虹の国・南アフリカ情報・2004
発行日時: 2004/8/18_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報・2004』 ★☆★ 2004.08.07
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◆南アフリカの "Muti" について教えて下さい
8月3日の読売新聞に、「ロボラ」と言われるアフリカの黒人社会で続く風習
が紹介されていました。
これは日本の結納金に近いもので、花婿が花嫁の親に支払うそうです。
南アフリカでは、伝統的に「牛何頭分」で表わされるそうです。
例えば牛10頭分とか。
私は南アフリカ滞在時、大学を卒業してまもない黒人の成年と知り合いました。
彼に、「なぜガールフレンドがいないのだい」と聞くと、「お金がない」と言
いました。
どこかの企業の奨学金を利用して大学を卒業したと聞いていたので、「家が貧
しいので、兄弟や親戚に仕送りをしているのかもしれない」と思いました。
そして彼は、「牛を買うお金がないので結婚できない」とも言いました。
「なぜ牛を買わなければいけないのだ」と聞いたところ、彼はいろいろ説明し
てくれたのですが、私の言語能力にも限界があり、理解ができませんでした。
読売新聞を見て、「ロボラだったのか?」と当時を思い出してしまいました。
彼は大きな企業に就職したのですが、同年代の白人たちから相手にされず、黒
人の年配者からの嫌がらせもあって、会社を辞めてしまいました。
この時、「アパルトヘイトはなくなったが、経済ではアパルトヘイトは残って
いる。いつまで続くのだろうか? 黒人の上司が白人の部下を使えるのだろう
か?」と思いました。
また、「黒人の社会は複雑だ。日本人の私には想像もすることができないささ
いなことで妬みが生まれる。年下の黒人の上司が、年上の黒人の部下を使える
のだろうか?」とも思いました。
8月3日の南アフリカの新聞に、「リンポポ州で手、耳、性器が切り取られた
10歳の少年の死体が見つかった」という記事が載っていました。
詳しいことは分かりませんが、"Muti"という古い風習や迷信によるみたいで、
切り取った部分は病気の治療に利用されるみたです。
祈祷師の指図によるのかもしれません。
政府が禁止の警告を出しているので、次第に犯罪は報告されなくなっているそ
うですが、この近辺では過去にも同じような犯罪が起きているそうです。
どなたか"Muti"についてご存知の方がおりましたら教えて下さい。
◆観光よりも戦争訓練の方が重要なのですか?
南アフリカはまだ寒い冬が続いているみたいですが、ケープ半島東側のフォー
ルス湾(False Bay)では鯨が訪れ、ホウェールズ・ウォッチングの季節を迎えた
そうです。
ホウェールズ・ウォッチングの季節は8月から11月だそうです。
8月2日、海軍(海軍訓練学校?)が、フォールス湾にあるシール島(Seal
Island)の4マイル西で、海水中での爆発訓練を7月下旬に行ったことが確認さ
れ、ケープ半島東側のサイモンズ・タウン(Simon's Town)や、対岸からさらに
東へいったホウェールズ・ウオッチングの名所ハマナス(Hermanus)の住民から
批難の声が上がっているそうです。
海軍は、「約10年前に保護団体と"鯨の季節"は8月〜11月と決められ、合
意している。訓練前に海をパトロールして鯨が来ていないことを確認した」と
説明しているそうです。
保護団体や地元住民は、「鯨は8月前にフォールス湾に来ていた。戦争のため
の訓練をするよりも、動物を保護して観光を促進するほうがはるかに重要だ」と言っているそうです。
また保護団体は、「一年中フォールス湾に来る鯨もいる」と言っているそうで
す。
サイモンズ・タウンはペンギンと人間が共存する町として有名で、時々、日本
のテレビでも紹介されています。
フォールス湾にはイルカも棲んでいて、今回の海軍訓練に対してイルカ保護団
体も批難をしているそうです。
数ヶ月前のニュースによりますと、フォールス湾でサーファーの少年が鮫に片
足を食いちぎられるという事件が発生しました。
この事件の時、「海水浴エリアと鮫のテリトリーが重複している」とか、「鮫
観光用の船が海水浴エリアに鮫を誘導した」という記事が掲載されていました。
フォールス湾では、過去にサメ捕獲の声もあったみたいですが、自然保護関係
の団体から強い批判もあったみたいです。
南アフリカの自然が、人間と共存しながらどのように残されていくのか興味の
あるところです。
◆あなたの結婚歴を確認して下さい
何日か前に、未婚の女性が新しいIDカードを受け取ったら「既婚」と書かれ
ていたというニュースを紹介いたしました。
この女性の結婚届は、南アフリカの選挙の日の役所が開かれていない日に、本
人もしらないモザンビークとスワジランドに近い町で提出されていたそうです。
役所によれば、「南アフリカの女性との偽装結婚による入国が目的で、その不
正な手続には役所の関係者が含まれている」とみているみたいです。
南アフリカの内務省(?)は、女性の結婚歴が正しく記録されているかを確認
するよう指示を出したそうです。
マプマランガ州では女性に、「自分の結婚歴(戸籍?)確認」のキャンペーン
を実施し、もし本人が知らない結婚詐欺の犠牲者とわかれば無料で結婚歴を消
滅させるそうです。
大臣のスピーチによれば、「今回のキャンペーンで職員の不正関与も明らかに
なる」というようなニュアンスも含まれていたみたいです。
◆中国人ビジネスマンが誘拐される
南アフリカの新聞によりますと、中国人のビジネスマンが誘拐されたそうです
が、無事に救出されたみいたいです。
中国人のビジネスマンは、8月2日の月曜日の深夜に帰宅したところ、門の前
で4人の犯人に話しかけられ誘拐されたそうです。
犯人は30キロ離れたブッシュへ中国人の方を連れて行き、木に縛りつけたみ
たいです。
犯人たちは中国人の方の家に電話をして、奥さんへ「50万ランド(約900
万円)の身代金を要求し、警察へ連絡するな」と指示したそうです。
奥さんは警察へ連絡し、警察が中国人の方を捜しに行ったそうです。
中国人の方は、"Home Affairs Officials"(内政職員)によって無事に発見さ
れ、病院へ運ばれたそうです。
犯人は逮捕されていないそうです。
南アフリカで日本人のビジネスマンが誘拐されたという話は聞いていませんが、
「強盗にあった」という話はあるみたいです。
特に危険なのは、次のような理由により、「自宅に到着した瞬間」みたいです。
1.ゲート付近は樹木が植えられていることが多く、犯人たちが隠れるのに絶
好の場所がある。
2.ゲート前で犯人に取り囲まれても、車はゲートが自動で開くのを待ってい
るため前向き停車しているので逃走することができない。
3.ゲートのない家でも、車庫等に泥棒侵入防止のアラームが取り付けられて
いることが多いが、解除した瞬間に家の中に侵入される。
「中国人のビジネスマンが誘拐された」というニュースを読むと、「日本人の
ビジネスマンは大丈夫だろうか?」と思ってしまいます。
たしか数年まえに、「韓国人の方が誘拐された」というニュースを読んだこと
があります。
南アフリカの人たちは、スーツを着て高級車に乗っている東洋人を、「彼らは
金持ちだ。防備も十分ではない」と思っているに違いありません。
私も南アフリカ滞在時、仲間の白人や黒人の友人たちから、「大金持ちだ」と
は思われていなかったでしょうが、「オンボロの自動車に乗り、ヨレヨレのシ
ャツを着ていても、あなたは日本人だから、いつも少し多めのお金を持ち歩い
ていと見られるので注意しなさい」と言われていました。
ここしばらく、「あなたは某アフリカの国王の末裔にあたり、亡き国王の遺産
の相続権があります。その手続に費用がかかりますので振り込んでください」
という類のメールは来なくなりました。
このようなメールを受け取って、「ヨハネスブルク空港に降り立った日本人の
方が拉致された」という事件もあるみたいですので十分注意しましょう。
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