食品偽装に消えた年金!「人気メルマガ発行者」が鋭く斬り込むNEWS評論!【投票は28日迄】
トップ > 地域情報 > 海外 > アフリカ > 『あふりかくじらの自由時間』

『あふりかくじらの自由時間』【38】

発行日時: 2004/1/22

○o.・゜゜・。★・。.・゜゜・○o.・..・゜゜・。★

      あふりかくじらの
             じゆうじかん
                     【38】

○o.・..・゜゜・。★○o.・゜゜・。○o.・゜゜・。★

『大きな栗の木の下で』という歌がありますね。ご存知ですか。
幼稚園のときとか、あの振りつきで歌いませんでしたか。

 ♪おおきなくりの〜 きのしたで〜
  あ〜な〜た〜と わ〜た〜しぃ…というあれです。

そのときの振り付け、覚えてますか。
「あなた」と「わたし」というところで、「わたし」はどうやりましたか?
自分の鼻の頭を指差す?それとも胸の辺りですか。

日本人は前者、つまり鼻の頭を「わたし」とするジェスチャーを
するひとが多いですね。
わたし自身は、無意識のうちに後者のほうにしているのですが、
欧米などで、自分を指すときにやった仕種を理解してもらえずに、
'What's wrong with your nose?'なんて言われてしまった経験がある日本人の方、
けっこうおられるのではないでしょうか。
あなたの鼻が、どうかしたの?って。

★ ★

ごきげんいかがでしょう。
このところの夕焼けは最高です。

とうとうイラクに自衛隊が行ってしまわれました。

 ○o.゜゜・。★

ジェスチャーについては、ほかにいくらでも例があるだろう。
'Go!'と'Come!'が日本とアメリカでは逆だったりとか。
(上から下に手招きすると、「あっち行け」の意味になる)

わたしは小学校六年生のときに転校して、アメリカはアラスカ州アンカレジの
小学校に通うようになったのだが、その初めての海外生活には
数え切れない感動とショックと大切な思い出が詰まっている。

★ ★

あなたの色鉛筆に、昔はあったかもしれない「はだいろ」が、
いまではもう見かけられなくなったのをご存知だろうか。

何年か前、あの色を「はだいろ」にすると子どもたちに固定観念を
植えつけてしまうということで世間に騒がれて、文房具会社はそれを
「うすだいだい」とか「ペールオレンジ」とかにして売り出した。

それについては当然のことながら賛否両論ある。
「名前を変えただけで、差別的な考え方がなくなるわけないだろう!」
なんて批判するひとたちもいる。

★ ★

三つ目の小学校でアンカレジにいったときは英語もよくわからなかったけど、
少しずつ友だちができた。
でも、あのときほど純粋に、差別問題や偏見と固定観念にたくさん
ぶつかったときはなかったような気がする。何も知らない子どもたちは、
それが差別や偏見であるという意識はもちろんないからだ。

仲良しの女の子と一緒に、学校の授業で絵を描いたときのことだ。
日本にいたときのわたしは、小さなころからいつも色鉛筆の「はだいろ」を
使って、描いた女の子の肌を塗っていたし、色鉛筆にその色がないときには
オレンジ色をごくうすく塗るようにするのがあたりまえであった。

だが、11歳当時仲良くしていたその女の子<白人、金髪>はおもむろに
ピンク色を取り出すと、自分が描いた絵の肌の部分を塗りはじめたのである。

これがわたしの人生における、最初の人種差の認識だった。
わたしがあたりまえとしていたことが、あたりまえではない。
そんな簡単なことに、どうしていままで気づかなかったのだろう、と。
当時のわたしには、そのことはとても衝撃的だったのだ。

彼女の肌は、わたしよりもずっとピンク色に近い。
色鉛筆でいうと、やっぱり違う色だ。
そんなのあたりまえなのに、なんでわからなかったんだろう、と。

★ ★

南アフリカ共和国は、世界で唯一、人種隔離政策を行った国だ。
肌の色で、人種をわけてしまった傷跡は深い。

肌の色なんて、たくさんあるに決まっている。
白、黒、黄ではない。
コットン・ピンク、チョコレート・ブラウン、ペール・オレンジ。
ひとりひとり違う、微妙な色がたくさんある。

南アフリカの色鉛筆には、もちろん「肌色」というのはない、と
ケープタウンに住む友人が言った。
でも、差別語化されてしまうことばはたくさんある。
挙げていくときりがない。

★ ★

目くじら立てて名称などをやたらと攻撃していくことは、
まったく本質的ではないし、良くないことだろう。
でも、「はだいろ」というのをみて、たとえば自分の肌の色と違う、と
傷つく子どもがいたらどうだろう。
少なくとも、それは避けるべきなのではないかと思う。

長い間、日本で馴染んできた呼称であったとしても、社会は変化する。
変化すると、差別語化されていくことばもある。
仕方のないことなのだと思う。

 ○o.゜゜・。★

「トンボ」というメーカーの「色辞典」というのがあります。
わたしが大好きな色鉛筆ですが、なんといっても色の名前がうつくしく、
豊富な色の種類が魅力的です。
(色については、まだまだ書きたいことがあるけれど、ここまで)

読んでくださりありがとう。
どう思われますか。

あ、あと髪を止めるピンの色。黒があたりまえだと思っていたけど
アメリカにはとうぜんながら金色もあって、子供心に感激しました。

                   あふりかくじら  

 ○o.・゜゜・。○o.・゜゜・。○o.・゜゜・。★

『あふりかくじらの自由時間』【38】2004年1月22日発行
【発行者】 あふりかくじら
【メール】 africanwhale@mail.goo.ne.jp
【URL】 http://africanwhale.hp.infoseek.co.jp/

☆★このメールマガジンは以下のサイトより発行されています★☆
『まぐまぐ』http://www.mag2.com/m/0000058315.htm 
『melma!』http://www.melma.com/ (マガジンID: m00103336)
『Macky!』http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=africanwhale
『めろんぱん』http://www.melonpan.net/mag.php?005603

 ○o.・゜゜・。○o.・゜゜・。○o.・゜゜・。★

 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします
ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

週刊アカシックレコード
02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家(金正日の「遺書」で始まる「中朝戦争」後の北朝鮮...
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
Africa Now!
アフリカの生活を覗いてみよう!アフリカの田舎町に住む唯一の日本人ツアーガイド ちはるが、アフリカの人々、食べ物、生活などを写真つきで紹介します。南ア...
虹の国・南アフリカ情報・2008
南アフリカは1994年に新政権が誕生しました。2010年にサッカーWカップが開催されます。最近の南アフリカの情報をお伝えします
グローバル・エイズ・アップデート
地球規模の広がりを見せるHIV/AIDS問題。アフリカなど途上国を中心に、現状と国際社会、市民社会の取り組みの最新情報を伝えるメールマガジン。


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

おすすめカードローン!
オリックスVIPローンカードなら

<<年率5.9%〜15.0%、利用可能枠最高500万円>>
ゆとりのカードローンです。
お申込みはこちら⇒

はじめようメルマガ生活
メルマガを読むには
メルマガを出すには
約64000誌から検索

メルマガデータ

  • メルマガID : 103336
  • 創刊日 : 2003-11-12
  • 最新号 : 2008-04-21
  • 発行周期 : 月2回程度
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 58人
  • コメント数 : 1
  • Score! : - 点
  • >> 月間ランキング

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


このメルマガのバックナンバー


注目情報


新着記事トピックス