虹の国・南アフリカ情報・2005
発行日時: 2005/6/30_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報・2005』 ★☆★ 2005.06.30
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆ヨハネスブルク近郊の仮小屋
1990年代の始め頃から、何度か南アフリカへ行きました。
ヨハネスブルク国際空港(当時はヤンスマッツ空港と呼ばれていた)からサン
トンへ行く道路沿いや、サントンからヨハネスブルクへ行く道路沿いには、黒
人の方たちが住んでいる仮小屋が乱立していました。
この道路沿いに住んでいる方たちは、非住宅区域に勝手に家を建てて住んでい
たのです。
初めてこの仮小屋を見た時は、「南アフリカはこんな所だったのか。白人の芝
が植えられた庭のプール付の家とは雲泥の差だ」と驚きました。
それから2002年まで、何度か南アフリカに行くことがありましたが、この
道路沿いの仮小屋のあった場所は、次第にきれいに整地されていきました。
時には、大きなダンプカーが入っていて、仮小屋が踏み倒されていました。
その光景を見た時は、「ここに住んでいた方たちは事前のどこかへ引っ越した
のだろうか?」と心配をしていました。
1990年代の後半には、空港からの道沿い仮小屋は姿を消していき、
2002年の環境サミットの時には、完全に姿を消しました。
N12道路沿いなどには、政府の住宅促進政策をアッピールするかのように、
小さなレンガの家が建ち並んでいました。
しかし、住宅や土地を供給されなかった方たちは大勢いたはずであり、「どこ
に移ったのだろうか?」とか、「道路から見えない場所に移っていっただけな
のだろうか?」と思っていました。
日本の新聞にも掲載された有名な話ですが、環境サミットが開催されたのサン
トン(ヨハネスブルクの北に隣接する市)から歩いていける距離にあるアレキ
サンドラでは、上下水道もないところに大勢の黒人の方たちが暮らしているの
です。
6月2日のニュースによれば、ヨハネスブルクの東方にあるジャーミストンで
は、約6,000の仮小屋が壊され、約40,000人が家をなくしたそうです。
これらの仮小屋は、鉱山会社の土地に建てられていたそうで、鉱山会社からす
でに移動を勧告されていたみたいです。
鉱山会社の大型ダンプカーが警察に先導されて到着したため、仮小屋に住む人
たちは抵抗をしたそうですが、シブシブ家財などを運び始めたそうです。
ここに住んでいたある女性の話では、「政府は、8か月前に移動を勧告して移
動する場所を指示したが、そこの設備の準備をまったくしていない」と不満を
ぶつけているそうです。
◆ケープタウンの火災による被災者たちの寒い冬
南アフリカもいよいよ本格的な冬を迎えます。
ケープタウン近郊では殆ど雪は降らないみたいですが、数年に1度ぐらいは雪
が降るみたいで、昨年のニュースを読んでいましたら、「テーブルマウンテン
に雪が降るかも」と書かれていました。
今年の2月のニュースによれば、「ケープタウンには、約31万軒の仮小屋
("shacks"=黒人の方たちの住む住宅)があり、1月に大火災が発生して、不
法居住地域の"Joe Slovo"では、3,200軒の仮小屋が焼けた」そうです。
ケープタウン市は、すぐに公営住宅の供給計画を発表し、すでに公営住宅に引
っ越した方々もいるみたいですが、その計画は遅れに遅れているみたいです。
仮小屋を焼かれた黒人の方たちは、それまでに暮らしていた地域が不法居住地
域であったため自ら仮小屋の復興が認められず、別の地域に移されて、いまだ
テント暮らしを強いられているそうです。
テントは固い岩盤の上に建てられ、テントの周囲は水浸しで、中に水が流れ込
んでくるそうです。
寒い冬をどのようにして過ごすのか心配になってしまいます。
5月31日のニュースによれば、「政府は、6月の上旬までに、(公営住宅の
供給)約束をしながら何もしてくれない。ここには豚も犬も住みたがらないだ
ろう。食料の配給を受けるためには雨の中で列に並ばなければならない。病気
であっても列に並ばなければ食糧を手に入れることができない」と不満を訴え
ているそうです。
ここには、冷水のシャワーしかないそうです。
ある女性は、湿ったテントの中で、殻の牛乳パックを入れて作られたベッドに
座り、9か月の幼児はインフルエンザにかかって高熱を出していたそうです。
小学生に「なぜ学校へ行かないのか?」と尋ねると、「衣類が濡れていて着る
ことが出来ない」と言っていたそうです。
老人の方たちは、親戚などを頼って、トランスカイ(旧ホームランド)などに
移って行っているそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
melma!blog http://blog.melma.com/00103598/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
===================================
電子メールマガジン: 『虹の国・南アフリカ情報・2004』 m00103598
発行元: 沢木宏志
関連ホームページ: http://www1.ocn.ne.jp/~yeboo/southafrica/menu.html
解除: http://www1.ocn.ne.jp/~yeboo/southafrica/melmainfo.html
===================================
このメールマガジンのタイトルおよび掲載内容の無断転載はご遠慮下さい。
このメールマガジンは、『 melma! 』を利用して発行しています。
( http://www.melma.com/ )
===================================
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 宮崎正弘の国際ニュース・早読み
- 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
- 頂門の一針
- 急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。
- 田舎暮らしで株を買う
- 田舎暮らしを始めて2年が経ちました。インターネットを利用して、楽しみながらの田舎暮らしをご紹介いたします。
- サッカーWカップを見に南アフリカへ行こう!
- サッカーWカップ2010・南アフリカ大会を見に行くために情報を集めています。
- 南アフリカの旅
- 1990年代に何度か南アフリカを訪問し、南アフリカ国内を旅した記録を紹介致します。2010年には南アフリカでサッカーWカップが開催されますので、参考...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)








