走れ!歩け!挑戦の旅 |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
--------------------------------------------------------
【5日目・2007年8月2日】
温湯温泉は国道から少し入ったところにある。近くにはこけし館や落合温泉など他の温泉もある。国道に戻らず、その辺を散策しながら十和田湖を目指すことにした。
そういえば昨日ここへ来るときに「1億円の純金こけし展示中」の案内を見た。『1億円』で誰でもピンとくるのが『ふるさと創世』。もしそうなら、こんなものに使っちゃって、と思った。
黒石はこけしの里で、温泉街には公衆電話ボックスのようなものに入った大きめのこけしがいくつかあった。こけし館は温泉街の規模からすると立派すぎる気がする。近付くと変なポスターが。
『1億円の純金こけしのオーナーを全国に募集します』
まさかと思ったが、理由は想像したとおり黒石市の財政難だった。売却を検討中らしい。そこで市から買い取ろうというわけだ。正直、そもそも作ったのが間違えだと思った。
館内に入って話を伺うと、やはりふるさと創世だったが私が思うようなおろかなことではなかった。市民から1億円の使い道をだしてもらったところ純金こけしが一番だったそうだ。そのときは5年で換金する計画だったが、テレビでも取り上げられ反響が大きくなり、こけしで残すことになったそうだ。
再び今回のことをテレビで取り上げられ評判になり、良いのか悪いのかと困惑の様子だった。
今日は十和田湖を経由して鹿角の先の温泉まで行く予定だ。碇ヶ関経由で鹿角に行くルートもあるが、碇ヶ関は2度通過したことがあるし峠を1つ越えなければならない。ならば十和田湖の峠越えも労力は同じ、景色が良い方を選んだ。
宿を出てから延々と登り。峠越えはつらいけど楽しい。昨日不調だった心拍計は直ったようで、心拍数管理をしながら登って行く。
晴れているが雲が多く、それほど暑くない。山中なので強風はないし、川沿いに走っているのでときおり吹くと涼しい。サイクリング日和だ。
標高差500m弱を登って十和田湖外輪山の滝の沢峠に着いた。そこの休憩所で多分メニューにはないがお姉さんにおにぎりをにぎってもらった。他に観光客がいなく、バイトの女子高生は居眠り中。
この先は十和田湖まで下るだけなのか確認するつもりでお姉さんに「ここが一番高いんですかね」と尋ねると、「発荷峠よりも50m高いは」と答えてくれた。
そうだ外輪山は出るときも越えなければいけなかったんだ。
湖目指して一気に下る。標高差30mぐらい下ると十和田湖が見えた。しまった、滝の沢峠の展望台に行きそびれた。せっかく登ってきたのにと後悔しながら十和田湖をちらちら見ながら下った。
1時間ほどで発荷峠に到着。標高計では280m下って、220m登ったようだ。
発荷峠からは国道103号線を下る。多分、11年前に逆ルートで使った道だと思う。そのときの印象は静かで奥入瀬渓谷よりも遥かに空気がおいしかった。
しかし本当に同じ道かと思うほど拡張され、直線化されていた。当然交通量が多くなり、当時の良さが失われた。
ストーンサークルなるものに寄り道したせいもあるが、鹿角に着いたのが16時半。湯瀬温泉までは7Kmぐらい、八幡平温泉郷までは17Kmぐらい。
明日のことを考えると通り道にある八幡平が良い。コンビニで立ち読みし、八幡平の一番手前の宿の電話番号を記憶した。よし、八幡平へ行こう。
今ごろになって暑くなってきた。西日がもろに当たる。17時なのに路上の表示は32度。まあ今日3つ目の峠のつもりだったが、わずかに登っている程度なので何とかなりそうだ。
残り4、5Kmぐらいだったろうか、斜度がきつくなってきた。しかしもうカウントダウンだ。少しペースアップして18時ちょうどに志張温泉に到着。
ところが閉鎖されていた。事前に電話すべきだったが、予約して辿り着かないとまずいのでしなかった。ホテルの前には電話ボックスがある。よしそこから別のホテルに電話しよう。
しかし電話は稼働していなかった。まだ日は明るい。先へ行こう。それしかない。あてのない走りだった。
1時間半走ってコンビニ発見、情報収集だ。八幡平温泉郷は広範囲に点在している。今いるこの場所からとうてい行ける宿はない。鹿角からは400mぐらい登ってきた。宿はさらに300〜400m登らなければいけない。すがる思いで、さっき見かけた広告看板のホテルに電話した。
予約は取れた。あとは送迎を頼み込んで宿を確保。
明日は早めに宿を確保して、無茶は禁物だ。
8月2日(木) 後生掛温泉 本日の走行距離 99Km
--------------------------------------------------------
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
