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食品と暮らしの安全・第42号・米国の牛肉

発行日: 2005/10/17

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★食品と暮らしの安全基金(旧・日本子孫基金)★2005/10/17 発行 第42号
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┏今週のクイズ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 肉牛の成長促進のためにホルモン剤を使っている国は?

┃(ア)日本
┃(イ)ヨーロッパ諸国
┃(ウ)アメリカ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


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■目次■
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【今月の話題】BSEだけではないアメリカ牛の問題点

  ●ホルモン剤で育てられるアメリカ牛

  ●ヨーロッパでは米ホルモン牛肉は禁輸

    ●国内で使えない成長ホルモン剤が、アメリカ牛には使われている


【メルマガご感想】

【編集後記】

┏━┏━┏━┏━┏━┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃今┃月┃の┃話┃題┃BSEだけではないアメリカ牛の問題点

アメリカ牛輸入再開が騒がれています。
「牛丼」が懐かしいという方も、もう一度、アメリカ牛の問題点を考えて
みてください。

アメリカ牛の問題はBSEだけではないのです。


●ホルモン剤で育てられるアメリカ牛

アメリカの牛は、早く育つように、やわらかい肉がたくさんつくように、
ホルモン剤が使われています。多くの場合、ピアス式でホルモン剤がじわじ
わと牛の体に回っていきます。

ホルモン剤には、天然(エストラジオール17β、プロゲステロン、テスト
ステロン)、合成(トレンボロンアセテート、ゼラノール、メレンゲステ
ロール)などがあります。

合成ホルモンは特に代謝が遅いので、肉に残留する可能性が高いので、
リスクがあります。


●ヨーロッパでは米ホルモン牛肉は禁輸

成長ホルモンを与えられた牛を食べた子供に異常が出たことがあります。

1980年代に、北イタリアで4歳の男児の乳房が大きくなったり、体毛が生
えたり、3歳の女児に初潮が始まるなどの奇病が発生したのです。これは、
畜産試験場で実験していた成長ホルモンを使った牛を、本当は処分するは
ずが、誤って販売されてしまったためにおきた事件です。

このころから比べると、成長ホルモン剤は改良されましたが、ヨーロッパ
では、肥育目的でホルモン剤の使用はせず、アメリカのホルモン使用牛も
禁輸しています。

アメリカ等がWTOに提訴したところ、WTOは、98年1月、EUの措置
はリスク評価に基づくものではないとし、EUが敗れました。 これは、
コーデックス規格で、ホルモン剤の残留基準が存在していたため、この
残留基準以下であれば問題ないとされたのです。

このWTOの裁定で、EUは99年7月から、アメリカ等により報復関税(
81品目1億1680万ドルの)をかけられましたが、それでも禁輸を
続行。

EUは1999年には、天然ホルモンのエストラジオール17βに発ガン性がある
というレポートも発表しています。


●国内で使えない成長ホルモン剤が、アメリカ牛には使われている

日本では、成長促進ホルモン剤に一部、残留基準がありますが、合成ホ
ルモン剤の承認申請をしているところがないので、製造も輸入もできま
せん。

しかし、成長ホルモン剤が使われているアメリカ牛は、BSEがおきる
前は、どんどん輸入されていました。

日本国内では成長ホルモンは使えず、使えば罰せられます。
それなのに、成長ホルモンを使ったアメリカ牛は輸入して食べてきたの
です。

そして、輸入が再開すれば、これからも、ホルモン牛肉を日本人は食べ
続けることになります。

それでも、アメリカ牛、懐かしいですか?食べたいですか?


┏━┏━┏━┏━┏━┏━┏━┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃メ┃ル┃マ┃ガ┃ご┃感┃想┃

●質問●

こんにちは。大変興味を持って毎回メルマガを読ませてもらっています。
今回の記事の中で玄米は、有機・無農薬を選ぼう と書かれていました。
うちでは減農薬玄米をたべているのですが、これも止めておいた方がよいの
でしょうか?
 
「玄米をとりすぎるとミネラル、ビタミンの吸収の阻害」という部分にも
驚きました。分つき米で食べるほうがよいものでしょうか?(横浜市Mさん)

●答え●

「減農薬」(現在、市販されている場合は減農薬という表示は使われず、
特別栽培と表示されています)の安全性にはかなりばらつきがあります。
農薬を5割減にしていても、その農薬が大変毒性の強いものであったり、
収穫直前に使用していれば、慣行栽培より、農薬残留の多いものもある
かもしれません。一概に判断することはできません。

玄米が白米と比べて、栄養成分が優れていることは確かです。
でも、繊維が多すぎるために消化不良を起こしたりするようであれば、
栄養成分がうまく吸収できないということがあります。
健康な人が通常の範囲で玄米を食べるのであれば、ほぼ問題はないと
思われます。胃腸の調子が悪いときは白米にするとか、十分ゆっくり
調理して、よく噛むなどの工夫をなさると良いと思います。
                       
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