛人の狡猾さをなじったところで戦争に負ければ所
詮元も子もないのである。

北朝鮮の核放棄を求める6カ国協議でも「拉致、拉致」と拘わっている
のは日本だけだが、このことも天孫民族としてはもう一度よく考え直し
ててみる必要がある。安倍内閣の閣僚や外務省がなぜこれほどまでに
「拉致、拉致」と拘るのか。あまり埒(らち)のあかんことに―――

かつて社会党や総連と組んだマル金おっさんらが「拉致問題はあっても
無い」もの。いわば「タブー」として押さえ込んでいた。安倍晋三がそ
れを勇気をもってひっぱがし・・・つまりその当時の守旧派「タブー」
をぶち壊した政治手腕。

その手腕にゴマ摺る取り巻きが今度は「後出しジャンケン」で拉致問題
を別の型の「タブー」に変身させたのだ。総務大臣の「拉致問題を命令
放送に」はその典型といえる。

「拉致問題」が重要課題であることは言うまでもない。しかしいかに重
要な(あるいは重要でない)問題であっても、その可否の議論を「タブー」
にすることはマル金おっさんらのやったことと大同小異。大本営発表だ
と分かればニュースも一挙に信用を失う。このごろNHKが「拉致ニュー
ス」をいくら流しても所詮「やらせ」のようで嘘っぽく聞こえるように
なったのは、おそらくオラひとりではないだろう。(了)



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謀議はここから(4)
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              平井 修一

BBCドキュメンタリーの内容を伝えるサイト
http://www.whatreallyhappened.com/pearl/www.geocities.com/Pentagon/6315/pearl.html

からの抄訳の第4回。ルーズベルトは、日本によるハワイ攻撃は「危険
だが、しかし、日本に最初の1発を撃たせれば、誰が侵略者であるかが
皆の心に一点の疑いもなく、我々は米国民の全面的な支持を得るだろう」
と国防長官に語るに至る。(拙訳はご寛恕を)


海軍諜報部のトップであるカーク提督は、(日本軍の攻撃を)ハワイに
警告すると言ってゆずらなかったために更迭された。このような情報不
足が、ハワイの指揮官の免責に至り、軍委員会と海軍司法所が攻撃への
備えを怠ったとしてワシントンを非難することにつながった。

日本は(ハワイ以外の)他のいかなるアメリカの軍事施設にも決して類
似の爆弾攻撃計画をもっていなかった。ルーズベルト政権がパールハー
バーに関する危険な日本の諜報活動を許してきたのかはこれまで説明さ
れることはなかったし、(それどころか)日本の諜報活動を続けさせる
ために1941年秋に2つの議会調査を妨害した。

爆弾攻撃計画は「海軍総務部第3局長」に伝えられ、機密情報のメッセー
ジと特別なシリアル番号を記されたのだから、その重要性が見逃される
ことはあり得なかった。およそ95隻の船が港にあったのである。第3局の
文書にはこうある:

「厳秘。

「今後、貴下は可能な範囲において以下の線に沿って船舶に関するレポ
ートを作成されたい:

「1.海域(真珠湾の)は、ざっと5つのエリアに分けられる(省略可)
「地域A.フォード島とアーセナルの間の海域。
「地域B.フォード島に隣接した南と西の海域。
(この地域はAから島の反対側である)
「地域C.東の入江。
「地域D.中央の入江。
「地域E.西の入江と通常航路。

「2.戦艦と航空母艦に関して、波止場、ブイ、ドックに係留されている
ものを報告されたい(実際に錨で係留されているかどうかはさして重要
ならず)。簡潔にタイプとクラスを示すこと。できれば、2隻以上の船
が同じ波止場にあるときはそれに言及されたい」

いろいろな国に駐在する日本の領事からの暗号メッセージが頻度をあげ
て増え、8〜12月にはシアトルから6つのメッセージ、パナマから18、マ
ニラから55、ハワイから68を数え、その分析からも臨戦態勢と判断でき
た。

10月――ソビエトの最高クラスのスパイ、リヒアルト・ゾルゲ(歴史上
最も大物のスパイ)は、真珠湾が60日以内に攻撃されることをクレムリ
ンに伝えた。モスクワはその情報を米国に伝えたと彼に知らせた。興味
深いことに、国防省が保管するゾルゲの32,000語の日本人への告白の文
書のうち、真珠湾への全ての言及は削除された(ニューヨークデーリー
ニュース1951年5月17日号)。

10月16日――ルーズベルトは日本の大使にひどく恥をかかせ、近衛首相
との会談を拒否し、東条英機将軍が指導する戦争支持政党が日本で力を
もつように仕向けた。

11月1日――「伏して敵米国を殲滅すべし」と錨につながれた主力艦に対
する攻撃訓練継続を指示する JN-25暗号命令を解読。徹甲爆弾と深浅魚
雷への言及を含むものだった。 11月13日――駐米のドイツ大使、トムセ
ン博士は反ナチスであり、真珠湾が攻撃されるだろうと米国諜報部に語
った。

11月14日――日本の商船は、戦時認知信号が12月1日に発令されるとの警
報を受けた。 

11月22日――東京は、ワシントンの野村大使に、11月29日まで交渉の最
終期限を延ばすようにこう伝えた。「というのは最終期限は絶対的に変
更できないからである。その後、ことは自動的に起こるであろう」

CIAのアレン・ダレス長官は11月中旬に「日本の艦隊が東京湾を過ぎて東
に向かい、真珠湾を攻撃しつつある」と人々に話した(CIA FOIAによる)。

11月23日――JN25暗号命令。「最初の空爆は、Xデーの0330時に設定され
た」(東京時間。ホノルル時間では午前8時)

11月25日――英国は、11月19日に送られたWinds暗号命令を解読できなか
った。米国は11月28日にそれを解読した。

J-19暗号コードメッセージで、攻撃があること、そして、攻撃はラジオ
東京の天気予報として伝えられるとあり、雨は戦争を意味し、東はアメ
リカを意味している。

11月25日――スティムソン国防長官は、彼の日記にこう記した。「ルー
ズベルトは、早ければ次の月曜日に我々はおそらく攻撃されるだろうと
語った」。

ルーズベルトは尋ねた。「問題は、我々がどのようにすれば、彼らを我
々自身に対する多大な脅威なしに最初に発砲するポジションへうまく誘
導しなければならないということだ。危険だが、しかし、日本に最初の
一発を撃たせれば、誰が侵略者であるかが皆の心に一点の疑いもなく、
我々は米国民の全面的な支持を得るだろうと理解した」(続く)



━━━━━━
話 の 福  袋
━━━━━━


 1)狙うはサケ ワシ鈴なり 浜頓別の河畔 

 
【浜頓別】河畔のニレに鈴なりのワシ、ワシ…。宗谷管内浜頓別町宇曽
丹(うそたん)で、越冬のためサハリン方面から飛来したオオワシやオ
ジロワシが木の上から下を凝視している。目当ては、冬でも凍結しない
ウソタンナイ川を遡上(そじょう)するサケだ。......【北海道新聞】
<札幌市> 17日


 2)大分県内の学校給食費 「未納」3316万円 法的措置検討の
市も

県内の小中学校の学校給食費未納額が昨年度、約3316万円だったことが
明らかになった。最も多かったのは大分市で約590万円、姫島村はゼロだ
った。

保護者負担の学校給食費は主に食材費として使われている。「給食の質
を落とすわけにはいかない」と、各市町村教委は未納者への対応に頭を
ひねっている。大分合同新聞 17日


 3)福島県人口、今年1万人減/若者の流出響く

福島県の今年1年間の人口動態の増減は、平成10年にマイナスに転じて
から初めて1万人超の減となることが確実な情勢となった。1月から1
0月までに1万41人が減少している。

少子高齢化の影響に加え、若者世代の県外流出が止まらず、人口減に歯
止めが掛からない状況が続いている。県はこのままでは地域社会の維持
が困難となり、経済の活力も失われるとして、来年度当初予算案の中で
少子化対策や定住の促進などの施策を打ち出していく。
 福島民報 2006年12月17日 



━━━━━━
反       響
━━━━━━
(なし)
━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━


反響無しは いかにも寂しい。

ご投稿、ご感想、ご意見を待っています。

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会 場:東京・両国 江戸東京博物館学習室
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          (4)メールアドレス(お持ちでない方はFax番号)
          をお書きの上、e-prosまでお申込みください。
申込先::Fax番号 03−5213−2029  e-mail: info@e-prosjp.com

<講師と講座名>
(午前9時30分より受付  午前10時から講座開始)
(1)early  bird  加納由美子先生(東京・女子聖院中学校)
  講座名= 文法導入から 『つかみ』は初めの5分!
<レジメ> 
田尻先生、青野先生の講座の前に発表できることは大変光栄に思います。
プレッシャーと不安が入り交じっていますが、今私が出来ることを最大
限出し尽くせたらと思っています。今回の発表では、特に次の3点に絞
って行いたいと思っています。

 1.文法事項を訳さなくても、「あっ、そうか、そうだったのか」と
生徒がわかること、そんな文法導入のいくつかをご紹介いたします。

 2.気づいたらいつの間にか使えるようになっていた!   そん
なアクテビティーをご紹介します。

 3.クラスがゼッタイに盛り上がる最強、総合問題アクテビティー!
  英語の授業でケガ??!そんなことにならないようにお気をつけく
ださい。

(2)青野 保先生(埼玉大学教育学部付属中学校)
  講座名=「Extensive reading  英語多読指導のすすめ」

(3)田尻 悟郎先生(島根県東出雲町立東出雲中学校)
  講座名=プロフェッショナル マジシャンと呼ばれる英語教
  (NHK・TV)
  田尻先生と一緒に「田尻ワールドをたっぷりと」

(4)質疑応答(青野先生、田尻先生を囲んで)

(フォーラム終了 : 午後4時30分の予定)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9月6日(木)22:00〜22:44、NHK総合TVの「プロフェッ
ショナル仕事の流儀 田尻悟郎」をご覧になりましたか。笑顔で学べ、
傷ついて育てと、この番組の司会者の一人、脳科学者 茂木健一郎氏は
ブログの中で次のように述べています。

〜中学教師・田尻悟郎〜 島根県八束郡東出雲町 − この町の公立中
学校で行われる英語の授業に、全国から視察が殺到しているという出だ
しで、全国各地から注目を集めている田尻先生の授業とその人柄を紹介
しています。

 田尻悟郎、48歳。2001年、日本の英語教育界でもっとも名誉あ
る「パーマー賞」受賞した田尻先生は、大都市の有名私立中学からの誘
いを断り、地方の公立中学での教育にこだわる気骨の教師。

 田尻先生の教室はとにかくうるさい。子どもたちは席を立ち、友達同
士で話し合ったり歌ったり。教師は問題を出しても答えは言わず、生徒
同士で考えさせる。生徒が自ら考えて自ら行動し始めるように、あらゆ
る手を駆使してやる気に火をつける。

 「先生に教えられて学んだものは本物ではない。自分の力でつかんだ
ものしか残らない。教師の仕事は、子どもたちの心を開き、やる気をた
きつけること」それが田尻先生の信念である。

 今、田尻先生は1年生を受け持っている。1学期最後の7月は、授業
を通して生徒たちに「子どもからの脱皮」を求めた。英語の授業の場で、
生徒と向き合う教師・田尻の人間育成法に密着と、番組の概要を述べて
います。

田尻先生の授業は英語であることは間違いありませんが、まさにそれは
人間教育。教師はどんな立場で、どんあ見識のもとで生徒に接するか、
見ていて言いようのない感動を受けた人は多かったと聞きます。

 26日は田尻先生の講座が始まる前の昼休み、フォーラムに参加者で
希望する方々と一緒に、この番組のビデオを鑑賞いたします。どうぞご
覧になりたい方は、お早めに昼食をお済ませください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主催: NPO法人教育情報プロジェクト 
〒102-0073 東京都千代田区九段北1−1−7−304 
電話03(5213)2028(代表)

◎なるほど英語指導術のバックナンバー
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