虹の国・南アフリカ情報・2005
発行日時: 2005/1/26_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報・2004』 ★☆★ 2005.01.26
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◆西ケープ州は干ばつの危機
昨年末のニュースを読んでいましたら、「ケープタウンで大雨」と書かれてい
て、水浸しの道路を走る自動車の写真が掲載されていました。
1月17日のケープ半島の大火災のニュースを見て、「雨が降っているのに大
地は乾いているのだろうか?」と思っていましたら、西ケープ州の南部で少し
雨が降っただけで、他の地域は殆ど雨が降っておらず、このまま数カ月雨が降
らなければ、深刻な干ばつになるそうです。
大西洋側のお花畑で有名なナマクワランドでは牧草がなくなり、9人の農夫が
羊の飼育を断念したそうです。
小麦農作地帯のロイ・カルー(Rooi Karoo)では、小麦の90%が枯れてしまっ
たそうです。
ロイ・カルーのあるサイロでは、2年前の今の時期は、36,147トンを満た
していたそうですが、現在は1,631トンだけだそうです。
ワインで有名なステレンボッシュ(Stellenbosch)とパール(Paarl)では、灌漑用
水がなくなったため、葡萄の木が弱っているそうです。
もし、葡萄の木が枯れてしまえば、来年以降のワイン生産量に大きな影響が出
そうだそうです。
ダムには水がなくなり、井戸の水が枯れているので、新たな地下水を見つける
ためボーリングが行われているそうですが、土地が乾ききっているので新たな
地下水はなかなか見つからないみたいです。
これらの干ばつは、農家だけの問題ではなく、農家で働く季節労働者へも大き
な影響を与えそうで、消費者も輸入税の増加からくる物価の高騰が心配される
そうです。
◆南アフリカでエイズ対策活動
1月21日、NHK衛星1の「世界のリポート」で南アフリカのエイズ治療薬
"ARV"についての放送をしていました。
途中から見たので詳しいことは分かりませんが、"国境なき医師団"の活動の内
容が放送され、ジェトロの方がコメントをしていました。
ビデオ撮影の舞台は、「エイズ患者が大勢いる」といわれてい東ケープ州でし
た。
ある女性が"ARV"を飲み、体調が回復しているという内容がメインでした。
一方、もう1人の若い女性は薬の供給もなく、撮影の数日後になくなったとい
う内容でした。
南アフリカで、"ARV"が受けられるのは全員ではなく、ほんの一握りの選ば
れた人たちだそうです。
支援してくれるまわりの人たちや、診療所に定期的に通ってこられる人から選
ばれるそうです。
というのも、1日2回、定期的薬を飲まなければ効果がないそうで、診療所に
定期的にこられないような人は、定期的に薬を飲むこともせず、効果が期待で
きないからだそうです。
"ARV"を飲んでもエイズウイルスを体内からなくすことはできないそうです
が、ウイルスの活動を抑制して、体力の低下による他の病気の発生を抑えるこ
とができるそうです。
治療薬は1か月で数万円するそうですが、物価の安い南アフリカなら2千円程
度だそうです。
薬は無料で政府から提供されるそうですが、診療所までは自分で交通費を支払
って通わなければならず、その交通費もないために診療所へも行けない人たち
が大勢いるそうです。
"国境なき医師団"は、南アフリカの"ARV"が都会の病院だけで提供されて、
貧しい田舎では提供されないことのないように活動しているそうです。
薬を提供してもらうためには診療所がなくてはならず、東ケープ州の田舎では
診療所のないところもたくさんあるそうです。
"国境なき医師団"は将来的には、薬の配布や患者の援助は、ボランテアでもで
きるようにする必要があると考えているみたいです。
"国境なき医師団"の村での活動で、コンドームの使用法を説明している映像も
ありましたが、「男性は着用に無関心で、これがエイズ蔓延の一因にもなって
いる」みたいです。
南アフリカでは9人に1人がエイズに感染されていると言われているそうです
が、政府は当初、"ARV"の無料配布には消極的であったそうで、隣国のボツ
ワナなどに遅れをとって、2003年に配布を決定したそうです。
ムベキ大統領は当初、「エイズはウイルスではない」と、大統領らしからぬ発
言をしていたそうで、閣僚たちも、強い副作用のことばかり強調して、無料配
布をしぶっていたそうです。
詳しいことはわかりませが、コピー薬品の特許問題もあり、エイズ患者のすべ
てに提供するには莫大な資金を必要として、民主化された国家の再建どころで
はなくなってしまうからだったのかもしれません。
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