3分で読めるアメリカ経済情勢ニュース |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
■■
■■ ◆3分で読めるアメリカ経済情勢ニュース◆
■■
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第81号━■■
米株市場の低迷、東京市場にも打撃=日米同時株価低迷状態に
【2004年7月25日(日)】−米株市場の軟調に歯止めがかからない状況だ。先週の相
場は、20日にアラン・グリーンスパンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が上院銀行
委員会で強気の経済見通しを示したことをきっかけに、4日続落していたダウ平均株
価指数はやっと反発したが、それもつかの間、翌21日には2日目の同議長の下院金融
サービス委員会での証言が市場では急激な利上げもありうるという憶測に変わっ
て、ダウ平均は100ドル以上も大幅に反落してしまったのだ。
そして、22日にはダウ平均は一応、小反発(前日比4.20ドル高)して引けたも
のの、ザラ場の取引で、企業業績の先行き懸念が重石となり、一時、瞬間風速で139
ドル(1.4%)安の9906ドルと5月24日以来、約2ヵ月ぶりに1万ドルの大台を割って
しまい、米株市場の軟調は深刻だ。ダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500株価指
数の主要3指標がそろって、4週連続で前週比マイナスが続けている。
株価の弱さが象徴的に現れたのは、先週末、ダウ平均が終値でも心理的に重要
な抵抗線と見られていた1万ドルを割ったことだ。23日のダウ平均終値は88.11ドル
(0.9%)安の9962.22ドルと5月24日以来の終値ベースでの1万ドル割れとなった。
米株の軟調はハイテクが主導している。もともと液晶製品やパソコン、半導体
の先行き需要の後退見通しからハイテク企業の業績に対する懸念が背景にあり、ハ
イテク株主体のナスダック指数も先週末は40ポイント(2.1%)安の1849.09と年初
来安値を更新し、今年に入って7.7%の下落となっている。
22、23日と2日連続のダウ1万ドル割れの直接の引き金となったのは、22日のニ
ューヨーク市場の大引け後に発表されたマイクロソフトの第4四半期(4−6月期)決
算だった。同決算では、同社の最終利益が前年同期比80%増の27億ドル(約3000億
円)=1株当たり25セントと好業績となったのだが、市場予想の1株当たり29セント
を下回ったこと、さらに、今期(2004年7月−2005年6月)の利益見通しも1株当たり
1.21−1.24ドルで、これも市場予想の同1.34ドルを下回ったことから、マイクロソ
フトは引け後の時間外取引で通常時間帯終値から2.24%下落し、決算発表後の最初
の通常時間帯での取引となった23日には、97セント(3.6%)安の28.03ドルとなっ
たのである。
このマイクロソフト・ショックは、ハイテク・セクターに対する業績の先行き
懸念の象徴的なものとして市場ではやされ、その最初の影響が及んだのが東京市場
だった。時差の関係で、米東部時間の22日夕に発表されたマイクロソフトの決算
は、日本時間では23日の早朝にあたり、その日の東京市場で最初の反応が試された
からだ。実際、この日、東京市場は、マイクロソフト・ショックで日経平均は前日
比97.71円(0.87%)安の1万1187.33円と大幅下落した。
面白いのは、この日、東京の多くの市場参加者は、マイクロソフトが時間外取
引で下落したことから、「東京の後に、今度は日本時間の23日夜に開かれるニュー
ヨーク株式市場では、きっとハイテク株が売られると予測、つまり、ニューヨーク
市場の株安予想を先取りする形で、東京でハイテク株を先売りした」(ライブドア
証券の末崎孝幸・投資情報室長)ことだ。
また、23日の東京の取引時間帯では、ハイテク株の先行きを読む上で重要な指
標となっているシカゴ・グローベックス市場のナスダック100先物の株価指数の動き
に市場は注目していたが、東京で同指数が下がったのを確認するや投資家はハイテ
ク株を一斉に売り始めたのだ。実際、その読みが的中、日本時間の23日夜に取引が
始まった米市場で、ダウ平均は下落し、1万ドル割れを起こしたのだった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発 行 元 :「誰でも分かる!アメリカ経済情勢ファイル:ザ・裏読み」
発行責任者 :編集主筆 増谷栄一
ホームページ :http://www.asahi-net.or.jp/~fl7e-mstn/usfile.html
メールアドレス:FL7E-MSTN@asahi-net.or.jp
ご案内:さらに詳しい続きは有料メルマガ「誰でも分かる!アメリカ経済情報ファ
イル:ザ・裏読み」でご購読を!購読料は月額500円(最初の1ヵ月間
は無料)。次のアドレスでジャンプできます。
http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/15/P0001517.html
また、見本記事参照や購読申込・解除は
http://www.asahi-net.or.jp/~fl7e-mstn/usfile.html
でもOKです。(バックナンバーも販売中。Webサイトでサンプル公開中)
…………………………………………………………………………………………………
Copyright(C)2000-2003【Eiichi Masutani】 All Rights Reserved.
全文、または一部の記事の無断転載および再配布を禁じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=========================================================================
Effective English 〜海外ニュースの切れる英語〜
登録はこちら http://www.melma.com/mag/55/m00079855/
ニュースの英語をワンフレーズ.
イディオム中心に優しい単語で効果的な言い回しを紹介.5分で読めます.
読んでわかるだけでなく,英語らしい英語を使いたい方に.
==========================================================================
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
