『あふりかくじらの自由時間』【55】
発行日時: 2004/12/8 ★.+・゜゜・。☆ ○o.+・゜゜・。○o.++++++++++++++
『あふりかくじらの自由時間』
【55】
http://africanwhale.hp.infoseek.co.jp/
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大流行している、と言いたいもの。
「キャリアパス」ということば。
あなたの「キャリアパス」とはどのようなものだろう。
あるいは、どのようなものを思い描いているのか。
そう問われたとき、真っ先にどんなことが思い浮かぶだろうか。
そして、どんな答えを返すだろう。
★ ★
街がきらびやか飾り立てられるにつれ、空気が冷たく張り詰めてまいりました。
輝くシルバーに魅かれて、思わずクリスマスの飾りを買ってしまいそうな
衝動に駆られています。
地球上には、クリスマスのどころではないひとたちもたくさんいるのですね。
同じ「とき」を生きているというのにもかかわらず。
いかがおすごしですか。
風邪などひかれていませんか。
わたしは流行にばっちり乗って、しっかり風邪をひきました。
そんななか、最近思うこと。
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開発コンサルタントというひとたちは、いったい何をやりたいのか。
地球上で、クリスマス、といっては誤解を生むかもしれないが、たとえば
それに近いような「お祝いごと」「楽しいこと」「贈り物をすること」などを
考えて生活できるひとは、果たしてどのくらいいるのだろうか。
たとえば、いわゆる途上国などにおいて開発コンサルタントが目指す
究極のところはいったい何なのだろう。
★ ★
キャリア・フェアだのキャリアアップセミナーなどがたくさん開催されるなか、
ひとつだけそのようなワークショップに参加したことがある。
某開発コンサルタント会社の主催しているものだ。
若手で明るく、やる気に満ち溢れたひとたちが集まっていた。
(わたしもそのひとりに入れるのだろうか…??そうだといいけど)
それはとても充実して、刺激に満ち溢れたセミナーだった。
おもむろにエクセルで作成した表に、自分の考えを書き記していくのである。
まず、左側から「自分のビジョン」これは比較的抽象的なもの。
(農村開発!とか)
それから「ゴール」これはビジョンを細かく種類別に砕いてみたもの。
それぞれ性質別に色分けをする。
そしてさらに、「いま自分にできること」と「自分に足りないもの」を
リストアップ。
そのリストは、前述の「ゴール」と同じく色分けし、対応させていく。
そして次の欄には、そのため具体的に何をすればよいのか、というアイディアを
書き出していくのである。(大学院へ行く、青年海外協力隊に参加、等)
(これ以上詳しく書くと、著作権の侵害になりそうだ。控えておく)
「開発コンサルタント」という人たちは、けっこうなキャリアを積んだ人たちだ。
大学を卒業した後、たとえば三年程度企業で経験を積み、青年海外協力隊などで
二年程度の途上国勤務経験を積んだ後、大学院修士課程を経て開発コンサル勤務。
年齢にして三十くらいでやっと若手コンサルタントになるというのが一般的だ。
他人様の国で「開発」を担うのだから、ちょっとやそっとの経験を積んだ若造
ではだめだな、というのは何となく想像がつくが、それにしてもまあ、
色んな道を歩んで、しかもその先の道のりはえらく長い。
★ ★
わたしはといえば、開発コンサルタントになりたいかどうかは別として、
この業界<国際協力関係>でアシスタントの仕事を始めることができたのは、
つい今年の夏である。
つい最近まで、専門としているアフリカ研究のことなど全く関係なく、
ときには一生懸命勉強してとったアフリカ研究の修士号が、関係ないから、
と履歴書から抹消されてしまうような(実話)、ビジネスの世界にいた。
就職がうまくいかなくて違う世界に飛び込んでしまったから仕方のないこととは
いえ、その時期は非常にストレスフルでもあり、また思いがけず非常に新鮮な
刺激にあふれ「実社会」を学んだ貴重な修行期間でもあった。
★ ★
逆の経験もある。
ふた月ほど前、某国際機関の面接を受けた。(結局辞退したのだが)
アメリカ人の面接官は、わたしの履歴書を見ただけでわたしの「ストレスフル」
なビジネス世界経験を見抜き、そして、わたしの履歴書の「会社員」の部分を
手の平で隠しながら「この部分がなければ順調だね。いまの仕事が(開発
シンクタンクのアシスタント)できてうれしかっただろう?」
というような意味のことを言ったのである。
これには、びっくりして、そして複雑な気持ちになりながらも、何年もの間
苦しんできた重荷から解放された気がした。
★ ★
「キャリアパス」といった意味では、希望にあふれた大学生などから見れば
わたしの履歴書はあまり魅力的なものではないだろう。
たくさんの「アドヴァイス」や「意見」にいちばん惑わされ続けてきたのは
他ならぬわたし自身の意志の弱さだった。
そういうことに気付いたのは、ついこの間のこと。
最近、少しずつ「在宅翻訳」の仕事も増え、アシスタントをしている
開発シンクタンクでは、学校で勉強してきたことだってもちろん役立つ。
自分自身で、自分の生き方をするという実にシンプルなことを、少し心に
余裕を持ってできるようになり、アドヴァイスは必要な部分だけ聞くことが
できるようになった。
人より少し、時間がかかってしまっているのかもしれない。
でもそのおかげで、自分の履歴書は案外すてきだ、とこっそり思っている。
来週の月曜日、セント・ルシア祭の日にひとつ歳をとる。
三十路までは、あとほんの少しだけ時間がありそうだ。
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発行回数を増やすといっておきながら、減ってしまってます。
読んでくださり、ありがとう。
そして、ご無沙汰失礼、でした。
さて、あなたはどうされていますか。
あふりかくじら
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『あふりかくじらの自由時間』【55】2004年12月8日発行
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