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藤原雄一郎の時事通信 日・中/日・韓首脳会談
発行日時: 2008/5/12メールマガジン631号 2008/5/12日発行(月・水・金発行)
□□ 日・中/日・韓首脳会談 □□
つい先日、韓国の大統領が来訪し、今回は10年ぶりに中国の国家主席が来訪
しました。胡主席がいみじくも言われたように「友人は選ぶことが出来ても隣
人は選べない」ものですが、隣人同士である日・中・韓はいつもギクシャクし
ています。
特に中国、韓国は「対日敵視政策」をとっているように思えてなりません。そ
の関係が中国、韓国の指導者の交代により少し風向きが変わってきました。ズ
バリ「経済重視」です。そのために非難合戦をするよりは協力関係をという雰
囲気が少し出てきました。
その国が政治的に安定するかしないかは「国民の暮らし向き」が決定的な要因
となることが「ギクシャクとした隣人関係の改善機運」を生みだしたのでしょ
うか。
韓国は前大統領の政治的未熟から経済的には大きく取り残され、その国民の不
満を抑えるために反日感情をあおり立てましたが成功せず、経済重視を掲げる
現大統領に敗北しました。また成長著しかった中国は株価の大幅下落に、凄ま
じいインフレと国内問題が無視できない状況になってきました。反日政策より
も融和政策で経済発展を持続させる方が得策と見たのでしょう。
でもギクシャクした隣人関係が「経済という共通目標」で表面的に友好関係を
演出しても、現実に「国民の暮らし向きが向上する」という実績が出なければ、
早晩「損得」に支えられた友好関係は破綻します。
ここは過去幾度となく血で血を洗う激しい争いをしてきた欧州が、通貨統合を
するまでに一体化した現実を冷静に見つめなければなりません。経済競争が世
界規模で展開されている現在では、経済的基盤を拡大して、域内でお互いに協
力しなければ生きてゆけない時代に突入しています。
日・中・韓もいがみ合うばかりでなく、米国・欧州に匹敵する「アジア経済圏」
で対抗しなければ小手先の政策では早晩破綻をきたします。そのためには日・
中・韓のお互いの国民同士に敵対感情を植え付ける政策は厳に謹んで欲しいも
のです。
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