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日本史を活字だけで学ばせません。日本史のお勉強を写真を通して行います。全国にちらばる色々な史跡の写真を、詳しい解説といっしょにお届けします。全国にあるお城、教科書に出てくるお寺など、多数紹介。




Picture-History_047【富山城】

発行日: 2005/3/11

No.047                              0503110733
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092 ========================================================================
 
 富山城
 
所在地
富山県富山市本丸 → 富山城MAP
 
交通
JR富山駅 駅前より富山地鉄(路面電車)「丸の内駅」・「県庁前駅」下車
 
ひとこと解説
戦国の時代は上杉謙信や織田信長らの攻防の拠点となりました。その後、佐々成政が
入城、成政の後は、江戸時代を通して加賀前田家の支藩となりました。
 
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【富山城】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
天文12年(1543)、越中守護代神保氏が重臣水越勝重に命じて築城させたといわれ
ています。天正9年(1581)に佐々成政が入城して越中一国を治めましたが秀吉に敗
れました。その後は、前田利家の持ち城となりました。寛永16年(1639)に加賀藩3
代藩主の前田利常の次男、前田利次が10万石を分与されて富山藩主となり、以後前
田家13代の後、明治維新を迎えました。現在、写真に見られる模擬天守閣は昭和2
9年(1954)の富山産業大博覧会の時に、旧鉄御門の石垣上に建設されたもので、現
在は郷土博物館として利用されています。
 
 
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【新旧比較図】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
新旧の比較図です。当時とまったく違うことが分かります。本丸があったところを中
心に富山城跡公園が広がっています。現在の県庁がある辺りはかつては神通川が流れ
ていたことが分かります。
 
 
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【お堀】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
明治維新後は、富山城の建物は徐々に解体され、堀も埋め立てられていきました。ま
た、残った建物も再三の大火や富山大空襲によって失われてしまいました。この堀は
戦後のものです。
 
 
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【佐藤記念美術館】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この櫓風の建物は、富山県砺波市出身の実業家、故佐藤助九郎氏が中心となり、昭和
36年(1961)に開館した佐藤美術館です。その後、昭和38年(1963)に富山美術館、
平成10年(1998)に富山佐藤美術館と改称されました。館内には展示室のほかに、
茶人でもあった佐藤助九郎氏の茶室「助庵」「柳汀庵」と総桧造りの書院座敷が佐藤
家より移築され、現在、佐藤記念美術館として運営されています。
 
 
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【模擬天守】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鉄筋コンクリート造り、3層4階建ての模擬天守閣は、昭和29年(1954)、戦災復
興事業の完了を記念して開催された、富山産業大博覧会のシンボル建築物として建設
されました。博覧会終了後から、富山市郷土博物館として開館しました。現在は、歴
史系の博物館に特化され、佐藤記念美術館との一体運営がなされています。
 
 
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【前田正甫の像】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二代目藩主、前田正甫公は越中売薬の祖として有名です。製薬で有名な富山、越中富
山の薬売りの草分けといってよいでしょう。元禄3年(1690)、江戸城内で正甫公の
取り出した薬で三春(福島県)藩主、秋田河内守の腹痛を治したことがきっかけで、
薬の販売を諸国の大名が求めたことから始まりました。この時の薬を反魂丹といいま
す。その製薬は松井屋源右衛門、行商は八重崎屋源六なる人物が行いました。
 
 
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ちょこっとコラム No.27『さらさら越え』
 
 富山城にいた佐々成政は、成り上がり者の秀吉が嫌いでした。
 そんな折、徳川家康が、信長の次男(織田信雄)を担いで秀吉と戦いを始めたので
す。世にいう、小牧・長久手の戦いです。家康に呼応した成政でしたが、この戦いは
秀吉と信雄の和睦という形で決着がついてしまいました。こうして秀吉に敵対し続け
ているのは成政だけとなりました。
 成政がいる富山の東には上杉景勝、西には前田利家がおり、挟み撃ちにあっている
況にあります。幸い冬で雪に閉ざされており、前田も上杉も兵を動かすことができ
ませんが、春を迎え、雪解けの季節になればやられてしまうと考えた成政は、両家の
所領を避け、冬の立山連峰を越えて(さらさら越え)浜松にいる家康に再度の挙兵を
促しにいくことを決意したのです。
 
 訓練を積んだ現在の登山家でも冬の立山連峰を越えることは困難といわれます。
 にもかかわらず、果敢に挑戦した成政はある意味すごいといえます。しかし、せっ
かく苦労してたどり着いた浜松でも、家康の心を動かすことはできませんでした。
 
 こうして、ついに成政も秀吉に屈します。後に、肥後一国を与えられますが、肥後
は元々一揆が多発していた地域でした。領内で一揆が起きたことを責められ、成政は
秀吉に切腹を命じられたのでした。

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(最新の5件を表示)
 
 2005/03/11 「国宝建築」に国宝【松本城天守】を追加。
 2005/03/05 すべての画像に【島原武家屋敷】の画像4枚を追加。
 2005/02/27 「全国で出会える歴史人物」に【トーマス・グラバー】を追加。
 2005/02/19 すべての画像に【島原城】の画像14枚を追加。
 2005/02/10 「長崎県の歴史」に【シーボルト宅跡】を追加。
 
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