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虹の国・南アフリカ情報・2005

発行日時: 2005/6/7

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 ★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報・2005』 ★☆★ 2005.06.07

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◆5ランド50セントを奪うために殺人

ここ最近、犯罪のニュースが多いように思います。
犯罪が多くなったのではなく、あまりよいニュースが少ない

5月6日、プレトリアで卸売り業者が6〜8人の強盗に襲われ、銃(AK−4
7)で脅されてプラスチックテープ(ビニールテープ)で縛られて、100万
ランド(約2,000万円)を奪われたそうです。
警察は、「この強盗のうちの2人は、今年の初めに起きた強盗事件に関与して
いたらしい」と言っているみたいです。
また被害額は、「当初は500〜600万ランドと言われていたが約100万
ランド」と判明したみたいです。

5月14日のニュースによればヨハネスブルクで、「男性が2人組の強盗に襲
われて、携帯電話を奪われ、さらに現金を要求され、5.5ランド(約100
円)を奪われて殺害された」と書かれていました。
犯人の1人はその後、目撃者の証言によって逮捕されたそうです。

ダーバンでは、「警察がストリートチルドレンに暴行」という記事が掲載され
ていました。
警察は、「ストリートチルドレンに、駐車してある車に近づかないように指示」
したそうですが、ストレートチルドレンは、「車の所有者に依頼されて車を監
視していた」と意見の食い違いがあるようです。

私も南アフリカに滞在していた時、車の監視を頼んだことがあります。
この車の監視は、子供たちの貴重な収入源であり、時として市内では大人たち
がテリトリーを作って、路上駐車の見張りをしています。
駐車場に車を停めても、どこからともなく人が近寄ってきて、「車をみている」
と言ってきます。
もう数年前の話ですが、5ランド(約100円)ほど渡していました。
私の場合は、先に2ランドほど渡して、「見ていてくれたら帰りに渡す」と言
って、帰りに5Rほどを渡していました。
そう、先に渡せばお金だけもらってどこかへ消えてしまうからです。

私の白人の友人は、「『もし誰かが見ていてやろう』と言ってきたら、かなら
ずお金を渡しなさい」と言っていました。
友人は、「たまたま小銭を持っていなかったために小銭を渡すことができず、
車に傷をつけられた」と言っていました。

私は南アフリカで、お金を貰う子供たちをあまりみませんでした。
1990年代の中頃は、車の監視以外に、駐車場に車をとめれば車を掃除して
くれたし、スパーマーケットから出てくれば荷物を持ってくれました。
働いてお金を稼ぐ少年たちが好きでした。
1990年代の後半は、警察などの監視も厳しくなり、スーパーマーケットの
駐車場や、近くの路上で働く子供たちは見かけなくなりました。
「子供たちはどこへ行ったのだろうか? 黒人の方たちの生活が豊かになった
めだろうか?」と思いましたが、必ずしも貧困層の生活は豊かになっていなか
ったように思います。


◆南アフリカの白人だけが住む町

2004年1月の読売新聞にも掲載されていましたが、ヨハネスブルクの南西
約650キロ離れた北ケープ州の半砂漠地帯に、アフリカーナー(オランダ系
白人)だけ約600人が入植したオラニア地区があるそうです。
このオラニアは1970年代に労働者の一時滞在地として出来た集落だそうで
すので、かつては黒人の方たちが滞在していた集落かもしれません。
オラニアへは、アパルトヘイト基幹3法が廃止された1991年に、アパルト
ヘイト崩壊を見越した11家族が、廃墟同然だった集落の一帯約400ヘクタ
ールを共同購入したのが始まりだそうです。
オラニア入植の理由は、「アフリカーナー文化を守るため」と「黒人政権への
不安」だったみたいです。
オラニアはこれまでに、農地を2,500ヘクタールに拡大、欧州にメロンを
輸出し始めるなど、独自の社会を維持する基盤を着実に固めつつあるそうです。

最近の南アフリカのニュースによれば、自給自足で白人だけによる町を作ろう
としているグループと、水の供給問題もあるので政府と話し合ってオラニアの
位置づけを明確にしたい、というグループの対立も起きているみたいです。
「民主的に運営されているといわれるが、少数の独裁政治になっている」と言
う人もいるみたいです。
あるオラニアの住人によれば、「オラニアに終わりはない。この論争が解決さ
れればまた元の正常な状態に戻る」と言っているみたいです。

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