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『あふりかくじらの自由時間』【82】
発行日時: 2006/3/13 ★.+・゜゜・。☆ ○o.+・゜゜・。○o.++++++++++++++
『あふりかくじらの自由時間』
【82】
http://africanwhale.net/
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=======☆あふりかくじら☆==================================
最近はよく、レジナルドに会う機会がある。
ジンバブエ人のムビラ奏者であり、ダンサーであり、そして糖尿病協会の
重要な戦力となって活動する彼はわたしより二つばかり年長の好青年で、
いつもやさしい物腰の、こころのきれいなひとである。
(バックナンバー【42】【44】【71】をご参照
http://blog.mag2.com/m/log/0000058315/90191200?page=2#90191200)
★ ★
HIV/AIDSの感染率は、南部アフリカにおいて世界でいちばん高いレベルであり、
平均寿命は三十代。たくさんの生命が消えていくため孤児は増加し、
国の労働力の低下は深刻化し、さすがのジンバブエ政府も、HIV/AIDSを
三つの柱のひとつと位置づけて、国際社会と同調しながら対策に乗り出している。
しかし、それに押されて見えにくくなりがちだが、糖尿病もまた
他の感染症等と並んで非常に深刻な問題となっている。
★ ★
いかがお過ごしでしょう。
日本の季節は春になりましたか。こちらは相変わらず雨が降ります。
でも、ちょっと「梅雨」ならぬ「雨季」の中休みかもしれません。
☆ ○o.+・゜○o..+・。☆
糖尿病は、もちろん食生活に起因して発症してしまう場合もあるが、
遺伝などにより食生活に関係なく発症する場合もある。
この問題について、レジナルドは数年前から取り組み、ジンバブエにおける
糖尿病患者数や状況の把握と効果的な支援、それにワークショップなどを
通した啓蒙活動を行っている。
ジンバブエの糖尿病協会は予算が非常に低く、活動も満足にできていない
状態だったところへ、彼は自分の給料なども考えずに精力的に貢献し、
糖尿病協会の活発化に努力している。
★ ★
わたしが彼と知り合ったのは2004年3月、日本の糖尿病関係の団体が
彼を呼び寄せたときであった。
(そのときのことは【42】に詳しい。ひらげさんのサイトもご参照:
http://www.bekkoame.ne.jp/~hirao-k/reginald.htm)
実際にわたしがハラレに暮らすようになり、彼の活動の内容が
少しずつ目の前に見えてきた。それと同時に、深刻な資金不足や
キャパシティの不足などが明らかになってきた。
とても聡明なレジナルドは、ファンドレイジングから、ワークショップ、
糖尿病治療や血糖値測定の具体的手法などについて指導したり、
日本から支援された物資を届けたり、協力を得るために政府にまで
プロモーション活動をしにいったりなど、実に忙しい日々を送っている。
かなりの頻度で地方に行き、村などでも活動を行っている。
そのための資金集めにもまた、奔走しなければならない。
★ ★
その様子を見て、たいした協力ができない自分をもどかしく思った。
日本の支援は彼にとって非常に貴重であり、それを実に慎重に
できるだけ役立てるように考えながら活動を行っているその努力に、
心から敬意を表したいと思う。
ささやかながら、ちょっとした連絡のやりとりや資料作りなどについて、
自分もまた手伝わせてもらうことにした。
★ ★
彼自身はとても元気だ。
生活は楽ではないだろうに、あれだけ前向きに笑顔を見せることができる
人間を、わたしは見たことがあっただろうか。
最近わたしは、彼とまた会うようになったことでずいぶん自分自身と
ジンバブエとのかかわり方について考えるようになった。
わたしの周囲には、仕事柄やはり外国人が多い。
もちろん、そのなかには日本人も多いが、同時にドナー諸国の外交官、
国連機関の職員などと付き合うことで、ほとんどの日々を過ごしている。
でも、これはほんとうの一般のジンバブエ人の生活とはかけ離れている。
物価高騰の折、外貨を持っているわたしたちと一般の人々との格差は
日々大きくなる。
★ ★
たくさんの違った世界に関わらなければ駄目だと思う。
ほんとうにジンバブエという国に暮らしたことには、ならない。
こうして、レジナルドの生き方を見ていると、またほかのところからも
ジンバブエの横顔が見えてくる。
職場のジンバブエ人のスタッフだってそうだ。
このところ、日本人を含む外国人ではなく、ジンバブエ人スタッフに
愚痴をこぼしたり、議論をしたり、人生相談をしたりするようになった。
いままで感じていた、ジンバブエに住んでいてもよその国にいるような
奇妙な違和感が、すこしずつ解きほぐされてきたような気がする。
★ ★
何度かプロジェクトを見に農村部にいくことができたわけだが、
今度はレジナルドの住むハイデンシティ・エリアや、ジンバブエ人スタッフの
田舎の家などにも行ってみたい。
そして、少しずつディープなアフリカをさらにディープなものとしていきたい。
ずいぶんゆっくりだけれども、納得のいくように前進していきたいと思っている。
★ ★
「DMハンズの会」 http://www.hec.or.jp/hands/
レジナルドの支援をしてくださっています。
☆ ○o.+・゜○o..+・。☆
今日、レジナルドは日帰りでジンバブエ東部のムタレまで行っています。
なにやら、プレゼンをするのだということ。
一方わたしのほうも、明日から五日間ほどハラレを離れて、
仕事で某国まで参ります。ばたばたしていますが、ちょっとは充実しているかなと
自分を無理やり納得させながら。
いろいろありますが、なんとなく元気でやっています。
いつも読んでくださり、ありがとう。
あふりかくじら
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『あふりかくじらの自由時間』【82】2006年3月13日発行
【発行者】 あふりかくじら
【メール】 africanwhale@mail.goo.ne.jp
【URL】 http://africanwhale.net/
【ブログ】 http://blog.livedoor.jp/africanwhale
★バックナンバー★ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000058315
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*はー、スーツケースひっぱりだして、それから早く寝ないと。
明日は四時起き。くー。
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