『あふりかくじらの自由時間』【44】
発行日時: 2004/4/9○o.・゜゜・。★・。.・゜゜・○o.・..・゜゜・。★
あふりかくじらの
じゆうじかん
【44】
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イラク情勢が、いよいよ日本にとって困難な局面になってまいりました。
自衛隊の勇気ある撤退を求める声が高まっているようです。
政府への緊急メッセージを呼びかけるメールが、わたしのところにも
舞い込んできました。
首相官邸のウェブサイトにはメッセージが殺到しているでしょう。
★ ★
お元気でしょうか。
風の強い春の日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。
イラクのことが気にかかりますが、【42】に書いたジンバブエの
ムビラ(親指ピアノ)奏者、レジナルドのことをまた少し書かせてください。
○o.゜゜・。★
京都記録ノートより:
「線香の独特なにおいが入り混じった寺の静寂の中で、柔らかな音色が
人々を魅了する。
親指ピアノのつむぎだす旋律が、なぜか彼らを懐かしい気持ちにさせる。
穏やかな表情をして音楽に魂を込めているのが、レジナルド・チウンディザ氏。
南部アフリカにあるジンバブエ共和国出身の、若きミュージシャンである。
三月下旬のある日、京都・安楽寺において、静かにコンサートが開かれていた。」
わたしは「おっかけ」ということで京都まで足を運び、コンサートで写真を
とりまくり、それから某大学の学位授与式の打ち上げにお邪魔して、
急遽レジナルドをつれてきて演奏をしてもらうという、ばたばたとして
エキサイティングな時間を過ごした。
★ ★
わたしは、彼についての記事を書くことにした。
…と話すと、彼は非常に喜んでくれた。
★ ★
レジナルドは2002年に糖尿病を発症している。
南アフリカで治療を受けるが、継続したインシュリン治療は高価で、
経済的に困難であったところへ、日本の糖尿病患者のための団体「DMハンズの会」
による援助を受けるようになる。
それは、ジンバブエにおけるH氏との出会いと、H氏の父が糖尿病専門医だった
という運命的な導きによる。
(詳細はこちら→ http://www.bekkoame.ne.jp/~hirao-k/reginald.htm )
ジンバブエでは、糖尿病の治療が満足にできる環境であっても、本当にそれを
必要としている人々の十分なアクセスがないケースが多い。
レジナルドもまた、そのひとりであった。
その後、病気を克服したレジナルドが調査を始めると、ジンバブエにもともと
あった糖尿病協会というのが、実質的には機能していないことがわかる。
また、糖尿病と診断されないまま適切な治療が受けられずに亡くなっていく
患者が少なくないということがわかってくる。
★ ★
ムビラを演奏するだけでなく、ダンサーでもあって多才なレジナルドは、
ジンバブエのあるダンス・ソサエティとのコラボレーションで活動しながら、
糖尿病患者へのサポートの必要性と、継続したインシュリン治療によって
回復できる病気であるということを訴えている。
そうした、音楽やダンス、アートを通した広報活動は、メッセージが
わかりやすく、広く早く伝わるというメリットもある。
また何より、レジナルドの音楽に対するストレートさがすばらしい。
★ ★
今後、ジンバブエで新たな糖尿病協会を発足させ、レジナルドは中心的に
活動していきたいという。
日本で過ごした一ヶ月と少し。
日本の糖尿病患者会との交流、それから、コンサートや音楽を通して
研究者などとの出会いまで広がっていった。
わたしもそのひとりである。
○o.゜゜・。★
そういうわけで、目下レジナルドについて書いたものを掲載してくれるところを
探しております。
(レジナルド本人はもう、わたしが本を出版してくれるんじゃないかぐらいの
勢いでいます)
昨日、世界が夕焼けに染まるころ、彼はジンバブエに向けて飛び立っていきました。
いまごろはまだ、機上の人でしょう。
読んでくださり、感謝感謝でございます。
あふりかくじら
追伸:
ウェブサイトにレジナルドについて書いたものをアップしました。
こちら→ http://africanwhale.hp.infoseek.co.jp/reginald001.htm
おまけ:
HECサイエンスクリニックで行われた講演・演奏会の様子:
http://www.hec.or.jp/mubira/mubira.htm
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『あふりかくじらの自由時間』【44】2004年 4月9日発行
【発行者】 あふりかくじら
【メール】 africanwhale@mail.goo.ne.jp
【URL】 http://africanwhale.hp.infoseek.co.jp/
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