とあるカトリック教会の日曜礼拝で実際に話している「日曜説教」をお届けします。朝5時配信です。
- 最新号:2008-10-11
- 発行周期:週刊
- 読んでる人:90人
- 創刊日:2003-12-01
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こうじ神父今週のお説教 No.367
発行日: 2008/7/19感謝を込めて☆彡
●メルマガ「こうじ神父・今週のお説教」をもとに、文庫本の形で説教集を印刷
しました。「取って食べなさい」というタイトルです。2004年に発行した「B年
説教集」と「C年説教集」は残り200冊ですが、2006年12月に発行した「A年説
教集」はまだまだあります。もしよかったらメールでご一報ください。
●文庫本は、B年のみ700円、C年とA年は800円の頒布価です。冊子小包で郵送
しますので、送料込みの代金を「ぱるる」に送っていただければ幸いです。参考
までに、1冊のみの送料は210円、2冊で290円、3冊で340円となっています。
●説教集をご希望の方は、必ず郵便番号、住所、氏名をお知らせ下さい。よろし
くお願いいたします。
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(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
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こうじ神父
「今週の説教」
08/07/20(No.367)
‥‥‥†‥‥‥‥
年間第16主日
(マタイ13:24-43)
最後まで希望を棄てずに寄り添う
‥‥‥†‥‥‥‥
今日の福音は、先週に引き続き、神の国の成長について、違った見方で私たちの
準備をうながしています。今日は特に、たとえに登場する僕たちの言葉に耳を傾
けながら、私たちの態度をもう一度見直すことにいたしましょう。
僕たちは、主人が持っている畑を、実際にお世話する人々だと思われます。畑の
持ち主が最初に号令をかけて、それにもとづいてたくさんの人が手伝い、収穫を
分け合います。ですからこの僕たちは、畑にしばしば出向き、畑の様子を詳しく
知っていたわけです。
僕がいち早く、毒麦が現れたことに気づきました。この毒麦に関して、主人と僕
の考え方がずいぶんと食い違っています。僕たちは、毒麦は今すぐに、根こそぎ
にしなければならないと考えています。ところが主人の方は、今すぐに行動を起
こすべきではないと、僕たちを思い止めようとしています。
「では、行って抜き集めておきましょうか」。この僕の答えは、主人が当然自分
たちの考えと行動に賛成してくれて、それを許してくれるものと期待している、
そんな雰囲気が込められています。僕たちは、あるいは主人みずから、「わたし
が行って抜き集めよう」と言うかもしれない。それには及びません、私たちがそ
のつとめを引き受けましょう、そんな気持ちで「抜き集めておきましょうか」と
答えたのではないでしょうか。
最後まで待つとか、最後まで見守ってあげるというのは、非常に難しいものです。
先週13日の日曜日朝5時から、NHKで宗教や人生に深い考えを持った人と対談する
番組が放送されていました。朝が早い人は、同じ番組を見ているかも知れません。
先週は、カトリックの司祭で大阪のあいりん地区に活動の拠点を置いて働いてい
る神父様が登場していました。
名前はよく聞く神父様でしたが、姿を見たのは初めてだったのかも知れません。
最初の印象は、「へぇ、日雇い労働者や路上生活者のひしめき合っているこの地
区で、本当に汗を流して一緒になってキリストを証ししているんだな」と感心し
ました。それが最初の印象なのですが、しばらく番組を見続けていると、ある所
で私は眉をひそめてしまいました。私の心がけが悪いのかも知れませんが、その
場面を見てからそのあとは、その神父様が何を話しても、どうも心に入ってこな
かったのです。
私が抵抗を覚えた場面とは、ミサの場面でした。神父様がミサをささげていたの
ですが、神父様は祭服を着ていませんでした。祭服の上からかける「ストラ」
(肩から掛ける帯)だけをTシャツの上に掛けて、ミサをささげていたのです。
インタビューをするNHKの聞き手の人が、さっそくそのことを神父様に尋ねまし
た。「ミサをささげるときは普通、司祭の祭服というのがありますよね。神父様
はそれを着用しないのですか」。それに対して神父様はこう言いました。「ここ
には日雇い労働者や路上生活者がたくさん集まってきます。この人たちと同じ立
場に立って、思いを同じくして、わたしはミサをささげたい。それで、私は集ま
っている労働者たちと同じ格好で、ストラを着用してミサをささげているのです」。
神父様の説明で、理由は分かりました。理由は分かりましたが、それでも受け入
れるのは難しかったです。例えば皆さんの前にいる中田神父が、畑仕事をしてい
る人が多いからと言って、作業着の上にストラを着用してミサを始めたら、皆さ
んは私を受け入れてくださるでしょうか。私は同じ司祭でありながら、祭服を着
ないで作業着の上からストラを着けてミサをささげるのは、「ありえない」なぁ
と思いました。もし、意見があれば聞かせてください。
さてその神父様とNHKの聞き手の人との話は、おおまか、イエスはしいたげられ
ている人の側に立つ方なのだという話でした。弱い立場に置かれている人と同じ
立場に、イエスはしばしば立っておられる。だから、弱くされている人々の立場
に回らないと、イエスのことが本当は分からないんだ、そういう話でした。
その思いが、ミサの時の服装につながっているのだと思うのですが、どうしても
私は理解できませんでした。それが引っかかって、番組が進む間も、その神父様
の話がなかなか心に響いてきませんでした。ところが、最後の最後に、弱い立場
に追いやられた人々を理解するとはこういうことだと、神父様の深い考えが現れ
たのです。
それは、次のような言葉でした。「『理解する』という言葉は、英語で”under-
stand”と言いますね。この”understand”というのは、文字通り考えると、
”under”(下に)”stand”(立つ)という意味ではないでしょうか。上からそ
の人を分かってやるというのではなくて、その人の下に行って立つ。その人と同
じ場所にではなくて、その人よりも下に立って、その人の心に触れることですよ
ね」というようなことを言った時でした。
心底貧しい人たちの心を学んだ神父様だからこそ言える、深い考えだなと思った
と同時に、Tシャツの上からストラをかけただけでミサをするその神父様を、外
面だけにとらわれないで内面を見なければいけないなとも思いました。
とても鮮やかな祭服を身にまとってミサをささげることも、荘厳さを表すのでそ
れなりにすばらしいかも知れません。けれども、それだけがミサをささげるたっ
た1つの正解ではないかも知れません。私は、荘厳なミサをたった1つの正解と
決めつけてしまったために、金箔の祭器具もなしにパンとぶどう酒だけでミサを
ささげたイエスの姿を忘れていたのかも知れないと思いました。
私たちも、いろんな形でだれかの側にいます。隣にいる人は配偶者であったり、
子どもであったり、地区のみんなであったり、小教区民です。いろんな人々の側
に寄り添って、相手の実りを自分のことのように喜び合うために、最後まで辛抱
強く見守りなさいと呼びかける神の思いに倣うことにしましょう。
相手の欠点について、私は神よりも先に見つけるかも知れません。けれども、そ
れを補えるほどの良いものを、神は1人ひとりに与えています。それは忍耐、赦
し、和解などによって勝ち取るものです。大きな収穫が、互いの欠点を補うほど
に実りますように、ミサの中で祈ってまいりましょう。
‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥
▼スクーターのバッテリーが逝ってしまい、まったく始動できなくなってしまっ
た。それ以降もキックでエンジンをかけて動かしていたのだが、6月にまったく
乗らずに7月2日、キックでエンジンをかけようとしたがどうしても、どうして
も、どうしてもかからなかったのでバッテリーを購入することにした。
▼バッテリーをスクーターから取り外し、古いバッテリーの型番をもとに注文を
しようということで、プラス(+)のドライバーを1本持って車庫に向かった
(これが間違いのもとだったのだが)。いざネジの部分にドライバーを当ててみ
ると、ネジのくぼみが思ったよりも小さく、慌てて司祭館にサイズの違うプラス
ドライバーを取りに行った。
▼司祭館の玄関に戻ってみると、子だくさんの若い夫婦がおばあちゃんに「拝観
できないみたいだね。帰ろうか」と言っている。「うーん、しょうがない」と思
って「お祈りしていきますか?こちらで待っていてください」と言って教会に案
内した。そして本来の目的のため別のドライバーをまたも1本だけ持って、車庫
に戻った。
▼今度はネジのくぼみにはピッタリ合うのだけれども、ドライバーが貧弱で、力
を入れようとしてもうまく力が伝わらず、ネジが回らない。天を仰ぐ。するとも
う1本、役に立ちそうなドライバーを思い出した。取っ手がT型になっていて、
効果的に力を伝えられる。あのドライバーならうまくいくだろう。
▼そう思ってまたもそのドライバーを「1本だけ」取りに行くと、先ほど教会に
入った家族が「お祈りしてきました」と礼を言って帰っていった。ちょうどよか
ったなぁと思いつつ、ドライバーを手に取り、車庫へ。今度は成功。カバーを開
ける。バッテリー発見。ところが、バッテリーはナットで固定されていて、ナッ
トを緩めないと取り外せない。
▼だんだん頭に血が上りながら、今度はペンチを探してきて、ナットを緩めよう
とした。すると、ナットの角が、ペンチで傷つけられ、つぶれそうである。再度
天を仰いだ。ということは、レンチが必要だ。ここでようやく、「工具セット」
を取りに行くことになる。工具セットには当然、ドライバーもペンチもレンチも
あったのだが、ものすごく遠回りをしてしまった。
▼ようやくバッテリーを取り出し、「ふーん、この型番なのね」と眺めながら、
汗だくになって取り出したバッテリーに文句を言った「世話やかせやがって」。
あとは戻ってネットショップを検索し、該当するバッテリーの注文を入れようと
机の前に向かったが、取り出したバッテリーはどうやら車庫に置いたままらしい。
何とか型番を思い出そうとするも、「CT・・・わからん!」またも車庫に出向く
ことになった。
▼最終的にバッテリーはYahooオークションで入手となった。通常のショップは
「品切れ」「入荷待ち」ばかり。待ちきれず、少し高いと思ったが2580円で落札
して手配した。近日中に届くらしい。楽しみだ。それにしてもヘトヘトになった。
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今週のセンテンス
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第40回目。最近は新聞の役割が、娯楽に重点が移ってきています。
http://hanashi-no-mori.news-site.net/80720.jpg
詳細は、ホームページ:http://hanashi-no-mori.news-site.net/にて。
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‥次の説教は‥‥
年間第17主日
(マタイ13:44-52)
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- 「人として生きる上で大切なこと」を書いています。長年、本門仏立講の教務として培ってきたことを書いています。書籍化決定!
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