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とあるカトリック教会の日曜礼拝で実際に話している「日曜説教」をお届けします。朝5時配信です。




こうじ神父 今週のお説教 No.355

発行日: 2008/4/27

感謝を込めて☆彡
●メルマガ「こうじ神父・今週のお説教」をもとに、文庫本の形で説教集を印刷
しました。「取って食べなさい」というタイトルです。2004年に発行した「B年
説教集」と「C年説教集」は残り200冊ですが、2006年12月に発行した「A年説
教集」はまだまだあります。もしよかったらメールでご一報ください。
●文庫本は、B年のみ700円、C年とA年は800円の頒布価です。冊子小包で郵送
しますので、送料込みの代金を「ぱるる」に送っていただければ幸いです。参考
までに、1冊のみの送料は210円、2冊で290円、3冊で340円となっています。
●説教集をご希望の方は、必ず郵便番号、住所、氏名をお知らせ下さい。よろし
くお願いいたします。
□□□□□□□□
当メルマガをご購読いただき、ありがとうございます。

(参考)実際の声を確かめながら読みたい方はこちらをクリック
↓↓説教者の意図が、より自然に伝わます。↓↓
http://hanashi-no-mori.news-site.net/voice/80427.mp3

(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
‥‥‥†‥‥‥‥
こうじ神父
「今週の説教」
08/04/27(No.355)
‥‥‥†‥‥‥‥
復活節第6主日
(ヨハネ14:15-21)
あなた方はこの真理の霊を知っています
‥‥‥†‥‥‥‥

復活節第6主日は、「世界広報の日」にあたっております。そこで、今日の福音
を、「世界広報の日」と結び付けながら考えてみたいと思います。

「世界広報の日」とは、私たちキリスト信者すべての使命である福音宣教のうち、
とくに新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画、最近ではインターネットなどの広報
手段をもちいて行う宣教について考え、反省し、祈り、献金をささげる日です
(カトリック教会ハンドブック)。

日本のようにマスコミや技術の進歩している国で、広報が社会や文化に及ぼす影
響ははかりしれないものがあります。広報の重要性を再認識し、広報を通して社
会と人々にどのように関わっていくことができるか、また、実際どのように関わ
っているかを考えることが大切です。

そこで、私たちは、広報の大切さを理解し、社会と人々にどのように関わってい
くことができるかを具体的に考えることにしましょう。

当たり前のことですが、広報する人は、社会と人々に知らせるべきことを持って
いなければなりません。たとえば長崎教区の広報委員会は、毎月お知らせすべき
ことを委員で確認し、長崎教区の人々に幅広く教区内の出来事や長崎教区の必要
事に答えるような内容を「よきおとずれ」を通してお知らせしています。少なく
とも、そのつもりでいます。

また、教会の中で自分たちに特に必要なことを知らせてもらうことも広報活動で
す。この広報のために、広報委員を置いている教会もあります。その広報委員さ
んは、自分の中にお知らせ内容があるのではなくて、これこれのお知らせをお願
いしますと主任司祭や評議委員や経済評議員の方々から依頼されてそれをお知ら
せします。こうして、お知らせすべきことを与えられて、それを忠実に、また確
実にお知らせするよう努力しているわけです。

広報を依頼されている人々は、何を知らせるべきかを与えられて、きちんとその
内容を伝えようとします。ではそもそも、教会が社会と人々に向かって広報する
内容とは何なのでしょうか。また、教会が社会と人々に向かって広報する内容は、
どのようにして与えられるのでしょうか。

その問いに、今日の福音は答えてくれていると思います。ヨハネ福音書14章の16
節から17節「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるように
してくださる。この方は、真理の霊である」という箇所です。

併せて、聖書と典礼5頁に記されている「真理の霊」についての説明をお読みく
ださい。「真理」は、「確かなもの、信頼に値するもの」を表すとともに、「隠
されているものをあらわにすること」をも表すとあります。ですから、弟子たち
に注がれた弁護者である聖霊、真理の霊とも言われるお方は、注がれたあと隠し
ておくようなものではなくて、社会に対して、人々に対して明らかにすべきもの
だということです。

この、イエスが御父にお願いして注がれる弁護者、真理の霊が、そもそも社会に、
また人々に告げ知らせるべき内容ということになります。弁護者、真理の霊は弟
子たちだけに注がれたのでしょうか。そうではありません。聖霊降臨によって、
イエスを信じるすべての人に注がれています。ですから、聖霊を受けた私たちす
べてが、社会と人々に広報すべき内容を与えられていることになるのです。

ともすると私たちは、「広報は広報委員会とか、広報機関とか、そういったとこ
ろが引き受けることであって、私たちには縁遠いことだ」と思っているかも知れ
ません。けれども、根本的にキリスト教の広報機関が知らせるべきことはキリス
ト信者すべての使命でもある「御父と御子から注がれた真理の霊を証しすること」
なのです。

そう考えると、広報活動はまずは私たち一人ひとりが社会と人々に対して真理の
霊を証しすることから始まり、それをもっと効果的に、組織的に行うために新聞、
雑誌、テレビ、ラジオ、映画、インターネットといった広報手段の活用に向かっ
ていくことになります。私たちは決して無関係ではなく、一人ひとり、大切な広
報の担い手であるべきなのです。

「そんなこと言っても、わたしにみんなの前に立ってお知らせしなさいと言われ
ても無茶です」と思うかも知れません。みんなの前に立ってお知らせするのは、
それは代表の人がする仕事なので、たしかに全員は無理かも知れません。けれど
も、だれもが真理の霊を、だれかに告げ知らせる「担い手」なのではないでしょうか。

ここで言う「真理」とは、「隠されているものをあらわにすること」であると確
認しました。私たちがみな、真理の霊を注がれているのであれば、それは私の中
で隠しておくべきものではなく、明るみに出して知らせるべきもののはずです。
どんなときに、どんなふうに知らせたらよいのでしょうか。

いくつか、示しておきたいと思います。私たちが信じているものは、いつどこで
でも広報する材料になります。私が1週間の中で出会う何人かの人がいるでしょ
う。その人は、何を大切にしている人でしょうか。この世限りのものを大切にし
ているでしょうか。その人に、私たちが信じているものをちょっと紹介すること
ができます。

私は、滅びないもの、永遠の命を信じています。そして、復活への希望を持って
います。この世限りのものを大切にしていますが、滅びないものに少し目を向け
てみませんか。完全に同じ言い方ではなくても、このような言い方で私に注がれ
た「真理」の広報担当者になることができるのです。

また、なぜミサに行くのか、はっきりした答えを持っているなら、私たちはみな
立派な広報担当者です。来週から、特別な祭日が続きます。具体的には、主の昇
天、聖霊降臨、三位一体、キリストの聖体、イエスのみ心です。これらの祭日を
前にして、なぜミサに行くのか、その答えを全員持っているなら、それは社会に
対して大きな広報活動になります。

なぜミサに行くのか。それは、永遠の命を与えてくださるイエス・キリストと親
しく交わるためです。私たちに復活の希望を与えてくださるイエス・キリストと
確実に出会うためです。こうした答えを全員持っているなら、ミサに集まること
がそのまま、広報活動になるのです。そして全員がミサに行く時、全員が広報担
当者の務めを果たすことになるのです。

せっかくですから、ミサに行くことができるのに知りながらわざとミサに行かな
いというようなことはしないようにしましょう。一人ひとりがミサの価値や意味
を広報活動できるのに、ミサを通しての広報活動に協力していないとなると、力
は半減してしまいます。

もう一つ、一人ひとりの力でできる大きな広報活動を紹介しておきます。「よき
おとずれ」や、毎年の「祝日表」、教会掲示板のポスターなどを通して「教皇さ
まの今月の意向」というのがお知らせされています。この、「教皇さまの意向」
に、全世界の信者が心を合わせて生活を営むなら、全世界の信者すべてが、教皇
さまと一つになって社会と人々に広報担当者の務めを果たすことになります。世
界中のキリスト信者が、教皇さまと心を一つにしていることを知れば、社会は大
きな衝撃を受けることでしょう。

私たちは、今週の「世界広報の日」にあたって、自分たちも広報活動に一役買う
ことができることを考えました。最後に、今日の日のための特別献金によって、
現代の伝達手段で効果的に真理の霊を世に示すための協力をしましょう。私たち
の理解と協力があれば、きっとイエス・キリストが示した福音の価値を、すべて
の人が理解するようになると思います。世界のすべてを、イエス・キリストが示
した福音が照らしますように。


‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥

▼5月連休を前に、ひょっこり五島に帰り、父親の様子をのぞきに行った。日帰
りの強行軍、例えて言えば東京から飛行機で2時間の土地に日帰りするようなも
のである。帰ってきてから後悔するのだが、日帰りはあとで疲れがどっと出るの
でやめておけばよかった。
▼前の日に時間を明記してFAXして出かけた。心配なので様子を見に行ったのだ
が、本人は今後の運命を神さまに委ねきっているのか、いたっておだやかな様子
だった。「急に見舞いに来たりしてどうしたんだ?」と言われると、何も言えな
くなってしまう。
▼この日のために「自分史」を書くためのノートを用意して持って行った。いつ
話をして渡そうかとそのことばかり気にしていたがとうとう最後まで話を切り出
すことができず、「これを置いて行くけん」と言って渡しただけで、詳しい説明
はできずじまいだった。その場で「自分史」のノートであることは確かめてくれ
たが、それ以上は触れることができなかった。
▼いろいろ心配していたことを聞き出したかったのだが、結局は4、5時間ほど
自分が実家で羽を伸ばしてきただけのような見舞いだった。2年前の父の日に合
わせてマッサージ器を買ってあげたがだれも使わないので、この前も自分が全身
マッサージコースを3回も繰り返して使って帰った。
▼これからも、無理してでも帰って様子を見に行ってあげようと思う。心は離れ
ていないと言っても、その場にいてあげることは何にも代えがたいと思うし、中
学に入る時からずっと世話になりっぱなしだったから少しでも親孝行しようと思
う。帰り際、父親に「おおきに」と言われたが、父親にそう言われたことが何だ
か寂しかった。

‥‥‥†‥‥‥
今週のセンテンス
‥‥‥†‥‥‥
第28回目。音楽は私たちの希望と恐れの表現です。
http://hanashi-no-mori.news-site.net/80427.jpg
詳細は、ホームページ:http://hanashi-no-mori.news-site.net/にて。

‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
主の昇天
(マタイ28:16-20)
‥‥‥†‥‥‥‥

 
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