虹の国・南アフリカ情報・2009 |
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★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報・2004』 ★☆★ 2005.01.13
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◆テレビ番組、「パバロッテイをめざして」から
1月6日のNHK衛星第1で「パバロッテイをめざして」というドキュメンタ
リー番組を見ました。
この舞台となっていたのは、ケープ半島の東にあるフォールス湾の向こう側の、
ホウェルーズ・ウオッチングで有名なハマナス(Herumanus=ヘルマナス)の、
オペラの上手な少年たちでした。
TV番組雑誌にはこのように紹介されていました。
『黒人差別が根強く残る南アフリカで、オペラ歌手をめざす黒人少年を追う。
イタリア人歌手・パバァロッティにあこがれたエルトンさん(13)は、オペ
ラを独学し、街角で披露。だが、白人市長らが歌うことを禁止する』
私もかつて訪れたことのあるハマナスの風景を見ることができ、また、最近の
南アフリカの状況を知ることができ、よい番組でした。
しかし、この番組を見て、「この番組を作っている撮影側と、この番組に登場
した撮影される側で、あまりにも意識の違いがありすぎるのでは?」という感
じがしました。
この番組を作製したのはヨーロッパのある国で、「オペラの上手な少年たちを
題材にして、南アフリカでアパルトヘイト制度がなくなったとはいえ、経済格
差は依然として残っていて、白人の黒人への差別意識は残っている」というよ
うなことを伝えたかったのではないでしょうか?
一方、撮影される側のハマナスの白人の方たちは、「オペラの上手な子供たち
が路上で歌を歌って学校へ行かないので困っている。仕事を与えて収入が得ら
れるように協力している。黒人との人種差別をなくす努力をしている」という
ことを強調していたように見えてしまいました。
ハマナスの白人の人たちは、路上でオペラを歌う子供たちをホウェールズ・ウ
オッチングのイベントで歌わせたり、観光客のディナー会場でオペラを歌わせ
て自分たちの収入源として利用しているようにしか見えなかったのです。
この子供たち同士はホームランゲージ(ツワナ語?)で話していて、少年たち
が通う学校の白人の先生はアフリカーンス語で話しているのには驚いてしまい
ました。
この少年たちはインタビューには、たどたどしい英語で答えていましたが、コ
ミュニティーの白人の女性たちはアフリカーンス語で答えていて、子供たちへ
の指示もアフリカーンス語でした。
この番組の最後の方に、少年がケープタウンでオペラの指導をしてもらい、家
に帰って来て、お母さんと話す場面があり、その中に南アフリカの現状を象徴
するかのような、こんな会話がありました。
「タバコを吸えば喉が壊れてオペラが歌えなくなる。マリファナを吸ったり酒
を飲めばオペラが歌えなくなる」とも言っていました。
◆南アフリカの裁判制度の変革
1月11日、南アフリカ共産党は「ANC(アフリカ民族会議)の司法制度の
変革に協力する」と声明を発表するとともに、「裁判制度の改善」を要求した
そうです。
この声明によれば、「何百万人もの黒人の労働者や貧困層に対して、よい弁護
士がついていない」と言っているみたいです。
裁判官にしても、「ある交通事故で、有力な証拠があるにもかかわらず有罪判
決にならなかった」と言っているみたいです。
「裁判官や弁護士は、かつての白人支配層の力が強いので、黒人の裁判官や弁
護士の育成とレベルアップを図る必要がある」と要求しているみたいです。
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