雲上マガジン |
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メールマガジン『雲上』 〜読者へつなぐ〜 第91号
『回廊』第七号・発行直前増刊号 2006/04/12
http://unjyou.kairou.com/
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……………………………………… も く じ …………………………………………
【1】 前書
【2】 特別企画・第七号シークレット目次 第3回
【3】 雲上増刊特別連載「『回廊』第七号・輪舞インタビュー」 第3回
【4】 編集後記
◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
【1】 前書
──────────────────────────────────────
第七号・発行直前増刊号も三号めです。ギアでいうと、3速といえばそろそろ加速もつ
いてきたころでしょうか。すいません、さっきまでレースゲームやってました。
後略。
◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
【2】 特別企画・第七号シークレット目次 第3回
──────────────────────────────────────
前号に引き続き、特別企画と題しましてオンライン文芸マガジン『回廊』第七号の目次
を少しずつ公開していきます! 目次の全容は増刊号で順次明らかになっていくのでお
楽しみに!
【第一特集】「------------」
◇------------
【第二特集】テーマ小説:音楽と戯れる猫
◇星野慎吾「猫猫猫猫ネコノヒト!」
◇六門イサイ「FANTASION HOLIC.」
◇踝祐吾「公園通りの懐かない猫」
【読切小説】
◇--------「------------」
◇ポーン「ブラッド・スカーレット・スター」
◇------「--a--a--a----a----a------a」
◇--------「-----------月--火-」
◇木-------「--------」
【超短編】
◇--------「--------------」
◇--------------「----------」
◇------「----------------------------------」
【コラム】
◇------「----------」
◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
【3】 雲上増刊特別連載「『回廊』第七号・輪舞インタビュー」 第3回
──────────────────────────────────────
秋 山:(秋山真琴)編集長
キセン:読切小説編集
ポーン:「ブラッド・スカーレット・スター」著者
言 村:(言村律広)ゲスト
恵久地:(恵久地健一)宣伝部長
……………………………………… インタビュー ………………………………………
■■■読切担当・キセン■■■
恵久地:どうも、皆様こんにちは。
言 村:おぎゃんおす。
キセン:こんにちは。
恵久地:『回廊』第七号先行プレビューということで、本日は読切小説の編集を担当され
たキセンさんを迎えてのインタビューです。よろしくお願いします。
キセン:お願いします。
言 村:お邪魔してます。
恵久地:というか、今回の顔ぶれは『雲上』の編集メンバーでもあるんですけどね。
キセン:働かない編集長ですいません。
言 村:働かない編集部長ですいません。
恵久地:働かない宣伝部長ですいません。って、これじゃ『雲上』が凄いダメな組織じゃ
ないですか(笑)
キセン:恵久地さんと言村さんは働いてますよ。
言 村:そこで大黒柱の遥さんですよ。
恵久地:遥さんがいれば、『雲上』は五十年ぐらい戦える! とまあ、そんな感じの『雲
上』メンバーですが。今回はキセンさんのほうから『回廊』の編集者として、お話を聞か
せて下さい。えー、キセンさんが読切小説の編集担当を始めたのは、第四号からでしたっ
け?
キセン:いえ、第五号からですね。
恵久地:では、第五号から今回の第七号まで、三度にわたる編集ということで。読切小説
の表紙まで作成されてますし、キセンさんは毎回の作業が大変だと思いますが。
キセン:いえ、むしろ表紙がいちばん楽しいですね。最近はもっとも集中できる作業です。
今回で読切編集は降りるつもりなのですが、表紙のデザインは続けさせてもらいたいなと
考えています。
恵久地:じゃあ、それほど苦しい作業ではないと?
キセン:編集自体は他人が精魂こめて書いた小説に、悪く言えばケチをつけていく作業で
すから、それはつらいし、大変な仕事だとは思っていますけどね。
恵久地:本当にキセンさんの仕事ぶりを編集部で見ていますが、新しい『回廊』が出るた
びに今回一番頑張ったのはキセンさんだなと、いつも思ってますよ。
キセン:いえ、そんなことはないです。本当に。
恵久地:そこに来て、さらに今回は読切小説の掲載数が過去最多ですからね。今回の掲載
は、計五作品ですよね?
キセン:はい。
恵久地:では、今回の編集はこれまで以上に厳しいものだったと思いますが。キセンさん
自身としてはどうでしたか? やはり三号分の編集作業で、今回が一番大変だったとか。
キセン:うーん。いつもそうなんですが、力が及ばず作者の方々に申し訳ないな、と。
言 村:今回の編集を通して最も変化した作品があれば、教えてください。
恵久地:キセンさんの手腕によって、変化した作品ということですね。
キセン:作品として、初稿の状態からもっとも変化したのは「ブラッド・スカーレット・
スター」でしょうか。初稿の段階ではニ章までしかありませんでした。ただ、これも僕じ
ゃなくて編集長がアドバイスして現在のかたちになったらしいので……本当に僕はなにも
してないも同然の状態なんですよ。
恵久地:ポーンさんの「ブラッド・スカーレット・スター」ですね。これは、いずれ内容
を見てもらえば分かりますが、掲載作品では八章まで伸びていますからね。たしかに大変
化です。
言 村:じゃあ、逆にあまり変わらずに掲載までいった作品はありますか?
キセン:いや、ないんじゃないですかね。五作品とも全体にかかわる修正がなされていた
と思います。
恵久地:なるほど。キセンさんから、そうした修正の指示が出た結果、今回のように多く
の作品が掲載されるに至ったわけですね。
キセン:まあ、そういうことになりますが。結局はみなさんの力量が優れていたからなの
で。
恵久地:キセンさんが修正の指摘をするさいには、どんなところに重点を置いて作家さん
に要求を出したんですか?
キセン:作者の意図、でしょうか。無料でWeb上、もしくはディスプレイ上で発表する
という形態なので、読者はすぐに読むのをやめることができます。そのような状況下で作
品を発表するにあたって必要なのはわかり易さであると言えます。ですが、金銭的条件に
縛られない発表形態でもあるので、既存の価値観に縛られない実験的な小説を掲載できる
のもまた、メリットとしてあります。
恵久地:つまり、ネット小説という分野において、いかにして読者の心を掴むかを考え、
その中で作家さんは自由な表現を生かすべきだと。そんな感じで、キセンさんは編集にあ
たっているわけですね。
キセン:もう、恵久地さんが編集やればいいと思います。
恵久地:私は他の方に意見を出来るほど、小説に対して確固たるものを持っていないんで
すよ(苦笑)。まあ、本当にキセンさんの仕事ぶりを見ていると、他の作家さんに作品の
向上を求める姿勢とかですね。そうした意見が出来るのは、キセンさんが積み上げてきた
読書歴とか、作家歴があってこそのものだと思いますよ。
キセン:いやいや、そんな……。
言 村:さて、そういえば今さらですが、今回の読切ラインナップとかを聞きたいですね。
恵久地:ああ、そうですね。私から振るのを忘れてすいません。では、よろしければキセ
ンさんから作品の紹介をお願いできますか?
キセン:えっと、作品名を羅列する感じでいいんですか?
恵久地:はい。
キセン:遥彼方さんの「Phantasmagoria-Meranchoria」、鞘鉄トウさんの「箱の中のヒト」、
星見月夜さんの「僕らの青年期〜灯」、ポーンさんの「ブラッド・スカーレット・スター」、
桂たたらさんの「常常恋慕」の五作品です。
恵久地:ありがとうございます。まさに豪華五作品という感じですね。編集を担当したキ
センさんの苦労と、それに応えた作家さんの熱意がこもった傑作ということで。読者の皆
様は、ぜひ今回の読切作品に注目してください。
言 村:楽しみですね。
恵久地:読切作品に関しては、今後のインタビューでも紹介していきますからね。では、
そんなところで本日のインタビューを終了させていただきたいと思います。キセンさん、
言村さん、どうもありがとうございました。
言 村:お疲れ様でした。
キセン:お疲れ様でした。
恵久地:どうも、お疲れ様でした。
■■■ポーン「ブラッド・スカーレット・スター」■■■
恵久地:どうも、皆様こんばんは。
ポーン:こんばんはー。
秋 山:こんばんは。
恵久地:『回廊』第七号先行インタビューということで、本日は読切小説に参加されたポ
ーン先生を迎えてのインタビューです。よろしくお願いします。
ポーン:よろしくお願いいたします。
恵久地:ポーンさんは、以前にも『回廊』へ読切小説を掲載されていますよね?
ポーン:はい。第一号で書きましたね。ゲームブックを。
恵久地:あ、ゲームブックでしたね。今回は二年ぶりの掲載ということでしょうか。
ポーン:時間のものさしが曖昧なんですが、第一号が二年前なら、二年ぶりですね。
恵久地:ひさしぶりの登場ということで、今回初めてポーンさんを知る読者のために、ご
本人から簡単な自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
ポーン:はい。皆様初めまして、僕はポーンと申します。普段はネットでフリーゲーム等
の作品を公開しているんですけど、そのフリーゲーム関連で秋山さんと何年か前からネッ
ト上で知り合っていて、回廊が始まったときにお誘いを受けて書いたのが創刊号に掲載さ
れたゲームブックでした。その後は、自サイトの活動等で回廊での執筆はまったく出来て
いなかったんですが、最近ようやっと少し余裕が出てきて、第七号でも書かせていただき
ました。
恵久地:どうも、自己紹介ありがとうございます。普段の創作は小説よりゲーム製作がメ
インということですか?
ポーン:頻度で言えば、自サイトで短い文を垂れ流すのが最も高いので微妙ですが、代表
作で言うならゲームになるのかなとおもいます。
恵久地:では、今回の『ブラッド・スカーレット・スター』は期間を空けての執筆という
ことですね。
ポーン:そうですね。
恵久地:それでも、ブランクを感じさせない良作だと思いますよ。
ポーン:ありがとうございます。
恵久地:掲載作の中でも、おすすめの一作ですね。ぜひここで、読者の皆様に『ブラッド・
スカーレット・スター』のタイトルを記憶に焼きつけてほしいです。
ポーン:なんだか、あれですね、言いすぎですね。
恵久地:いえいえ、本当にタイトルを連呼したいぐらいですよ。内容も非常に興味深いで
すしね。
ポーン:それはそれは勿体無いお言葉を。
恵久地:いきなり冒頭から「なぜ、人を殺してはいけないのか?」という命題を、読者に
突きつけますからね。
ポーン:あーあ。そんなに煽っちゃって。相対的ガッカリ効果が生じないか非常に不安で
す。
恵久地:素晴らしい内容ですから大丈夫ですよ。そこからさらに飛躍させて「なぜ、人を
殺すべきか?」と続くわけですが。
ポーン:はい、飛躍します。論が飛びます。
恵久地:その命題に対するポーンさんのアンサーが、本作の内容になるわけですね。
ポーン:まじめな読まれ方をするとほんと窮地に陥るんですが、ものすごく抽象的な観点
では、そうとも言えると思います。
恵久地:たとえば「罪人が法律で死刑になる」という場合は「なぜ、人を殺すべきか?」
という問いに明確な答えが出せると思いますが。
ポーン:システム重視の考え方ですね。
恵久地:ポーンさんのアンサーはそうしたシステム的なものではなく、もっと「殺人」と
いうものの本質に対する「殺意」とは何か? みたいなものですか。
ポーン:いいえ、違います。殺人したことないし、大きな興味があるわけでもないので、
殺人や殺意の本質とかはちょっと分からないです。にもかかわらずそんなようなことを書
いたのは、あれです。言葉の勢いです。すみません。
恵久地:勢いですか(笑)
ポーン:本当にすみません。つまらぬことをしました。
恵久地:いえいえ。作品を読んだ私としては、色々と考えさせてもらいましたよ。
ポーン:僕は何も考えておりませんでした。重ね重ね、すみません。
恵久地:主人公の名前にガンダーラとありますが、これは仏教を意識したとか、そういう
意図的なものではないんですか?
ポーン:どんどんメッキが剥がれていくようであれなんですが、それも適当です。あ、い
や、霊感ということにしておいてください。
恵久地:ポーンさんの神がかり的なインスピレーションということですね。
ポーン:素晴らしい回避的解釈です。ありがとうございます。
恵久地:作品が素晴らしいからですよ。
ポーン:つまり、こう言いたい訳ですね。殺人というヘビーなテーゼに対する素晴らしい
解答、ブラッド・スカーレット・スター、すばらしい、いっそ連呼しよう、ブラッド・ブ
ラッド・ブラッド・ブラッド・ブラッド・スカーレット・スター、みなさんも是非ご一読
を、本当に素晴らしい作品ですから。僕はどうすればいいんでしょう。
恵久地:『ブラッド・スカーレット・スター』という素晴らしい作品を生み出した作者と
して、ふんぞり返ればいいと思います。あとは、メロディ・ガンダーラという素晴らしい
主人公を生み出した作者として。
ポーン:ありがとうございます。ふんぞり返らせていただきます。ただし自分の部屋で一
人で。みんなの前でやれば、必ずあざ笑う人がいると信じているのでへこへこと。
恵久地:それと、ポーンさんはニルヴァーナ原則という言葉をご存知ですか?
ポーン:ニルヴァーナ原則。存じません。
恵久地:人間の持つ死の本能みたいなものですが。
ポーン:死の本能! はい挙手、タナトスという言葉なら知ってますけど。
恵久地:ニルヴァーナ原則は、タナトスの別名ですね。
ポーン:同じものを指しているんですね?
恵久地:たしか、無生物から発生した生命体は、原初の状態である無に回帰したいという
願望から、死を望む心理を無意識のうちに秘めている。というやつですね。
ポーン:無意識にだったらそんなものもありそうな気がしますね。
恵久地:今回の『ブラッド・スカーレット・スター』も、読んでいてそんな感じかなと思
ったので。
ポーン:『ブラッド・スカーレット・スター』なりに滅亡への志向のようなものはありま
すが、タナトスと一緒かどうかは分かりません。
恵久地:滅亡ですね。リミッターを外して殺意のままに人を殺し続けた結果どうなるか?
とか。
ポーン:リミッターには、人殺しにとっての現実の厳しさ、なども含まれますね。
恵久地:対象者を殺し続ければ、最終的には誰もいなくなるわけですから、現実的には滅
亡みたいなものですね。そして主人公が見る滅亡の果てにある景色、みたいな。
ポーン:つまりロマンチシズムですね。リミッター、すなわち、道徳や現実的な抵抗・困
難さが脇に置かれます。
恵久地:素晴らしいですね。中盤から後半にかけてのバトルシーンなども、読者が純粋に
楽しめる部分だと思いますが。
ポーン:楽しんでくれる方がいればいいなと思います。大好きなものを大好きなように書
きましたが、みんながみんなそれを好きとは思わないでしょうし、単に意味不明と思われ
るというハードルもあるからです。
恵久地:ポーンさんは、わりとバトルシーンを書くのはお好きなほうですか?
ポーン:たまに書きます。嫌いではないと思います。今回書いたようなものであれば。単
なる殴り合いは、きっと書けないのだろうなあと思います。
恵久地:物理的な殴り合いではなく、精神的なやり取りをまじえた戦闘ということですか?
ポーン:荒唐無稽な設定が好きなので、荒唐無稽な設定を交えた戦闘ですね。
恵久地:なるほど。秋山さんは、今回の『ブラッド・スカーレット・スター』を見て、ど
う感じられましたか?
秋 山:そうですね。描いている世界や展開は、少年漫画的なものを含み、わりと若年層
を対象としているように見えるのですが、筆致や語り口は大人向けのそれに近いと思いま
す。
ポーン:つまり、想定読者がふらついている……。勢いで書いたツケがここに。しかし、
さすが編集者的な視点ですね。
秋 山:ま、まあ、悪く解釈すればそうなってしまいますが、よく解釈すると、それぞれ
の年代に他の年代が親しんでいる分野を見せることに成功していると思います。
ポーン:なるほど。よい解釈をありがとうございます。
恵久地:単純に、年齢層だけで読者を振り分けられるような内容ではないと思いますよ。
若い読者でも、こうした作品に面白いと共感する人はいると思います。
ポーン:確かに、年齢ってのは単なるパラメータの一つとも見れますからね。殺しについ
て重いことは書いてないので、口当たりはいいかな? とか希望的観測できますね。
恵久地:殺人について説教をするような内容ではないですからね。まず一度読んで、内容
を感じで、そしてまた最初から読んでくれと。
ポーン:個人的には、大笑いされながら読まれたら嬉しいんですが、狙いすぎてないかと
思われる危険は拭えないと感じています。
恵久地:一回の読みじゃダメですね。『ブラッド・スカーレット・スター』は二回以上読
んで本当に楽しめる作品です。
ポーン:なんでしょう、二周目には何が見えるんでしょう。
秋 山:一回だと最後まで読んでも今ひとつ分かりませんよね。まあ、つまり二度読めと
いうことです。
ポーン:なるほど。一周目はウソエンディングということですね。
秋 山:まあ、何にせよ、かなり読者に対して挑戦的な作品であると思います。字面を追
うだけの、受動的な読み方をすると、困惑してしまうのではないかな、と。そういった意
味ではゲーム的と言えるかもしれませんね。ゲームマスターたる著者のポーンさんと、物
語の謎に挑むプレイヤたる読者。
ポーン:ある意味読者を馬鹿にしているので、負けずに、作者が馬鹿であることを見抜く
必要がありますね。
恵久地:まあ『ブラッド・スカーレット・スター』を完全に攻略したければ、二度以上読
めと。
秋 山:二周目、三周目とデータ(読者の記憶)が引き継がれるのですよ(笑)
ポーン:あはは。
恵久地:それだけ読みごたえのある作品ということですね。
秋 山:そうですね。ありますね。
恵久地:では、『ブラッド・スカーレット・スター』は、ぜひ二度以上読んで下さいと読
者の皆様にお願いしたところで、本日は終了させていただこうと思います。
秋 山:お疲れ様でした。
ポーン:お疲れ様でした。
恵久地:ありがとうございました。
……………………………………… Next→読切小説 ………………………………………
このコーナに対するご意見・ご感想は編集部まで:unjyou@ml.kairou.com
次回は第92号(4月13日配信予定)に掲載予定です。お楽しみに!
━━━【オンライン文芸マガジン『回廊』最新刊 Vol.7 】━━━━━━━━━━━━━
殺人者の少女 記憶に追われる男 恋に焦がれる人々 人ならぬモノ 白と黒の猫
いびつな物語の踊り手たちが 始まりとなり 終わりとなり 円を描いて回旋する
━━━《輪舞(ロンド)の第七号》 (http://magazine.kairou.com/) 近日発行━━━━
◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆
【3】 編集後記
──────────────────────────────────────
前略。
いかがでしたでしょうか。『雲上』では現在、作品募集を行っています。詳しくは下記
公式ページをご覧ください。
さて、雲上特集号第三弾はお楽しみいただけましたでしょうか? なぜか僕のインタビ
ューも載っていますが、まあ僕のことはいいとして、そう、取り上げるべきは「ブラッド・
スカーレット・スター」です。初稿が提出されたときの僕の「ポーンさんはもっとやれる
はずです!」という無責任な指示とそのあとに行われた秋山さんの的確なアドヴァイスに
より素晴らしい、という言葉でも足りないほどの超絶傑作が完成しました。思えばポーン
さんはゲームというジャンルで常に「ゲーム」、そして「物語」という概念に問いかけを
行ってきた作り手でした。「勇者」と「魔王」の概念を徹底的に玩弄し、なおかつ究極に
シンプルでありながらなぜか奥深い戦闘システムを備えた伝説的名作「フィラデルフィア
演義」でデビューしたときからすでにその問いかけは始まっていました。そのあと、「エ
ピタフ」、「ニド」、「雪道」といった作品でその「問いかけ」は深化していき(その成
果のひとつが『回廊』第一号に掲載された「神殺しの三段論法」です。こちらもぜひ)、
ついにその問いかけは、人類にもたらされた永遠のゲーム、「殺人」に向けられました。
そのとき、この究極の傑作は誕生したのです。担当編集として、そしてこの小説にほれ込
んだひとりとして、是非ともご一読を、と請う次第です。ではまた明日。
*公式サイト
http://unjyou.kairou.com/
*編集部
info@kairou.com
次回の配信は04月13日を予定しています、それでは。
……………………………………… 公 募 ………………………………………
本誌『雲上』では、アイデアと感動に満ちた作品を募集しています。
対象は「文章で表現されるすべての作品」です。
著作権等の問題が無ければ、既に何らかの形で公開された作品でも構いません。
編集部では作者との共同作業で作品をより良くするシステムを整えております。
たくさんのご応募を、お待ちしております。
まずは編集部までご連絡ください:info@kairou.com
……………………………………… 奥 付 ………………………………………
発行日:2006年04月12日
発行元:雲上回廊
発行者:秋山真琴
編集者:キセン
遥彼方
言村律広
恵久地健一
ご意見ご感想:
unjyou@ml.kairou.com
購読の解約および、公式サイト:
http://unjyou.kairou.com/
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