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■■ ◆3分で読めるアメリカ経済情勢ニュース◆
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■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第14号 ━■■
米市場、FRBの10月政策決定会合議事録発表後、低インフレ長期化の見方一段
と強める
【2003年12月13日(土)】 − 米株市場はFRB(米連邦準備理事会)
の低インフレが相当長期に及び、利上げも遠のいたとの見方を一段と進めている。
こうした見方を強める要因となったのが、11日(木)午後にFRBが公表した
10月28日のFOMC(米連邦公開市場委員会)による金融政策決定会合の議事
録だった。
この発表を受けて、株式市場はダウ平均が終値で1999年5月29日に
10000ポイントの大台を超えて以来、18ヵ月ぶりに10000を超え、
10008.16(86.30ポイント高)で取引を終えている。これまで
10000ポイントを一時的に超える場面は18回あったが、やっと終値で
10000を突破したのである。
これまでは市場は10000ポイントの壁に接近するたびに、目先の利益確定売
りが出やすくなり、壁を突破するまでに時間がかかったが、今後は10000ポイ
ントを越えて行くという強気の相場観が広がってきている。
議事録の中で、FRBは、「ある程度の強い経済成長が続いても、労働市場が完
全に回復するまでには2005年後半かあるいはそれ以降になる」という認識を示
し、その認識の下に現在1%程度といわれている「低水準のインフレも2004年
または2005年にわたって続く」という結論だった。
これは9日(火)に開かれたFRBのFOMC会合で金利据え置きが決まった背
景を強力に説明するものだったため、市場も利上げは遠のき、インフレ懸念も遠の
いたと見て、買いに入ったわけである。
株先物市場では、5月のFOMC会合で利上げするという確率を84%から
65%に引き下げ、また、6月に再利上げする確率も44%から12%に下げてい
る。ただ、懸念材料はないわけではない。一つはテロ脅威であり、もう一つはドル
安だ。特にドル安は進めば進むほど、輸入物価が上がり、インフレ率を高める方向
に行く。インフレになれば株は売られやすくなる。
しかし、12日朝方、商務省は11月の生産者物価指数を発表したが、大方が予
想していた前月比0.1%上昇に対して、同0.3%の下落で、10月の大幅上昇
から下落に転じて、一応、市場は低インフレの方向を確認、買い支えの材料になっ
た。10月の貿易統計も朝方、発表されたが、貿易赤字が市場予想の416億ドル
を若干上回る418億ドル(前月比1.0%増加)したが、特に市場の反応はなか
った。
このあと、12月のミシガン大学消費者信頼感指数が発表され、前月比4.1ポ
イント減少の89.6となり、市場予想の96.0を大きく下回ったことから、百
貨店や家電、衣料など消費関連株が売られて一時10000ポイントを下回った
が、特に期待指数はここ数か月減税や低金利で期待が過度に大きく上昇していた反
動で12月は減少したと見られていることから心配するほどではないという見方
で、すぐに10000ポイント台に戻っている。 (了)
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発 行 元 :「誰でも分かる!アメリカ経済情勢ファイル:ザ・裏読み」
発行責任者 :編集主筆 増谷栄一
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