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虹の国・南アフリカ情報・2009

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虹の国・南アフリカ情報・2005

発行日: 2005/7/12

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 ★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報・2005』 ★☆★ 2005.07.12

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◆コムラッズマラソンの勝者
コムラッズマラソンは6月16日に開催される、クワズール・ナタール州のピ
ーターマリッツバーグからダーバンまでを走る89キロのマラソンレースです。
もう何年も前の日本の「ランナー」という雑誌に、日本の方が参加したという
記事が掲載されていました。
その記事の中で忘れられない内容は、「観客が捨てたコーラの缶を拾って飲む
子どもたち」と「参加した方の奥さんのネックレスがもぎ取られた」という内
容でした。

今年の男子の優勝者は、詳しいことはわかりませんが、マプマランガ州の州都
ネルスプリューイットから25キロはなれた所にくらし、ネルスプリューイッ
トや近くの白人農場で仕事を探す、失業と貧困の場所だそうです。
また、ここは悪名高い犯罪スポットでもあるらしいです。
そこは山岳部で、ロベルダという茅葺の屋根を持った円柱状の泥壁とレンガで
造られた住居に住んでいるそうです。
ここは、いくつかの種族の統治下にあるところだそうです。
ここは高地であり、マラソンのトレーニングには最適な場所かもしれません。

優勝した23歳の男性の家族は、祖母と30歳の姉、それに19歳の婚約者と
住んでいるそうです。
53歳の母親と4人の兄弟は5キロほど離れた所に住んでいるそうです。
驚くべきことは、この8人は、30歳に医者の兄の収入によって生活している
そうです。
医者といっても、祈祷師のような仕事かもしれません。
他の兄弟たちは、働きたくても仕事がないのだそうです。
優勝した23歳の男性も無職だそうですが、援助資金が供給される職業訓練所
のようなところに通っているのかもしれません。

19歳の婚約者は、自分の小さな白黒テレビで、レースを見ていたそうです。
そして、午後にはいつものように仕事(農業か?)へ出かけたそうです。
家族の誰もが、この優勝で100万ランド(約2,000万円)の大金が入るこ
とに気がつかなかったそうです。

優勝した男性は、「優勝することなど考えず、10位以内に入りたい」と思っ
て走ったそうです。
男性は賞金の使用方法はまだ考えていないと言っているそうです。

2,000万円といえば南アフリカでは大金です。
白人の方たちにとっても、家と車のことを考えなければ、一生暮らせる金額か
もしれません。
黒人の方たち、特にこのような地方に住んでいて、一日働いて10ランド
(約200円)の現金収入の方たちにとっては、想像の出来ない金額かもしれ
ません。
本人の変貌は勿論、周囲の状況によって、この家族がどのようになっていくの
か心配になってしまいます。

かつて私が南アフリカ滞在時に、アトランタ五輪のマラソンで、無名のチョグ
ワネが優勝しました。
チョグワネは金メダルの褒美として、政府から家と車を貰ったみたいです。
その後の南アフリカの新聞によると、何度か空き巣に入られ、カージャックに
も遭遇したそうです。
アトランタ五輪後、外国からマラソン大会に招待されたそうですが、周囲から
の妬みを恐れて「南アフリカに優秀な選手は沢山いる。(その人達を招待して
下さい)」と言って辞退したそうです。
噂によれば、今ではゴールド・メダリストらしからぬ生活を送っているそうで
す。


◆病院でのHIV感染の可能性?

かつて私が南アフリカに滞在していた時、ある白人の知人の奥さんが、子供さ
ん生まれるために病院へ入院したことがありました。
その友人へ、「病院でのHIVの感染の可能性はないのか?」と聞いたところ、
「南アフリカの病院はしっかりしているので、その心配はない」と言っていま
した。
その後、「このことに関連するようなニュースはないのだろうか?」と、新聞
の記事を見ていましたが、「歯科医や医者が、HIV感染を恐れて海外へ流出
している」という記事しかみあたりませんでした。

6月23日のニュースに、「看護婦の継子が、HIVに感染」という記事が掲
載されていました。
これは、こどもの実の母親が看護婦である継母を、「HIVに感染した血液を
看護婦である継母が注入した」という疑いのある事件だそうです。

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