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藤原雄一郎の時事通信 参院選 マスコミによる世論誘導 中国も日本も同じ
発行日: 2007/7/28
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メールマガジン533号 2007/07/28日発行(月・水・金発行)
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□□ 参院選 マスコミによる世論誘導 中国も日本も同じ □□
参院選の投票もいよいよ明日にせまりました。今回の選挙は異様でした。国民
の年金不信に乗っかかったマスコミがここぞとばかり、昨日の藤原通信に引用
しましたように「天下分け目」→「自民大敗」→「ポスト安倍」の大前提を設
定し、年金不信に加えて、「花代」「なんとか還元水」「しょうがない」「ア
ルツハイマー」「ばんそうこうの人」と言った国政選挙の本質とはかけはなれ
た揚げ足取りでさらに「天下分け目」→「自民大敗」→「ポスト安倍」をあお
り立てています。
それが証拠に、国の将来にかかわる重要事項には何もふれていません。民主党
の作戦が成功した「格差問題、生活が第一」にしても、それをどのように改善
してゆくのかの論議はまるでありません。旧態依然のバラマキ行政だと批判す
るマスコミもほとんど皆無です。さらに調子に乗った週刊現代は月曜日発行を
参院選前の金曜日にくりあげてまで「農水大臣の領収書流用問題」を掲載して
います。こうなればもう「悪のり」以外の何物でもありません。
私は中国の「肉まんにダンボール」のヤラセ報道を思い起こしました。中国に
報道の自由などあるはずもありません。この報道は終始中国当局の監視のもと
のヤラセ報道だと思っています。そして中国当局は世界での反響を読み間違え
ました。「中国はなかなか良くやっている」との世論形成を試みたのですが、
結局世界中に「中国の食の危険」を植え付けたことになり、あわてて「報道は
ヤラセだ」と言い訳をしたにすぎません。
中国の指導層はかねがね、「マスコミで世論誘導をすべし」の思想を持ってい
ます。日本政府に対してマスコミによる「高まる反中国の動きを日本政府は抑
制すべし」とまで言ったことがあります。マスコミによる世論操作が今回の参
院選の「天下分け目」→「自民大敗」→「ポスト安倍」と酷似しています。た
だその主体が中国と違って視聴率至上主義のマスコミ帝国の横暴だということ
です。
今回の参院選でのマスコミのきちがいじみた報道姿勢はこれからの日本を示唆
しています。もし国民に軍国主義が芽生えたら、そしてその傾向が国民の過半
数を超えたなら、マスコミはこぞって、今度は軍国主義へと国民をかりたてる
報道をすることでしょう。戦前の朝日新聞が良い例です。北朝鮮が日本にミサ
イルを打ち込んで、多くの死傷者がでた時がとても危ないと思います。
「世論なんてお盆の上の豆みたいなものよ。お盆を右へ傾ければ右へ、左へ傾
ければ左へ、ザザーッと一斉に転がっていく。新聞報道もおんなじね」、この
曽野綾子さんの言葉をいまぞ噛みしめる時だと思います。参院選の投票の前に、
今一度私たちは自分自身をとりもどし、マスコミの煽動に乗らないことです。
マスコミは「今度の選挙が後になって大きな一大変換点であったと思うであろ
う」とさらに有権者を「天下分け目」→「自民大敗」→「ポスト安倍」の方向
に駆り立てています。今回の選挙は「マスコミと日本国民の戦い」だと私は思
っています。私たちは真の日本の国益を考えてマスコミに賛同するか否かを考
えなければならないとしみじみ思いました。その意味で日曜日の結果を息を呑
んで見守っています。
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