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『あふりかくじらの自由時間』【79】

発行日時: 2006/2/12

 ★.+・゜゜・。☆ ○o.+・゜゜・。○o.++++++++++++++




          『あふりかくじらの自由時間』

                           【79】

                         http://africanwhale.net/

 +++++++++++++・。+★・。・゜゜・☆ ○o.・..+・。★



日焼けしたところのひりひりとした痛みが消え去り、こんどはあんまり
うつくしくない感じになってきました。
(こんなうつくしくない冒頭文もどうかと思いますが)

いや、こんなにひどい日焼けをするなんて何年ぶりだろう。
子どものころ以来なんじゃないかしらと思います。
日焼け止めをしっかり塗っていなかった部分だけ、しっかりと焼けました。
この年になって日焼けなんてお肌にとって危険な香りがしますけれども、
でも、気になりません。

            ★         ★


ブログ(http://blog.livedoor.jp/africanwhale/)に書いたとおり、先週は
ハラレより三時間半ほど北へドライブしたGuruveというところのさらに田舎の、
コミュナルファームのプロジェクト視察をしてきました。

いかがお過ごしでしょうか。
ニュースで見る限り、日本は寒そうです。


 ☆ ○o.+・゜○o..+・。☆


ひとつところにとどまっていられない自分は、ハラレ出たい病が
慢性化しつつあったのだが、先日その症状がひどくなり、本気で
オフィスの壁に貼ってある大きなジンバブエ地図と中南部アフリカの
地図を穴が開くほど見つめてぼんやりしてしまうという状態になって
しまったため、これはまずいと誰彼かまわず「どこかへ連れて行け」と
メールをしたところ、一発目ですぐ電話が来た。

某国連職員からで、ちょうど次の日にプロジェクト視察にいくところ
だったという。即、一緒に行きます!と答え、わたしのハラレ脱出の
ささやかな旅は実現された。

仕事だろうがなんだろうが、じっとしていられないたちのわたしは、
ともかく外へ出たかったのである。
ジンバブエを見たかったのである。

            ★         ★


Guruveまで行く道はとても美しく、緑にあふれていた。
ここは年間降雨量が約800ミリ(だったかな?)と水の多い地域で
リージョン4にあたるという。

いまはちょうど雨季で、雨が振ったりやんだりしているため
大地は鮮やかな緑におおわれてかがやき、広くなだらかで何もない土地に、
ところどころ木が生い茂っている。アカシアの木だ。

メイズ畑が広がり、そこへちいさな集落があり、昔ながらの丸い壁に
草葺の屋根をしつらえた小屋が、低い土壁の囲いの中に転々と並ぶ。
そこを、ヤギや鶏が散歩し、小さな子どもが裸足で走り回っている。

誰かの洗濯物が風にそよぎ、女たちは頭の上に荷物を抱えて、
色鮮やかな布を腰に巻き、まぶしい日差しの下を、果てしなく歩く。
それはそれは、長い距離を。

            ★         ★


静かで、平和で、うつくしかった。
イギリス人が、昔ここにやってきて住みついた気持ちが少しわかるように、
それは英国をも思わせるような風景であった。

これがジンバブエなのである。初めて来た、懐かしい風景なのである。
ボツワナとはぜんぜん違う、わたしがいま住もうと思ってやってきた国。
そう思うと、ひとりでに笑みがこぼれた。(ちょっと怖い)
三時間半の片道は、終始、うれしい気持ちでいっぱいだった。
心底アフリカが好きらしい自分に気がついた。

            ★         ★


プロジェクトは、コミュナルファームの人々の農業生産向上のための
トレーニングとマーケティングなどを組み合わせたものである。
食糧のためのメイズなどをはじめ、換金作物としてさまざまな野菜などを
育てている。そこへ、各地に現地人のファシリテイターを置き、
彼らがともに考え、柔軟性を持って収入向上と食糧確保を目指す。

地元のスーパーなどとも、直売の契約をしているらしい。

            ★         ★


さらに、生産性を向上させるための技術などのトレーニングの一環として、
メイズ畑でひとつの実験もしている。
肥料の種類、タイミング、作付けの時期、雑草除去のタイミングなど、
少しずつずらして、その影響を確かめられるようになっていた。
驚くほど、そのちいさなひとつひとつの知識が、結果となって目の前に
現れてくる。
このことは、農民にとってとても印象的で、良い勉強になる。
(わたしも、むずかしい肥料の分量などは良くわからないが勉強になった)

 → 写真はこちら (http://blog.livedoor.jp/africanwhale/

            ★         ★


ともかく、自分の足で現場を見て歩かなければならない。
メイズがどのように育ち、どのように実をつけるのか。
農民の人たちは、何を考えているのか。

今回は国連職員と一緒でその解説ばかりを受け、どこかしら専門的に過ぎ、
なんとなく物足りない感じもしていた。
これから、ひとつひとつ、自分自身でクリアしていきながら、こうして
見たもの聞いたものを自分のものとしていきたいと思う。

            ★         ★


小学校により、現地を監督している担当者を車で拾った。
ものすごい田舎なので、だだっ広い土地に、点々と家があり、
そこへいきなり小学校がある。
入ってみると、ものすごくたくさんの子どもたちが、突然やってきた
車を見つけ、珍しそうに集まってきた。
車を遠巻きにして、くすくす笑ったりしながら、いきなり登場した
10名ほどの外国人を見てはしゃいでいる。

なんてかわいいんだろう。屈託のないきらきらした笑顔。
車も一日に数台程度しか通らないのだろう。ましてや外国人を見る機会など
ほとんどないのだろう。罪のないたくさんの笑顔たち。

純粋に、アフリカはうつくしいと思う。
こういう生き方もあるのだ。

            ★         ★


小学校で、トイレを借りた。
援助の世界ではよく出てくる、ブレアトイレというやつだった。
(この名前の由来知っている方、教えてください。気になる)
深い穴が開いているだけの、ちいさくてシンプルなものだった。

不快感は無かった。
なんとなく、ひとつのポイントをクリアできたような気はしたが。


 ☆ ○o.+・゜○o..+・。☆


ひとつ吹っ切れたわたしは、今、いくつか次の旅を心の中で計画中です。
ジンバブエにやってきてそろそろ半年。
自分の肉体が、アフリカの大地の上にまた少し馴染んできたような、
そんな感覚を覚えた旅でした。

本来の自分を取り戻したような。


いつも読んでくださり、感謝です。


                         あふりかくじら


 +++++++++++++・。+★・。・゜゜・☆ ○o.・..+・。★

     『あふりかくじらの自由時間』【79】2006年2月12日発行

 【発行者】 あふりかくじら
 【メール】 africanwhale@mail.goo.ne.jp
 【URL】 http://africanwhale.net/
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*写真もご覧ください。http://blog.livedoor.jp/africanwhale 









 
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