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日本史を活字だけで学ばせません。日本史のお勉強を写真を通して行います。全国にちらばる色々な史跡の写真を、詳しい解説といっしょにお届けします。全国にあるお城、教科書に出てくるお寺など、多数紹介。




写真で見る日本の歴史【二条城】

発行日: 2008/6/30

No.169 0806301110
matatabiMail ver.4.6.5 225 Since ver.3

214
二条城(1)
214

二条城
所在地
京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
交通
JR京都駅から市バス、または地下鉄烏丸線烏丸御池駅乗り換え、東西線二条城前駅下車
ちょこっと解説
種別 輪郭式平城
別名 元離宮二条城
築城者 徳川家康
歴代
城主
築城年 慶長8年
(1603)


【南側外堀】


永禄12年(1569)に旧二条城の築城が開始されたという記録がありますが、本格的に城郭が整えられたのは慶長8年(1603)のことです。築城したのは徳川家康で、京都御所の守護と将軍上洛時の宿泊所として築かれました。写真は、地下鉄東西線二条城駅入口に近い、東南角から南側の外堀を望んだものです。


【東南隅櫓】


東南隅櫓。もともと防御のために造られたお城ではなく、全国のお城に見られるような建物は少ないのですが、この東南隅櫓はその中でも数少ない城郭建築のひとつといえそうです。寛永年間の建築で、四方にあった隅櫓のうち、天明の大火での焼失を免れた櫓のひとつです。国指定重要文化財。


【東大手門】


両端の石垣の上から渡り廊下を設け、その下を門とした櫓門形式の建物です。本瓦葺入母屋造り。現在の二条城のメインゲートとなっています。この門の外側右手に券売機があり、そこで入城料600円(大人)を支払って入ります。閉館は午後5時と割と早めです。国指定重要文化財。


【番所】


正面十間、奥行き三間。将軍が不在の時に城の管理をするために江戸から派遣された大番組の武士たちのことを二条在番と呼んでいました。二組(一組五十人)が、毎年四月に交替し、城内の警備にあたりました。この番所は、そうした武士たちの詰所のひとつとしてあった建物です。現存する数少ない門番所の遺構のひとつです。東大手門をくぐったすぐ右手にあります。


【築地塀】


築地塀といいますが、俗に「筋塀」ともいいます。柱を立て、板を芯として泥で塗ってあります。元は、泥をつき固めた土手のようなものだったということです。塀にある横線は、定規筋といい、御所や門跡寺院の塀など格式の高い塀につけられた模様で、中でも二条城にあるような五線は最上の格式とされています。


【南門】


大正4年(1915)11月10日の大正天皇の「御大典」に合わせて新たにつくられました。「御大典」とは、天皇の即位儀礼のことで、「即位式」と「大嘗祭(だいじょうさい)」が行われます。この門の外側には現在橋がなく、くぐっても堀にさえぎられています。


【唐門】


切妻造、檜皮葺の四脚門で門の上には唐破風があります。この門をくぐったところに、国宝の二の丸御殿があります。


【二の丸御殿】


単に「二の丸御殿」といっても、その建物は大変大きく、建物面積3300平方メートル、部屋数33、800畳敷きという立派なものです。写真は、入口にあたる「車寄せ」とよばれている部分で、奥には、「遠侍(とおさむらい)」、「式台」、「大広間」、「蘇鉄の間」、「黒書院」、「白書院」の6棟が連なっています。内部は狩野派の人たちによる豪華絢爛は襖絵などで飾られており、桃山文化の粋をうかがえます。内部の廊下は有名な「うぐいす張り」になっており、歩くと「キュッキュッ」と音がします。


【二の丸御殿大広間】


大広間の部分を外側から撮影したものです(内部は撮影禁止)。四の間までありますが、一の間と二の間はそれぞれ48畳、44畳あり、非常に広い部屋となっています。この部屋で慶応3年(1867)10月、15代将軍徳川慶喜が大政奉還を発表しました。

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