虹の国・南アフリカ情報・2008 |
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★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報・2004』 ★☆★ 2004.04.29
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■南アフリカの雨は死を呼ぶ?
日本は5月の連休を迎え、野山の木々は青葉がしげって来ました。
南アフリカは、いよいよ秋から冬を迎えます。
この時期、ヨハネスブルク近郊はまだ夏のような日差しでしたが、曇りの日が
続くことがありました。
何日か続いた曇りの日が終わり、「やっと太陽が見えた」と思っても、夏の太
陽の日差しはなく、いつのまにか冬になっているという感じでした。
空気は乾き、唇は荒れ、リップクリームが手放せない季節になりました。
南アフリカの各地には人口のダムがあります。
雨水は硬い岩盤の上を流れてダムに集められ、飲料水や農業用水として使用さ
れています。
南アフリカの新聞によりますと、今年の夏は水不足の危機があり、プレトリア
近郊のダムでは、水位が30%位まで落ちたそうです。
ヨハネスブルク内の旧黒人居住地区には十分な飲料水もなく、もちろん下水道
のない地区も多くあるみたいです。
政府は、黒人居住地区の上下水道の完備を進めているみたいですが、果たして
水が十分に足りるのか心配になってしまいます。
現在でも生活しているので飲料水については十分足りるはずですが、下水道ま
でとなると心配になってしまいます。
4月20日、ヨハネスブルク近郊に雨が降り、午前中だけで52件の交通事故
が発生し、そのうちの3件は大きな事故だったみたいです。
事故は、M1の高速道路での歩行者の事故やミニバスの転倒事故が書かれてい
ました。
「高速道路で歩行者が事故?」と不思議に思うでしょうが、歩行者は堂々と高
速道路を横切って歩いて行くのです。
高速道路の脇を歩いている人もいます。
自動車は時速120kmを超えるスピードで車が走って行きますので、もし自
動車がスリップすれば、ひとたまりもありません。
ヨハネスブルク緊急サービースによりますと、「ヨーロッパのドライバーは雨
の日の運転になれているが、南アフリカのドライーバーは雨に慣れていない。
雨の日でもスピードを落とすなどの調整をしていない。事故の43%は走行中
の自動車のバランス崩したことに起因する」と言っているそうです。
また、「雨の日は、道路にこぼれて溜まっている油が表面に出て来るので滑り
易くなっている」と言っているそうです。
「油がそんなにあるのだろうか?」と疑問に思いましたが、整備不良の自動車
が堂々と走っているし、油が雨水で流される確率も少ないことを考えれば、ヨ
ーロッパや日本に比べて油の量が多いのもうなずけます。
「今朝のような雨の日は、ライトをつけてユックリ走るべきだ」と注意してい
るみたいです。
私も南アフリカ滞在時に、雨に日に自動車を運転することがありました。
高速道路は、時速80km位で走るならば問題ないのですが、時速100km
を超えると視界が急激に少なくなります。
時速90km位で走っていると、ほとんどの自動車が追い抜いて行きます。
追い抜かれる時、運転席の横の窓に水飛沫がかかり、追い抜かれたとたんにフ
ロントガラスに水飛沫がかかり、一瞬、前方が見えなくなりますので、ハンド
ルをしっかり握って、感で運転するしかありません。
もし前方の車がブレーキを踏もうものなら、必ず追突事故を起こしてしまいま
す。
追い抜かれても、高級自動車なら「しかたがないか?」と思うのですが、やっ
と120km位のスピードがでるポンコツ車が、下り坂で追い抜いて行きます
と、「こいつら、何を考えているのだ!」と思ってしまいます。
登り坂になれば、ポンコツ車は時速80km位にスピードが落ちるので、今度
は私が追い抜きをしなければならないからです。
「この追い抜きの瞬間が1番危ない」と思っていました。
そう、彼ら(特にミニバス)は、急に車線を変更するので、車が大きくバラン
スを崩すからです。
私の白人の友人は、雨の日でもお構いなしのスピードで走っていました。
ノロノロと走っているポンコツ車が前方で追い抜きをしているとブレーキを踏
まなければならず、「やつらの頭の中は空っぽだ!」とよく言っていました。
私にしてみれば、「あなたの頭の中も空っぽだ!」と言いたいところでしたが。
友人たちと一緒に出かけると、「今日のお前の命は俺のものだ」とよく冗談を
言われました。
「俺の運転が心配なら、俺の自動車に乗るな」と言うことだったのでしょう。
■南アフリカのムベキ大統領はこんな人
4月23日、下院議員議会で現職のムベキ大統領が再任されたそうです。
南アフリカの新聞に、ムベキ大統領の紹介が掲載されていました。
ムベキ大統領は現在の東ケープ州のムベウェレニ村 (Mbeweleni)で、黒人解放
闘争家として有名だった、24年間の投獄生活を送ったアフリカ民族会議のゴ
バン・ムベキ氏の子として生まれたそうです。
記憶は定かではありませんが、父親のゴーファン・ムベキ(Govan Mbeki)氏は、
確かかつてのアフリカ民族会議の議長だったと思います。
伝記(小説)には、「アパルトヘイト時代に生まれ、牛飼いの少年は牛から目
を離して本を読んでいた」と書かれているそうです。
また、「私たち家族は、父親がいないことには慣れていた。父親は私たち家族
の者ではなく、同僚(解放闘争を望む人たち)の者だった」と書かれているみ
たいです。
少年時代から、アフリカ民族会議のメンバーと政治について議論をし、12歳
の頃にはリーダーたちから助言を求められたこともあるそうです。
学校を卒業すると海外へ留学(南アフリカにいれば、いずれ逮捕されるのが明
確だったので逃亡か?)し、1962年から英国のサセックス大学へ通い、経
済学修士号を取得したそうです。
1969年には、旧ソ連でゲリラ・トレーニングをしたそうです。
英国滞在時、ロンドンのアメリカ大使館前での反ベトナム戦争のデモに参加し
て、警察官に顔面にパンチを貰い、歯を半分ほど折られたことがあるそうです。
南アフリカでアフリカ民族会議の活動が認められた1990年に帰国し、
1994年の全人種による選挙に向けた与党国民党との交渉の重要人物になっ
たそうです。
1994年の選挙でアフリカ民族会議が与党となり、副大統領に任命されまし
た。
アフリカ民族会議には、副大統領候補がもう1人いたみたいですが、マンデラ
大統領は闘争家よりも政策家のムベキ氏を選んだみたいです。
過去に読んだ新聞に、「英才であるがゲリラ活動など血生臭い活動をやってい
ないので、どれだけの黒人から支持が得られるか?」と書かれていました。
マンデラ大統領は1期で退任し、1999年に大統領に選出されました。
南アフリカ滞在時に読んだ新聞によりますと、大統領就任の1年ほど前から、
外交等についてはマンデラ大統領の業務を代行していました。
副大統領当時は、マンデラ大統領の裏舞台の業務に徹していたため、国民や海
外からの評価は低かったみたいです。
しかし、伝記(小説)には、「マンデラ大統領の放った多くの仕事の成果は、
ムベキ副大統領の仕事の成果である」と書いてあるそうです。
「1999年に大統領に就任し、まず最初に、いつまでも記憶に残る人生の汚
点を残した」と言われていることがあるそうです。
内容は詳しく書かれていませんでしたが、「コピーのエイズ予防薬の無料配布
を発表」のことかも知れません。
このコピー薬品は英米などの製薬会社から訴えられ裁判になりましたが、製薬
会社は「人道優先」を理由にコピー薬の製造を認めたため、南アフリカではこ
のコピー薬を輸入して、配布することが可能になったみたいです。
ムベキ大統領に対して、もう一つささやかれていることは、「(アフリカ連合
等への貢献は評価されるが)ジンバブエの独裁政治で話題をかもしだしている
ムカベ大統領に対しては非積極的である」と批判されていることです。
一部では、「アパルトヘイト時代にアフリカ民族会議は、ジンバブエのお世話
になっていた。父親の代がお世話になったムカベ大統領に意見を言うことも出
来ない」と言われているみたいです。
今回の選挙では、多くの報道紙面は「アパルトヘイト後の10年の評価」と報
じてきましたが、ムベキ大統領は「これからの10年の評価」と言ってきたみ
たいです。
今回の選挙でムベキ大統領は、国内の主な旧黒人居住地区を遊説し、ドアから
ドアを訪問したのは、「票あつめ」と野党から言われていたみたいですが、
「実態を調査する」ことだったのかもしれません。
この実態調査は、国民の生活実態だけではなく、地方のリーダーや役所の仕事
ぶりの調査であったのかもしれません。
ムベキ大統領がANCのリーダーたちへ言った言葉だと思いますが、「あなた
は人々と話すことができます。しかし人々はあなたと話すことができません」
と書かれていました。
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