とあるカトリック教会の日曜礼拝で実際に話している「日曜説教」をお届けします。朝5時配信です。
- 最新号:2008-09-06
- 発行周期:週刊
- 読んでる人:94人
- 創刊日:2003-12-01
- Score!:-点
- コメント数 : 2
- メルマガID:104726
- バックナンバー:全て公開
- 発行者サイト:あり
- >> 月間ランキング
こうじ神父 今週のお説教 No.334
発行日: 2007/12/30□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
感謝を込めて☆彡
●メルマガ「こうじ神父・今週のお説教」をもとに、文庫本の形で説教集を印刷
しました。「取って食べなさい」というタイトルです。2004年に発行した「B年
説教集」と「C年説教集」は残り200冊ですが、2006年12月に発行した「A年説
教集」はまだまだあります。もしよかったらメールでご一報ください。
●文庫本は、B年のみ700円、C年とA年は800円の頒布価です。冊子小包で郵送
しますので、送料込みの代金を「ぱるる」に送っていただければ幸いです。参考
までに、1冊のみの送料は210円、2冊で290円、3冊で340円となっています。
●説教集をご希望の方は、必ず郵便番号、住所、氏名をお知らせ下さい。よろし
くお願いいたします。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
当メルマガをご購読いただき、ありがとうございます。
(参考)実際の声を確かめながら読みたい方はこちらをクリック
↓↓説教者の意図が、より自然に伝わます。↓↓
http://hanashi-no-mori.news-site.net/voice/71225.mp3
(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
‥‥‥†‥‥‥‥
こうじ神父
「今週のお説教」
当メルマガをご購読いただき、ありがとうございます。
(参考)実際の声を確かめながら読みたい方はこちらをクリック
↓↓説教者の意図が、より自然に伝わます。↓↓
http://hanashi-no-mori.news-site.net/voice/71230.mp3
(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
‥‥‥†‥‥‥‥
こうじ神父
「今週のお説教」
07/12/30(No.334)
‥‥‥†‥‥‥‥
聖家族
(マタイ2:13-15,19-23)
聖家族のエジプト避難は深遠な神の計画です
‥‥‥†‥‥‥‥
説教も時には大変な思いをして準備することがあります。今週の聖家族はなぜか
どうにもイメージが涌かなくて、深夜の12時になっても1時になってもいっこう
にまとまりませんでした。ようやく書き始めたのが朝の3時です。眠くて仕方あ
りません。
まずどうして今週の説教がそこまで書けなかったのかというと、もともとの原因
は準備不足なのかも知れませんが、もう1つの原因はクリスマス前に観た映画
「マリア」のせいだと思います。映画のせいにしてはいけないのですが、皆さん
はあの映画の中でのエジプトの砂漠を聖家族が移動している様子をどのように受
け止めたでしょうか。「聖家族がエジプトに避難している」それ以上特に考えな
かったかも知れません。私もそうでした。
実際、映画はそこで終わっていたわけです。エジプトから戻り、聖家族がナザレ
に住み着き、幼子イエスが成長していく様子は、今回の映画には盛り込まれてい
ませんでした。実はここに、今週の聖家族の説教がなかなかまとまらなかった落
とし穴があったのかもしれません。
聖家族は、夢でお告げを受けてエジプトに避難しました。ヨセフは夢のお告げに
忠実に行動しました。でもなぜエジプトに避難したのか、ほかの国ではなく、エ
ジプトでなければならなかったのか、疑問を感じたわけです。どうしてエジプト
に避難したのだろうと思い始めたらどうしてなのか分からなくなって、何時間も
時間を無駄にして夜更かししてしまいました。
どうしてエジプトに逃げなければならなかったのでしょうか。エジプトでなく、
アラビアの砂漠に逃げるとか、あるいはヨーロッパに逃げるとか、はたまたイン
ドの方に逃げるとか、ほかのどの土地でもなくエジプトに避難しなさいと聖家族
に命じたのはなぜなのでしょうか。
ところが思いがけないことで解決の糸が見つかりました。答えは今週の福音朗読
箇所の中にあったのです。ぼんやり読んでいたためか、見抜くことができません
でした。おそらく、15年ものあいだ、ぼんやり読んでいただけだったのでしょう。
15年も何をしていたのだろうと自分に腹が立ったくらいです。
答えはここに書かれていたのです。2章の15節と23節「(主が)預言者(たち)
を通して言われていたことが実現するためであった」。結局はこの箇所が、今週
の聖家族の朗読箇所を解くカギだったのだと思います。預言者を通して言われて
いたこと、いったいそれは何だったのでしょうか。
旧約聖書の中でエジプトに関連する最大の出来事はというと、これは疑いもなく
「出エジプト」の出来事です。細かいことは分からなくても、モーセが民を率い
てエジプトを脱出し、民をエジプト王ファラオの手から守り、約束の地に連れて
いったという壮大な物語です。
私たちにとっては単なる知識かも知れませんが、イスラエルの民にとっては民族
の誇りに関わる偉大な出来事でした。イスラエル人であれば、大人から子どもま
で語り継がれた先祖の記憶、決して忘れてはならない貴重な体験だったわけです。
そして、今週の福音朗読は、この体験を踏まえて考えるとき、今までとはまった
く違った、新しい発見が得られるのです。さんざん時間を費やして、ようやくそ
のことに気付きました。大げさなと思われるかも知れませんが、15年かかってや
っと本来分かっておくべきことにたどり着いたということになります。
今週の朗読箇所、命を狙うヘロデの魔の手から逃れてエジプトに避難していく場
面は、旧約聖書のエジプト脱出の物語を踏まえてでなければ理解し得ないという
ことです。つまり、エジプトに避難することが大事なのではなくて、避難したエ
ジプトから戻ってくるところに意味があるのです。
戻ってくることを考えれば、どうしてもエジプトでなければならないということ
も分かってきます。イスラエルの民には、エジプト脱出までの長い長い物語があ
りました。ヤコブの11番目の息子ヨセフが商人によってエジプトに売り飛ばされ、
エジプトでファラオの次の位まで上り詰め、家族をエジプトに呼びます。
その後エジプトで繁栄しますが、ヨセフの功績を知らないファラオが国王になり、
イスラエルの民を虐げることになります。そこでモーセが選ばれ、民をエジプト
から約束の地カナンに導いていくのです。この物語はほかのどの土地、ヨーロッ
パでもアラビアでもインドでもなくて、エジプトで起こった出来事でした。そし
て聖家族がエジプトに避難したというのは、イスラエルの民のこのエジプトでの
出来事と重ね合わせるときに出来事の本当の意味が見えてくるのです。
つまり、聖家族がエジプトに避難し、のちにエジプトからユダヤに戻ってきて、
ナザレに住み着くようになったというこの一連の出来事は、かつてのイスラエル
の民に起こったエジプト脱出の再現だったのです。モーセが選ばれ、かつてのイ
スラエルの民をエジプトからカナンに導き上ったように、神が聖家族をエジプト
からナザレに導いた、神が聖家族を救い出したということを強く印象づけるため
の出来事だったのです。
そう考えれば、果てしなく時間を費やしたことも報われる思いがします。エジプ
トに避難したこと、そこで止まってしまうとなぜエジプトでなければならなかっ
たのかということで頭はいっぱいになります。ところがエジプトから連れ戻して
ナザレに住まわせることが計画の中に最初から織り込まれていて、その上でのエ
ジプトへの避難であればその意味ははっきりしています。
それは旧約の出来事の再現、今週の朗読で言えば「(主が)預言者(たち)を通
して言われていたことが実現するためであった」この一点に狙いは絞られてくる
わけです。こんなことが今まで分からなかったのかという思いと、やはり聖書は
奥が深く、説教は生涯にわたる探求の旅だなぁとあらためて実感しました。
ではもう一つ踏み込んで、聖家族がエジプトに避難し、エジプトから戻ってナザ
レに住み着くようになるのは、単に旧約聖書の預言が実現するためだったのでし
ょうか。旧約の預言を超える何かがそこにあるのではないでしょうか。ここから
は、解説書にない私自身の考えですが、避難したエジプトから家族をナザレに連
れ戻したのは、実は御子イエスの働きだったのではないでしょうか。
つまり、イエスこそ、すべての民をエジプトで象徴される苦難の状態から神の子
の自由に生きる者へと導き上ってくださる方、まことの救い主だということです。
旧約のエジプト脱出の時にはモーセがイスラエル民族を約束の地に連れ戻しまし
たが、新約においてはイエスが、すべての民族を罪の奴隷の状態から神の子の自
由へと導き上るのです。
人間は何かに縛られています。恐怖に縛られていたり、欲望に縛られていたり、
名誉や金銭に縛られていたりなどさまざまです。そしてこの縄目は、しばしば人
間の力では解くことができないのです。イエスが両親に伴われてエジプトからナ
ザレに戻ってきました。
すべての人を、すべてから解放するために戻ってきてくださいました。私たちも
イエスに自分を委ね、縛られているものから解放されることにしましょう。ナザ
レに住み、これから成長して「天の国は近づいた」(マタイ4・14)と福音を告
げるイエスを今は静かに待つことにいたしましょう。
‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥
▼今週の説教は悪夢のようだった。3時から書き始めて、5時に書き終えた。原
稿を書いても、頭の中で考えが整理されているわけではない。1時間半後に、ち
ゃんと説教できるのか自信は全くない。こんな説教が今年の最終説教であったこ
とに、この1年を象徴するものがあるような気がした。来年への反省としておきたい。
▼お笑い芸人が昨日29日のある番組で「今年は良い年にしたいと思います」とぼ
けたところを「あと3日しかねぇよ」と突っ込まれていました。自分自身のよう
でおかしくもあり、あわれにも感じました。今年1年をまとめると、どういう年
ということになるのだろうか。見落としのたくさんあった1年と言うのが当たっ
ているかも知れない。
▼あと20分で司祭館を飛び出さなければならないが、あと20分で配信を済ませな
ければならない。どうする?ケータイ用メルマガ(ミニまぐ)は、全体を2000字
以内に縮めなければならず、その作業まで含めて残り20分は、どう見ても無茶と
いうことになる。
▼「メルマガ届かないなぁ」そう思って寝床に付いた方々もいらっしゃるに違い
ない。寝床に付かなかった私に免じて、今週号遅れたことをゆるしてもらいたい。
次の1月1日号までは、まだまだ息が抜けない。今年の抱負が何だったのか、思
い出せないまま、大明寺のミサ、馬込のミサ、高島のミサ、葬儀ミサと続く日曜
日のとある1日が始まる。
‥‥‥†‥‥‥
今週のセンテンス
‥‥‥†‥‥‥
第12回目。知らない単語に出会ったら、推測します(これが難しい・・・)。
http://hanashi-no-mori.news-site.net/71230.jpg
詳細は、ホームページ:http://hanashi-no-mori.news-site.net/にて。
‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
神の母聖マリア
(ルカ2:16-21)
‥‥‥†‥‥‥‥
[発行・管理] 中田輝次
このメルマガは、次の発行スタンドを利用して発行しています。
【無料メルマガのご案内】
(a)『まぐまぐ』からの配信をご希望の方は
http://www.mag2.com/m/0000104641.html
(b)『melma!(メルマ)』からの配信をご希望の方は
http://www.melma.com/backnumber_104726/
(c)めろんぱんでの購読(ID 005731)・解除をご希望の方は
http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=005731
(d)E-Magazineでの購読(ID sekkyou)・解除をご希望の方は
http://www.emaga.com/info/sekkyou.html
申し込み・解除は、上記発行スタンドからお願いいたします。
★ ご意見・ご感想・ご要望はこちらまで !! ★
kouji_maga@yahoo.co.jp
===-===-===-=== † 神に感謝 † ===-===-===-===-===
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 今日の夕食
- 料理のレパートリーが少なく、毎日何を作ろうか悩んでいませんか? 外食を減らしておうちでお料理にチャレンジしてみませんか? 簡単家庭料理レシピをお...
- ≪ WEB 熱線 ≫≡アジアの街角から≡
- 中国やアジアの各地に暮らす人々が綴る、☆ビジネス情報☆ビジネスお助け中国理解情報☆息を抜けるお色気情報(?)☆中国三面ニュース噂話ーーーー硬軟混在、...
- 浅野まなみの10分ランチ&今夜のおかず
- TVチャンピオン「3分料理人選手権」で準優勝!浅野まなみのオリジナルレシピ集「muybien」掲載の最新レシピをメールでお届け。専門家は教えてくれな...
- 21世紀に残したい世界の名言・格言集
- たった一言の言葉が人生を変えることがあります。たった一言の言葉から勇気・元気をもらうことがあります。あなたの疲れた心を癒し、安らぎを与えます。人生・...
- 【こころのものさし】
- 「人として生きる上で大切なこと」を書いています。長年、本門仏立講の教務として培ってきたことを書いています。書籍化決定!
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/backnumber_article/melma_logo.gif)


