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『あふりかくじらの自由時間』【53】

発行日時: 2004/9/22

 ★.+・゜゜・。☆ ○o.+・゜゜・。○o.++++++++++++++




          『あふりかくじらの自由時間』

                           【53】

                http://africanwhale.hp.infoseek.co.jp/

 +++++++++++++・。+★・。・゜゜・☆ ○o.・..+・。★

涼しい風が吹く季節になりました。
冬の気配がほんの少し含まれている風に、何故だか子犬みたいに落ち着かなく
なってしまうのは、寒いところに暮らすことが多いから、かしら。
「あふりかくじら」なのにねぇ、と思いつつ。

けっこう寒がりだけれど、やっぱり冬がいい。

さて、あなたはいかがお過ごしですか。
風邪などひかれていませんか。

 ☆ ○o.+・゜○o..+・。☆

マラウィという国には、行ったことがないけれども、わたしは何故だかとても
縁があるような気がしていて、いつかは訪れる日が来るのではないかと思う。

何人かのマラウィのひとに会っているし、大学院の課題で調査したこともある。
ボツワナでお世話になった先生もマラウィ人で、エディンバラ時代の指導教官の
夫もマラウィ人だった。
会社員をやっていた時でさえ、何と東京のマラウィ大使館から引き合いがあり、
営業に訪れたことがあった。

もし、お手元に地図があったらご覧いただきたいが、アフリカ大陸の南部、
マラウィ湖という湖を抱いた小さな細長い国である。

先週、現在の勤務先の上司である方が、最近の出張の写真を見せてくださった。
それもまたマラウィだった。

            ★         ★

90年代前半まで、バンダ政権という独裁政権で人々は苦しんでいたという。
アパルトヘイト政権の南アフリカなど、白人政権との付き合いが世界から
非難されていた。

この国は世界最貧国のひとつであり、インフラもあまり整っていないとか。
様々な統計を見ても、ずいぶんと下の順位にある。
いわゆる途上国の開発が仕事の、いわば政府系の立場にあるその上司は、
マラウィのそのようなところを指摘し、開発の難しさにため息をついている。

でもわたしは、その写真の数々に釘付けになった。
生写真を見ると、その場の空気はより身に迫って伝わってくるような気がする。
アフリカの空気。

ひとびとがいて、バスを待っていたり、物を売っていたりして、あんまり
きれいに整備されていない田舎道路が延々と続き、先が見えない。
ところどころ、緑色が鮮やな暑い国独特の木々が立ち並び、
建物が少し土ぼこりをかぶっている。

なんともいえない、この落ち着いた空気。のんびりとしたアフリカ時間。
ほとんど何にもないような町だけれども、それはわたしにしてみれば
素朴な魅力に満ちた懐かしい故郷のように見える。

そして何よりも、海のように広いマラウィ湖!

あんまり目をきらきらさせて写真を見ていたものだから、開発専門の研究員
である上司がちょっと苦笑した。

彼は、この世界でプロフェッショナルとして成果を出していかなければならない。
わたしは、何故だかよくわからないけれど、アフリカに魅せられてしまっている。
ちょっと視点が違うのだなあ、としみじみ思った。

            ★         ★

マラウィ大使館でいつかもらったことのある観光用のパンフレットは、
内陸国のマラウィが何故かまるでビーチリゾートの国であるかのように、
派手な写真をいっぱい載せているものである。

水着のお姉さんたち(こういうモデルはやっぱり金髪碧眼の白人なのだ。
ヨーロッパ人向けだからか)から、青い空、どこまでも広がる海……ではなくて
マラウィ湖まで。魚もたくさん獲れるようだ。
どこか無理があるような気もしなくもないが、それがまた、なんとなく温かい
気持ちにさせる。

            ★         ★

アフリカの国々には、ニックネームのようなものがつけられているときがある。
マラウィは、「The Warm Heart of Africa」ウォーム・ハート・オブ・アフリカ。

この一言だけで、わたしは行ったことのないマラウィが少し好きになる。
もったいなくて、日本語に訳すことができない。

 ☆ ○o.+・゜○o..+・。☆

エディンバラの指導教官の夫は、マラウィ人のミュージシャンでした。
その国の言語のひとつ、チェワ語で歌った彼の曲を聴きながら、
さっそく旅の計画を練ってしまおうかと思いたちました。

読んでくださり、ありがとう。

ところで、あなたの行ってみたい国は、どこですか。

                         あふりかくじら


 +++++++++++++・。+★・。・゜゜・☆ ○o.・..+・。★

     『あふりかくじらの自由時間』【53】2004年 9月22日発行

 【発行者】 あふりかくじら
 【メール】 africanwhale@mail.goo.ne.jp
 【URL】 http://africanwhale.hp.infoseek.co.jp/
 【ブログ】 http://blog.melma.com/00103336/ (写真日記)
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