藤原雄一郎の時事通信 聖火リレー なんでこんなにおかしくなったの?
発行日時: 2008/4/28メールマガジン625号 2008/4/28日発行(月・水・金発行)
□□ 聖火リレー なんでこんなにおかしくなったの? □□
長野での聖火リレーもやっと終わり、関係者一同、ホッとしていることでしょ
う。現場にいないで、テレビの映像だけで判断すると誤ることが多いのですが、
とにかく従来の聖火リレーのイメージとはかけはなれた異様な雰囲気でした。
そして他人の家に乗り込んで我が物顔に振る舞うかのごとき中国人留学生の赤
い旗の林立には「いいかげんにしたら」と言いたい気持ちを抱いた人も多かっ
たと思います。同時に中国も一連の聖火リレー騒動では驚いていることでしょ
う。「なんでこんなことになるの」といぶかしく思っていることでしょう。
チベットで何が行われているかの本当のところは誰にもわかりませんが、とに
かく「チベットに自由を」「人権抑圧の中国」というスローガンがあっという
間にテレビという媒体を通じて、世界中に広まってしまいました。
日頃私たちが苦々しく思う「マスコミの横暴」「報道による連鎖・拡散反応」
を中国はいやというほど感じたことでしょう。中国の中ならば、このような報
道を押さえることのできるのにと、随分とイライラが募ったことだと思います。
そして対策として打って出た手が赤い旗を林立させた中国人の総動員作戦です。
これでは中国のイメージは上がるところか、全くの逆効果であることも認識し
ようともせず、事態をかえって悪化させています。空気が読めない中国にも困
ったものです。
これから本番のオリンピックを迎え中国が予期せぬ方向へと事態が進むことも
十分に考えられます。今回の一件を教訓として、国際社会での協調を少しでも
学んでくれれば良いのですが。
同時にこれほどまでに騒動が広がった陰には「国際的煽動屋」の存在もあると
思います。サミット反対や捕鯨反対などで暴力をふるう集団です。彼らが今回
のことに味をしめて、洞爺湖サミットに押しかけてこなければ良いのですが。
中国のような独裁国家も問題ですが、自由世界の陰の部分も恐ろしいものです
。
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