哲学的ショートショート「喜びの詩」 |
“人生、宇宙、すべての答え”とは?
散文詩の形式を用いて、根元的な問いにどこまで簡潔に答えられるか。
常識を超えて、より深く考えたい人へ贈る、50回連載の思考実験。
創刊日:2008-03-24
最新号:
2008-10-03
発行周期:週2回
読んでる人:14人
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「喜びの詩」 第50号 2008年10月3日
常識を超えて本当の答えを探る思考実験
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本号から読み始められる方は、バックナンバーをご覧になることをお勧めします。
http://www.yorokobi.info
目次
□ 世界の成り立ちについて
□ 人のありようについて
□ 生きることについて
□ 自分の生を、より大きな喜びにすることについて
□ 他者との関わりを、より大きな喜びにすることについて
□ 社会との関わりを、より大きな喜びにすることについて
■ いくつかのものごとについて
○ 循環
○ 展開のかたち 再び
○ 物質
○ 知を活かすこと
● 相似のたとえ (○前半/●後半)
(本号に掲載するもの:■●)
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何を神と見るか、それは様々ありうる。その内、
太陽を神と見ることは、地球に生きる存在にとって、ある意味、自然なこと。
少なくとも地球にとって、最大の恩のある存在は、太陽。
そしてそのありようは、様々なすばらしさを相似的に、象徴的に映し出すようなもの。
もちろん太陽も、具体的な表現である以上、負の要素や限定性をもつ。
それでも太陽は、神のかたちとしてわかりやすく、「完全さ」を思い起こすのに適したもの。
地球にとって太陽が、他のどんなかたちでもなく、こうしたかたちとしてあることも、
やはり偶然でないとすれば、そのありようを進んで味わうことが、意義をもつはず。
太陽は、まるで尽きることのない、光と熱に満ちている。
それはいわば、無限にあふれる、喜びの象徴。
太陽は、闇に光を射し、夜を破り、朝をもたらす。
それはいわば、根源的な光、つまり希望と明るさの象徴。
太陽は、大気と海と大地に熱を与え、気流、海流に動きをもたらす。
それはいわば、根源的な熱、つまり活力とあたたかさの象徴。
太陽は、光と熱の無償の恵みを、地上に遍く行き渡らせる。
それはいわば、別け隔てのない、愛の象徴。
太陽は、その光と熱で、植物を生長させ、動物に糧を与え、生態系を循環させる。
それはいわば、全ての生を育む、親の象徴。
太陽は、規則正しく空を巡り、昼夜と季節を循環させる。
それはいわば、誤りなく働き続ける、法則性の象徴。
太陽は、日昇や日没の天空に、地上で最大の芸術を描く。
それはいわば、尽きることのない、美の源泉の象徴。
太陽は、常に変わらず、自ら光と熱に満ちる。
それはいわば、自分の中に大きな喜びを保ち続ける、高い能力の象徴。
太陽は、常に変わらず、周りに光と熱をもたらす。
それはいわば、他者に対して大きな喜びを与え続ける、高い人格の象徴。
太陽は、沈んでも再び昇る。
それはいわば、不滅の象徴。
太陽は、円いかたち。
それはいわば、「完全な状態」の象徴。
太陽は、直視できないまぶしさをもつ。
それはいわば、全貌を捉えられないことの象徴。
太陽は、遠く手の届かないところにある。
それはいわば、自分を超えた上位の存在であることの象徴。
太陽は、遠くにあっても、毎日直接その恵みを届けてくれる。
それはいわば、上位にあっても、絶えず身近で補佐してくれることの象徴。
太陽は、自分が光のもとへ出れば、いつでも直接に向き合える。
それはいわば、自分と一対一で、間違いなくつながり合えることの象徴。
太陽は、常に地上を見つめ、自分が動けば一緒に動く。
それはいわば、いつも離れずに、自分を見守り続けていることの象徴。
太陽は、時代や場所を問わず、誰にとっても変わらぬ存在。
それはいわば、時間と空間を超えて、不変であることの象徴。
太陽は、ものごとのあふれる地上に対し、天空にただ一つある。
それはいわば、あらゆる表現を覆う存在として、一つであることの象徴。
太陽は、地球自身が雲で遮らない限り、そこに光と熱を不足させない。
それはいわば、当事者が自ら選ばない限り、そこに苦しみをもたらさないことの象徴。
太陽は、たとえ天気が負の状態でも、上空では常に照り輝く。
それはいわば、「不完全な」表現をまとっても、全貌はやはり「完全」であることの象徴。
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ここでは、太陽のありように、「完全な」神というもののありようを見いだす試みをしました。
実際、地球にとって、生みの親は太陽であり、そこには存在の恩があります。
そして日々、地球は、遥か彼方の太陽から来る力によって、軌道上につなぎ止められ、
地球上のあらゆる植物は、その太陽から来た光を“食べて”育ち、
地球上のあらゆる部屋は、その太陽から来た光を窓から受けとります。
太陽は驚くべき遠隔操作で、地球の末端に至るまで恵みを届け、
その喜びを世話している訳です。この構図は、今一度味わうべきものでしょう。
以上で連載は終わりです。
もし初めから読み返して頂ければ、各所に組み込んだ伏線によって、
きっと新たな発見ができることと思います。
お読み頂き、ありがとうございました。
それでは。
(今後、不定期に番外編をお送りすることがあるかもしれません)
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発行者 哲楽人 週2回発行(月曜・金曜)
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