| >> 記事トピックス一覧 |
こうじ神父今週のお説教 No.366
発行日: 2008/7/12感謝を込めて☆彡
●メルマガ「こうじ神父・今週のお説教」をもとに、文庫本の形で説教集を印刷
しました。「取って食べなさい」というタイトルです。2004年に発行した「B年
説教集」と「C年説教集」は残り200冊ですが、2006年12月に発行した「A年説
教集」はまだまだあります。もしよかったらメールでご一報ください。
●文庫本は、B年のみ700円、C年とA年は800円の頒布価です。冊子小包で郵送
しますので、送料込みの代金を「ぱるる」に送っていただければ幸いです。参考
までに、1冊のみの送料は210円、2冊で290円、3冊で340円となっています。
●説教集をご希望の方は、必ず郵便番号、住所、氏名をお知らせ下さい。よろし
くお願いいたします。
□□□□□□□□
当メルマガをご購読いただき、ありがとうございます。
(参考)実際の声を確かめながら読みたい方はこちらをクリック
↓↓説教者の意図が、より自然に伝わます。↓↓
http://hanashi-no-mori.news-site.net/voice/80713.mp3
(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
‥‥‥†‥‥‥‥
こうじ神父
「今週の説教」
08/07/13(No.366)
‥‥‥†‥‥‥‥
年間第15主日
(マタイ13:1-23)
茨におおわれた心にもイエスは種をまきます
‥‥‥†‥‥‥‥
今日の福音は、皆さんもよく知っているたとえ話の1つ、「種まきのたとえ」で
す。イエスはつねに、たとえの向こう側に、本当に伝えようとしている何かを携
えておられます。イエスが今週私たちに伝えようとしておられることに、一人ひ
とりたどり着けるように、今週の福音朗読を味わってみましょう。
イエスのたとえを聞きながらも、みなさんの中には種をまく人の行動があまりし
っくりこないという方もおられると思います。心の中でこう考えたかもしれませ
ん。「この人はどうして大切な種を道端に落としたりするのだろうか。石だらけ
で土の少ないところに落としたりするのだろうか。わたしだったら用心してそん
なことは絶対しないのに。」
もちろん、日本の畑作や、稲作の考え方からすると、福音に登場する人の行動は
無駄が多く、いかにも不注意、軽率な行動のように受け取られます。けれども当
時のパレスチナで、畑作がどのように行われていたかを知っておくと、種まく人
の態度に気を取られることも少なくなると思います。
当時のパレスチナ地方の種まきは、畑を作ってから種をまく日本の習慣とは正反
対で、畑にする予定の場所一面にまいていました。「ここからここまで、耕して
畑にする」そう決めた場所であれば、どこにでも種はまかれました。
ですから農閑期に人が歩き、踏み固めて道のようになっている場所や、畑を休ま
せている間に茨が生え出たところも、あとで耕して土をかぶせる予定があります
ので、かまわずに種をまいたのです。
「ある種はどこそこに落ちた」という言い方は、人間の不注意でそうなったので
はなくて、畑一面に種をまいた結果、そのうちのいくつかは道端、土の少ない石
地、茨の生え出たところに落ちていったということなのです。
イエスからこのたとえを直接聞いた人々は、実際種まきをこのようにしていたの
で、種まく人の態度に気を取られず、本当にイエスが伝えたいことをまっすぐに
考えることができました。私たちがイエスのたとえを聞くときは、習慣の違いに
注意しないといけません。そうしないと、道端に種をまくなんてどう考えてもお
かしいと、出だしでつまずいてしまうからです。福音に登場する種まく人は、は
じめから無駄なことをしようとしているのではなくて、どの場所も耕して、それ
なりの畑にしようと考えているのです。
この点がわかると、イエスのたとえから本当に伝えたいことに心が向かい、私た
ちを動かすようになります。畑として利用しようと考えている土地全体を、私に
当てはめてみましょう。すると、イエスは種まく人として、私たちに御言葉の種
をまき続けておられるのです。
畑にする土地全体は、私の心です。その中にはいろんな状態の場所があります。
人間的な弱さがあって、いつも同じところへ傾いている部分もあるでしょう。た
とえば傲慢とか、虚栄心とか、しばしば陥る弱さは、同じ傾きで踏み固められて、
一つの道のようになってしまっています。
また、自分の考えだけにこだわって人を受け入れないという部分もあるでしょう。
人の勧めを最初からはねつけて、関わり合おうとしなくなるとき、そこは耕すの
が困難な、石だらけの場所になってしまいます。
自分の好きな人とはつきあうけれども、嫌いな人とは目も合わせないということ
もあります。時として薬になる話も、その人が嫌いだから聞かないというような
ことをしているうちに、雑草が生えてしまうわけです。
心はいろいろな要素を含んでいますが、手を加えればどの場所でももう一度畑と
して使えます。ある場所はとても手間がかかるかもしれませんが、それでも立派
に畑に戻すことができるはずです。「御言葉」そのものをまこうとしておられる
イエスは、種の持つ力を十分ご存じなので、道のようになったところにも、石地
にも、茨の生えた場所にも、種をまくのです。どの場所も、イエスが「ここを畑
にしよう」と決めてくださった場所だからです。
もちろん、土地はよい土地であるに越したことはありません。良い土地、肥えた
土地とは、イエスの言葉を聞いて、それを受け入れる土地のことです。土地の持
っている力を引き出す神の言葉を、素直な気持ちで受けとめる心が、御言葉の力
で100倍、60倍、30倍の実りになって現れるのです。
余計に耕す必要がある場所をそのままにしておくと、実りはまったく期待できま
せん。「道端に蒔かれたものとは、こういう人である」「石だらけの所に蒔かれ
たものとは、こういう人である」「茨の中に蒔かれたものとは、こういう人であ
る」それぞれ残念な結果が示されています。妨げとなるものを取り除き、十分に
耕せばきっと実りをもたらしたはずなのに、まかれた種に見合う努力をしません
でした。十分可能性があったのに、です。
もう一度、私の心を見つめてみましょう。種をまかれた場合、あなたの心はどれ
くらい耕さなければなりませんか。神はおりが良くても悪くても、御言葉をまき
続けます。準備のできていない畑でも、種をまいておけば種はとどまり続けます。
耕すのがどんなに難しい心であっても、神はそこに種をまき、その実りまで面倒
を見ようとされるのです。
最後に、今日朗読した箇所の、最後の言葉を読み返しましょう。「耳のある者は
聞きなさい」(13:9)。イエスは、御言葉が必ず実をつけ、かたくなな心に対し
ても必ず勝利することを確信しておられるので、「耳のある者は聞きなさい」と
言われます。御言葉そのものが持っている力が、冷えた心を暖め、堅い心をやわ
らげ、曲がった道をまっすぐにしていくからです。
私の中に、神の言葉が日々まかれています。豊かな実りに与るため、実りにはっ
きりと気づかせてもらうため、「主よ、あなたの言葉を響かせてください。わた
しは耳を澄まして聞いています」と祈ることにいたしましょう。
‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥
▼ラジオ放送に「FEBC」というキリスト教の放送があるのをご存じだろうか。周
波数はAMの1566kHzである。こうじ神父は知ってはいたが、放送そのものは聞い
てはいなかった。5年ほど前にインターネットでこの放送のことを知り、放送は
のちにカセットテープになったりCDになったりしていたので、購入する程度だった。
▼先週くらいから、このラジオ放送を聞くようになった。生放送は、その場の雰
囲気が伝わり、録音とは違うすばらしさがある。ぜひ聞いたほうがよいと思う。
このキリスト教放送局については、ウィキペディアにも紹介があり、聞いてみた
くなるような記事が掲載されている。
▼このウィキペディアの記事を読んでいて、別のことに目が留まった。「日本の
放送法では宗教放送局が認められていない」という1文である。勉強不足だった
と言えばそれまでだが、宗教放送局が認められないのはなぜなのだろうか。法律
が悪法なのだろうか。この表記が目に留まってから、「法律を変えたい」とまで
思うようになった。
▼もちろん実際には法律を改正することは無理かも知れない。けれども放送に宗
教がそぐわないという考え方は、一方的な考え方なのではないだろうか。「番組
の一部としては許可するけれども、放送局を持つことはいけません」という姿勢
が、なぜか無性に腹が立った。こんな考え方のほうが一方的だろうか。
▼宗教放送局が認可されるようになった社会を想像してみた。朝から晩まで、宗
教の宣伝に1つの周波数が利用されるようになるだろうか。私はそうは思わない。
もっと健全な放送のジャンルがきっと育っていくと思う。例えば、いのちのはじ
まりについて、どんな理由があったにせよ、いのちに手をかけてはいけませんと、
リスナーに訴えかける。
▼もちろん宗教的な価値観が背景にあるわけだが、それが特定の宗教の強引な宣
伝に使われるとは思わない。いのちの大切さを、宗教放送局が堂々と社会に訴え
かける。そういうチャンスが与えられるはずである。ある日ある時間だけの放送
ではなくて、いつでも、イエスとの印象的な出会いについて放送されている放送
局があるなら、それはとってもステキなことではないだろうか。
▼話がそれたが、FEBCは韓国から日本に向けて一定時間(夜)日本語放送を流し
ている。私はこういう活動はもっともっと知ってもらうべきだと思う。この機会
に、声を大にして宣伝しておきたい。
‥‥‥†‥‥‥
今週のセンテンス
‥‥‥†‥‥‥
第39回目。アメリカは自由と平等を理想とし、その理想は新しい国に合っていました。
http://hanashi-no-mori.news-site.net/80713.jpg
詳細は、ホームページ:http://hanashi-no-mori.news-site.net/にて。
‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
年間第16主日
(マタイ13:24-43)
‥‥‥†‥‥‥‥
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 今日の夕食
- 料理のレパートリーが少なく、毎日何を作ろうか悩んでいませんか? 外食を減らしておうちでお料理にチャレンジしてみませんか? 簡単家庭料理レシピをお...
- ≪ WEB 熱線 ≫≡アジアの街角から≡
- 中国やアジアの各地に暮らす人々が綴る、☆ビジネス情報☆ビジネスお助け中国理解情報☆息を抜けるお色気情報(?)☆中国三面ニュース噂話ーーーー硬軟混在、...
- 浅野まなみの10分ランチ&今夜のおかず
- TVチャンピオン「3分料理人選手権」で準優勝!浅野まなみのオリジナルレシピ集「muybien」掲載の最新レシピをメールでお届け。専門家は教えてくれな...
- 21世紀に残したい世界の名言・格言集
- たった一言の言葉が人生を変えることがあります。たった一言の言葉から勇気・元気をもらうことがあります。あなたの疲れた心を癒し、安らぎを与えます。人生・...
- 【こころのものさし】
- 「人として生きる上で大切なこと」を書いています。長年、本門仏立講の教務として培ってきたことを書いています。書籍化決定!
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)









