稼げるビジネスマン 〜生き方の戦略〜 |
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こんにちは。
早いもので、もう12月の後半。
今年、最後のメルマガです。
さて、今年1年間を振り返ると、
思い浮かぶのは、偽装や殺人や不祥事など暗いニュースばかり。
昨日は、中学生数人が、車の盗難を繰り返したという記事が出ていました。
映画「オーシャンズ11」を見て「ドロボーがかっこいいと思った」
と供述しているそうです。
中学生達は、車を盗難するために、説明書を読みこんだり、
かなりの勉強をしたようです。
恐らく、頭の良い子たちなのでしょう。
子供の心は敏感です。
来年こそは、「ドロボー」ではなく、
政治家や経営者や官僚をかっこいいと思えるような社会に
なっていて欲しいものですね。
さて、今回の「稼げるビジネスマン」の連載、橋本裕之先生の「『この人につ
いていこう』と思わせる 実学リーダーシップ考」は、「正しい判断を導くも
の・狂わすもの」の第1回目です。
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市場価値を高めるヒント
『この人についていこう』と思わせる 実学リーダーシップ考
橋本裕之
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リーダーには、チームの勢いを加速させるだけでなく、必要に応じて方向転換
をする能力が求められます。とくに昨今は、変革をリードできるリーダーかど
うかが問われています。内外のハードルを越え、将来を見据えた正しい判断を
するポイントは何か。
===== 正しい判断を導くもの・狂わすもの(第一回)=======◆
●改革に抵抗はつきもの
この十数年、多くの企業が経営改革や事業リストラを余儀なくされました。そ
れは戦後六十年来の体質を改善する自己変革の大作業でしたが、変革がすんな
りいったわけではありません。
いつの場合も改革が難しいのは、どんな組織も歴史を背負っているからです。
老舗もベンチャー企業も、会社を世に出した販売システムや技術・商品、ある
いは創業の理念など、いわば御神体のようなものがあります。抜本改革が必要
というのは、その大元に問題があるときです。
でも御神体にメスを入れようとすると猛烈な抵抗が生まれます。改革が頓挫す
る時の共通点は、やるべきことは明白なのに議論するうちに失うものを擁護す
る声が強まって、改革が骨抜きになり、最後は当たり障りのないものになって
しまうというパターンです。
現状のぬるま湯に漬かっていたい、既得権を守りたいという抵抗勢力は常にい
ます。この抵抗を突破するカギは「いま出血覚悟で変わらなければ今日はあっ
ても明日はない」というリーダーの強い決意です。
私たちは経験を積んで学びます。
失敗を教訓にして判断力や危険予知能力を身につける一方、成功の経験則は貴
重な財産となりますが、これが時に判断を歪める曲者です。
一度成功するとまた同じ方法で成功すると考えるからです。成功体験が素晴ら
しいほど、それに縛られてしまうのです。
「失敗は教訓を、成功は復讐をくれる」というわけです。イギリスには「競馬
で最初に大穴を当てた者は破産する」という格言もあります。
成功体験の復讐例は数え切れません。成功をもたらしたシステムや商品にいつ
までもしがみついたり、技術革新をためらったり。何と言っても最大の痛恨事
は、大国ロシアに勝った経験則を引きずったことでしょう。先の敗戦はその40
年前の日露戦争での目の眩むばかりの成功体験がもたらしたと言って過言では
ありません。
ある実験で、鼠がレバーを押しても全くエサを与えなかった場合と、レバーを
押すつど全てエサを与えた鼠は、エサが出ないとすぐ別の方法を探し始めるが、
レバーを押して何回かに一回エサを与えた鼠は、エサが出なくなってもいつま
でもレバーを押し続けるといいます。成功体験のインパクトがなせる業です。
(つづく)
==<橋本裕之氏 プロフィール>==================◆
橋本 裕之(はしもと ひろゆき)
1947年 大阪府池田市生まれ。
69年 法政大学法学部卒、同年、日本実業出版社に入社。経営誌、経済誌(月
刊)編集長を歴任し、編集部長、出版部長、編集局長、常務取締役、専務取締
役などを経て、2004年6月に独立。
現在、経済・経営ジャーナリストとして、トップ・ミドルマネジメント、リー
ダーシップ、歴史などの分野を中心に幅広く執筆・講演活動を行う。
〈主な著書〉
『できる人のリーダーシップ力−−−「この人についていこう」と思わせる
101のヒント』(こう書房刊)、『取締役ノウハウ大事典』(共著・日本
実業出版社刊)、『経営者のためのリーダーシップ&人間力に磨きをかける
20講』(日本実業出版社刊)など。
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【編集後記】
前回の編集後記でお話したコーチングをしている知人から、
「禁煙法」についてのアドバイスが来ました。
まず、一つ目のアドバイスは、タバコを吸っていない自分を思い浮かべること。
典型的なイメージトレーニングですね。
そしてユニークだったのは二つ目のアドバイス。
それは、常にタバコをポケットに入れておくこと。
いつでも吸えると思えばリラックスして禁煙に挑戦できる。
逆に、絶対に吸ってはいけないと思うと強迫観念にとらわれて、
余計に吸いたくなるそうです。
そして一本でも吸えば、「もう、だめだ」と逆戻り…。
なるほど。
禁煙に限らず、何かを続けるためには、
リラックスして臨むことが大切なのかもしれませんね。
今年も残すところあと2週間。
来年は、新しいことに、気楽に、果敢に挑戦し、
もっと良い年にしたいですね。
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稼げるビジネスマン次号VOL.134は1月8日(火)発行予定。
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