藤原雄一郎の時事通信 意外な善戦 大阪府橋下知事
発行日時: 2008/2/25◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
メールマガジン601号 2008/2/25日発行(月・水・金発行)
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□□ 意外な善戦 大阪府橋下知事 □□
宮崎県の知事と同じくテレビによる知名度が高く当選した大阪府の橋下知事に
対して「お笑いタレントを選ぶ大阪府民(橋下知事はお笑いタレントではあり
ませんが)」とある種の懐疑的な気持ちを持っていました。
選挙の間は票をかせぐために適当なことを言っていても、いざ当選するとその
トーンは大きく下がるのが通例です。私自身は橋下知事が当選間もなくでもあ
り、今年度予算は原案通りにして、来年から公約を織り込む「そぶり」をする
と思っていました。
ところが橋下知事は「財政非常事態」を宣言し、4カ月間の必要最小限の費用
だけを計上、年間予算は全事業を見直して6月をめどに組み直す。という挙に
出たのです。公約実現を目指し6月まで検討期間をかせぎました。結果はとも
あれ本気だなと思いました。
一部の口の悪いマスコミは「問題の先送り」と批判していますが、私はこの姿
勢を高く評価します。仮に6月になって、橋下知事の意志が数多く阻止された
としても、長年惰眠をむさぼってきた大阪府に対してかなりの刺激になったこ
とは確実です。
どこの家庭でも常識である「収入の範囲内の支出」を声高に叫ぶ橋下知事にと
ても好感を持ちました。組織のトップはこのように乱暴なことを叫び続け、組
織にショックを与えることが必要です。前知事時代に蔓延していた「赤字隠し」
をやめる会計制度の導入をも大きな声で叫んでいます。
どこか民間とはかけはなれた常識が蔓延して、財政赤字を何とも思わないお役
人の世界には橋下知事のようなきわめて乱暴なショック療法が必要です。行政
や、企業経営には全く素人の橋下知事が良くもこれだけの挙に出ることが出来
たと感心しています。知事の手法は企業再建の時の手口にきわめて良く似てい
るからです。
福田総理は橋下知事の「爪のあか」を煎じて飲んで欲しいと思います。橋下知
事のような乱暴な言動で霞ヶ関を震撼させないと税金のムダ使いは止まりませ
ん。「橋下知事ガンバレ」とエールを送りたくなりました。
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