走れ!歩け!挑戦の旅 |
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【6日目・2006年11月16日】
出発は遅めの9時30分。今日は城跡を2つ見て、本島の西側に出て南
下する予定だが、城跡見学にどれくらい要するのかわからないのでゴ
ール地点を決めていない。伊是名島行きをあきらめたので時間はたっ
ぷりある。のんびり進もうかな。
昨日の宿泊は勝連城跡から西へ7Kmぐらい行ったところだった。
これから城跡へ向かうので引き返すことになる。昨日見た、薄暗い山
の斜面に浮かび上がった城壁は戻るに値する美しさだった。
勝連城跡は世界遺産にもかかわらず入場無料だ。他の城に比べたら
小さいが、斜面にそびえるように建てられ、下から見上げると城壁を
遮る高い木々がないので圧巻だ。わぁ〜と声を上げたのは私だけでは
なかった。
ここの石垣は今まで見てきたものと違って、石の大きさが小さいよ
うに感じる。見れば見るほど城壁だけでも奥が深い。沖縄のお城にこ
れほどまでひかれるとは思わなかった。事前学習しておくべきだった。
次に目指すは中城城跡。初日にその脇を通ったときには全く見学す
る気がなかったところだ。
国道を通らずに海沿いの県道を南下した。勝連城に登って見回した
ときに、国道は丘の上にあることがわかったからだ。
勝連城跡に向かうときは向かい風だったが、逆方向なので追い風。
すいすい進むので止まりたくないが赤信号。そのとき鳥居が見えた。
沖縄に来て鳥居を見たのは2度目。最初は鳥居がポツンと建っていた
だけだったが、今度は社務所もありそうで神社ぽかった。
社務所にいたおばあちゃん二人に話を聞くことができた。ここは神
社だがxx神社という名はなく、泡瀬ビジュルという名の神社だそう
だ。波で砂が合わさってできた土地なので「泡瀬」というらしい。そ
のとき3つの石が浮いていたので、それを拾い上げて祭ったそうだ。
社務所が新しそうだったので、
「この神社は最近できたんですか」と尋ねると、
「私たちが生まれたときにはあったから、いつからかね。」と言う。
こういう縁起は後世に言い伝えて欲しいものだ。
急な山道を登って中城城跡に到着する。そろそろ12時だ。ここも世
界遺産。切符売りのおばちゃんに聞いてみると、ここの城跡は復元で
はなく当時のものだという。パンフレットにはあのペリーさんも称賛
したと書かれている。
さっきからポツリポツリと降り出した。勝連城跡でもパラッと降ら
れたがすぐに止んでくれた。また止んでくれればいいが怪しい雲があ
る。
城壁は修復作業中だった。崩した石にはテープが貼られ、その上に
マジックで番号が書かれている。中には薄れて読めなくなったのもあ
るので、元通りになるのか心配だ。
城壁のさらに奥には、いい味をだしている廃墟が見えた。100年後に
はセットで観光ポイントになるのでは、とふざけた発想をしてみた。
修復作業者に聞くと、ホテルの廃墟だという。
レインコートを着るほどではないが、雨は降ったり止んだりを繰り
返す。普天間米軍基地の横を通って西側の北谷(ちゃたん)に出る。
海は見えないが海沿いに南北に通っている国道58号線を北上する。
数キロ北上してリゾートホテルが建つエリアにやってきた。まだ13
時30分だが、この辺りで宿を決めてのんびりしようと思ったからだ。
コンビニで情報紙を読んだり、界隈をふらついたが、これといったと
ころがなかった。北上をやめ浦添へ向かおう。
国道58号線はほとんど平坦だったので案外早く浦添市に入ってしま
った。浦添では寄ってみたいお墓がある。「なんとかよいどれ」に近
い名称だったと思う。今日来るつもりがなかったのでしっかり覚えて
いなかった。
場所もかわからない。とりあえず浦添城跡を目指せば案内板がでて
くるだろうと思い内陸へ向かった。いきなり急な登坂。交差する国道
330号線を突っ切りたかったが、立体交差でわけがわからないまま国道
に合流。その後、下ってトンネルを通過したかと思ったらまた登り。
城跡の近くには来ているはずだが行きたいところの案内表示がない
。人に聞こうにも、「よいどれ」なんて言ったら「酔いどれ」と勘違
いされそうで聞けない。ちょうどそこへ市役所の案内板が出てきた。
非常に立派な建物の市役所に入り、パンフレットを入手。「よいど
れ」ではなくて「浦添ようどれ」だった。場所は城跡と同じところ。
城跡だったら案内板は出ていたし、そこを中心に4分の1周したことに
なる。充分走ったので、ようどれはパンフレットだけで満足した。
明日で沖縄一周を達成する予定だったが、ちょっと南下すれば首里
城なのでこのまま首里城へ向かった。
地図上ではちょっとだが下ったり登ったりで大変だ。案内板も適切
でなく道行くおばちゃんに尋ねた。「左に下って、右に行くと近い」
と教えてくれたが、右に行く地点で悩ましい案内板が2つ。ひとつは守
礼門直進、もうひとつは首里城公園左折。守礼門と首里城は違うのか
。右は急な下りで左は急な登り、おばちゃんには悪いが左へ行った。
必死に登って右に入ったところが首里城公園。やっと着いたと思っ
たが、「ここは首里城の入り口ではありません」と書かれている。入
り口は坂を下ったところにあるようだ。登った道と違うが、V字に登り
下りすることになる。直進が正解だったのだ。
自転車を置いて首里城を見学していると雨が強くなってきた。傘を
さしたいほどだが、天気予報と違ったので慌てる観光客も多かった。
首里城ガイドの女性にさっきの案内板がよくないと訴えたところ、
おかしな案内板は他にもあるという。首里城で管理している案内板で
はないのでどうにもならないそうだ。県に言って欲しいと頼まれた。
沖縄の城は城壁が命、と思って入場料が必要な庭や建物のエリアに
は入らず城壁を見て周ることにしたが、城壁はすべて復元だという。
ガイドの女性の説明を聞いていると、首里城を誇りに思っているよう
に感じた。
首里城見学を終えると17時。近くに観光ポイントはあるが明日にし
よう。那覇のホテルに向かう下り坂は短いが激坂だ。明日は覚悟。
11月16日(木) 那覇
本日の走行距離 67Km
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