走れ!歩け!挑戦の旅 |
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【1日目・2006年7月30日】
私は今、浜松駅にいる。あてのない自転車旅行に出てしまったのだ
。小田原から浜松までは新幹線で輪行してきた。あてのないと言って
も、最初の目的地だけは決めてある。愛知県渥美半島の伊良湖だ。
何年前だったか本州一周をしたときに渥美半島に行かなくても一周
したことになるだろう、と勝手に決めていた。それが心残りでいつか
行ってやろうと思っていたのだ。
浜松駅からは街道てくてく旅で歩いた旧東海道を行く。さすがに地
図を見る必要はない。追い風の恩恵を受け順調に舞坂宿、新居宿を通
過し白須賀宿へ入った。
ここで待ち構えるのは激坂。国道1号線を行けばここほど坂はきつく
ないだろう。坂の下で自転車を降りて考えたが劇坂を進むことにした
。3月の手術から体調は徐々に良くなっているが、まだ昨年の体力には
戻っていない。この坂を挑戦することで現時点の体力を確認しておき
たかったのだ。結果が良ければ旅のルートを山岳コースにすることが
できる。気持ちだけは期待していた。
登り始めは余裕だったが数分後には心拍数が170を超えた。標高差
100mはないだろうが、後半は足にきて蛇行してしまった。情けない。
白須賀宿の途中で旧東海道とお別れだ。西へ進路を取り渥美半島を
目指す。すぐに緩い登りがあり、余裕で登りきると潮見峠。これを下
れば鼻歌交じりのサイクリングになるだろう。
ところがそれは大間違いだったのだ。渥美半島=平坦、海風だけが
心配だ。こんな先入観だった私がいけないのだが、実際にはいくつも
の丘を越えているかのように小刻みなアップダウンが続く。長い直線
もあり、上りも下りも見えるミニミニ北海道のようだ。
午前中は曇っていたが午後からは快晴に近くなってきた。手元の温
度計は32度。暑いが音をあげるほどではない。しかし足の回転はかな
り鈍ってきた。アップダウンが体力を奪ったのだ。
そのうちアップダウンが終わるだろうと耐えていたが、かれこれ20
Kmは走った。西に伸びる半島の南の海沿い道路を走っているが、北の
海沿い道路なら平坦かもしれない。南北の間に山脈があるかもしれな
いが、この道から逃げよう。
北に向かう県道は両側を山に囲まれていたがほとんど平坦だった。
今までの道と比べてそう感じただけかもしれないが、追い風が幸いし
あっと言う間に7Kmぐらい走って北の道に出た。
北の道はすこぶる平坦だった。強風であったが概ね左からの横風、
たまに向かい風にはなったがごく短時間だった。いつも強風が吹くよ
うで風力発電用風車が1つあった。
急ぐ旅ではなかったが寄り道することなく伊良湖に到着。ここで泊
まってもよいと考えていたがまだ15時40分。フェリーで鳥羽へ渡るこ
とにした。
16時25分出航のため少し時間がある。伊良湖岬をぐるっと周り、灯
台と恋路ケ浜を見てきたが今一つ。何年か越しに来たが感情の沸くと
ころではなかった。
1時間弱で鳥羽港到着。足の疲労はだいぶ抜けていた。鳥羽で宿を取
らずに10Kmほど伊勢方面に向かったところにある二見町で宿を取った。
7月30日(日) 二見町
本日の走行距離 91Km
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